2012年12月03日

20121202うきは市 フクシマの真実と内部被曝(100分)

 12月2日(日)にうきは市で講演会を行いました。筑後吉井駅を降りて、街並みを走って、すぐに気がついたこと。(筑後街道の写真をお持ちの方、1枚いただけないでしょうか)
 空が広い・・電線がない。・・電柱がないのです。それほどの幹線道路でない街並みで、電線の地中化が進んでいるのは非常に珍しいと思います。職業柄?か、すぐに気がつきます。
 ヨーロッパの街並みには、ほとんど電柱がないのにあちこちに電柱が残っているのはなぜか。私には長い間、不思議でしたが、ピンとくる解答を見つけました。・・電柱広告利権です。1つの電柱広告は、約1万円(東電) この電柱が1万本あれば、1億円。このような利権を手放すはずがありません。空が汚くなろうと関係ありません。自分の食い扶持がなくなるのですから。そして、決して本当の理由は言いません。災害の時の復旧は電柱の方が有利などという理由をこねくりだして、電力業界は反対します。核発電所が一番コストが安いというウソとまったく同じです。

 皆さんの町は、汚らしい電線が地上を走っていませんか?

さて、本題。

講演開始前の写真
2012120301.jpg
最終的にはもっと増えて、約90名の参加でした。



主な内容
・私の経歴
・原発の原理、問題点
・事故の推移
・放射能汚染の現状
・奇形動植物
・内部被曝、外部被曝
・ガレキ

雨のなか参加いただきありがとうございました。皆さん熱い熱気で、私の口もなめらか?でした。

◆関連ブログ
【新刊】フクシマの真実と内部被曝−自費出版のお知らせ2012年11月21日
講演会
タグ:講演会
posted by いんちょう at 21:41| Comment(15) | 原子力
この記事へのコメント
12/1のエントリーのゆうさんのコメントの番組はこれでしょうか?

http://www.youtube.com/watch?v=4RXcIzC-_vE&feature=youtu.be

フクシマに於いて、生物の減少、奇形の発生がチェルノブイリと同じように既に発生しているようです。

それにも増して気になったのが映像中の線量です。

(1)民家直近のアスファル面:0.20μSv/h
(2)国道399飯館村・飯樋路上、腰の高さ:5.56μSv/h
(3)浪江町計画的避難区域内、アスファルト脇の土の上:103.1μSv/h

(1)はC区域相当で防護服着用、(2)はD区域相当で全面マスクが必要な場所といったところでしょうか。

そして(3)に至っては年間0.9シーベルト/年というとてつもなく高い線量になっています。(ミリやマイクロを忘れたわけではありません)

いくら除染しても10年や20年で人が住めるような線量になるとはとても思えません。
Posted by 苔wの一念 at 2012年12月04日 00:22
いつも拝見しています。
東京在住です。関西に転居を考えていましたが、大阪でがれきの試験焼却があり、中国四国地方なども考えています。
今のところ中国四国地方でがれき焼却はありませんが、今後どうなるかわかりません。

子供の学校で、胃腸炎がはやっています。
骨折は聞きませんが、ねんざ、脱臼などは多いです。
知りうる限りでは、同級生で学校をやめて首都圏から避難した人はいません。
自宅は23区ですので決して汚染が低いところではありませんが、更に汚染の高いところからきている方もいらっしゃいます。
学校では放射能の話は、友達からも学校側からも何も出ません。
不思議なくらい普通の日常が流れています。



Posted by ミニーマウス at 2012年12月04日 06:09
先生!一万円というのは広告制作費ですよ。

広告料は東京都の場合「月額」で3,000円から
2,600円までの三段階。いやはや!

これじゃあ、埋設なんか未来永劫出来ませんね。
Posted by ハマの住人 at 2012年12月04日 12:42
確かに電線が無いと見た目はよいかもしれません。
でも、電線の地中化には、デメリットもあります。

こちらのデメリット・よくある誤解 をお読みください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E7%B7%9A%E9%A1%9E%E5%9C%B0%E4%B8%AD%E5%8C%96

通常住宅地の電線は、2〜3階屋根程度の高さにあると思いますが、
地中に埋める場合、地下3階なんて深い場所でなく、もっと浅い深さに埋められます。
住人は住宅のすぐ真横下から常に電磁波を浴び続けることになります。
背の低い子供は大人以上に浴び続けます。

電磁波測定
http://kodaira.seikatsusha.net/back/item/all/1228836583.html

見えないところに埋めてしまうだけに、手抜きをされてもわかりません。
設置もメンテも地上より高コストのかかる地中で、
施工費を浮かせるために、浅く埋めて電磁波対策もされないなら、
かえって危ないと思います。

放射能も電磁波も見えないし臭わないけど、リスクはあるのです。

Posted by 電磁波イヤ at 2012年12月04日 15:35
苔wの一念さん、1日付けコメントの番組はそのニュースです。ありがとうございます。
動画サイトでのコメントには不安を煽ってるとか奇形は以前から存在するとありますが、高線量で被害がないなら(医療などの)管理区域の設定も必要ないかと思います。
私は神奈川東部在住ですが、事故直後に鼻の奥がキーンとして薄っすら鼻血がでたり、一ヶ月後は一週間ほどめまいがしていました。
その後は今まで体調不良も無く、上記の症状は出ていないので良かったのですが。
心配し続けると疲れるので危険感覚が麻痺してきますが、疲れないほどの心配は常に必要だと思います。
Posted by ゆう at 2012年12月04日 17:28
日本未来の党に、浮動票が大量に流れたら困る勢力による¨ネット工作¨・¨情報操作¨が行われていますので、皆さん意識しておいてください。
Posted by ちわわマン at 2012年12月04日 18:10
はじめまして、
お願いしていた本が届きました。
ありがとうございます。
ブログは読んでいても、やはり書籍にまとまっていると、あとから見直すのが楽かと思って、
購入を決めました。
もちろん、小野先生を応援する気持ちも込めています。

さて、関東地方に住んでいる方の、移住についてです。
どうして皆さんこぞって、西日本に移住することを考えるのでしょうか?
北海道に行こうとは、思わないのでしょうか?

今や、蝦夷地は、未墾の地ではありませんよ。

冬の間は、本州産の野菜ばかりがスーパーに並んで、買い物に苦労しますが、夏と秋は地元の新鮮な食べ物が出回ります。
近くの農家の路地販売はとても助かります。

苫小牧でのがれき焼却も撤廃され、泊原発はいまだ、稼働できません。
北海道だけでも、綺麗なままで守りたいという、道民の力が何とかそうさせていると、思いたいです。

もう、雪一面の北海道ですが、移住先として検討されてはいかがでしょうか?
Posted by たかはし@旭川 at 2012年12月05日 09:47
初めまして、

本日のBBCウェブサイトに、
この20年間の間に、フランス人男性の精子の数が1/3も
減ったとの記事がございます:

http://www.bbc.co.uk/news/health-20593467

フランスと言えば、世界で一番原発に因る発電の割合の高い国であると記憶して居ります(80%くらい)。真っ先に関連を疑ってしまいました。
Posted by 木製火力発電所 at 2012年12月05日 23:22
たかはし@旭川 様
北海道に移住しないのは、冬の寒さだと思います。
気温一桁でも寒いのに、マイナスとかマイナス二桁というのは
ちょっと無理です。

後は雪道での運転でしょうか。
今どき未開の地だなんて思っている人いないです。
Posted by coralocean at 2012年12月06日 00:27
首都圏から数年前北海道日高地方に転居している者です。
こちらは移動は殆ど車であり寒くないですし、太平洋岸の日高地方は雪も少なく、北海道でもこんなに冬がラクなのかと転居当初は驚きました。
 勿論夏はエアコン不要(エアコンは無い家が基本)。とても爽やかです。東京を始め本州以南は蒸し暑い夏でエアコンフル稼働してどれだけ電気を無駄にしてるんだと思います。ただ、すごく田舎なので何もかもある都会と同じ生活をしたい人は向きません。仕事もありません。福祉・医療関係以外はネットビジネスなどでないと稼げないかも。地物野菜は手に入りやすく人は少なく私にはとても住みやすい場所ですけど・・。
Posted by 田舎好き at 2012年12月06日 22:47
先日はうきは市での講演会、お疲れさまでした。
お忙しい中、貴重なお話を聞けて本当に感謝しております。
意識の低かった方も今回のお話でようやくただ事ではないことに気がつかれたようです。ひとりでも多く、この現実を知り、声を上げ続けないといけないですね。
給食問題はとくに子どもたちに関わります。
うまく伝えて変えて行くには保護者の声が必要です。
ひとりひとりの小さな声をあげて大きな力にしないといけない。
本当にそう思います。講演会に来てくださったある保育園の先生が「本当にいい勉強をさせていただきました。ありがとうございます。」と言われたそうです。
教育現場に関わる方の意識が変わり、保護者もともに手を取り合えば変えられるはずです。
先日の講演会参加者を90名とお伝えしてしまいましたが、集計をしたところ101名の参加となりました。廊下、階段には立ち見の方もおられて本当に先生の講演会が開催できてありがたく思っております。
また、お話ししていた親戚から送られてきた福島産のリンゴ。祖母も「よりによってなんでかねぇ」とつぶやいておりました。
箱を開けた姉は空間線量を計ったところ一気にあがったと言ってました。
また、タバコの作付けも福島では再開されてセシウム入りのタバコが流通すると知りました(すでに流通しているのか?)
吸った本人の臓器だけでなく、副流煙にもセシウムが...恐ろしいですね。
また、選挙も近づいてきています。
これからの日本がどうなるのか?選挙権のない子どもたちのためにも責任を持って投票しないといけませんね。

これからも先生からの情報をチェックしていきたいと思います。
寒さ厳しくなりますが体調崩されませんように。

Posted by にじたまいけざき at 2012年12月07日 00:38
>たかはし@旭川様☆
>田舎好き様☆
福島―東京間の約2倍の距離が福島―札幌間にあるとのことです
つ;^ω^)つ
被曝は同心円状ではなくて道路網に一致する(チェルノブイリ)とは言っても
離れてるに越したことないです☆
自分は北海道釧路市出身で(今は都内練馬区ですが)道東は福一からの汚染圏内
札幌は泊原発に近い
旭川、日高はイイ選択と思います
Posted by ns at 2012年12月07日 18:56
電磁波イヤさんの紹介にあるWikiの「電線類の地中化」を読んでビックリ。 これは電線地中化について何も知らない国民を騙す記事です。
1km当たり何億円もする『共同溝』を作ってそこに収めるなんてふざけています。

私は長年スイスとドイツに住みました。 ドイツでは何回も工事中の石畳の歩道のしたに埋まった電線を見ました。 地中化は電線を直径2−3cmのフレキシブルなプラスチックゴムの様な管に入れ、砂の中に埋めるだけの、比較的簡単な工事です。 砂に埋めてある石畳を取り外し、その下の土を掘り返す。 掘り返した土の下が又砂となっており、その砂の部分に電線を埋めるのです。大体1mから1.5m位の深さです。 変圧器などの器具もコンパクトで場所を取りません。

ドイツでは、80年代に人口550人の小さな村に3年ほど住みましたが、そんな小さな村も、20年以上も前に電線を全て地に埋めました。 

『共同溝』を作ってそこに入れるなんて考えは、利権を念頭ににいれた官僚、政治家、ゼネコンが将来「電線類地中化」で大儲けしようとする陰謀に思えます。 1km当たり何億円もすれば、電力会社では無理、税金でやりましょうと言う事で。

電磁波どうこうと言う貴方は携帯電話というものを使ってはいないでしょうね。 microwaveは放射線を出しますから恐ろしいですよ。しかも脳の近くで用いますからね。 

ところで、地下の中に埋められた電線と空中にぶら下がった電線の電磁波とどちらが危険なんでしょうね。 フランス、ベルギー、イタリアなどでは、電線は地上2-3m位の所の家の外壁を伝わっている事が多いです。 30年前にフランスのカレーで、通行人がナイフで切れる様な場所を電線が走っているのを見て驚きましたが、 Google streetviewで昨日そこを見たら、今も同じでした。危険極まりない。

日本は地震国だから電線地中化は良くない、と馬鹿な事を言っている人たちには、水道管はどうなのと聞くしか無い。 地中の中にある電線は、地殻と一緒に動くから断線しないし、オマケに電線は水道管と違ってフニャふにゃ。小学生でも分かること。

日本人は騙しやすいですね。放射能の事も同様。 
Posted by mic at 2012年12月07日 21:05
電線地中化の事ですが、「管の中に電線を入れ砂の中に埋める」と書きましたが、すでにカラフルな管の中に入っている電線をただ埋めるだけです。 訂正します。 ガス管や水道管を埋めるよりずっと簡単なはずです。 
Yahoo知恵袋で答えている人は、こぞって『共同溝』を作り、そこに入れると思っていますから、もう『共同溝』の伝説は出来上がっているみたいですね。 恐ろしい利権の国、日本ですね。 
ヨーロッパから初めて帰国した1976年に「スイスやドイツでは電線が地下に埋めてある!」と皆に話したのだけど、日本は未だに「犬も歩けば電信柱に当たる」のだから、嫌になってしまいます。 狭い道路に空中の電線は本当にうっとうしいです。
Posted by mic at 2012年12月08日 00:21
度々、申し訳ありません。 一つ、思い出しましたので。

人口550人の村に住んでいた1982年の話ですが、私達の家は村のハズレに有りました。ウチから50mほど離れたお隣さんには電話が無く、ご主人が病気になり電話が必要との事でウチの前の小道に電線を敷く工事が有りました。 
電話線を埋める道は、ウチとお隣さんだけが通るアスファルトの細い道で、勿論、歩道などありませんでした。 その道に5-60cm位の深さの溝を堀り、電話線を埋めました。 工事は、一日も掛かりませんでした。 ですから、電線や電話線の地中化なんて簡単にできるものなのです。 

それでも、地中化は費用が掛かるとか、『共同溝』が必要とか言う妄想や「電柱で命が助かった」「メンテナンス・コストが高い」などという全く事実に反するデマをバラまく一軍がいる様です。 

東京はいざ知らず、小さな市町村では電柱の広告は滅多に見られません。 それでも利点だらけで、コストもかからない地中化が進まないという事は、やはり、金を儲ける事しか頭にない連中の陰謀が潜んでいる、と思うしかありません。 


Posted by mic at 2012年12月08日 11:01
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