
なぜ、このようなミスばかり続くのか・・そもそも、専門でも何でもない電力会社に風向きを提出させる時点で大きな間違いだと私は思いますが・・・
全原発で拡散予測訂正 担当 孫請け社員1人2012年12月14日 朝刊
原子力規制委員会は十三日、原発で重大事故が起きた場合の放射性物質の拡散予測の訂正版を公表した。ミスが相次いだ背景には、予測作業を孫請けのコンサルタント会社の社員一人だけで実質的に担当していたことが、規制委の検証で明らかになった。発注した旧経済産業省原子力安全・保安院(廃止)は丸投げ、元請けの原子力安全基盤機構(JNES)は内部で仕事を押し付け合い、孫請けは注文内容が変わるたびに大わらわ−。そんな中でミスが広がった。
「思い違い」「電卓で手計算」「入力ミス」「何らかの理由で忘れた」。規制委の検証報告には、ほぼ一人で作業した孫請け会社シー・エス・エー・ジャパン(東京都)のミスが多数挙げられた。
シー社は二〇一〇年、同じような拡散予測をJNESから受注。その流れで今年四月、今回の予測を再び受注した。
前回の予測はJNESの内部検討資料用だったが、今回の予測は自治体への配布を前提とした正式な予測。当然、精度が求められ、作業量も大幅増。納期も短いのに、シー社の社員一人で作業する体制は、そのままだった。
JNESでも担当者は実質的に一人だったが、組織改編もあってどの部署が担当なのかあいまいになった。「自分はただの窓口役」などと仕事を押しつけ合うような場面もあったという。
発注者の旧保安院もミスを拡大させた。七月に予測結果はほぼまとまっていたのに、八月に方位別に予測するよう注文変更、九月には年間の全気象データを反映して予測するよう再び変更。扱うデータは七十三倍にまで急増し、その過程で変換ミスなどが起きた。
また旧保安院と規制委は、この間データを自ら検証することは全くなく、規制委はJNESから渡された報告書をそのまま発表しただけだった。(大村歩)
自治体の避難範囲を決める重要な試算であるにもかかわらず、たったの1名のみ。うわさでは1000万円足らずの仕事ですから、でてきた予測図はSPEEDIとは比較にならない大ざっぱなもの。
日本には、もともとSPEEDIという素晴らしい拡散予測がありました。なぜ、このシステムを改良しようとせずに全く新しいいい加減なシステムを作って誤魔化そうとするのでしょうか。
SPEEDIの資料がありましたので、紹介します。このシステムを作ったのは富士通
システムの概念図

このシステムを見ただけですぐにわかります。気象データは専門家である日本気象協会から直接もらっています。当たり前のことです。なぜ、上記システムでは原発を運転している電力から気象のデータをもらっているのか、それだけでもおかしいのになぜマスコミはそこを一切指摘しないのでしょうか。
参考資料より
(1) データ収集・監視・登録
放射性物質の拡散を予測する計算に必要な気象データを常時収集し蓄積している。気象データは,
日本気象協会から提供される数値予報データGPV(Grid Point Value)データとアメダス(AMeDAS:Automated Meteorological Data Acquisition System)観測データ,および原子力関連施設がある道府県から提供されるモニタリングデータを収集・蓄積している。
道府県からは,気象データとともに,環境放射線の観測データも収集されており,環境放射線の観測
値が一定レベルを超えていないかの監視も常時行っている。一定レベルを超えた場合は,自動的に原安センター内および文部科学省の関係者に携帯電話の音声とE-mailで通報される。
(2) 気象予測計算
GPVデータを基に大気力学モデル計算を行い,原子力関連施設の周囲の気象状況(風向・風速)の変化を予測する。アメダスデータとモニタリングデータは,予測値の精度向上のための補正に使用される。
(3) 拡散予測計算
気象予測計算の計算結果に基づき,放出される放射性物質が時間とともにどのように拡散し,人体や
環境にどの程度の影響を与えるかを予測する。
(4) 予測図形作成
拡散予測の計算結果を地図上に表示するための図形(予測図形)を作成する。作成される図形は等値
線で表現される。予測図形には放射性物質の分布を表す大気中濃度図形,放射性物質からの放射線の量を表す空間線量率図形,地表に降下した放射性物質の量を表す地表蓄積量図形,人体への影響を表す外部被ばく図形・内部被ばく図形などがある。気象予測計算の結果も風速場図形として作成される。
(5) 予測図形配信
予測図形作成で作成された図形を,ネットワークを経由して国や地方公共団体の災害対策本部(注),
自治体に配信する。災害対策本部,自治体には専用端末が設置され,予測図形を表示することができる。
SPEEDIは、このように自動的に入力され計算するわけですから、十分機能します。なぜ、このシステムを使わずにたった一人の計算で全原発の小学生が作ったかのような予測図を使うのか。それは、フクシマ事故当初に、SPEEDIを適切に使わなかったのを責められないように、「SPEEDIは役立たず」の烙印を押してしまったからです。正確なSPEEDI予測を使わなかったことを、SPEEDIはウソ蜂だったというウソのプロパガンダをマスコミがたれ流しているからです。飯舘村の高汚染地帯を見ても、このシステムが非常に優秀だったことはよくわかります。
むすび
SPEEDIネットワークシステムの予測計算の領域は,原子力施設を中心に約100 km四方以内に限ら
れていた。これに対し,日本原子力研究開発機構で開発された新しい計算モデルを導入し,より広範囲な影響を予測する機能の整備が進められている。
文部科学省および原安センターは,2007年度には広範囲影響予測機能の計算モデル部分を日本原子
力研究開発機構から原安センターの計算機環境(新計算サーバ)に導入し,計算実行が可能な環境を構築し,2008年度以降,計算条件入力や図形作成・配信などの運用に必要な環境整備を進め,2009年
度の運用開始を目指している。
このように威信をかけて開発してきたSPEEDIを役立たずと言われてなぜ富士通はきちんと反論しないのか。もし、SPEEDIが本当に役立たずであるならば、富士通はその委託費としてもらった研究費を国庫に返納していただきたい。なぜなら、10年以上にわたって全く無意味な改良をしてきたわけですから。
なぜ、原子力規制委員会がSPEEDIをわざと無視するのか。同じ日の毎日新聞にその答えが載っていました。

SPEEDIはその時の気象条件をそのまま反映します。もし事故が起きた時には原子力規制韻会が今回使った予測は全く役に立たないことがよくわかるでしょう。だからこそ、なんとしてもSPEEDIを隠しあげ、原発再稼働に道筋を作ろうとしているのです。規制委員会のやっていることは、名ばかり規制。その実態に鑑みて、名称を「原子力推進委員会」とかえてはいかがでしょう。それなら、国民も納得します。
◆関連ブログ
拡散予想を初めて知ったかのようなマスコミ、全く人ごと、あなたまかせの地元住民2012年10月25日
した方々として松野元氏とか永嶋國男氏という既に現役は引退していますが
開発と実際にシュミレーションした苦心談をフリーのライターである烏賀陽
弘道氏が長期に亘ってJBPressに連載していますから、お読みになることを
薦めます。
読めない部分も無料の会員登録さえすれば読むことが可能です。
全部読むとなるとかなりの量ですから、
ERSS(緊急時対策支援システム)と
SPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)の辺りを
中心に読むのでしたら、下記の辺りからお入りになればいいと思います。
以下過去に遡ることも可能です。
http://jbpress.ismedia.jp/search/author?author_name=%E7%83%8F%E8%B3%80%E9%99%BD+%E5%BC%98%E9%81%93&page=1
私自身は全部読破したお陰で色々と勉強させてもらいました。
ネットのお蔭とは言え、ありがたい時代になったことを感謝しています。
国内の話は一段落して現在はスリーマイル島(TMI)の現地取材に話題は
移っています。
SPEEDIを使わなかったのは、なにより所管省庁が違ったからです。
そして、SPEEDIの予測では、本当に起きることが分かってしまい困るからです。
拡散予測図をつくる目的は、多分、該当市町村の防災計画中の原子力対策編を作成させ、政府と連携した連絡・応急対策などの範囲を決めるためです。(福島県内は、すでに取り返しのつかない事故が起きてしまったので予防・応急の意味はもうないので国が指定権を放棄し県に任せ、県は中通りの市町村は指定しませんでした。私ならなにはさておきプルームの直撃を受けて放射能に深く汚染された福島市を指定します。当たり前です。)
国としては、このデータから選ばれる市町村が、30km圏をこえたり県庁が入るようでは困るのです。折角僻地に作ったのに。
SPEEDIデータでは、地形を前提とした北半球の大気の流動のシミュレーションを行って正確に汚染の状況が把握できてしまいます。それは、福島県浜通だけでなく県庁所在地を含めた中通りの人口密集地を覆い、東北、関東の各県まで及んでいます。汚染のプルームは、細長くどこまでも減衰せずに這っていくのです。距離に従って急激に減衰するものではありませんでした。
そこまでの市町村を原子力災害対策のエリアにもし組み込んだら、距離で区切るのは無理が生じ、国策としての原発推進は収拾不可能になってしまいます。予防・応急対策措置の計画策定を通じて事故のおそろしい結末が自分たちに及ぶことを、となりの県民を含めて全国のほとんどの市町村の住民に気づかせることになるわけだから、猛反発を受け、財政的に困っている自治体や経済界にはたかられるでしょう。応急対策が必要な範囲が広がり過ぎ、対策なんて所詮成り立たない、ということがわかってしまいます。
このシー社の計算方法を勝手に想像してみたところ、なんだか気の毒になってしまいました。でたらめな作業はさぞ不快で絶望的なものだったでしょう。担当者はいい人で一種の抗議かもとも、想像してしまいました。
所詮、30km圏市町村におさめるようなありえない無理な注文を出した方が悪いのです。
去年の3月、4月頃、あまりにもマスコミ報道の内容が酷いと思い、私も図書館などで関連のありそうな書物や雑誌を手当たり次第調べて見たことがあったのですが、『エネルギーフォーラム』(バックナンバー)などの雑誌の中に、原子力の安全広報の大切さを主張する記事がいくつか目に留まり、寄稿者の名前を検索したところ、あからさまな洗脳プログラムの事例報告のPDFを見つけた事がありました。まだ、その頃は院長先生のブログの存在を存じ上げていませんでしたし、内部被曝やチェルノブイリでの健康被害などの遷移などの情報の詳細を求めていた事もあり、メモやデータを保存することをしませんでしたので、ほとんど私の記憶から消え去ってしまいました。その洗脳プログラムの報告書の一つに「清野 *」という人物がいたと思います。(清野という氏名の人物が2人いたために憶えていたのだと思います)そこで“清野”と原子力などで検索をしてみましたが、去年見つけたPDFは見つかりませんでした。しかし、それとは別の洗脳教育の内容が記載されたwebページをいくつか見つけたのでリンクを貼っておきます。(去年見つけたPDFの方が詳細に記述されていました)
明日はいよいよ選挙です。震災前まで、リンクにあるような洗脳教育が電力料金や税金によって行われてきたという事実に国民はもっと怒っていいと思います。原発を推進してきた政治家を選挙で選んできた国民がいるから、福島の人たちが犠牲になったのです。それなのに原発推進をしてきた政党からの立候補者に「まだ決めていないなら一票お願いします」と屈託のない笑顔で投票を勧めるために町内を廻っている人たちがいます。怒る気にもなれません。
【学生とシニアの対話イン八戸工大 2010 年 実施報告書】
http://www.aesj.or.jp/~snw/gakusei_taiwa/document/taiwa_hachinohe110218/report_hachinohe110218.pdf
【シニアネットワーク東北―平成21年度活動報告書−】
http://www1.bstream.jp/~kishipark/H21houkoku.html
【日本の将来を考える会】
http://ioj-japan.com/xoops/
【日本原子力文化振興財団 調査研究報告書(平成22年、23年)】
http://www.jaero.or.jp/data/01jigyou/tyousakenkyu.html
気象庁といえば、事故直後に気象学会会長が会員に「粒子の拡散予測を公表するな」というとんでもない要請をしていましたねぇ。
当時その辺の予算が突然ストップされたことが「プロメテウスの罠」に載っていましたねぇ。
関係ないけど気象大学ってのがホットスポット柏にありますねぇ。(特殊な公務員系の大学。昔、知人が通っていました。)
2011年3月末に行われた甲状腺サーベイ(簡易検査)は、いわき→川俣→飯館と、ちゃんとヨウ素被曝の多い順番で行われて、実際に最大値がいわき市の子どもであったわけですが。(広瀬隆さんはわかってたんだろ!と早い時期から指摘しています)
内閣府の連中が得た情報は気象庁と文科省のどちらからのものだったんでしょうかねぇ。
SPEEDI、ERSSだけでなく、PBSというバックアップシステムも使われなかったと聞きましたが。
福島は東側が海だったのに対して、玄海原発は東に陸地があるのですから。ムラの人たちが一番隠したいことなんでしょう。
【フクシマ原発放射能拡散シミュレーション】
http://www.youtube.com/watch?v=L6ysi7GooD4
早川由紀夫先生のblogの12月14日発で、11月7日の調査で、0.8mcSv/hの鉾田市の杉林の中で発見した『しいたけ栽培』の写真があります(おそらく厳島神社の杉林)。 結構大々的なしいたけ栽培の様ですので、おそらく出荷用でしょう。
同じ厳島神社の杉林でも、一歩手前は0.128でも一歩入ると1.5となったり、反対側は、0.225と低い数値を出す場所があります。 その放射能マップも載っています。
んで、IAEAのヒューマンヘルス部長、レティ・キース・チェム氏が県立医大教授に就任したって、本当ですか?
まさかまさか。そんなことがまかり通るなんて、ということばかり。
いっそ「ええじゃないか」と踊り狂いたい。
もう一度『しいたけ栽培』の写真を見ましたら、しいたけの出ている原木は数少なかった様ですので、収穫後なのか、汚染地となってしまった栽培地の原木で、試験用に栽培しているのか、写真だけでは、確かな事はわかりません。
後者を願いますが、公務員食堂では非汚染米、小学校給食用では汚染米を用いる犯罪国家の事ですから、わかったものではありません。
給食用のお米のセシウム汚染度は10Bq/kg以下と自負した福島市教育委員会のパンフレットが児童保護者達に配られました。 5−10Bqでも被害があると言うウクライナ調査レポートがあるにもかかわらず!
旧保安院や規制委や関係機関にUNIX使える人がいない、
というオチではないことを祈ります。
3.11後でしたが、前にみたどこかのサイトで
SPEEDIの紹介写真には、すごく懐しい感じの
Sparc Stationが載っていました。
いまは亡きSUNがOracleに買収されてから、
ライセンス問題とかぐちゃぐちゃになってるんでしょうか。
富士通とか伊藤忠CTCとかその他も、
いろいろ思い浮かびますけれど、、、
また原発事故が起きないと目が覚めないようです。次は関西方面でしょうか。
原子力安全委員会は、福島原発事故で、SPEEDIの飛散予測をもとにして、福島原発事故の時、何時から何時まで○○方向にプルームが流れるので、空間線量と大気中のヨウ素濃度を測定するように要望を出して、それに基づいて文科省は観測しています。
富山市で震災がれき試験焼却灰の埋め立て阻止行動中の模様
「今、山本最終処分場で住民20名ほど、阻止行動しています!
警察も出ているそうです。」
原爆による被爆医療に関わってきた長崎広島の医者たちは、アメリカや日本政府からの莫大なカネに魂を売ってしまったのでしょう、気狂いです。
今年広島であったIPPNW会議も、日本の医者たちの発表が酷く、大荒れだったようです。
「逮捕するぞ」などと脅してはいません。
不当逮捕どころか、正当逮捕さえも遠慮してくれました!!
汚染ガレキを受け入れる最低の富山県ですが、警察にだけは誇りを持てました!!
大阪や北九州とは全然違う、と。
悪いのは、市長や知事や県議会、環境省に自民党や民主党です。
お間違えなきように