2013年01月13日

橋下大阪市長「オーケストラよりも大阪にはお笑い、文楽は顔が見えるからつまらない」

「人はパンのみにて生くる者に非ず」《新約聖書「マタイ伝」第4章から》
人は物質的満足だけを目的として生きるものではない。

 今や世の中は、効率、経済のみを追いかけているように見えますが、それだけでは人間とは言えません。単なる動物の生存競争にすぎません。ところが、一見、パンのみを追いかけている人が、きらびやかに見える(見えてしまう)のは現代社会の恐ろしいところです。

 得意満面の大阪市長−日本国の首相をご自分の自治体にまで来させて、話をしています。しかも、中身はカジノ−物質を追い求める人間の好奇心につけ込んで、テラ銭を稼ぐ商売−について。

2013011301.jpg

橋下市長が首相と会談 カジノ実現へ前進
 日本維新の会代表代行の橋下徹大阪市長(43)が11日、大阪市内のホテルで安倍晋三首相(58)と会談し、カジノを含めた統合型リゾートを大阪湾の人工島「夢洲(ゆめしま)」(大阪市此花区)に誘致する提案書を渡した。2012年度補正予算案など国会審議への協力を求められた橋下氏が引き換えに、安倍氏に夢洲の地図まで示して構想を説明。安倍氏も興味を示したといい、カジノ合法化に向けた法整備を求める橋下氏にとって夢プランが前進した
 橋下氏と日本維新の会幹事長の松井一郎大阪府知事が、安倍首相と会談した。安倍氏から本年度補正予算案の早期成立への協力を求められ、応じると、すぐさま2人は“要求”を突きつけた。教育再生、公務員制度改革などの重点施策や、カジノを含めた統合型リゾートを夢洲に誘致する計画の提案書を手渡した。


 呼ばれて、のこのこと行く首相も首相ですが、その人物にカジノをぶつける橋下市長。いやはや呆れたものです。この方の文化に対する認識はどのようになっているのか。なかなか面白い発言を繰り返しておりますから、いくつかご紹介しましょう

オレ様好みでない文化・芸術は存在価値なしby橋下氏(1)から
橋下流に文化団体、戦々恐々…交響楽団消える?政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)−元記事は既に削除
 指揮者の朝比奈隆さんが創設に関わった大フィルに対しては、市が「市の文化振興に不可欠」(平松邦夫市長)として補助金1億1000万円を支出。年約10億円の運営費の一部に充てられてきた。

 だが、橋下氏は知事時代、「行政や財界はインテリぶってオーケストラ(が大事)とか言いますが、大阪はお笑いの方が根付いている」と発言。大フィルへの年約6300万円の府補助金を2009年度から全額カットした。市長になった橋下氏が再び大なたを振るえば、運営難は必至で、「死活問題だ」と佐々木常務は焦りを隠さない。


 お笑いがダメとは言いませんが、お笑いとオーケストラを同列に論ずる。ヨーロッパに行って、そんな発言でもしてみれば、よろしいでしょう。私は、ローマでバックパックをしていたことがありますが、ストリートミュージシャンといわれる人たちは、普通に弦楽四重奏曲を奏でていました。その文学的素養の深さに大変感銘を受けたのですが、橋下にいわせるとそんなものはどーでもいい。まだ、お笑いの方がはるかに役に立っているというわけですね。なぜ、こんな人物の言動がこんなにも大きく取り上げられるのか。日本の恥を世界にまき散らしているのは間違いないです。もし、英訳でもされれば、欧米でこの人物をまともに相手にしようとする政治家、文化人は皆無となることは間違いなし

(歓喜の歌)

このようにあちこちから楽器を弾ける人が現れるのがヨーロッパであり、それこそが人間の文化そのものだと私は考えます。

 この人物は、選挙で選ばれれば自分の言葉は「王」の言葉に匹敵すると考えていますから、この程度ではおさまりません。

「人間は見えなくていい」 橋下市長、文楽に疑問提起2012.7.27 14:48
 大阪市の橋下徹市長は27日、補助金の削減を打ち出している文楽について、「ふに落ちないのは人形劇なのに人間の顔が見える。見えなくていい」と疑問を投げ掛けた。市役所で記者団に述べた。

 文楽は、三味線奏者と人形遣い、物語を読み上げる太夫で構成。主役級の人形は3人で操られ、顔と右手の動きを担う「主遣い」は顔を出し、ほかの2人は顔や姿が目立たないように黒子の衣装を着るのが一般的だ。文楽協会によると、もともと人形遣いは全員が黒子だったが、太夫や三味線奏者の姿が見えていることに合わせ、ある時期から主遣いだけの顔を見せるようになった。ただ詳しい由来は分かっていないという。

 市長は「重鎮の言うことに若手が何も言えない(文楽の)構造を変えないといけない。顔が見えると(作品の世界に)どうも入っていけない」と述べた。


 最後の文章は、「選挙に勝った市長に役人が何も言えない、市役所の構造を変えないといけない。選挙を金科玉条のごとく押しつけられるとどうにも納得できない」といいたいところです。何しろ、彼の口癖は「そんなに文句があるのならば、選挙でかってください」なのですから。

 顔が見える文楽については、次のツイッターで教えていただいた言葉を

おにぎりこぶた ‏@onigirikobuta さんから
人形劇をやっている方が言ってました。「幼児は人形しか見えていない。小学生は後ろに黒子が居ると揚げ足をとる。大人は見えない振りをする。」文学はわざわざ顔を見せて少し特殊ですが、橋下さんはどの年代に当てはまる? https://twitter.com/onigirikobuta/status/289736914741886978

 プリンプリン物語などの人形劇でもご覧になっていてはいかがですか?まあ、この人形劇も操作している針金が見えるので、お気に召さないかも知れませぬが。
2013011302.jpg

文楽とはなにか
三人遣いの人形は、床(ゆか)で演奏される義太夫節のドラマを解りやすいように視覚的に説明している。人形を用いることにより、登場人物の感情がよりストレートに表現され、生身の人間を超えた表現が可能になる。
2013011303.jpg


◆関連ブログ
放射能被害は都市伝説、ガレキを受け入れないのは「身勝手」・・なにわの小(Xiao)ヒトラー2012年11月20日
ガレキ処理に住民の了解は必要ない−日本民主主義人民共和国のショーグン達2012年03月01日
大阪冬の陣−ガレキ問題も考慮を2011年11月24日


>新刊本(1500円)−絶賛販売中− Web 郵便振替 海外 院内直売 Amazon
2012112603.jpg
タグ:文化 橋下
posted by いんちょう at 21:00| Comment(19) | 原子力
この記事へのコメント
歌舞伎の「阿古屋」という演目で、歌舞伎役者が人形に扮して文楽の人形振りを楽しませる趣向があります。日本のエリート(と言われる人たち)に多くみられることですが、学校の勉強はできても、教養や芸術に対する感性がとても乏しい人たちが多いように思うのは、私だけでしょうか。
Posted by 都民 at 2013年01月13日 22:45
こんばんは。

この橋下さんという方は、自分の趣味が市民の多数意見と考えているのでしょうか?

で、人気を維持しようと、高校バスケットボール体罰自殺の件で、市長が出る幕ではないところで必死にアピールする。

北九州市の北橋市長も変わらず独裁者で、石巻市のがれき受け入れの件や 5流サッカーチュームへの100億円ものスタジアムプレゼント。(チーム関係者も恥を知り断れよ!)
貴重な血税を 自分の金のように使っている姿は、まさに独裁者です。
自分個人へのバックがあるんじゃないかと疑いたくなります。

石巻市のがれきも 当初から持ってくる分がないのが分かっていながら無理やりの受け入れ。
現在、選挙運動をやっている現職の市議会議員も 何の反省もなく抜けしゃあしゃあと街頭演説が出来る神経を疑います。

とにかく、税金(電力料金やNHK受信料なども含む)で飯を食う独占事業の組織はいったん解散し、競争のある民間企業に運営をやってもらい、でたらめな組織は淘汰されるようにならないと駄目でしょう。
Posted by 大庭孝広 at 2013年01月13日 23:53
橋下市長は「オレ様好みでない文化・芸術は存在価値なし」という意味の事を公言しているのですか。ナチスのビルダーシュトゥルム(敗退芸術排斥運動)を思い起こさせる言葉ですね。ヒトラーも自分の好みに合わない芸術を排除しましたね。シャガールやカンディンスキーなどはヒトラーから言わせれば芸術ではなかったようです。
近・現代芸術は文化や表現の「多様性」が重要になっているのだと思います。ちょうど近代民主主義の根本にある思想が「個々人、ひとり一人の多様性の肯定」をするのと繋がっているのではないでしょうか。
そもそも独裁的な思考回路の人間には「多様性の肯定」というものが存在しないのでしょう。
ただヒトラーには極めて偏狭とはいえ、芸術・文化の価値へのこだわりがあったようですが、どうやら橋下は、カネにならないのは文化じゃないと思っているようですね。
かつての日本人は、アールヌーボや印象派などの芸術を生み出した世界の芸術家たちに大きな影響を与える程の高い芸術文化を持っていました。いまでは上から下まで「カネ・カネ・カネ」になってしまったようです。いったい、この国は、どこでどう間違えてしまったのでしょうか。

Posted by 肝澤幅一 at 2013年01月14日 00:29
日本を解体する事と自己保身しか眼中に無いこの男と学生時代から黒い噂にまみれた松●が為政者として君臨している事は大阪に居を構える者としては甚だ恥ずかしい限りです。 この男は自分に不都合な事を指摘されれば記者会見のみならずTwitterでも相手を罵倒しこのような人物に文化的教養を要求するのがそもそも間違っているのでしょうね。 そういえばカルディコト博士来日の際にも僅か数十分の時間も取らずに対談を拒否し衆院選の演説に東奔西走していてどこまでも卑怯な輩でタレント時代から反吐が出る程嫌悪感を持っていました。 同様にこの男に擦りよって国会議員になった淫行芸NO人にも同様の感情を抱いており日本の為政者の民度の低さを物語っていると思います。
Posted by 大阪人 at 2013年01月14日 00:52
医薬品や化粧品開発の為の動物実験に使われる動物でウサギは鳴かない為使い易いというのを読んだことがあります。また実験用の犬や猫の条件は、安くて、人に馴れていて、いうことをきくというのが一番です。とにかく、犬が尻尾をふって、何をされても怒らない、反抗しない、咬まないという、扱いやすい犬であることが望まれます。だから実験動物商が扱う犬はほとんどの場合が、なるべく咬まない犬、あまり大きくない犬、つまりペットの条件がそのままあうような犬です。雑種でも柴犬くらいの大きさでおとなしい、尻尾をふっているような犬は、右から左へ殺されてしまう。それくらい使いやすいわけです。ビーグル犬は大人しい性格なので好んで使われます。

ふっと思い出して書き込んでますが、なんだか今の日本人そのものだなと思いました。
この事故が民主主義の他の国で起こっていたら、原子力ロビーの圧力はかかるでしょうが国民は日本人のように大人しくなかったんじゃないかと思えて・・かの国は日本人の気質を見越して原発大国にしたのでしょうか。
Posted by 都内からです at 2013年01月14日 02:21
先生
いつも拝見しています。ありがとうございます。

2号機はロボットも壊れちゃうくらい線量ひどいようです。

http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6054743861.html?t=1358122562700


東電福島第一原発1週間の動き


廃炉に向けた作業が行われている東京電力福島第一原発についての今週の動きをまとめてお伝えします。
今月9日、水素爆発で建屋が壊れた上、今も1500体以上の核燃料が使用済み燃料プールにある4号機で燃料を取り出すための本格的な工程が始まりました。
東京電力は今後、プールを覆うように鉄骨を組み上げ、放射性物質の拡散を防ぐための屋根や壁を取り付けた上で、中にクレーンを設置して燃料を引き上げる計画です。ことし11月には核燃料の取り出しを開始し、取り出しを完了するのは当初の予定より1年早い来年末としています。
同じく9日、2号機では使用済み燃料プール周辺の放射線量の測定が予定されていましたが延期されました。東京電力は建屋上部にあいた穴のそばにガンマ線を測定できる特殊なカメラを設置して免震重要棟から遠隔操作する予定でしたが、カメラの電源が入らなくなってしまいました。
建屋の中は人が長時間立ち入れないため機械を使った調査が必要ですが、先月も2号機の建屋でロボットが故障して水漏れの場所を確認する調査が中断するなどトラブルが相次いでいます。

01月12日 13時32分
Posted by いつも拝見しています at 2013年01月14日 09:17
見えているものを見えていないことにするお約束まで楽しむ深さがあるのが、日本文化の良さでもあると思うのですけれど。。。
直接的なものしか理解できなくなるのは、怖いことです。
Posted by mizuchang at 2013年01月14日 11:18
なにせ、ヒットラーの絶賛した画家は、ヨハネス・ファメア(Johannes Vermeer)ですからね。
ヒットラーは、ファメアを"Volkskuenstler"(国民の画家) と呼び、"窓側で手紙を読む女性"をNAZI の画集の表紙にしたくらい。
個人の好みと言う観点から見れば、ハシシタの吉本好みとはわけが違う。
(誰が決めたのか、日本では、フェルメールと読んでいますが(笑)。

ところで、ふたことめには、ナチス、ナチス。
歴史は、勝利者によって書かれ、書き換えられ、敗者の口は徹底的に封じこまれ、協力までもが求められる。
どこまでが真実なのか検証が必要ですが、それもできない現実。

ただの田舎の一市民であった義父の体験話によれば、第三帝国は、私がドイツで見た映画やテレビとは、かなりの隔たりがある。 つまり、恐ろしい独裁国家とはほど遠いイメージ。 

ヒットラーは気が狂った、この戦争は負けるとお隣さんとビール1ダースの賭けしたり、いい加減な理由で兵役をのがれたり、おまけに、自分のあずかったフランス兵2人を逃しちゃったり。 義父は、こんな無茶しても、なんにも罰せられませんでした。 義父が命を掛けて仏兵を逃した様でもないし . . . 。 映画と現実の大きな違い!

日本の歴史だって書き換えられている。

NAZIと日本軍の蛮行のみに目をやり、米軍や戦後の占領軍の蛮行を見逃す社会にいきどうりを感じます。 NAZIは米国に移りました。 そっちに目をやりましょう! 
Posted by 義父に聞きました at 2013年01月14日 12:39
先生、3月に熊本でも文楽の公演がいくつかありますよー。
高校生でアメリカに滞在した時、ホストファミリーが文楽のビデオを熱心にみていて色々と質問してきたのに、私は知識がなく答えられませんでした。お恥ずかしい。(ちなみに広島原爆についても深刻な表情で色々と質問されたのにほとんど答えられず。)
その後日本の伝統芸能をいろいろと観るようになったのですが、まさに総合芸術!そのかっこよさにハマりました。中世や近世の価値観にビビることはたまにありますが(特に歌舞伎)やっぱり良いものは良い。うちは幼稚園の子どもにもみせていますがすごく面白いようです。狂言のユーモアに声をだして笑うし、能の謡は「合唱みたい」と言います。歌舞伎の動きや豊かな色彩、絶妙な音のタイミングも体で喜んでいる感じですね(まるでドリフの舞台を観ているかのごとく)
そういえば、赤ちゃんがすごく喜ぶ音は、クラシックやロックなど他の音楽よりも、能狂言の音だときいたことあります。

Posted by ぜあみぃ at 2013年01月14日 22:01
 ベネズエラのエル・システマは、最高ですね。無料の子供向け、オーケストラ音楽教育。こういうのあったら、私も早くから入って、充実した子供、学生時代を送れた気がする。音楽合奏は、情操だけでなく、本質的な社会性をはぐくんでくれると思います。スポーツが苦手な子供でも、気軽にはいれるようなサークルとして、いまの日本にも、必要なんじゃないでしょうか。
Posted by sarabande at 2013年01月14日 23:25
カジノ利権を進める松井一郎の父親は確かモーターボートの笹川の自動車の運転手でしたね。
カジノは金持ちの税金逃れのマネーロンダリングに使われてるそうですから、金持ちどもは何とか日本に導入したいんでしょうね…

橋下は母子家庭の貧乏育ちだったので、洒落た音楽に対するコンプレックスが激しんでしょ。
そういった音楽を幼い頃から窘めている金持ちのボンボンから教養の無さを馬鹿にされたことがあるのかもしれません。

まだヒトラーの方が育ちはいいですからね。
そういえばヒトラーがお気に入りの画家の先生に自分の自慢のコレクションを見せたら、糞味噌にけなされて憮然としたことがあったそうです…

吉本の笑いが下品だとわかっている大阪人も多いですよ。
「吉本で使われている大阪弁と違うてホンマモンの大阪弁はもっと上品や」とか言ってました。船場あたりの言葉が上品だとか言ってたかな?

最も、今の橋下…余りに政治理念も造詣も哲学もベースもなく、とってつけたようなチグハグの形だけ取り繕った船中八策を発表したものの根っ子がないから風次第でぶらぶらとぶらついて揺れ動く政治素人を指示している大阪人がどれだけいるか疑問です。
昔はそれでも庶民出身らしく庶民の空気を読み取るのがうまくて「国はボッタクリバーより酷い。ボッタクリバーでも明細つけるのに、国は明細無いまま金だけ出せいうてきよる」なる名言も竹中等のウイルスが取り憑いちゃって「最低賃金無くす」などという迷言を発するに至っては極まったかなって感じです。

そもそも橋下が支持されたのは人柄とか性格ではなくて庶民の気持ちを汲み取る力があったからで、それが無くなっちゃった今の橋下なんて誰にも支持されてませんよ。

↓一時、ネットで橋下リコール90万票と間違って伝わって元ネタです。
http://ameblo.jp/kennkou1/entry-11410295605.html
市民サービス削減待った 90万人署名

更に橋下、詐欺疑惑が浮上…なんと、裁判を偽装して三百数十万円の弁護士手数料を搾取? 公文書偽造?

http://www.youtube.com/watch?v=0HiLR-Wpcro
うーんヒドイ!弁護士橋下徹の偽装裁判〜悪もここに極まれり〜中継版

これが野党第二党の党首とは…トホホ…一刻も早く真相を究明してほしいものです。

こりゃ橋下が高転びに転がる日も近そうですね。
Posted by Cipher at 2013年01月15日 01:33
お笑いが上とか、文楽が・・・と比べること自体がおかしな感覚の持ち主です。

では、経済に強いのかというとそうでもありません。区民ホールの維持費を安くするために大阪ガスに委託したのはいいのですが、3か月前に予約が義務付けられて、使用していないホールであっても区民が利用できなくなりました。
経費削減ならボランティア団体に委託すれば、いいのに何故民間会社なのでしょう。しかも不便になっています。誰の為に行政改革でしょうか。

帆船もそうです。民間でやれないから市で面倒をみていたのに、赤字だから廃止になります。

廃止と言えば、赤バスです。
区の中を走る小さなバスですが、運用が悪く赤字です。しかし、運用を変えれば、黒字化もあり得ます。しかし、橋下はアイデアの応募しません。

やっていることと言えば、部落問題地域に小中高の一貫校学校を斡旋することです。
自殺問題で明らかになってきましたが、教育改革と声を上げていますが、実際の教育改革はできていません。
そもそもする気はないと思っております。
橋下氏はやりたいのは、できる子が自由に学校を選べる環境作りです。できない子は無視というのが彼の方針のような気がします。

いずれしろ、文化的なことがまったく判らないのが橋下氏なのです。
Posted by donnat at 2013年01月15日 01:41
わたしは大阪にほとんど行ったことがないので雰囲気はわからないのですが、オーケストラ支援の削減についてだけ意見を書かせてください。
オーケストラ支援の目的とは何なんでしょう。
支援がないとクラシック音楽の演奏家として食べていけない人を支援して音楽芸術を根付かせることでしょうか。
それで最終的に音楽の土台的な音楽芸術の需要が高まり支援が不要になるほどになればすばらしいです。なぜかというと市民の音楽的知性が向上したということだから。
でもオーケストラを経済的に支援すればそうなるかというと、それだけでは足りず、市民(消費者)の音楽的素養を高める必要があると思います。一過性の流行に終わらないようにするには、フラッシュモブに参加する(セミ)プロ奏者まではいかなくとも音感教育を受けた上で楽器を習って、現代の、生きた音楽を演奏できるような愛好者が増えないと。
それはオケ団員を含む音楽家・教師が教育面でよい仕事をすることが一番重要ではないかと思います。
何十年前のバブル期から補助し続けて、何もなかった土壌にそういう文化が全く生まれなかったとしたら音楽家にも問題があるのではと思いますし、支援を続けてどうなるのか(オーケストラがない場合の問題は何か)、予算に本当に余裕がないいとしたらですが、継続は優先事項なのかとも思います。
市長の「お笑いのほうが」は言い方が悪いです。お笑いもあるけれど芸術としての音楽を身近にすることが目的です。
Posted by るーるー at 2013年01月15日 11:12
歓喜の歌の動画、いいですねー!気持がのびのびして元気が出ました。たしか福島の寮のお部屋の見取り図にピアノがありましたね。ツイッターでも時々音楽の紹介をして下さるので聴いてみるのがちょっとした楽しみになっています。
Posted by タナトリル at 2013年01月16日 18:20
笹川と松井の関係を書き込んでくれる方がおられて安心しました。松井は競艇利権にガッチリ食い込んでます。笹川=日本財団、確かチェルノブイリの事故のあとも暗躍、、、いやいや活躍した組織です。博打の寺銭が原資じゃあ、労働者階級は我が子を守ろうと努力しても太刀打ちできません。
Posted by まあ at 2013年01月17日 07:18
我々には新しい文化を作り上げるよりも、古くからの文化を正しく吸収して学ぶ事、つまり識字率を高め、これまでの文化を吸収して学ぶ事を最優先にする事が必要と思う。学んでこそ批判が出来るのであって、破壊して新しい文化を作り上げる事などは出来はしない。誰もが数学が好きになれないとしても微分積分を否定して「新しい数学」など説いても笑いものなのと同じだ。新しい文化を宣言する事は出来る、だが文化というものは官僚的宣言で出来上がるのでは無くて破壊されうるものなのだと思う。
Posted by コニー at 2013年01月17日 13:15
確かにこの方は小学生男子レベルという視点で見ると納得です。
男性には大人になり切れない方が多く居るのは知っていますが、市長ともあろう方がここまであからさまで堂々と芸術オンチを言い切るとは、恐ろしい。「解らない」ことさえも「偉い」ことにしてしまう政治的センスには脱帽ですが。

決して日本の代表にはしたくない方です。

かと言ってオペラ好きの小泉元首相が良いかというとまた別の話ですが。
Posted by mitti at 2013年01月18日 11:38
以前『ヒトラー 〜最期の12日間〜』と云う映画を観た時に、最初の方の場面でヒトラーがとても紳士的に振る舞っているところがあり、その映像に感心した事がありました。これこそが当時のドイツ人たちのヒトラーに対するイメージだったのでしょう。紳士的で、力強く、文化芸術に精通している、まさに国民の父、優秀なリーダーと考えたからこそ、ヒトラーは選挙で政権を獲得することができたのだと納得させてくれるシーンでした。
そのヒトラーが国民を戦争に巻き込み、ドイツの国土を焦土に変えたのも事実です。この事実に向き合ってきたところに、現在のドイツの民主主義があるのかもしれません。
それに対してアメリカは(特に第二次世界大戦においては)戦争の負の部分に向き合ってこなかったのでしょう。多くのアメリカ人は今なお第二次世界大戦を正義の戦争だったと信じていますが、チャールズ・オーガスタス・リンドバーグの日記にあるアメリカ軍による日本兵大量虐殺、広島、長崎の原爆投下など、なにも向き合ってきていません。だからアメリカという国は、ブッシュのようなのが大統領になったり、「愛国法」などという民主主義を破壊するような法律が成立したり、ホワイトハウスを財界に牛耳られたり、Mount Weatherのような得体の知れない施設・組織が出来てしまったのではないでしょうか。自分の国は常に「正義」だという思い込みこそが民主主義を根幹から蝕んでいくのだと思います。
しかし自分の国が「悪いことをする」とは誰も思いたくないのです。それは無実の市民に「犯罪者」になる可能性を認めさせることが難しいのと同じだと思います。誰も「あなたは犯罪者になるかもしれません」とは他人に言われたくありませんから。
畢竟、国家とは国民ひとり一人で成り立っているのです。その国民が「どこの国(当然、自国も)であっても間違いをすることもあるし、悪いことをする可能性もある」という事を常に認識していなければ、民主主義は守れなくなるでしょう。
Posted by 肝澤幅一 at 2013年01月19日 16:56
歓喜の歌の動画、動画自体はすばらしい出来だけど、これをもってきてこれがヨーロッパだって言っちゃうのは無理ありすぎでしょ。どう見たって企画モノだろ。
Posted by ニンジャ at 2014年02月08日 23:48
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。