自衛隊、集じん飛行へ準備 2013/2/12 13:13
防衛省・自衛隊は12日、北朝鮮が核実験をした可能性があることを受け、核実験をした際に大気中に発生する放射性物質の収集や日本への影響を分析するため、同日中に集じん飛行する準備に入った。T4練習機を航空自衛隊の三沢(青森県)、百里(茨城県)、築城(福岡県)の各基地から同日15時前に飛行させるよう準備している。
実験から3時間後にはすぐに飛び立てる状況まで。日本のWSPEEDIの公開も発表2時間後
北朝鮮による核実験実施に係る放射線モニタリングの実施の際に参考となるデータについて
平成2 5 年2 月1 2 日
文部科学省
放射線対策課
2月12日の北朝鮮の核実験実施に係る、航空自衛隊機による高空の放射線モニタリング実施に際し、(独)日本原子力研究開発機構が開発した「WSPEEDI-U」による放射能拡散予測結果を飛行経路設定の参考情報として提供しましたのでお知らせ致します。

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作成日時は 2013/02/12 14:33:29
そして、自治体も
猪瀬知事が抗議コメント 放射性物質の測定を強化 東京2013.2.12 18:58
北朝鮮の核実験を受け、東京都の猪瀬直樹知事は12日、「国際社会の自制の求めを無視して実験を強行した。平和と安全を希求する国際社会に対する重大な挑戦行為で、暴挙に強く抗議する」とのコメントを発表した。
【群馬】
北朝鮮核実験実施 放射性物質 県内でも監視2013年2月13日
北朝鮮の核実験を受けて、県は十二日、県内施設の放射性物質の監視態勢を強化した。
文部科学省の行う調査の一環として、県衛生環境研究所(前橋市)で、雨などで空中から落下する降下物と大気中のちりの観測を、それぞれ月一回と三カ月に一回から、毎日実施することにした。結果は国が取りまとめ次第公表される見込み。同研究所に設置してあるモニタリングポスト(地上二一・八メートル)での同日午後二時現在の測定値は一時間あたり〇・〇二四マイクロシーベルトと異常は見られないという。
また、環境保全課でも県内二十五カ所に設置したモニタリングポストでの空間放射線量率を二十四時間態勢で職員がチェックする。(池田一成)
佐賀、放射線量監視を強化2013.2.12 14:23
北朝鮮が核実験かという報道を受けて、佐賀県は12日、放射線量の監視をしばらくの間、強化すると発表した。
佐賀市の県環境センターの屋上で月1回実施していた大気中のヨウ素131など放射性物質の濃度測定を、毎日実施し県のホームページで公表する。
一方フクシマの時には、
気象庁が風向きを隠し、

新野宏気象学会理事長がフクシマからの拡散予測の発表を禁じ、PDF


気象庁は予算を削減すると脅して、大気中の放射能の測定をストップさせ
自衛隊は事故後、一週間以上遅れて、大気中の放射能濃度を測定
SPEEDIは事故当初の値ですら、2ヶ月以上たって公開
したのと全く違います。
今回の核実験による放出放射能はどれだけと考えたらよいのでしょうか。
まず、北朝鮮の原爆規模の予測
爆発規模は7.3キロトン 北朝鮮核実験、米学者ら推定
【ワシントン=行方史郎】北朝鮮の核実験について米コロンビア大の地震学者らが13日、中国で観測された地震波の解析から、爆発規模はTNT(高性能火薬)で7・3キロトンだったとする推定結果を発表した。
地震の規模や実験場付近の想定される地質条件から計算した。広島に投下された原爆の推定約15キロトンには及ばないものの、2009年の核実験の爆発は推定2・2キロトンだったことから、「着実に技術力を高めている」と分析している。
ざっと、ヒロシマ型原爆の半分と考えていいでしょう。ヒロシマ型原爆の放射能量は

ざっとした計算ですが、Cs-137(原爆の場合は、Cs-134は発生しないようです) で8.9x 10E13 = 89兆ベクレルの半分 約40兆ベクレル。地下核実験ですから、この放射能のうち1/1000〜1/1万が大気中に漏れたとしますと、400億ベクレル-40億ベクレル。
現在のフクシマからの漏洩量は、セシウムで 1000万ベクレルといわれていますから、約3億ベクレル/日。だいたい10日分程度(多めにみてですが)
ちなみに、公式のフクシマの漏洩量はヒロシマ型原爆の168倍ですから、今回の北朝鮮の核実験が、大気核実験と考えても300分の1以下。あのフクシマでさえ、健康に被害は与えないと政府が言明しているのですから、北朝鮮が仮に大気核実験だったとしても健康には全く被害は起きませんし、ましてや地下核実験なのですから、十分無視しうる放射能量のはずです。
それにもかかわらず、政府、自治体が大騒ぎするのはなぜでしょうか。少なくとも、群馬、東京は、フクシマへの対応を改めるべきです。フクシマの方が北朝鮮よりも近く、しかも遙かに多量の放射能を浴びたのですから。
◆関連ブログ
3月12日未明の東電FAXにSPEEDI情報が掲載−政治家は知らなかったと証言2012年02月28日
ヒロシマ原爆4000倍のデマ2012年09月21日
つーか、核兵器って放射能をできるだけ少なくして、爆発力だけ取り出す研究がずっと続けられてきてます。
正直、核兵器より遥かに原子力発電所の方が”危険”です…
軍事利用より平和利用の方が危険だというのも矛盾ですが…
そういや、中国の核実験による放射能汚染について、激しく非難してた御用学者が福島の原発事故に関しては、これぐらいの放射能は大丈夫とか言ってましたね…
本当に原子力関係は二枚舌というか、裏と表で言うことが違うというか、二重基準の人が多くて…学者とか研究者以前に人間として必要な何かが欠けている集団だとひしひしと感じます。
正 し く 怖 が れ !
と言ってやりたいですね。福1事故やがれき問題には安穏としているくせに、今回の核実験の放射能に対して、ある種のパニック状態に陥っている人達には。
知らなかった。。。
「イエロー・ケーキ クリーンなエネルギーという嘘」
気になっている映画なのですが、見たいです。
母なる大地から心臓をえぐり出してはならない
それは灰の詰まった瓢箪と化し
やがては世界を破滅に導く――(ホピ族の予言より)
(2013年2月17日) 【中日新聞】
北のウラン鉱山労働者ら、被曝か 脱北者証言、ネット紙報道
http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20130217112823995
4号機爆発の関係で、ブログ記事を発見しましたので、ご参考まで。
http://ameblo.jp/kennkou1/entry-11472455644.html
内容的には、本物なのではないかと・・・。
核実験は止めてほしかった。
その土地の子供たちには、罪はないのに。
そして。
放射能による健康被害はすべて、
中国のPM2.5や北朝鮮のせいにすればいい、という
政府やマスコミには、あらためて辟易します。
たまたま、古本屋でとある本に再会しました。
花とゆめコミックス「月の子」清水玲子著
チェルノブイリ原発がテーマの話です。
クライマックス、最終巻の13巻。
主人公はチェルノブイリ原発の中を走り、あの事故を、止めようとします。
…それが成功したのかどうか?
数年後。
パラレルワールドのような
平和な世界で
「あの4月26日、何も起きなくてよかった」と主人公たちが言う。
でもそのあと、幻影のようにして「白血病の子供たち」を見る、主人公。
主人公によりそう男の子は
「おねえさん 僕は生きているよ。
…キエフのあの村では 今も沢山麦がみのって
春にはリンゴやアーモンドの花が一斉に咲いて
僕は 世界一美しい所だと 自慢出来るよ」
主人公に別の青年は、
「もうそんなこわいユメは忘れておしまい」
1993年の、本です。
残念ながら福島の事故も悪夢ではなかったから、できることを。動くしかない。