環境省は24日、震災がれきの広域処理を協力要請した35道府県と10政令指定都市に対し、受け入れの可能性が高い10道府県1市について搬入や処理に向けた調整を優先させることを文書で通知したと発表した。
優先して調整するのは、宮城県のがれきについては茨城、三重、滋賀、京都、兵庫、福岡の6府県。岩手県分は北海道、新潟、富山、石川の4道県と千葉市。宮城、岩手両県知事には、23日に細野豪志環境相が方針を説明している。
福島県のがれきは、県内処理が原則。
これが、1年前の計画でした。このうち実行出来たのは宮城県が福岡県のみ。しかし、日本一面積が広く、人口密度も低い岩手県ががんばって、大阪、新潟、富山に放射能ガレキを押しつけています。
今更ですが、岩手県の汚染

環境省も国の役所ですから、岩手県が汚染されていることは百も承知。目的は、日本全国に放射能をばらまいて、フクシマだけが突出した状況にさせないこと
ところが、次の記事。がんばった地元自治体は、はしごを外された格好。
がれき激減で、広域処理の大半が3月末で打ち切り2013年2月11日
宮城、岩手両県の震災がれきを被災地以外で処理する「広域処理」の大半が、来月末で打ち切られる。必要量が当初の推計の6分の1にまで激減したためだ。受け入れ先では放射能汚染への不安にとどまらず、税金の無駄遣いが指摘され、北九州市などでは訴訟にも発展した。大阪では警察の介入が問題視された。東北の地元にも反対意見が強く、旗振り役の環境省は早期撤退に追い込まれた形だ。 (佐藤圭)
それでも遮二無二突き進む自治体が北陸にあります。

このような絵は、北九州でも、どこでも見られたことで、警察まで動かすのが、自治体のスタンダードなのですが・・・富山市はさらにその上。住民から選挙で選ばれた市長が、なんと地元住民を告訴までしたのです。(いやはや、こんなこと許されるんでしょうか。もっとも、選挙で選ばれれば何をしてもいいという人物が、連日マスコミを賑わしているのですから、当然かもしれませんが)

ここまでめちゃくちゃする首長は、初めて見ましたが(普通はそんなに不満なら、訴えればよいと啖呵をきるのが自治体の首長ですけど。そもそも、三権分立のうちの行政が裁判権まで行使するとは、いかがなもんなんでしょう)
この人物−森 雅志富山市長少し調べてみます。まず、ぴんときたのが、環境省の「みんなの力でガレキ処理プロジェクト」

当然のごとく発起人として名を連ねています(真ん中中段)
Wikiより
来歴
富山県出身。富山県立富山中部高等学校を経て中央大学法学部卒業。
1995年、富山県議会議員選挙に出馬し初当選。1999年に再選を果たす。2002年、富山県議を任期途中で辞職し、旧富山市長選挙に出馬し当選。2005年、市町村合併のため実施された富山市長選挙に出馬し、再選。2009年の富山市長選挙で3回目の当選を果たした。
珍しく地元民で、しかも役人でもありません。この人の背景はいったいなんでしょうか。(予測が外れました)
そして同じ県の立山町
町長「健康被害なら私を訴えて」…がれき焼却
東日本大震災で発生した岩手県山田町の震災がれきについて、昨年12月に富山県立山町で行われた試験焼却の結果報告会などが18日、同町の町民会館で行われた。
町民約200人が出席し、試験焼却を行った富山市など5市町村で構成する富山地区広域圏事務組合の職員らが、試験焼却の経緯や実施した結果の説明を行った。
質疑応答では、町民の女性の「(健康)被害が出たときはだれが責任をとるのか」との質問に対し、舟橋貴之町長が「万が一にも健康被害は起こらない。あった場合は私が全責任を負うので訴えてください」と答える場面もあった。また、風評被害に関する質問に、舟橋町長は「(誤った内容の)文章をまき散らす方がいて、それが風評被害の元だと思う」と受け入れに反対する住民らをけん制した。
報告会後、舟橋町長は「大方の町民が受け入れに向け『ゴー』だろうと会場の感触で感じた」と語った。
(2013年2月19日16時08分 読売新聞)
ここまで明確に答えた首長は今までいません。この説明会の状況がどんなものかは記事からではわかりませんが、だいたい想像をつきます。それを「ゴー」と主張出来るとは、さすが政治家。

略歴
1965 5月17日生まれ
利田小、雄山中、富山東高校卒
1984 明治大学商学部、雄弁部(故三木武夫元首相OB)では、政治倫理確立に向けて活動。このときに、河野洋平代議士と知り合う。
1988 河野事務所の方針でサラリーマン (1年間)
1989 衆議院議員河野洋平秘書 (8年間)
1998 立山町議会議員初当選 (32歳) ポスター パンフ
1999 県内の若手市町村議会議員で構成する政策勉強会 『政策フォーラム34』 を設立、初代代表
街頭町政報告会開始
2002 立山町議会議員2期目当選 ポスター パンフ
文教厚生常任委員長
2005 議会副議長
市町村合併の進行もあり、政策フォーラム34を解散し、新たに若手県議も参加していただいて 『新自治体経営塾』 を旗揚げ、同代表。
2006 立山町長
2010 同再選
要は、自民党ずぶずぶなわけ。たとえ訴えられたとしても、「当時の状況では、危険性を予知することはできなかった」として、無罪となることまで想定しているのでしょう。国自身が犯罪行為に手を染めると、犯罪をした人間も免責されることとなりますが、こういった輩もどんどん出てきますので、名前を覚えて起きましょう。もっとも、後数年もたてば何をしたのかは誰の目にも明らかになりますが。
隣の県ではありますが、次の新潟県知事の言葉を贈りましょう。
知事、怒り爆発「殺人に近い」…震災がれき焼却
新潟県柏崎市と三条市で始まった震災がれきの本格焼却について、泉田裕彦知事は14日の記者会見で、「亡くなる方が出れば傷害致死と言いたいが(放射能の危険性を)分かっていて(埋却を)やったら殺人に近い」と述べ、両市の対応を改めて厳しく批判した。
12日にも両市の対応を「犯罪行為」とやゆした知事。この日の記者会見では、「未来に対して責任を持てるのか」と怒りを爆発させた。
三条市の国定勇人市長が知事の姿勢を「独裁」と批判している点については、「意見を言うなというのか。言論封殺をしろというのか。住民の声を聞かずにどんどん(埋却を)進めることを独裁と言うのではないか」と反論。さらに「国定氏は将来は(新潟に)住まないと考えているのですかね」などと名指しで非難した。
(2013年2月15日09時48分 読売新聞)
そもそも、日本で一番面積が広く、さらに人口密度も低い岩手県が自前の処分場で処理出来ないはずがありません。それを無理矢理全国に押しつけているのです。このような問題が起きているにもかかわらず、当事者にはその自覚は全くなし。
泉田知事に抗議を検討岩手県議会
震災がれき受け入れをめぐる泉田裕彦知事の発言が波紋を広げている。放射性物質を含む焼却灰の管理を懸念し「将来世代への犯罪行為」などと発言したことに対し、岩手県議会が抗議決議を検討。全会一致のめどが立たず19日、本会議への提出は見送られたが、提案した岩手県議は新潟日報社の取材に「不穏当な発言で、看過できない」としている。
決議を提案したのは「地域政党いわて」の及川敦氏。報道で「亡くなる人が出た場合、分かっていて灰を埋めたら殺人に近い」となどとした知事の発言を知り、18日の議会運営委員会で「泉田知事の発言は広域処理を支援する全国の自治体を犯罪者呼ばわりするもの。議会として抗議の意思を示すべきだ」と提起し、決議の案文を示した。2013/02/20 09:35
環境省のホームページ

これを見ると岩手県の広さがわかります。だいたい茨城、群馬、栃木を合わせたほどの面積があるのになぜ、自前の処分場で処理しようとしないのか。そちらの方が安くすみますし、遙かに合理的です。私は東北に住んでいるときに東北道を運転したことがあるのですが、いくら高速に乗っても岩手県を抜けることができず、その広大さにびっくりした記憶があります。なぜ、この広大な土地を持つ岩手県のゴミを大阪などに押しつけているのでしょう。信じられないどころか、もはや犯罪行為の片棒を担いでいます。
富山県が作った黒塗りの資料 このスケジュールからは遅れているようではありますが、昔の大本営が無意味な戦闘を続けていった記憶を思い出させます。なぜ、状況が変わってしまっているのに、計画を変更出来ないのでしょう。

ところで・・・環境省の作った資料を見てわかるように、まだ広域処理が必要だと主張しているガレキはかなり大量にあります。気を抜いてはなりません。
◆関連ブログ
環境省の作ったガレキ安全神話のほころび2012年04月24日
放射能ガレキをばらまく環境省〜本当の目的2012年02月22日
警察権力が市民に牙をむいた日〜5.22北九州2012年05月23日
http://n-seikei.jp/2012/07/post-9789.html
信じる、信じないという方、いろいろだと思いますが、私は、彼女の発言を、将来そうならないように警告してくれている、と思って読んでいます。
将来の地球、人類のために、原子力発電、核の廃絶に向けて、後悔しないように自分達にいまできることをしないと!と思いました。
「幸福への近道」
http://terukomatsubara.jp/
それから、宮崎駿氏の「風の谷のナウシカ」を読んでいますが、映画より内容が濃く、予言のようにも感じます。
>舟橋貴之町長が「万が一にも健康被害は起こらない。
>あった場合は私が全責任を負うので訴えてください」と
>答える場面もあった。
こう言ってのけただけでも、良くも悪しくもある意味立派かも?
こちら新潟県では、受け入れ推進派の自治体長、受け入れ決議をしたそこの議会、そしてそれらを応援した県内マスコミ、いずれもいざという時の自分達の責任問題に関しては、これまで一切明言しておりませんからねぇ。
まさか立山町長、私がここの院長先生のブログでこれまで色々言っていた事を参考にしたのかも?(汗笑)
あと岩手県は本当に厄介ですよ。あそこは他県が瓦礫受け入れに難色を示すと、上から下まで皆キレますから。
以前新潟市長が試験焼却用の大槌町のがれきを一旦岩手県に返すと発言したら、当の大槌町民から知事まで皆キレちゃって、おかげで新潟市長は岩手県まで土下座しに行くハメになりましたし。
そういや、東日本大震災からあと少しで2年、という事でTVも東北応援編成ともいうべき感じになってきましたね。某BS局の鉄道紀行番組では2回に渡って奥羽本線を取り上げますし。あとこちら新潟では先日、水戸黄門の再放送が始まったのですが、今回のご老公一行の目的地はなんと南部藩!
いや分かりやすい(笑)。
なのに・・・がれきを新潟県に搬出
新潟県へのがれき搬出を中止してから、岩手県議会で新潟を非難するのなら納得するが、
新潟県にどんどん瓦礫を搬出して、新潟を非難するなんてひどすぎる・・・
こちらは燃やされて我慢しているのに・・・涙
竹中や小泉といった亡霊もよみがえりそうだし。ますますハゲタカ外資にのっとられる、日本。アメリカなんて嫌いだ。ネトウヨはアメリカが好きなんだろうか。
・・・なんてことを考えていたら、小泉進次郎のいとこが無許可でホストクラブ経営というニュースが。もう、ほんと萎えるわ。
富山市が住民を訴えるという話ですが、
富山県警も威力業務妨害になる恐れがあると、住民に脅しをかけています。
先生が言われる「警察まで動かすのが、自治体のスタンダード」の表現は一部違っているように感じます。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=TLQpKBvQgyo
この動画で、(1:09:25〜)松井先生が言われている、「がれきの処理は、鹿島・大林組・大成建設などの原発建設を行ったゼネコンに数兆円が流れ込んでおり、環境省ではなく別のルートでそこに行っている。」が本質をついていると思います。
私は、北九州市のがれき受入反対運動に参加していて、約半年の間、カルト教団と思われる連中と創価警察の嫌がらせを受け、命すら狙われました。
創価警察にはその事件を握りつぶされ、民事訴訟すら妨害されました。
カルト教団は、日産コンテェルンの鮎川家(同族企業は日立製作所)と大の仲良しであり、大手ゼネコンとも大の仲良しで、さらには在日・同和系の産廃業者とも大の仲良しという噂です。
(東京都の東村山市の朝木明代市議が、公明党と創価学会と産廃業者の不適切な関係を追求していて、不自然な自殺を遂げています。)
大手ゼネコンとの関係といえば、
現在、公明党が国土交通相を担当していますが、過去にも国土交通相を受ける事が多かった(北側・冬柴)のは、何をか言わんです。
各地で、がれき受入反対運動者に対し、警察が職権乱用の横暴な逮捕などを繰り返していますが、そこまで警察が力を入れるのは、政府・自治体の犬という面以上に、創価警察の役割を果そうとしているように感じます。
何故、警察が、カルト教団の犬に成り下がっているかと言うと、この方のブログを見ていただければ理解できます。
http://haruhiko072.blog46.fc2.com/blog-entry-43.html
東京都議会で、カルト党が与党でいる際に、警察幹部を接待漬けする以上に、予算と人事を自由にさせてやるという裏取引があり、そのため警察はカルト教団の言いなりに動いているという話のようです。
何故、人事や予算ごときで? と私も思っていましたが、数ヶ月前から、警察の裏金問題について、元愛媛県警の仙波さんや元群馬県警の大河原さんや大阪高検の三井環さんの事件を動画で確認するようになって、警察では、年間数百億円の税金が裏金として横領されている事を知りました。
という事で、裏金で巨額の税金を搾取するためには、人事と予算は最重要案件になるという事でつながってきます。
自分たちの仕事を外部からとやかく言われず、仕事し易いようにという事ではなく、あくまで凶悪な犯罪組織として、これからも生きていくために、東京都議会与党のカルト党とつながりを持ち、自分たちの都合がいいように事を進めていると。(利害の一致)
本来の仕事をそっちのけで、領収書を偽造し、協力者Sへの支払金と称して自分たちのふところへ。
出張を捏造し出張費を自分たちのふところへ。
などなど。
それから、カルト教団の集団ストーカー行為を苦に自殺されたタレントの清水由貴子さんも 警察参加の集団ストーカー行為に言及されていましたが、私も警察参加の集団ストーカーの被害を受けて警察の恐ろしさを知りました。
ストーカー犯罪を取り締まらないどころか、自分たちがストーカー行為を行っていれば、ストカー殺人は一向になくならないはずです。
昨日も 警察の事件が2件ほど報じられていましたが、1件は痴漢冤罪事件で、警察が証拠を捏造。
もう1件は、福岡県警の警察官の事件でしたが、女性のスカートの中を盗撮していたという内容です。
こちらは三百数十枚の盗撮写真(余罪)が見つかるような悪質な事件でしたが、停職1ヶ月の超甘甘処分で、まんまと依願退職で退職金を受け取り辞めていくようです。(まさか早期退職制度で退職金の上乗せはないでしょうね)
警察関係者の事件件数は尋常ではないのですが、腐りきった組織に身を置けば個人の犯罪も起こすでしょうし、処分を厳しくすれば、愛媛県警であったように飲酒運転で懲戒解雇された会計担当者が裏金を告発したような事にもなりかねませんので、甘甘の処分にならざるを得ません。
日本の警察は、百害あって五利(せいぜい十利)ほどの組織であり、日本の治安が良いのは優秀な警察のおかげなどと言うデマに騙されてはいけません。
(最近、警視庁24時とか追跡○○という警察関係の特番が多くなりましたが、そんなに都合よく事件に遭遇するものか?モザイク処理ではなんでも有りでしょう)
日本の治安が良いのは、日本国民の民度の高さこそだと思います。
警察・検察のような強力な国家権力を委譲された組織は論外ですが、そのほかの公務員(地方・国家)も大なり小なり同じでしょうから、税収をいくらあげようと、このような寄生虫がいる限り、連中を肥えさせるだけだと思います。
早急に公務員の解体(減給や改革などでは生ぬるい)と競争にさらされる民営化が必要です。
きれいごといったって、汚い爆弾そのものだろう?Wikipediaのダーティボムの項目をよく読んでほしい。全く瓜二つだ。どう見てもダーティボムだ。ダーティボムによる空爆を受けている。福島=サイパン、ほかの島も陥落して飛行場を建造されb29の攻撃範囲が広まり空爆が激化しつつある。戦闘機の護衛も強力になりつつあり高射砲でも倒せない。機雷をばらまかれて制海権まで奪われている。そっくりじゃないか。
震災以来、先生のブログでいろいろ勉強させていただきました。地元の放射線量や動向などを見てきましたが、金沢市も含め北陸や新潟の瓦礫受け入れへの動きに悲しみを感じています。
北陸は保守政権が強いため、反対運動も取りにくい土地柄で、自分の意見を声高に言う人は少ないように感じます。
尚、金沢市は岩手県の廃棄物を戸室新保埋立場に既に埋立てており、今も定期的に埋立てています。
http://www4.city.kanazawa.lg.jp/25001/saigai/index.html
戸室新保埋立て場は、近くに川が流れており、その川は金沢の古くからある東側の住宅地を通っていますし、近くには金沢大学もあります。
市は地元住民の要望を受けて戸室新保にもモニタリングポストを設けましたが、こちらの放射線量は石川県の中でもダントツに高い線量を示しています!!
http://new.atmc.jp/pref.cgi?p=17
ただちに健康被害はない、と言われても現実に他の所より高い放射線量を記録している事実に何とも言えない恐ろしさを感じています。
残念ながら、石川県の瓦礫受け入れはあまり話題になっていないようです。これ以上北陸や日本全国に瓦礫を無意味に広めないでいただきたい、とヨーロッパより願っております。