2013年05月30日

「原子力空母はCO2を出さないからエコ」、「安全、安心は金」-女性の原発推進団体(WiN)の活動報告から

もう二年前になりますが、女性の原発推進団体(WiN:Womens in Nuclear)なる組織を紹介しました。以前は、会員名簿(理事)も顔写真入りで載っていたのですが、すでに削除されています。(こういうことばかりは、手回しがいい)

この団体が、テクニカルツアーをやっているのですが、いやはや感想が信じられないので、再度こちらで紹介させていただくことにしました。

2009年3月4日(水)に行われた米海軍横須賀基地(神奈川県)に寄港している、米原子力空母 ジョージ・ワシントンへのテクニカルツアー

このジョージワシントンは、東京をプルームがおそった3月21日に取るものも取りあえず、沖縄に逃げ出したことは、こちらで分析したとおり。この前後に、かなり濃い濃度の放射能が東京をおそったことの証拠です。

見学の目的

2008年9月、米原子力空母ジョージ・ワシントンが米海軍横須賀基地に入港。原子力空母が初めて日本に配備されることとなりました。ジョージ・ワシントンは、米海軍が保有する10隻の原子力空母のうち、米国本土以外を母港とする唯一の艦で、朝鮮半島や台湾有事に備えるほか、アフガニスタンやイラクなど不安定な情勢が続く地域も視野に入れた活動を行うと見られています。
この空母は首都圏に存在する原子力施設とも言え、原子力の船舶利用の特徴を知るとともに、地域市民への理解活動や防災対策の取組みについて知ることは、WiN-Japanの会員が原子力広報を行うための知見を得ることになると考え、視察と米海軍との情報交換を行うこととしました。

見学の内容
ジョージ・ワシントン内では、ナビゲーション・ブリッジ、飛行甲板、船員の食堂や売店などを見学しました。
【ジョージ・ワシントンについて】
1992年就役。2008年9月より横須賀基地に配備
全長約330m、最大幅77m。加圧水型原子炉2基で推進
艦内では艦載機のメンテナンスができるだけでなく、医療施設、運動施設、テレビ局など必要なものは全て完備されていて、乗組員は5,500人、このうち600-700人が女性
燃料交換は25年に1回でよく、長期間継続して作戦行動が可能
通常型空母のように軽油を燃料としないため、CO2を排出しない

【原子力空母の安全性】
米国原子力艦は50年以上にわたり安全に運航し、いかなる原子炉事故も、人の健康を損なう放射能や海洋生物に悪影響を及ぼす放射能の放出も、一度もないとのこと
     
2004年の米海軍艦隊の乗組員一人当たりの年間平均被ばく線量は0.38ミリシーベルトで、自然に存在する放射線による年間平均被ばく線量(2.4ミリシーベルト)の15%程度とのこと

【地域との共生】
横須賀基地で働く日本人は5000-6000人で、このうち4700人は正規従業員
安心感を醸成し、連絡体制を構築することを目的に、横須賀市や日本政府とともに防災訓練を実施。何度も訓練することで信頼感が生まれ、深い絆ができている。

見学を終えて
WiN-Japanは原子力に携る女性プロフェッショナルであるということで、米海軍から大変興味を持たれ、私たちからも経験談を聞きたいとのことで歓待していただきました。
視察の中でも、飛行甲板上で受けた離着陸のしくみ(艦載機が蒸気の力で離陸し、甲板に張られたワイヤーに足を引っ掛けて着陸する)には大きな驚きがありました。
原子力空母では原子力エネルギーを発電、動力、海水淡水化に活用しているなど、核兵器以外での原子力利用について得られた知見を、今後の原子力発電に関する広報活動の様々な場面で活かしていきたいと思います。


 CO2を出さないから、軽油の空母よりも安全。原子力空母は核の平和利用 口がふさがらない分析です。こんなことを平気で核なんて・・・仕事とはいえ、恥ずかしくないんでしょうか。

 そして、今回事故を起こしたJ-PARCも、運転前に見学していたようです

テクニカルツアー
 J‑PARC 見学
【日 時】 2007 年 2 月 23 日(金) 9:30〜15:00
【場 所】 独立行政法人 日本原子力研究開発機構 (茨城県 東海村)
【内 容】 10:00〜12:00
   日本原子力研究開発機構  J‑PARC/JRR‑4 視察
12:00〜15:00   昼食 女性交流会・テーブルトーク
j−PARC とは・・・・大強度陽子加速器施設J-PARC( Japan Proton AcceleratorResearch Complex )は、世界最高クラスの大強度陽子ビームを生成する加速器と、その大強度陽子ビームを利用す
る実験施設で構成される最先端科学の研究施設です。

JRR‑4 では筑波大学をはじめとした医療機関が行う先端的がん治療法であるホウ素中性子捕捉療法(BNCT
:Boron NeutronCapture Therapy)が、この研究炉JRR-4のほか研究炉JRR−2.3で行われていま
す。
BNCTは、中性子を用いる放射線治療の一種であり、がん細胞を選択的に破壊できるという特徴から、有効な治療法がない悪性脳腫瘍などの治療法として注目されています。

原子力は、危険だけど、安全性はしっかりしていると思う。それを信じたい。専門家の方には、安全、安心を金と考えてほしい。
・放射線と放射能の違いがわからなかったが、JCO事故の後、積極的に勉強したことで、理解することができた
・J-PARCの見学をして、ビームを作り、それが産業利用されていることを知りびっくりした。
・J-PARCが完成した時、また見学したい。
・もっと、地球のエネルギーや環境問題について、考えるべきだと思う。

みなさん、施設見学・交流会はいかがでしたか?「J-PARCで研究されるであろう、シミの消える化粧品の開発、楽しみですね。研究内容はちょっと難しいものですが、この施設から行われるさまざまな研究に今後も、注目していきたいと思います。そして、いつの日か、ノーベル賞を受賞するような発見が
されることに期待しています。また、放射線の医療分野での活用を実際に見学し、その重要性を痛感することができました。限られた時間ではありましたが、私たち会員にとっても有意義な時間を過ごすことができ、とてもうれしく思っています。またお会いできる日を楽しみにしています。

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WIN-Japan WIN-J茨城地区メンバー一同の活動について掲載されています。


 放射能をまき散らして悪性脳腫瘍を増やしておきながら、最先端の中性子医療で治療する。これをマッチポンプと言わずして、なにをいうのでしょうか。医療につながると言えば、どんな研究でも許されるのか。そもそも、細胞を中性子でたたいたら、どういうことになるのか。決して許される治療ではないと思います。私は。
 「危険だけど安全」の文章は、支離滅裂ですし、「安全、安心を金」とは女性の発言なのでしょうか。一番大事なことを「カネ」としか表現できないところで、終わっていると私は思います。

もう一つの柏崎見学ツアーはなかなか鋭い指摘がしてありました。柏崎の地震の影響については、こちらで私も一度書いております。

排気筒とダクトを繋ぐ部分は、蛇腹状になっており、大きく歪められていた。また、ダクト同士の接続箇所(図-2)はズレが生じている。もしこれらが強固に留めつけられていた場合には、振動を吸収することなく、排気筒かダクトのいずれかの破損が想像できる。
2013053002.jpg

サービス建屋から4号機タービン建屋に向かう通路の天井は、地盤の陥没により、通路と建屋間に段差(図-3)ができていた。他にも、天井板が落ちてケーブルとダクトが丸見えの箇所(図-4)もあり、リアルに地震の大きさを目の当たりにし、当時、所内で作業中であった所員の方々がどれほどの恐怖を感じたか、垣間見ることができた。
2013053003.jpg2013053004.jpg


 「原子力空母は、原子力の平和利用」と平気でレポートする女性の原発推進団体(WiN)。一体どうなっているのでしょうか。

◆関連ブログ
女性の原発推進団体の紹介2011年07月08日
米国の動きと原発事故2011年12月12日
柏崎はアリ地獄の砂丘に造られていた2011年10月16日
タグ:win
posted by いんちょう at 20:19| Comment(7) | 原子力
この記事へのコメント
国防婦人会ですかねえ。旗振って万歳三唱で我が子を戦場に送り出し、戦争忌避的な人物を町内から炙り出し特高につき出す。高市早苗とかもその匂いがします。男に媚びる極限の姿。昔から女の腐ったの、という表現が気に食わなかったのですが、でも腐った女はいますね。
Posted by クミン at 2013年05月30日 21:27
こんにちは。

秋庭悦子氏(原子力委員)設立のNPO法人も、原発推進(アピール)をやっていたようですが、こんな組織がウジャウジャあって、原発マネーが流れ込んでいるのでしょうか?

WiN-JAPANのホームページを見てみましたが、いまだに活動しているんですね。

現在も 原発の事故で被曝を強いられて苦しんでいる人達、政府の補助もなく各地に避難する人達。

火曜日に、先生のおられる熊本の避難者の会と行政との防災関係のお話会に参加してきましたが、ほとんどの方が自主避難で大変な思いをされています。
そのような方々の事を少しでも思えば、原発推進の活動なんてありえませんが、こういう人間がいるから、腐った連中が汚ない事をやれるという事なんでしょうね。

見返りは何なんでしょうか?(魂を売るほどのたいした物ではないと思いますが)
Posted by 大庭孝広 at 2013年05月31日 10:34
「原発と原爆は同じもの」

確か、小野先生がブログ内でアップされた、最初の動画のなかで仰ったと思います。

この言葉に頭を殴られたような衝撃を感じ、全ての点が線となって私の中で繋がりました。

原発が危険であると説明するのに、この言葉以上のものはないと思います。

原発推進団体の女性に問いたいです。

原爆は安全ですか。
原爆は安心ですか。
原爆は地球に優しい(エコ)ですか。
原爆の平和利用はできますか。

貴女たちは「原爆」を推進しますか。

Posted by emoto55 at 2013年05月31日 11:16
なんか、「ハイブリッドカーはエコ」と持て囃している人たちと同じ香りがしますねぇ、このご婦人方は。
某ジェザ氏ではありませんが、搭載する蓄電池の製造、廃棄にかかる工程や費用やエネルギーを考えると、実はハイブリッドカーなんてちっとも「エコ」じゃないのですが(苦笑)。

反応動力機関の艦艇とて同じ事。何しろ原子炉を搭載しているのですから。退役後の解体などにかかる手間やコストは、通常動力艦艇に比べると桁違いな物になるでしょう。
そもそも米海軍が反応動力機関を艦艇に採用したのは、別に地球環境に配慮してなんかじゃないのですけど(苦笑)。
簡単に言いますと、
・内燃機関と違って酸素や化石燃料を必要としない
・したがって、それらを搭載しないですむ分、艦内容積に余裕ができる上に、ほぼ無限の航続距離を持つことができる
・原子炉により発生する莫大な電気で、艦内のいろいろな事を賄える
この三つの利点から、まず潜水艦に採用され、その後空母や巡洋艦に採用されていったのですよ。
Posted by 新潟県民 at 2013年05月31日 21:05
新潟県民さま

ハイブリッドカーなんてちっとも「エコ」じゃない。

おっしゃる通りです。
電気自動車はもっと問題です。

世の中には、フリーエネルギーを研究されている科学者も多数いるのですが、研究結果と研究者は消されるようです。

・イタリア議会ビデオ―ケッシュ財団について質問した議員はマイクのスイッチを大統領により切られる
http://mizu888.at.webry.info/201304/article_82.html

・水で走る車
http://blog.livedoor.jp/itadaku_eigo/archives/3797681.html
・【日本の技術】水から生まれた新燃料 酸水素ガス
http://www.youtube.com/watch?v=6Ts8CQNnjMw&feature=player_embedded
・水で走る自動車の開発
http://cybervisionz.jugem.jp/?eid=38
Posted by 大庭孝広 at 2013年05月31日 23:41
又人形劇の主婦の団体とかああいうのでしょうかねぇ?、
そんな金が有るなら汚染が嫌な希望者はドンドン逃がしてやれよ・・と、
普通はこういう金絡みの組織を0にしたほうが安全安心につながりますよねぇ、
金で組織作りました、
今から安全とアピールするのでみなさん安心してください、
とか、
もう汚笑いの世界ですがな。
Posted by 南部のアホな大阪人 at 2013年06月01日 17:35
ウィンの方々は、職業意識も知性も高い女性達なのだろうと思っていたのだが、このツアー報告を読んでがっかりしてしまった。この女性達は、非核三原則なんて聞いたこともないのだろう。日本に原子力空母が寄港している意味や問題なんて、アタマをかすめもしないのだろう。目出たいことだ。

昔、お世話になった方の息子さんが、将来のためにと、親の反対を押し切って海軍に入ってしまった。その子は、軍隊に入れば、名門大学への入学に有利に働くし、軍隊での教育訓練が大学の単位として認められるし、大学の学費も貯められるという現実的な理由と、将来、政界に打って出るときに支持者を集めやすいという皮算用にもとづいて入隊したとのことだった。

それで、一時横須賀に来ていたので、私は、その子のパパからお目付役を仰せつかっていた。ある日、その子が空母(原子力空母ではない)を案内してくれた。断言するが、一回見学したところで、別になにかを真面目に学ぶわけでも考えるわけでもない。つまり、実に楽しい遠足ではあるが、それ以上にはなりえない。(注:私のような普通以下の人間にとってはの話。)

空母はデカイが、中は至るところ配管だらけで、ごちゃごちゃと狭苦しくて息苦しい。人が1人通れる細い通路を足下に気を付けながら歩くから、全体の構造を考える余裕なんてない。こんなところに閉じ込められて戦闘態勢に入り、あげくに死ぬのはまっぴらだと思った。逃げたくても、細い通路では大渋滞が起きるのは必至だから、ほぼ絶対に逃げられない。あの細い通路を、団体様がお歩きになったなんて、さぞかし、はた迷惑だっただろう。

どこをどう歩いたのかまったくわからないまま、子分にあちこち連れていかれた。私は、目を丸くしながらただ呆れていただけだった。
「こんなに大きな船の中にいるっていうのに、アンタ、3段ベッドに寝なきゃなんないの? せめて2段ベッドにしてほしいよね? それに、一体、なんでこんなに狭いのよ? 寝返りも打てないじゃない! あーあ可哀想に。私、こんなとこに住むのは絶対に嫌だわあ。狭いし暗いし。 え? 手術室もあるの? どれどれ見せて。ふーん、この手術室も狭いわね? 手術室、ここには3つあるの? 他の場所にもあるの? 大勢の怪我人がでたら、どうするの? 絶対に、手術室の数が足らないじゃない?」
私はズケズケ言いたい放題。気のいい子分はニコニコするだけ。オツムの弱い私には、なんのベンキョーにもならなかった。

「プロフェッショナル」な女性達が歴とした仕事で見学したというのなら、専門家として取材して得た取っておきの情報とそれについての考察を読者に提供すべきである。一般人がウィキなどで調べれば得られる通り一遍の情報を連ねるだけでは、小学生の遠足の作文と大差ない。

ウィンの方々が感動された戦闘機の離着艦システム。でも、きっと裏話はお聞きになってはいないと思う。だから、可愛い子分から聞いた話をちらっと教えてさしあげよう。 

子分によれば、甲板で戦闘機の離着艦作業を担当する者は、「よく、指をなくしちゃうんだよ。」
「そういう事故はよくあるから、平時でも、結構、手術室を使うんだよね。」
どういう状況でどうやってなくしちゃうかは、ご想像にお任せする。

軍隊は非常に現実的なところなので、個々の能力に応じて持ち場が決められる。だから、軍にとって甲板で指をなくしても構わない人材とは、「体力に優れているがアタマの弱い連中」(子分の弁)。ちなみに、子分は、軟弱ではないがとても賢かったので、艦内で頭脳労働をしていた。


「非核三原則」と原子力空母
2008年10月18日 中外日報社説
http://www.chugainippoh.co.jp/NEWWEB/n-shasetu/08/0810/shasetu081018.html

原子力空母がいる風景 ニューズウィーク 2012年4月6日
http://www.newsweekjapan.jp/newsroom/2012/04/post-248.php
Posted by デス妻 at 2013年07月31日 14:14
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