いつもならば、新聞の一面にでかでかとG8云々の言葉が踊るはずですが、新聞だけ見ているとそんな重要な外交行事が行われているといった感じは全く受けません。なぜでしょうか。
実は、首脳会談を行えたのは、ドイツ、イタリア、そしてロシアのみ
アベノミクス評価で賛否 独首相「日本は大変な赤字」 伊首相「成長に強い関心」
北方領土交渉は次官級協議で 秋の露外相来日も合意
つまり、第二次世界大戦で同盟をくんだドイツとイタリア、そして1997年にようやくG8入りを認められたロシアだけとなりました。同盟国である米国との首脳会談は・・・
日米首脳会談見送り、官房長官「形式ばった会談必要ない」
[東京 17日 ロイター] - 菅義偉官房長官は17日午後の会見で、この日から行われる8カ国(G8)首脳会議の際に安倍晋三首相とオバマ米大統領との会談が見送られる方向となったことについて「日米首脳の信頼感は強く、あらためて形式ばった会議をやる必要はないと思う」と語った。
菅官房長官は「(首相と米大統領は)2月に会談して、先日も約30分間、電話会談した」と指摘。「日米首脳の信頼感というのは、極めて強いものがある」と語った。
さらに「様々なかたちで大統領と首相との間の緊密な連携は行われるだろうと思う」と語った。
大本営発表

奥巴马为何取消与安倍会谈时间:2013-06-17 16:23 (オバマがなぜ安倍との会談を取り消したか 中文)より
実際は・・・
日米首脳会談見送り、他国との会談優先 首相、ポーランド着
2013.6.16 01:49
日米両政府は15日、英・北アイルランドで17、18両日に開かれる主要8カ国(G8)首脳会議(ロックアーン・サミット)に合わせて行う予定だった安倍晋三首相とオバマ米大統領の会談を見送る方針を固めた。13日の電話会談で対中政策などについて十分な意見交換が行われたことから、両首脳は実利を重視し、サミットでは他国との会談を優先させる意向だ。
正式な首脳会談を見送る代わりに、サミット会場内の移動時などに短時間対話する方向で最終調整している。
首相はサミットで、ロシアのプーチン大統領、英国のキャメロン首相、ドイツのメルケル首相との個別会談が内定。さらに、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉参加国であるカナダのハーパー首相、4月末に首相に就任したばかりのイタリアのレッタ首相、欧州連合(EU)のバローゾ委員長らとの会談も調整している。
首相は15日午後(日本時間16日未明)、政府専用機で最初の訪問地であるポーランド・ワルシャワに到着した。
未練たらたらです。そもそもこの前会ったし、電話でも話したから、今更会うまでもない。といわれたら、−男女の間からでいえば− もう、オマエには興味がないよ ってこと。つまり、嫌われているわけです。それを、大本営発表が敗戦を 転進と 言い換えたのを思い出させるように、「会談見送り」と書く。さすが大本営発表をやり続けたマスコミ。戦後およそ70年たちますが、大したものです。
それでも、海外の記者は遠慮がありません。
Obama cancels meeting with Abe
追記−Abe had proposed a separate meeting with Obama to demonstrate the firm US-Japan alliance.(安倍はオバマに対し、日米同盟の絆を示すための会談をお願いしていた)
つまり、オバマが取り消したのであって、安倍が見送ったわけではないのです。日本語というのも便利なものですね。
安倍首相は、公示日には当然街頭演説するはずと思っていたら、政務に携わると政務が忙しいと結局、見送り。なぜだろうと思っていましたら、ネットの社会には本当の理由が書かれていました。
都議選告示日の第一声応援演説を見送ったという安倍首相だが、実は八王子市内や吉祥寺駅前など複数箇所での演説を予定していたことが取材で分かった。2013年06月14日
●ドヤ顔で遊説予定の晋三君、株価暴落で気力喪失、街頭演説急遽キャンセル
挙句に、もうクタクタで、薬と酸素で何とか体力維持をしている晋三君は、13日の木曜日の株価暴落で「ボクちゃん、金曜日の街頭演説はやめる!」とギブアップ宣言。サミットの準備で忙しい、と云うことで逃げおおせたようである。
実際、13日木曜日の株価の推移はこの通り
6月5日(水)の午前中に安倍総理が内外情勢調査会で講演し、成長戦略の概要を説明した後、後場の市場で株価は急落。6月12日(水)には、成長戦略最終案が産業競争会議で提示され、翌13日(木)の日経平均は、前日比843円安の暴落となりました。
なるほど、人前に出たくない気持ちはよくわかります。
先日のロシア訪問での記者インタビュー
【悲報】#TBS の記者がつまらん質問をしてプーチン大統領がブチギレ呆れる 日露共同会見 #nhk
この記事では、記者がペーパーを見ながら質問したことにプーチンが腹を立てたと書いてありますが・・
TBSの緒方誠記者 まあ、あきらかに原稿を読みながら質問しています。(動画参照)

そして、安倍 同時通訳中になにやら手元で一生懸命読んでいます。(カンペでしょう)

しかし、覚えられないために発言中も何度も何度も手元の原稿に目をやります。

つまり、想定された質問をTBSの記者が行い、模範解答を気がつかれないように(明らかにバレバレですが)安倍が一生懸命読んでいるわけです。プーチンは、それが見え見えですから、怒り心頭でTBSの記者(と安倍)を罵倒したわけです。当然です。
プーチン:私が今、注目したのは、きしゃの方がこの質問を紙から読み上げていただいたかと思います。 この質問をたぶん、ほかの人からもらったかと思いますけれども、その人に対して、次のことを伝えていただきたいと思います。 この問題というのが、われわれが作ったものではなくて、それは過去からの遺産であって、もう60年前からの過去です。 それは私たちが真にこの問題を解決したいと思います。そこに受け入れ可能な形で解決したいと思います。 もしこのプロセスにおいて、ご協力をなさりたいならば、この問題の解決に際しまして、環境の整備が必要になってくる
たぶん、安倍は自分のことがいわれたとも気がついていないでしょう。動画を見れば、安倍が一生懸命直前にカンニングをして、それでも覚えられずに発言の最中に何度もカンペを見ているのは明らかです。
同じようなことは、施政方針演説でも見られました。

有田芳生氏のツイート
安倍首相の施政方針演説の原稿が「週刊新潮」グラビアに掲載された。たとえばー「与野党を超えて、今、この場から、彼らに対し、感謝の意を表(あらわ)そうではありませんか」。ゴチックで強調、丸カッコ内のルビ、文章最後に(力強く)(拍手)(水を飲む)とある。首相は振り付け通り水を飲んだ。
— 有田芳生 (@aritayoshifu) March 8, 2013
この施政方針演説は、もちろんYoutubeで見ることができます。
本当に台本の通りに拍手のあと、水を飲んでいます。
なぜ、こんな自分では何もできないような人間が首相で、かつこのような高支持率で守られているのでしょう。不思議でなりません。
ところで、先進国首脳サミットには、昭恵夫人も同伴しており、日本文化−寿司−をコシノジュンコデザインの服に身を包んで行っております。安倍首相も参加しているようですが、なぜ、他の首相と会わずにこんなところで時間をもてあましているんでしょうかね。
和食をトップセールス 創作ポーランド料理も 安倍首相2013.6.16 10:33

それにしても、この服 微妙。
◆関連ブログ
ラドンを毎日数万Bq吸入する日本の首相と、ラジウム水を毎日7万Bq飲んで4年で死んだ米国富豪2013年06月10日
戦車に乗り込み、独立の日記念式典で「天皇陛下万歳」三唱−安倍首相の「愛国」表現2013年04月29日
放射能は身体にイー 自ら実践する日本国首相2013年02月27日
ベトナムにも大和ハウス−母親に操られる監督と日本2013年02月18日
放射能防御をせずに背広でフクシマを訪問した自民党総裁2012年10月05日
タグ:安倍
もう安倍政権はアメリカからの支持は無くなったのでしょう。まったくアメリカという国は勝手なものですね。野田前首相から安倍首相への禅譲のお膳立てをしておいて、これですから。
それに各国の首脳たちだって、ラドン中毒の人とは、あまり関わりたくないのでしょう。話が合いませんから。
そのうち「腹痛」でまた入院するかもしれないから、無駄か。
オバマ同様、安部もたんなる操り人形すか。
操っているのは、、
http://english.cntv.cn/program/newsupdate/20130618/102847.shtml
の記事の中の
Abe had proposed a separate meeting with Obama to demonstrate the firm US-Japan alliance.
の一文がおもしろいですね。
安倍はオバマに対し、日米同盟の絆を示すための会談をお願いしていた
と記載があります。
安倍はG8サミットをなんだと思っているのでしょうか?
思わず笑ってしまいました。
Speechwriter
http://en.wikipedia.org/wiki/Speechwriter
「ここで水を飲む」
そして次のページに「などという事はしてはいけません。」とかになってたら・・、
しかし拍手のタイミングまで書き込まれているとは、
自陣営に不利な事をコッソリ紛れ込ませていたらそのまま読みそうな感じですらあるなぁ、アベノミクスで経済良好もどこかが書いて彼方此方の人に読ませてるんだろうなぁ。
あまりの低レベルぶりに、プーチンだけではなくかの国のかの方も頭にきているでしょう。
春からマスコミに乗せられてアベノミクチュに参加した俄投資家は最後の買い手になったのかと思っております。
ワタシがこの日本食プロモ舞台衣装から受けた印象はと言うと...
「まだ、わずかに白いところが残ってるけど、すっかり汚れてしまった白衣」
そう思ってからすぐに「マッドサイエンティスト」の言葉が浮かんでしまった。そして、このプロモ会場がポーランドのワルシャワと知って、ウへっとした。
ヒトラーは、ポーランドを占領したんだったよね? 大勢のユダヤ人を強制収容所送りにしたんだよね? ユダヤ人は、収容所に到着するや、ガス室か、強制労働か、人体実験に回されたのだよね。メンゲレ医師は「死の天使」として知られているけど(独語と英語では「白い天使」)、なぜ「天使」なの? 白衣を着たメンゲレは、列車で運ばれてきたユダヤ人を観察し、両腕を使って「即刻ガス室行きか否か」の指示を出していた。その白衣の袖に覆われた腕が、天使の翼を彷彿とさせたからでしょ?
どのような意図で総理ご夫妻にこのような衣装を着せたのか知る由もないが、私がこの会場のヨーロッパ人なら、日本食は敬遠させて頂く。マッドサイエンティストばりの方々にいくらにこやかに食事を勧められても、食欲は湧かないからだ。たとえ、ホーリーバジルを添えて頂いたとしても、食べる気にはならないだろう。
『自民でも民主でも構いません。金になるものなら何でもやらせてください。』と官僚に頼み込む破廉恥な税金ドロボーの典型的例ですね。
「原稿に頼らねば話せない」ということは、話す本人がその内容を理解していないということです。すなわち、自分の言葉で表現することができないということです。また、原稿ばかりを見ていると、聴衆と目を合わすことができません。話す本人に自信がないということを態度で示しているのです。話す内容を理解しておらず、自信もないのに話すということは、好ましい態度ではありません。
>個人の能力には限りがあります。限界を知って他人に原稿を任せることは合理的なことだと思います。
当然のことです。しかし、スピーチライターが書いた内容をきちんと把握し、聴衆に効果的に伝えられるか否かは、スピーチする本人の能力や資質です。
ご参考迄に、G8で我が国代表がどのように扱われるかを示唆するかのような記事がありましたので、ご紹介します。掲載された各国代表の写真をご鑑賞ください。そして案の定、我が国代表は、「蚊帳の外」に置かれておりました。
G8: Who's around the table?
http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/g8/10109738/G8-Whos-around-the-table.html
日本はアベノミクスと、アジア太平洋地域の安全保障維持に理解を求めることが優先課題で、「その代わりホスト役のキャメロン首相が今回のG8サミット提示した3つの重要議事事項(シリア問題、貿易壁の撤廃、グローバル企業の脱税問題)などには波風立てぬことが期待されていた」とありますからまさに蚊帳の外(笑)!
IMFの各国の債務比率のグラフも載っていますが、日本国の債務はGDPのなんと238%。次こんな自国のことで青息吐息の劣等生が国際問題についていけるわけがない、こんなわけの判らない国相手にしようもない。もちろんこの膨大な借金は原発やハコモノをバンバン作ってきたからですね。
今回のG8サミットで発表された最終的なコミニュケによると、「アメリカ経済は回復しつつあり、債務も順調に減っている」とあり、日本については
「アベノミクスはあくまでも短期的な財政刺激策であり、日本は信頼できる中期的な財政計画を定めるという課題に応えよ」とあります。「信頼できる(credible)」とあえて表現されていますので、今のところ信頼されてないということですね(笑)、アメリカが着々と宿題をこなしている一方で。
外務省HP 2013 G8ロック・アーン・サミット 首脳コミュニケ(仮訳)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/page4_000099.html
外務省が都合のよいインチキ訳をしてないか確かめるために、一応原文も見てみました。なにせ昨今の日本ですから何ごとも用心!用心!(笑)
2013 G8ロック・アーン・サミット 首脳コミュニケ(原文)
https://www.gov.uk/government/uploads/system/uploads/attachment_data/file/207771/Lough_Erne_2013_G8_Leaders_Communique.pdf
June 19, 2013
After The Obama-Xi Summit: Pressure on Japan to Concede On Senkaku/Diaoyu? by Stephen Harner
http://www.forbes.com/sites/stephenharner/2013/06/19/after-the-obama-xi-summit-pressure-on-japan-to-concede-on-senkakudiaoyu/
(拙訳)
2013年6月19日付けフォーブス
ハーナー氏による寄稿
「米中首脳会談後、日本に尖閣問題について譲歩するよう圧力?」
この2月、日本の安倍総理がオバマ大統領に会いにワシントンDCにやってきたとき、オバマ大統領とたった1時間45分しか会わせてもらえなかった。
つい先ほど閉幕した北アイルランドでのG8において、オバマ安倍会談はなかった。サミット開幕までホワイトハウスは、日本外務省からの再三の嘆願を無愛想にはねつけていたが、最後には「サミット会場内の移動時などに短時間対話する方向」と発表することに同意した。
去年9月にウラジオストクでアジア太平洋経済協力会議(APEC)が開催されたが、そのときの非公式な接触シーンを思い出す。中国政府が公式会談を拒否した後、当時の野田首相は、胡国家主席と緊張した面持ちで15分の「首脳立ち話」をした。そして今回、日本は、その戦略上最も重要なパートナーで同盟国に自尊心を傷つけられたのだ。
アメリカと日本の報道官は、G8が多国家間コミュニケーションの場であることを考えると、オバマ安倍会談はふさわしくないため行わないと説明している。両国の首脳は、G8において他国の首脳との会見を優先したとのことである。
日本の元外交官で現外交評論家である天野直人氏が皮肉っぽく指摘したように、日本にとって外交上の重要性という点に関してアメリカと同等にある国は一つもなく、日本はあらゆる機会を捕まえてアメリカと会見することを常に第一の優先事項としている。手短に言えば、オバマ大統領は、再度、無愛想にかつあからさまに安倍首相を断った。天野氏は次のように記している。「前代未聞の不毛なサミットである。前代未聞の脆弱な日米関係である・・・」無駄な時間を使いたくないオバマ大統領は、安倍総理との個人的な関わりは持つつもりはなかった。オバマ大統領と安倍首相には、互いに惹かれている様子は一切伺えない。しかし、我々が問題にすべきは首脳間の相性ではない。複雑で難しい地政学である。
6月7日から9日に行われたサニーランドでのサミットを思い起こしてほしい。モネの絵を彷彿とさせるカリフォルニア州サンディエゴ郡。褐色の地面と抜けるような空の色。そこで行われた米中首脳会談は、多くの者に、とりわけ日本人に、取り立てて何事もなかった週末の「お見合い」という穏やかな印象を与えたようだ。(日本は、両者の仲が進展するのではないかとやきもきしていた。)
6月18日付け日本経済新聞オンラインには、編集委員の秋田浩之氏による「『米中談合』の誘い、オバマが受け流す」という分析が掲載されている。秋田編集委員は、以下のように結論づけている。習国家主席は、「対立関係の回避」、「相互尊重」および「協調関係」を三原則とする「新しい大国関係」を築くことを提案したが、オバマ大統領は心を動かされなった。
両国は(特にアメリカ側だが)、会談での成果を明らかに低めに設定していた。そして、両国は(繰り返しになるが、特にアメリカ側)、あまり多くのことを期待していなかったし、事実起きなかったのだという印象を与えようとした。首脳会談後の6月8日、記者会見の場において、国家安全保障担当大統領補佐官のドニロン氏が政府発表を行った。ドニロン氏の発表によれば、8時間に及んだ米中公式会談は、両国の現在の外交政策や国家の目標について詳しく話し、相互の理解を深めることにあった。
ドニロン氏へ一つ質問が出され、以下のような回答を引き出した。おそらく、この回答は、アメリカ政府の首脳会談での台本に近いだろう。
「我々は、アジア各国との付き合いを強めるように力を入れている。なぜなら、我々の将来はアジアとの関係にかかっているからだ。それゆえ、我々はアジアとの同盟関係を強めている。その点については、率直に言って、我々が政権を担うようになってからこれまでうまくやって来たと思う。その上に、今の段階は、安全保障や政治関係の構築に力を入れている。
アジアにおけるアメリカのパートナーや同盟国は、我が国がそれらの諸国に対する安全保障などの義務を果たすことを今迄もそして将来も変わらず果たすことを期待している。そのことは、アジアの経済および社会発展の基礎である。
一方、彼らは、我々が中国と有益で積極的な関係を結ぶことをも期待している。我が国も、そう考えているし、アジアに最も影響を与える国家として、その2つの目標に邁進している。」
このセリフは、アメリカ人には非常に耳慣れた常識的なものだが、中国政府は、おそらく違うと思っている。中国以外のアジア諸国、とりわけ日本にとっては、ドニロン国家安全保障担当補佐官の言葉は、安心感を与えてくれるものであったし、現状に関してなんらの変化をも示唆するものではなかった。
しかし、記者会見の他の場面においては、不安材料もあった。グローバル スタディーズ インスティテュートの研究者達もそれを指摘した。米中首脳会談により、北朝鮮の非核化に関してこれまでに最も具体的な米中協力協議が達成された。アジアの「安全保障および政治関係の構築」のプラットフォームの柱の一つである「北朝鮮の非核化」には、残念だが日本は入れてもらえなかった。日本が排除されたというだけではなく、日米軍事関係に影響を与えるであろう。
尖閣問題について、ドニロン氏は次のように述べた。
「アメリカは、この問題、すなわち主権問題に関して、皆さんもご存知のように、特定の立場を取っていない。大統領は、当事国がことを荒立てるのではなく穏便に済ますべきだし、東シナ海で軍事行動を起こすのではなく、外交ルートを使って対話を通じて問題を解決すべきだと指摘している。」
さて、なぜ日本の首脳をかつてないほどぞんざいに扱ったのだろうか。私は、次のように考える。オバマ政権は安倍首相に「外交ルートを通じて[尖閣問題について]対話する」イニシアティブを取らせ、最終的には、問題を解決する(または問題を「再度棚上げ」する)ために中国に対して必要な譲歩を行うよう圧力をかけたのだ。
サニーランドサミットの後、日本の新聞の報道によれば、習国家主席はオバマ大統領に対し、「尖閣諸島は、中国の『主要な関心事』であると伝えたとのことだ。私は、この点について何の疑問もない。日米安全保障条約が尖閣諸島にも適用する以上、この問題は、米中間に火をつける材料に変わる可能性があるからだ。
ドニロン国家安全保障担当大統領補佐官がサミット最終日の朝に次のように述べた。「オバマ大統領と習国家主席は、一対一で話し合うために散歩に出かけた。文字通り、一対一の対話である。通訳官だけが随行した。両首脳は、今朝50分ほど散歩しながら、米中間のさまざまな問題について再度話し合った。」
私は、この両首脳の50分の対談が、サニーランドでのサミットにおける最も運命的で歴史的なものとして記録に残るだろうと思う。この50分間の話しで両首脳が相互理解したのは、このサニーランドサミットで、米中関係や東アジアの地政学的捉え方についてすべてが変わったということだ。
以下、参照記事および動画
2013年6月16日付け 天木直人のブログ
「サミットでオバマ大統領に首脳会談を断られた安倍首相」
http://www.amakiblog.com/archives/2013/06/16/#002620
2013年6月18日付け 日本経済新聞 ニュースこう読む(秋田浩之)
「『米中談合』の誘い、受け流したオバマ大統領」
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK1701R_X10C13A6000000/
2013年6月19日付け 読売新聞
「もろもろ話した」首相、オバマ大統領と立ち話
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130618-00001160-yom-pol
平成24年9月 外務省
ウラジオストクAPECにおける野田総理大臣と各国首相の立ち話について
http://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/s_noda/apec_2012/tatibanashi_pm.html
2012年9月12日 日テレニュース
野田首相と中国胡主席が立ち話
http://www.news24.jp/articles/2012/09/09/10213469.html
From the Rhodes - Sunnylands Summit
http://www.youtube.com/watch?v=9r9E6yAD45M
同意致しかねます。同じことを何度も書きたくないですが、事前に原稿を用意してスピーチに望むのは日本に限らず一般的なことです。その為のスピーチライターです。スピーチライターが書いた原稿を、安倍氏本人が理解していないとする根拠を、「原稿に目がいき、聴衆の目を見ていない為」とするのはあまりにも主観的で稚拙だと感じます。
>ご参考迄に、G8で我が国代表がどのように扱われるかを示唆するかのような記事がありましたので、ご紹介します。掲載された各国代表の写真をご鑑賞ください。そして案の定、我が国代表は、「蚊帳の外」に置かれておりました。
記事本文を読みましたが、日本がG8でどのような交渉を行うのかという記述があるのみで、「蚊帳の外である」という表現も、議論から取り残されているという記述も全く見当たりません。
キャメロン首相の交渉の3つの論点は、各国首脳にシリア問題への支援表明をとりつけることと貿易自由化への協力を得ること、租税回避問題解決へ協力を得ることです。
安倍首相の交渉の主な論点2つは、アジア太平洋地域における防衛協力を得ることと日本の抜本的な経済対策への理解形成を得ることです。
互いに提案する議題があり、互いにそれを交渉しているのですから、蚊帳の外ではないですよね?
もしかして記事内の各国首脳の写真だけをみて「蚊帳の外」だと勘違いされたのですか?自己成長の為にも、写真だけでなく、記事の内容を読むこともおすすめ致します。
>キャメロン首相が今回のG8サミット提示した3つの重要議事事項(シリア問題、貿易壁の撤廃、グローバル企業の脱税問題)などには波風立てぬことが期待されていたとありますからまさに蚊帳の外(笑)!
キャメロン首相の3つの提案の内、シリア問題、租税回避問題の2つの提案は、日本を含む各国に対して同意を求めたものです。日本一国に対して要求しているのではありません。
交渉の上で自分の要求が通るように、「波風立てぬように」と要求するのは当たり前ではないですか?交渉とは互いの要求を聞き、互いの合意を得ることです。
「GDP比で238%の債務を抱えているから他国は日本を相手にしない」とおっしゃいますが、本当に相手にしないのなら他国が日本の要求をのまないと思うのですが、どう思われますか?
G8について調べているうちに気がついたのですがこれは誤りですよね。
2013年6月17日に、英国、カナダ、ドイツ、EU、イタリア、ロシア
会談が行われたことは、外務省のWEBページに記録されています。米国とフランス首脳と会談を行わなかったということですよね。
今回、日本は米国には拒絶されたようですが、ロシアもドイツと会談を行っていないようですし、各国とも会談をするからには、要求をある程度受け入れる意思を示していると言えます。
逆に言えば、日米間ではお互いの要求が合意に至らないことを、事前知っていたからこそ米国が会談を拒絶したのだと言えると思います。独露間では、どちらが拒絶したのか、お互いに必要としなかったのかわかりません。
会談 訪問
http://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/page4_000091.html
渾身の反論、ありがとうございました。非常に興味深く拝読いたしましたが、お返事は今回限りに致したく、あらかじめ申し上げておきます。
ブログの記事は、人間同士の意思疎通能力に関するものと私は理解しております。(そして、国家の首脳の場合、その一挙手一投足までが国益に関わりかねません。)意思疎通の能力に関する話題において、スピーチライターに関するウィキを引っ張ってくるあたりから、私には???でした。そのため、貴方コメントへのコメントは、わざとぼやかしてお書きいたしました。
今回の反論における貴方の言い回し、ご意見、根拠などを拝読しますと、第一印象の???が当たっていたと思った次第です。おそらく貴方は、日本の学校のペーパーテストでは、大変良い成績をあげてらしたことでしょう。そして、それはそれで素晴らしいことです。
「自己成長のために記事を読め」とのアドバイスありがとうございました。もちろん、読んでおります。残念ながら、貴方の現時点でのご様子からは(アムステルダム様や私への言葉遣いやリズム)おそらく何を申し上げてもお聞きにならないと推測いたします。
アムステルダム様は、非常に親切な方ですから、いろいろと解説をされるかもしれませんが、私はご遠慮いたします。貴方の文面からは、説明しても理解しては頂けないだろうと推測せざるを得ないからです。逃げると批判されるかもしませんが、構いません。私には時間がありません。貴方が数年だけでもいいから異文化の中で揉まれるような経験をされてから、お話する機会に恵まれれば楽しいかと存じます。なかなか健康には生きづらい世界になりましたが、お互い長生きできるといいですね。お体にはお気を付けてください。
末筆ながら、ひとつだけ申し上げておきましょう。情報は、色々なところから得た上で分析なさって下さい。書かれてあっても書かれてなくてもです。
audienceさん同様、私にはspeechwriterさんのコメントに一語一句反論するような時間もエネルギーもありません。受験という制度のおかげで、日本にはネイティブ以上に英語のスペルや文法がお得意な方が沢山いらっしゃいますね。しかし、異文化に揉まれていないので、そういう(気味の悪いほど)素晴らしい英語力をどのように使うかご存知なく、外国人とのコミュニケーションではなぜか“????”な場合を私自身数多く目撃してきました。speechwriterさんのように同じ文章を読んでも理解の仕方がまるで天と地のように違うのです。この背後には日本の英語教育の問題があると思いますが、そこまで言及するパッション(情熱)は私にはもはやありません(笑)。
きっと英語教材を一語一句きちんと辞書で調べて自分の世界で理解してきたまじめな方なのでしょう。もしかしたら外務省の方?もうどこがどう違うとか議論するレベルではないので、これで終わりにしましょうね(笑)。
Speechwriter 様には「異文化で揉まれて頂けたら」と思ったので、その旨お書きいたしました。アムステルダム様もそのように思われたと伺って、嬉しくなりました。(ちなみに、アムステルダム様は、よくぞはっきりお書きになられるものだと深く感動いたしました。)
しかしながら、ちょっと考えてみれば、別に異文化に揉まれようと揉まれなくても、理解力、表現力、意思疎通能力というのものは磨かれていくと思います。別に国外に出る必要もありませんし、日本人の大勢が国外に行くわけでもありませんから、私の書き方に反発を覚えられた方々も多かったのではないかと反省しています。
反省を踏まえ、かつ、おこがましいことは重々承知の上で(コメント欄には、非常にレベルの高い方々が大勢いらっしゃるので、私のような未熟者が書くべきことではないです)敢えて書かせて頂きます。
どのような分野のことでも、どのようなことでもいいのですが、自分が表現したいことを他人に伝える難しさを経験されてらっしゃる方ならお解りになられることと存じます。自分の思いや考え方を、他者はどう見るであろうかと考え表現法に苦心して行くなかで、理解力、表現力、鑑賞能力、意思疎通能力、ひいては他者への配慮も磨かれていくのだと思っています。
私は、非常に不躾な人間なので、そのことを肝に銘じながら謙虚に生きていきたいと日々反省しております。
これで本当に最後です。
Speechwriter 様のご活躍をお祈りしております。
このブログを運営されてる小野先生ならば、私がどこからこの文章を書き込んでいるのか一目瞭然なので、あなたの言われるような異文化中の体験というものを私が経験中なのか否か、わかるはずですが、残念ながら私にはそれを証明する術がありません。残念です。
アムステルダムさん
笑いという符号を多用されることで、何か満たされるものがあるのなら、それは日常に潤いを与えるという意味で大変結構なことだと思います。ただ、それは文字のやり取りをする上では、あまり意味がないのだと思います。事象や事実のみを淡々と記述するだけで相互の意思は十分に伝わるので、あなたが笑っていることは、私にとって何の意味も持ちません。
テレグラフは読者に対してわかりやすい表現で書かれています。この記事も例外ではありません。難解な表現もなく、英語を母国語としない方でもスラスラ読めます。つまり他の言語に訳す際、訳者が意図的に曲解したり、誤訳したりしない限りは、英語を母語とする方も母語としない方も、私が中学卒業程度の英語力であろうとも、私が母国語話者並みの英語力であろうとも、この記事本文を読んで表現の違いで意見が割れる余地など皆無だと言うことです。
事実のみを淡々と積み重ねて、議論することが難しい理由でもあるのなら別ですが、
議論をする際に個人攻撃をするのは稚拙です。お二人とも反論する時間も情熱も気力がないのに、言い訳する気力はあるのだから、人間の感情というのは不思議なものですね。心中お察し致します。
http://mainichi.jp/select/news/20130629k0000e010189000c.html
つい最近、似たような事をして停職処分を食らったお役人もおりましたよね。
私は、政治家には、腹の中はどう思っていようが、目の前の相手に対しては巧妙に話を合わせる、いわゆる二枚舌の才能も大いに必要だと思っているのですが、どうしてこう目立つところで、バカ正直にこのような発言をするのか?というか、自分で自分を窮地に追い込むようなマネをするのかなぁ・・・?この人、首相どころか政治家自体に向いていないとしか言いようがありません。
そういや、昨日の新潟日報朝刊の第二面に、幻冬舎から出ているこの人のヨイショ本の広告が掲載されておりましたよ。地方紙である新潟日報の第2面に、大手出版社の出版物の広告が掲載される事自体、珍しいのですが。まぁ今度の選挙へ向けての戦術の一つなのでしょうね。
2013年7月9日付けNEWS ポストセブン
「安倍首相 オバマ氏に米中会談の話聞くどころか 会うのがやっと」
http://www.news-postseven.com/archives/20130709_198609.html
だって、切ない片想いだものねえ...と、背景を物語る記事がこちら。
2013年5月21日付けNEWS ポストセブン
「安倍首相 遠くから来たのに冷たい」
http://www.news-postseven.com/archives/20130521_189129.html
G8閉会前の記念写真の立ち位置について、「ゴシップ報道の専門家」の感がある某局アナウンサー(お名前は失念)が言っていた。「写真の立ち位置というのは、重要なんです」とかなんとか。
それなのに、
じゃあ、なぜ重要なんだ? 安倍首相の立ち位置から、何が読み取れるんだ?
という肝心なことについては、一切の説明もコメントもしなかった。ちなみに、安倍首相は端から2番目。
ジャーナリストなのに、状況を読み取ろうと言う姿勢も能力もないのだろうか? それなら、ジャーナリストとして不適格である。
自分は読み取ったが、読み取れない国民の皆様には、「お伝えしても無駄」とでも思ったのだろうか? それとも、単にお伝えするのを「忘れちゃった」のだろうか? この場合なら、視聴者をバカにしていたか、職務怠慢だったということだ。
万が一、伝えたくても「伝え られ なかった」のなら、それはなにがしかの圧力があったということだろう。
長文で申し訳ないのだが、おヒマな方には、もう少しお付き合い願いたい。
ジャーナリズムについて広瀬隆氏が、わかりやすくも痛烈なことを仰っていた。
広瀬氏は、ドイツで作られた核政策批判のコラージュを材料に、以下のように仰った。
「こういうのをやるのがジャーナリズムなんです。ジャーナリズムがあると、国は変わるんです。だから、ドイツは変わっていったんです。日本は変わりようがないんです。」
広瀬氏の講演動画は以下。コラージュ読み解き箇所は、1:01から1:02まで。
http://www.youtube.com/watch?v=HQ56ZLsN5gY&feature=youtu.be&t=1h43m14
私は、日本の教育のあり方すべてを否定するわけではない。日本のやり方には、他国に真似出来ない非常に優れた点がある。(または、あった。)でも、こと、ものの見方を鍛えるという点については、疑問に思えて仕方がない。そして、このことは、英語教育うんぬん以前の問題だと思う。
では、欧米各国は、教育課程においてどのように批判的見方を鍛えているか?
以下の本に具体的に示されている。
「批判的見方というのは、なにも高等教育から訓練を始めるものではない。小さな子どものうちから鍛えて行くものなのだよ」と。
三森ゆりか「絵本で育てる情報分析力」
http://www.amazon.co.jp/%E7%B5%B5%E6%9C%AC%E3%81%A7%E8%82%B2%E3%81%A6%E3%82%8B%E6%83%85%E5%A0%B1%E5%88%86%E6%9E%90%E5%8A%9B%E2%80%95%E8%AB%96%E7%90%86%E7%9A%84%E3%81%AB%E8%80%83%E3%81%88%E3%82%8B%E5%8A%9B%E3%82%92%E5%BC%95%E3%81%8D%E5%87%BA%E3%81%99%E3%80%882%E3%80%89-%E4%B8%89%E6%A3%AE-%E3%82%86%E3%82%8A%E3%81%8B/dp/4870771713
こういう事ばかり考えているんですか?
負け犬根性が染み付いた憐れな生き物という感じがいいですね
これからも見下される文章を頑張って書いてください。
あなたのような生き物のお陰で左翼を嫌い日本を守ろうとする人が増えるのですから(笑)