2013年06月26日

増え続ける小児甲状腺癌−東海村でも高率に異常発見

甲状腺癌を引き起こす大きな原因とされるヨウ素−131



見てお分かりの通り、福島にとどまらず、むしろ仙台などの東北北部、さらにいわき市、茨城などの関東南部にかなりの高濃度に汚染されたことがわかります。このうち、福島県のみは甲状腺癌の検査を行っています。福島県の小児の人口は30万人足らずであるにもかかわらず(この人数は、通常であれば2〜3年に1人の甲状腺癌が見つかるに過ぎません−100万人に1人程度)、すでに12名もの甲状腺癌が見つかっています。

2011年 7名/ 4万人
2012年 5名/13万4千人

つまり、100万人あたり、70名近い高率の甲状腺癌。しかも、上記シミュレーションで高濃度のヨウ素がおそったとされる いわき の検査がまだ終わっていないのです。資料
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しかしながら、若年層には異常が見られないとのことで、ここでも健診の精度が上がっただけだから、心配はいらないと、チェルノブイリの時にソビエト政府が言ったのと全く同じ言葉で騙しています。
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甲状腺被曝はたいしたことがないと、主張していながら、福島医科大の看護師と医師は、こっそりと在庫のヨウ素剤を飲み、さらに南相馬の小高病院の職員達も密かに自分たちだけで内服したことが2年以上たってようやく明るみに出ました。なぜ、病院職員のみが内服しているのか。そこには病院関係者のみに伝わる情報網があったことがうかがわれます。

 では、他地域ではどうなのか。東海村の検査結果が発表されました。

東海村の子ども甲状腺検査結果
東京電力福島第一原発事故を受けて東海村が子どもを対象に行っている甲状腺検査の結果、新たに5人が「精密検査が必要」と診断されたことがわかりました。
東海村は、原発事故を受けて去年11月から村に住む中学生以下の子どもおよそ6000人のうち希望者を対象に甲状腺のスクリーニング検査を行っていて、優先的に行った2歳から6歳までの子ども410人について東海村は今年3月、310人が「異常なし」、98人が「経過観察」、2人が「精密検査が必要」としていました。その後、東海村が新たに578人の子どもを検査した結果、441人が「異常なし」、132人が「経過観察」、5人が「精密検査が必要」と発表し、精密検査が必要と診断された子どもはあわせて7人にのぼりました。これについて東海村は「原発事故との因果関係は分かっていないので過度に恐れないでほしい」と話しています。2013年06月26日 13時33分


県発表資料
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 これでさすがと思わせるのは、最も危険性の大きな0〜6歳児を優先して行っていること。福島県と危機管理の度合いが全く異なります。福島はできるだけ異常者を発見しないこともを目的としているのと全く逆なのです。

 もちろん東海村だけでなく、栃木、群馬、千葉、東京の検査もシミュレーションの結果を見る限り、同じ状況であると考えられますし、私が一番怖れているのは仙台をはじめとする東北北部です。この地域はまるで放射能汚染がなかったかのような報道(そもそも、報道すら流れてきませんが)が繰り返されています。放射能が県境で減少するはずはありませんから、この地区の検査は特に重要です。

 それにしても、チェルノブイリとの違いで一番と愕然とすることは、甲状腺専門医のほとんどが、フクシマの放射能漏れは、大したことなかったというウソのマスコミ報道を鵜呑みにして、全く危機感がなく、さらに上層部の大半が、根拠のない安全論を振りまいていることです。今月号のAERAにも
駿河台日本大学病院小児科科長、浦上達彦医師
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日本内分泌学会理事、 日本医科大学内分泌外科部長 清水一雄
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もまた、同じような楽観論を述べています。あまりにも闇が深すぎて、どこからどうしたらいいのか、私には良い知恵が浮かびません。

◆関連ブログ
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タグ:甲状腺
posted by いんちょう at 20:41| Comment(17) | 原子力
この記事へのコメント
記事とは関係ありませんが、友達と話していて気づいたことがあります。
彼女の近所の小学一年生のこどもの顔に大きなアザがあるらしいのですが、その子の友達にも同じようなアザがあるのをみかけたそうです。
私の友達のこどもも同じくらいの年で右目の下に大きなアザがありました。
2007年頃何かあったのでしょうか??
Posted by 愛知県と静岡県 at 2013年06月26日 23:33
”しかも、上記シミュレーションで高濃度のヨウ素がおそったとされる いわき の検査がまだ終わっていないのです。”

本当に遅いですねぇ、ヤマトシジミの研究の調査費の打ち切りとかは早いのに、
放射性物質で被害が出ることが風評等と言っている根拠が、危険と言う結論が出そうな研究を邪魔した結果でした、と、
まあそう言う風に強く考えられても仕方がないやり方ですよ、
彼らが言う風評が起きるのは、彼ら事業推進側の対応がカスすぎた為に信用されなくなってしまった為に起きた事です、
風評被害をなくしたいならこんな信用されない政策を実施したアホウを首にするより仕方がないです、
そのうえで健康被害が出るかどうか比較実験でもするしかないですよ、
その結果が出るまでは危険な状態として扱うしかない。

チェルノブイリの時とかのヨウ素131は日本はどうだったんでしょうか?、
あの事故の後でも甲状腺癌とか多く出てた地域とか有ったのかなぁ・・、
今回の福島第一の事故も第三者を入れてもっと広域で検証すべきなんでしょうねぇ、
まあとてもやりそうには・・。
Posted by 南部のアホな大阪人 at 2013年06月27日 00:51
早川マップは甘すぎる。北もそうだが東の見積もりも甘い。最低でも伊豆半島や甲府まで陥落していることはこの記事にあるビデオからも明らか。静岡市や長野中部まで垂れ流しで余裕で到達してる。新潟も山岳部までアウトだろう。I131は1立法メートルあたり1ミリベクレルで直ちに避難すべきレベル。1ベクレルあれば甲状腺機能低下に陥る。東の端っこはこれぐらい最低でも見積もらないと甘い。何が東京までだ。3.15のプルームだけでこのぐらいだ。3-4月中までいれると名古屋あたりまでアウトだろう。日本全土プルトニウムダーティーボムで空爆された。2010年12月の玄海事故で西日本もI131が同じぐらい垂れ流されたから、全土で甲状腺異常が出るのは当然。熊本でも珍しくないだろう。九州全土に避難勧告が出される予定だったが存在そのものが握りつぶされた。こっちの隠蔽も福島で完璧にできるとたかをくくっている。福島クラスの玄海事故を葬り、福島の問題を棚に上げ、原発の推進を喚いている日本の振る舞いは、泥棒が泥棒だと叫ぶ破廉恥なものに他ならない。余り喚いていると、甲状腺癌にかかるかもしれない。ウェー、ハッハッハ

青プリンは現代のカール・セーガン気取りなのだろう。セーガンも火山の理論を応用して核の冬理論を提唱したが早川マップは成り立ちからして現代の核の冬理論そのものだな。もっともセーガン自体、最近の人は知らないかもしれないが数十年前は結構有名人だった。いまや過去の人だが。米軍の月面核実験計画の理論的検討にも動員されていたとか、岩波の科学に書いてあった。

そうそう、肥田医師で思い出したが、国立医学部なんて、戦前は全部専門学校だった。国公立大自体もそう。旧帝大と戦前からある一部私学だけが大学だった。大半の国公立の文学部と理学部は旧制高校、教育学部は師範学校、工学部は技術専門学校、商学部、経済学部は商学校、医学部はほとんどなく臨床医は専門学校で養成されてた。地底も全部工業大学で地元産業界の技術者供給のためだけにまずは理学と工学だけ作られたが、計画性皆無で就職や徴兵を禁止しても技術者不足で大変だったらしい。名古屋大阪九州大学あたりはそう。で、ようやく人材が育ってきた頃にはとっくに戦後でようやく供給が追いついた技術者たちが高度経済成長期をになったにすぎない。岩波現代文庫「科学の社会史」に書いてある。日本の理系の人材は奴隷で、支配者側はうまく使いこなすことすらできないし反抗すらしないそうだ、情けない。明治時代からずっとそう。歴史学者(元物理学者多し)の広重や村上や山本義隆などがいっている。

ipsとか生物学がわからないアホ官僚が決めてるんだろというが、プルトニウムで人体実験をやっているんだから、ipsでも人体実験台にされる。全部計画のうち。原発を爆破し、数千万人抹殺して残りは洗脳支配するという計画。あとは人体実験台。ipsもそういう流れのなかの道具にすぎない。山中は現代の湯川、顔も似てるし、政治的位置付けもノーベル賞の流れも同様。ipsで奇形児を治療するとか、生きたまま遺伝子を書き換えるとかのおぞましい731部隊の人体実験計画を東大の医師たちは計画している。ips細胞は現代の731部隊のおもちゃだぞ。甘く見るなよ。単なる選挙の宣伝なわけがない。六ヶ所村も再開され使用済み核燃料起源の工業製品が出回るぞ。日本車も車体の金属そのものの原料が使用済み核燃料になる。made in Japan 消滅。車もバイクも使用済み核燃料から作られ、海外では関税で差し止められ売れなくなる。戦前は731部隊は細菌研究をやっていたが、現代では核実験と細胞工学だ。原子の核と細胞の核を操るプロメテウス、メフィストフェレスたちが支配しているんだ。ゴミ右翼は日本の科学が世界一になるためなどと崇拝しているが、自分たちが実験台にされることすら知らない。生命工学自体、核開発の二の舞だけは・・・とよく引用されているのを見るが、連中はためらわずにやるだろう。細胞工学も好きなだけ推進すると勝利宣言だぞあれは。アメリカの物理学者ダイソンも多くの著書で生命科学と物質理工学には凄まじい壁があり、今の人類には自然の生命には足元にも及ばない的なことを述べている。本人の言葉を借りれば灰色の技術(物質科学、人間の創造物)と緑の技術(生命科学、自然の創造物)だが。傲慢な工学野郎どもは生物学をろくに学ばない。MITもハーバードも生物学は必修科目だというのに、日本のショボい工学屋は数学物理化学しか知らない。生物学はせいぜい小中学校レベル。これじゃ生命の神秘など言っても話が通じないに決まってるわ。「ライフ・ストーリーズ」ニューボルド著にも、生命科学者たちの警告が沢山書いてあり参考になる。農薬ばらまいて食品にまで混入したのに省庁は縦割りで動けないとかどこの国も同じ。これを読む限り、オゾン層破壊と同レベルまでいかないとだめだろう。point of no return を越えてしまった。

プルトニウムは半減期10倍で帰還できるというのも甘い。ちゃんと対数方程式を解かないと。半減期の3.322倍で1/10になるから0.1Bqぐらいまでにならんとだめだろう。常用対数に変換したほうが桁が下がるまでの時間が計算しやすくなるが、いくらいっても普及しない。半減期の10倍という説そのものが御用学者や工作員が流したデマだ。みんな騙された。確かめた者は皆無。対数方程式が解けない連中は半減期の10倍で放射性原子がゼロ個になると信仰してしまった!!十分量が多ければ当然10倍ごときではほとんど減らないだろうに。たった3桁しか減らない。別に半減期じゃなくても、10分の1だろうが3分の1だろうが、一定量になるまでの時間は対数方程式を解けばいくらでも出るのにな。だから大量に垂れ流して、10倍経っても全然減らない状況になっても10倍経ったから安全だと言ってくるぞ。警告してもソドムとゴモラで誰も聞かない。

山本義隆は数十万年と試算しているが、数百万年はアウトだと見ている。ウランがあるならおしまい。オーストラリアもウラン鉱山から劣化ウラン垂れ流しでニュージーランドまで飛散してオークランドで空間線量数十倍になったとか去年言ってたな。ま、どのみちウェーゲナーの大陸移動説で日本は消滅しているはずだな。世界地図も変わってるはずだ。数学は高校レベルなんて300年も昔の理論だが、生命科学や地学は高校レベルでも20世紀に入ってからわかったことが多い。日本の教育だと歴史は文系科目なので科学史が軽視されすぎて科学の歴史的位置付けができない奴が多い。これも戦前から言われているのに、セクショナリズムのせいで教育に入れれないらしい。

現代のあぶれたポスドクも歴史の繰り返し。戦前も学校増やしすぎて高等遊民だの言われてたが全く計画性皆無なのは変わってない。硫黄島も特攻隊も米軍は解析学やORを駆使して数学で解決したが日本は精神論で自滅する猿。で、米軍が占領政策で受験戦争で有能な人間を医学部へ流出させるためだけに学制改革が行われた。医学部至上主義洗脳は抜群で、東北大の医薬系にも知り合いがいるが、オーストラリアの大学に転校すればいいのに仙台は世界一安全だと洗脳されている。免許を手に入れる前に死ぬだろうに。偏差値論ずるのに順序集合もガウス積分すらもできないクズが大量にいる。そもそもガウス分布という前提そのものが疑わしいが、それを差し引いても定量的認識が誰もできなくなってる。掲示板やブログに書き込んでも工作員が沸いてくる。σで表すとわからないという。放射能検出限界もσで計算すると理解できないらしい。そもそも推計学そのものが胡散臭いだろ(これは放射能問題同様に論争がある)。統計学も学力低下で解析学がわからず、ブラックボックス化されたコンピューターソフトに数値だけ入力するとかアホすぎ。SFに出てくるような、高度に発展した文明の高度な技術が衰退して継承者がいなくなっていくのと同じ事態が起こっている。もうブラックボックス化した統計学ソフトでやり方だけ暗記させて誰も仕組みがわからなくなってくんだろうしそういうカリキュラムが開発されるレベルになってしまった。工作員ってのは全員が金で動いているんじゃなくて、間接的洗脳支配に成功して確率で制御され巧妙な社会工学的手法で動かされているのもかなりいる。
Posted by げんかいからもたれながし at 2013年06月27日 01:37
07となると柏崎爆発のあれか?安倍辞任時のあれ。安倍は急性障害で入院。でも東海地方だと山脈でプルームがブロックされたかもしれない。となると、08年中国四川地震で中国の核兵器用プルトニウム生産用原発が爆発して日本全土の空間線量が数十倍になったんだが、それの影響だな。ちょうど今から5年ぐらい前やし。
Posted by 2007年ごろ? at 2013年06月27日 01:43
こんばんは。

この東海村の結果と、福島県「県民健康管理調査」結果を単純に比べられる内容ではありませんが、
東海村の方が、2次検査「精密検査が必要」の
割合が若干高いような気がします。

・福島県
17.5万人で1140人(0.65%)
・東海村
988人で7人(0.71%)

東海村の汚染具合が分かりませんが、
福島県民健康管理調査の方は、やはり甘いのでしょうか?
Posted by 大庭孝広 at 2013年06月27日 01:47
日本では人間としての良心が無くなってしまったのでしょうか?

あるいは、危機をとっくに通り越して絶望しか残っていないということでしょうか?

壮大な淘汰が始まり、生き残った日本人は初の放射線耐性を持った人種に覚醒するか、絶滅するか。
Posted by たま at 2013年06月27日 07:51
表参道のI病院の医師らも服用したってさ。
Posted by 内部告発、まだー? at 2013年06月27日 23:27
2007年と言えば・・・

東海村核関連施設から20kmほどのところに住んでいた知人女性が、若くして(30そこそこ)白血病で亡くなった年でした。病気の判明から亡くなるまでが本当にあっという間で、お見舞いに行く暇すらも・・・って感じでした。

あの施設(に限らず核関連施設・原発など)は、普段から壮大に周辺を汚染をしまくっているのではという疑念が払拭できません。
Posted by サボテン好き at 2013年06月28日 01:20
安全論を振りまいている人間はゴミです。
自分さえよけれはいい人間
観光地で人の持っている食べ物を奪って逃げるサルと同じです。
Posted by i at 2013年06月28日 01:59
Posted by i at 2013年06月28日 02:14
6月27日にポスティングされた「げんかいからのたれながし」さんの小気味良いコメント一気に読んでしまいました。放射能で病人増やしips細胞で治療(人体実験?)・・・まさに限界からの垂れ流しのアベノミクスですね。まずは蛇口を閉めようとするのが賢い人だと思いますけれど。

そうです、日本の医学部は戦前まで専門学校でした。父があるお医者さんのことを「あの人は長崎医専の出身だ」などと言っていたのを思いだします。コメントにあるアメリカの有名大学MITも、私が若い頃は高度なテクノ系の専門学校的なイメージでしたが、今は人文・社会系の学部や、音楽などの芸術学部まであります。もっとも音楽は中世では数学の一部だったという歴史がありますが、その理由など話し出すと長くなりますので。

つまり社会で専門技術を行かしていくのには、教養による人格形成が必要不可欠であることに気付いたということです。新渡戸稲造は『随想録』の中で、「教養は教育における遠心力であり、専門教育は求心力である。この二つの力が正しい比率を保って協力してこそ、均衡のとれた人の心の発達が期待される。」と述べています。また、彼が旧制第一高等学校の校長(現東大教養学部)を辞任する際に生徒に「Personality(人格)のないところにはResponsbility(責任)は生じない」と言ったことも有名です。科学をネジ曲げてでも平気で「臭いものには蓋をし、長いものに巻かれる」Responsibility(責任)のない今の日本の御用学者たちがまさにこれ。欧米に追いつけとばかり、長い歴史を経て確立された欧米の科学技術の結果だけを真似ようと、一生懸命に理系・文系に分かれて教育された国の兵隊たち。ちなみに英語に良心(conscience)という言葉がありますが、これはラテン語のcon(〜をもって) とscience (サイエンス、もとは「知る」という意味)が合わさったものです。科学も使い方を間違えると良心とは正反対の方向へ向かってしまい、まさにpoint of no return を超えてしまったような気がします。

「間接的洗脳支配」について・・・実はいや〜なかんじのするものがあるのです。日本の文部科学省が著作権を持つ「心のノート」という道徳教育の現場で使われている本。小学生版と中学生版があるのですが、中学生版の「わが国を愛しその発展を願う」というページ。道徳の時間にしきりに自分の国を愛せよと教えているわけですね。

「心のノート」中学生版 文部科学省のHPより
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/02/24/1302318_40.pdf

小さな字で「日本を愛することが、狭くて排他的な自己賛美であってはならない」とありますが、安部晋三は「世界一になる!」とか「日本を取り戻す!」なんて叫んでましたね(笑)。原発再稼動など、ただただ「進む」ことしか考えないまるで硫黄島戦線、なんか怖くなってきました・・・。
Posted by アムステルダム at 2013年06月28日 10:58
おっしゃるとおり、宮城平野、岩手県南部地域のヨウ素被曝は、シミュレーションでよく見ると、かなり酷いですね。このシミュレーションは、実態に近い感じがします。時間も割合ただしい。ヨウ素131について、宮城は全域で万/m3単位の被曝になっていますから、関東の中央部、埼玉の数倍から10倍はあるようです。
これは大変なことですね。

ちょっと疑問があります。
セシウムのように固体でほとんど減衰しないまま計測されるものとは違い、ヨウ素はどうやって計測しているのか、よくわかりません。もしエアフィルタにかかったものだったら、急冷されて凝結したものと化合物となったものだけで、それはヨウ素131全体のほんの一部でしかないはずです。ヨウ素というのは、コップに入れて一晩おくと空中に飛んでなくなってしまうものですから、多くはガスだったのではないでしょうか。本当の量は、世田谷で241ベクレル/m3にとどまるものではない、と思います。この補正係数がどの程度の大きさになるのは分からない。
また、3月14日、15日の放射性ヨウ素の量は、ヨウ素131よりヨウ素132の方が多かったはずです。その他にも、ヨウ素の同位体、テルルの同位体が著しい量あるので、ヨウ素による甲状腺被曝を論じる場合には、その総計で考えなければいけませんね。131に対して全体のヨウ素の量は、だいたい2.5から3倍でしょうか。
そうすると、両方合わせて、相当大きな係数を掛けなければならないのかもしれないと思いました。
Posted by つきのわっくま at 2013年06月29日 07:35
はじめまして、流れ者です。2007年のことが話題になっているから気になりました。
ちょうど2007年私は31歳でしたが、急に白内障になって、両目ともレンズを除去しています。当時愛知県に住んでいました。どこかから漏れていたのでしょうか?身の回りでも心臓病でなくなり知人が急に目立った年でした。
Posted by 流れ者 at 2013年06月30日 06:54
Posted by いんちょう at 2013年06月30日 10:14
中越沖地震での柏崎刈羽原発の放射能漏れに関しては、この先の私自身の身体が証明していく事でしょう。まぁ福1事故とどちらが原因なのか?判明しない可能性が大ですが。
ただ気になるのが、知り合いの方で、あの地震の翌日にボランティアで柏崎市に炊き出しに行った方がいるのですが、小泉今日子と同じ歳なのに、「老眼が始まったみたいで、最近視力の低下が酷くなった」とこの頃ボヤいておられます。あと、最近、膀胱炎にもなったとか。その方は福1事故後の東京へもよく行っているみたいですし、なんか気になります。
Posted by 新潟県民 at 2013年06月30日 11:11
「巨大技術と人間」という巨大科学批判の本に原発問題の節があるが、出たのはチェルノブイリ直後のあたり。原発は実験ができない。スリーマイル後の新安全基準でも、原子炉の設計そのものまでいじくっていない。制御室のボタンの配置とかまでは変更したりしたが中身まではいじくれない。下手にいじって事故が起こるとマズいからだ。通常の科学は実験して失敗したら改善してやり直せる。飛行機でも客の代わりに鉛を載せて試験飛行実験しているが、原発は実験ができないから安全性を信仰するしかなく、科学ではなく宗教であると看過している。池田清彦「科学はどこまで行くのか」でも同様の推論で原発が爆発すると10年以上前に予測していた。

スリーマイルでもアメリカはメルトダウンしていないなど、6年も嘘をつきつづけたって書いてある。経緯を要約すると
1年目メルトダウンしていない、融点は2800度だが2000度だ
2年目2000度じゃなかった、二千数百度だが、まだ融点よりは低かった
3年目2800度にはなったが、実は融点は2803度だったんだ、2803度よりは低かったからメルトダウンしていない
5年目メルトダウンしていたかもしれないとようやく認めた
6年目実は15%メルトダウンしていました
7年目70%もメルトダウンしていたと7年目にしてやっとリーク

メルトダウンしていないなどといっていたトンキン電力と全く同じ論法だな。

チェルノブイリも核爆発だったんだが、ソ連はもちろん、アメリカも隠蔽に荷担していたともある。核兵器は臨界条件を満たすために核分裂性物質が四散してしまわないように化学爆弾で押さえつける。これで連鎖反応を維持して核爆発させる。原発は数%だけが核分裂性物質だから、燃料の質量が重くなって、四散する危険性が低く、むしろ核爆発しやすいとこの本にも、書いてある。プルトニウム生産原発が黒鉛炉だから核爆発することがバレると反対者が増えて困るからだそうだから隠蔽していたらしいが、どこの国も同じ。中国の核兵器用黒鉛炉も2008年に四川地震で爆発してプルームが日本を直撃して空間線量数十倍になったんだけどな。西日本のプルトニウム汚染もこのときの降雨の影響もある、当時雨が降っていたし。原子物理学では同一の原子や原子核は区別できないという公理があることを忘れていないか?福島三号機も核爆発だが、国家機密指定になってYouTubeでみれなくなっている。国家機密といえば、1960年に原発爆発の被害見積もりもできたばっかの原子力委員会が試算したんだが、全て国家機密として隠蔽されたとも書いてあった。

「素粒子をつくる時代」中央公論社にも1970年代には物理学は終わったという意見もあるが、無能な人間が食っていくためだけに物理学実験が行われるようになって時間や金ばかりが掛かるようになってしまった。わざと時間をかけて自分が定年まで逃げ切れればいいと考えている。高速増殖炉や核融合がいつまでたっても実用化できなかったのも、こういう理由もある。逆に有能な人間が出てきて実用化できそうになると自分たちが失業するのでそういう人間を弾圧してでもやるやる詐欺を続ける。

シミュレーションでなんでもわかるというが、コンピューター自体、数学やプログラミングが必須で、そういう理論を応用してプログラムを作って動かすのだから、当然限界があるはずだろうに、数学やプログラムで記述できないことがあることすら認めない。吉田武もシミュレーションでなんでもわかるというコンピュータ至上主義に警鐘を鳴らしているし、佐藤文隆も「科学と幸福」岩波現代文庫で同様のことをのべている。なんでも定量化できるなどと考えるのはシャルガフ「ヘラクレイトスの火」でも強烈に批判されている。科学は定量化至上主義で自滅するとシャルガフは言っている。DNA発見のワトソンはロザリンド・フランクリンを陥れて業績をパクったのだが、シャルガフはワトソンの差別主義的思想を一発で見抜いて批判している。ワトソンやエドワードテラー(水爆)のようなmad scientist が日本に蔓延っている。早野も山下もエートスも同じ穴の狢。そういえばイギリスで受精卵から核を取り出して未受精卵に移植する実験が成功したらしいが、731部隊直属の東大のキチガイ医師たちもこういう人体実験で喜んで遊ぶのだろうな。ips細胞は癌化リスクがあることも黙殺、ノーベル賞効果でワクチンみたいに無料接種でips細胞でいろいろ作って人体実験台にされるんだろう。子宮徑癌ワクチンと同様被害を全て隠蔽してデータだけ取る。

理系の大学自体欧米では19世紀までタブーだった。日本語ではuniversityもcollegeもinstituteも全部大学と翻訳されるが全部意味が違う。欧米の大学はもともとキリスト教の宗教家、法律家、医者養成機関だった。ケンブリッジもハーバードもぜんぶそうだ。みんな大好きガリレオは医学部中退。アリストテレスの理論を暗記させられるのが嫌だったらしいが、ガリレオは論理学を駆使して全て証明しながらアリストテレスを勉強したそうだ。欧米で理系大学は19世紀後半から20世紀前半ごろにやっと設立が認可された。アインシュタインの母校チューリッヒ工科大学もできたばかりのころは大卒資格は得られなかった。近代ではナポレオンが作ったポリテクが世界初の理系の学校。ここを出た科学者・技術者たちがナポレオン戦争を支えていたがまだ大学じゃなかった。これをモデルとしチューリッヒ工科大学やMITなどの学校が世界中に作られていった。日本はそういうしがらみがないので工学部は東大が世界初で簡単に設置できた。同時欧米では手を使う職業は身分低く外科医より内科医のが地位が高かった。

トリチウムがカナダで隠蔽されているらしいとかTwitterで見たが、カナダと韓国の原発はトリチウムが大量生産できる重水炉という原発を使っている。カナダも韓国もアメリカの植民地なので、アメリカの水爆や核融合実験用の核燃料トリチウム工場として使われているのだから隠蔽されているんだろうな。トリチウム垂れ流しがバレて潰されるとアメリカ核開発計画に支障をきたすから。韓国原発排水からもトリチウム垂れ流し。日本海の海産物も九州のも韓国のトリチウムまみれ。

そういえば

http://www.iwanami.co.jp/hensyu/jr/toku/1302/500735.html

これとかも科学的記述は十分推薦できるレベルなのだが健康影響は完全に買収されてるだろ、と思えるレベル。
Posted by 核爆発を起こすと書いてある本読み返した at 2013年06月30日 16:42
サイログロブリンが二人の幼児にそろって高く出て、ずっと上昇し続けだったのと、関西に避難してからずっと下がり続けたのでそのまま関西に転居しました。しかし何年後かにまた上がるのではないかと不安は消えません。また、東日本に残って仕事をしていた父親の私は肺がんになりました。同じような話は皆さん聞かないですか?怖いのは甲状腺がんだけではありません。国に期待できないので、みなさん自衛をしてください。
Posted by good day at 2013年06月30日 23:38
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