
【福岡県内の59歳女性】今度生まれた孫娘が、肛門がない「鎖肛」と診断されました。「人工肛門にする必要がある」と言われましたが、普通の病院でできる手術でしょうか。
宮本さん(旭川医科大学) 肛門は上からおりてきた腸と下から開いていく穴とがうまくドッキングしてできたものです。鎖肛は、上からおりてきた腸が途中のところで止まってしまう病気です。便が透けて見える低位のタイプは、穴を開けることで済みますが、腸が高いところで止まる高位の場合は人工肛門を作る必要があります。鎖肛の人工肛門は必ず閉じることを前提に作ります。体重5−7キロくらいでおしりの穴を作り、1ヶ月ぐらいしてか人工肛門を閉じてからつなげます。ただ、その後も便秘や便失禁で苦労しやすいので10歳を過ぎる頃までは浣腸や腸の洗浄などのケアが必要となります。

(鎖肛の模式図 ラングマンより)
異常胎児選んで減胎手術36件…長野の産科医
出産の危険が高まる双子や三つ子などの多胎児を妊娠した際、胎児の数を減らす減胎手術の実施を公表している諏訪マタニティークリニック(長野県下諏訪町、根津八紘院長)で、異常が見つかった胎児を選んで手術を行ったケースが、これまでに36件あることがわかった。
8日から大分県別府市で開かれる日本受精着床学会で発表される。母体保護法は減胎手術について定めておらず、国も具体的な指針を作っていないが、こうしたケースが初めて明らかになったことで、今後、議論を呼びそうだ。
同クリニックによると、減胎手術の理由は、ダウン症などの染色体の病気が25件、胎児のおなかや胸に水がたまる胎児水腫などの病気が11件だった。31件が不妊治療による妊娠だった。
いずれも、夫婦が「減胎できなければ、すべての胎児を中絶する」との意向を示したという。今回の減胎手術について、根津院長は「一人でも命を助けるために、やむを得ず行った」としている。
◆減胎手術=多胎妊娠となった場合に、母子の安全性を高めるための処置として始まった。超音波で確認しながら、子宮内で一部の胎児を心停止させる。通常、胎児の異常がほとんどわからない妊娠初期(12週未満)に行われる。
(2013年8月5日07時02分 読売新聞)
異常妊娠〜無心体双胎〜私の体験記から
*無心体*(私の体験したケース)
片方の子は元気に順調に成長しているのですが、もう1人の子には上半身がありません
脂肪のかたまりが体になってて足だけがついてて、頭も腕も心臓もないんです。
それが、『無心体』と言うそうです。
そしてさらに、その元気な方の赤ちゃんが、無心体の子に一生懸命に血液を送って、
(表現は違ってるかもしれないけど)育てていると言う話でした。
35,000〜50,000分娩に1の割合で起こる、要は珍しい奇形の一種だそう・・・
このままだと、一生懸命血液を送り続けている元気な子の心臓に負担がかかって
心不全を引き起こし、最悪死亡、運よく生まれても何らかの障害が残ったり
、
極度の貧血になったりする可能性もある・・・とのことでした。
つまり、いつ死んでしまうかわからない状態だったんです。


無頭骨無頭無心体(先天奇形図譜)
社会 : 県立こども病院に口唇・口蓋裂センター7月開設更新:2013-5-16 6:00
唇や口腔(こうくう)の上側が割れた状態で生まれる口唇裂(こうしんれつ)・口蓋裂(こうがいれつ)の県内での治療体制を充実し、長期間かかる治療や言語リハビリの患者負担を軽減することを狙いに、県立こども病院(安曇野市)に7月、口唇・口蓋裂センターが開設される。主な治療の場として同院と信州大学医学部付属病院(松本市)、松本歯科大学付属病院(塩尻市)が連携するほか、東北南信と山梨県北部地域にそれぞれある基幹病院などが連携する「全国初の多施設間協力型センター」(こども病院)という。
口唇口蓋裂は、新生児期から成人期までの長期にわたる治療が必要。形成や口腔の外科医、矯正歯科医に加えて、手術で口蓋裂を閉鎖しても発音に影響が出ることがあるため言語聴覚士の関わりが必要なほか、合併症に備えて耳鼻咽喉科や小児科なども入った「チームアプローチが不可欠」(こども病院の藤田研也形成外科副部長)とされる。
県内ではこれまで、主にこども病院形成外科と信大付属病院形成外科が連携し、県内の医師や言語聴覚士も参加する「口唇口蓋裂治療の会(長野・山梨)」が中心になって患者の治療を進めてきた。1998年からの治療者総数は1067人で、昨年9月時点での治療継続者は513人という。同会の取り組みは「長野モデル」として学会でも評価されてきたが、「医師の異動などに伴う継続性や、窓口がないため患者はどの施設に相談すればよいかわからないなどの課題があった」(同)という。
開設する口唇口蓋裂センターは、各施設間のつながりを維持し、一貫性のある治療、継続的な情報提供を行うほか、口唇口蓋裂治療の窓口として、必要に応じて適切な治療機関を紹介することが目的。こども病院の形成外科とリハビリテーション科、信大医学部付属病院の形成外科と歯科口腔外科、松本歯科大付属病院の矯正歯科を主な治療の場とし、遠方の患者の場合は県内各地の連携治療施設を紹介し、手術治療などではこども病院や信大病院の医師が参加していく。
センター開設に向けてこども病院では、院内体制として4月から毎週金曜日午後に、口唇口蓋裂専門外来を開設したほか、言語聴覚士によるリハビリ体制の充実も図った。センター長を務める藤田形成外科副部長は、「患者が安心して治療を受けられるセンターにしたい」とし、センター運営委員長の野口直彦こども病院形成外科部長は、「(口唇口蓋裂治療に取り組む)新たな医師を育てることもセンターの役割」としている。
広島の助産婦の証言 ー ヒバクによる奇形
私は昭和20年当時、尾長町で産院を開業していました。41歳でした。その頃はまだ家庭分娩が多うございましたが、だんだん少なくなりまして、昭和30年頃には、皆産院に吸収されました。
何も記録は持っていませんが、奇形がたくさん出ました。当時はABCCへ、みな報告しなくてはいけないシステムになっていました。奇形が出ましても、報告するのを嫌う人もございましたので、しなかったこともあります。
一番多かったのは兎唇でございました。それも口蓋裂もあって、泣くと喉の奥まで見えるんです。お乳も飲めないような...それから肢指過剰ですね。多指です。それから鎖肛(正常な位置に肛門がなく、直腸が盲端になっており、5千人に1人の確率で発病する)。肛門のないのも多うございました。兎唇や多指は数が多うございました。分娩で頭の先がでましたら、今度も兎唇じゃないかしらと思ったら、やはりそうで、そのたんびに憂いたことを覚えています。あーどうしてこんなに兎唇が生まれるんかしらと思いました。
すぐ近所でございましたが、二軒に同じように耳のない子が生まれました。その1人の赤ちゃんのおばあさんは、産婦人科の看護部長をしておられました。奇形が生まれたということで、すぐに病院に電話をされたれしいですが、先生が来られたあくる朝、赤ちゃんは逝きましたからね。もう一軒は可愛い女の子でございましたが、おばあちゃんは「火葬場に持って行くまでは、泣きだしはしませんから。」と言っておられました。これは薬を使ったんだなと私は思いました。もちろん、家族は何も言いませんし、私も聞きもしませんでした。元気な子でしたがね。そのおばあちゃんは生涯悩まれたそうです。可愛い子だったですからね。髪の毛でね、こうやって耳を隠していれば判りはしませんのにね。耳がないんです。ツルッとしておりました、片方だけ。
それから、内蔵露出で、グルグルと腸が出ておりまして、思い出してもひどいヘルニアだったんですね。大学病院で手術をしてもらい、それはどうにか助かりました。
まだそれから、鎖肛、これはたくさんありました。それから無脳症ですね。終戦直後ではないから、2〜3年後だと思います。母親は30代でした。どうしても頭の位置がわかりませんのよ。上の方にあるのは確かに臀部だがと思いましても、頭部に触れませんのよ。おかしいなと、みよりましたら、無脳症でございました。氷を氷袋の中にいれて下げたらザラザラしますように、頭蓋骨がぜんぜん固まっていない子でした。だからそんな子が生まれたら、極秘にしてもらいたくてね。こんな事は当時はとても言われませんでした。
2012年3月に寄せられた投書
奇形と分かったご家庭には、保健師をはじめ次々と何人もで訪ねてくること。
妊娠中に突然、胎児の頭部が大きくなり、堕胎をすすめられた方。
口唇裂の赤ちゃんの診察のために病院に出かけた際、「ひとに見られたくない、聞か
れたくない」と
ひと目を気にする方には、病院の方から「お宅だけじゃないですよ。気にしなくても
大丈夫です」と声がかけられること。
実際、おなじ事情に苦悩する患者さんご家族どうしが、「ごろごろと」隣り合って病
院にいること…等々。
長崎 本田孝也医師からの奇形児についての質問
0808報道ステーション「被爆の遺伝的影響」
(2013.9.4 に削除を確認しました。追記に書き下し文を紹介しています)
大阪大学野村大成名誉教授



・オスのマウスに放射線を当てる。しばらくしてから正常のメスと交配する。生まれた子どもを見てみると、線量に比例して子どものがんが増える
・さらにメスの場合、放射線をあて、正常のオスと交配すると、その方が(子どものがんの)頻度はさらに高い
・その子ども同士を交配すると、孫にも(がんが)増えた
・(遺伝的影響で)間違いないと
・調べた限り、すべての生物に遺伝的影響が起こっている。その時、必ずつけられるのが、except human = 人を除くすべての生物
・人間だけが放射線に被ばくして、子どもに遺伝的影響が出ないなどあり得ない

46歳 教員
8月20日付本欄「かわいいな 赤ん坊の足」に強い違和感を覚えました。ご自身の出産時にお子さんの足の指が十本あることを確認し、ホッとしたという内容でした。指が十本でないと不幸なのでしょうか。一歳半になる我が子の右足の外側には6本目の指がちょこんとついています。
私たち夫婦は、この子の個性だと考え「むっちゃん」と親しみを込めて読んでいます。診察した医師から「いじめられないために」と手術を勧められました。しかし「人と違うことでいじめの対象になりますよ」と言われているようで悲しい気持ちになりました。
投稿された方は日常のささやかな幸せを表現したのだと思いますが、正常だから幸せだととれる表現はいかがなものでしょうか。人と違うことこそが、その人の価値だと思います。
多指が増えていることも、この新聞投書からわかります。今後は、「奇形ではなく個性」として、ごまかしていくつもりなのでしょう。10本指の赤ちゃんに喜んだこと自体を糾弾される。なんと、おそろしい社会でしょうか。
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【文字おこし】2013.8.8 報道ステーション 『”遺伝的影響”本当にないのか 被爆二世の願い そして未来』
((出演者))
〇畑井 克彦氏 被爆二世の高校教師(57)
〇崎山 昇氏 長崎県被爆二世の会・事務局長
〇野村 大成氏 大阪大学・名誉教授
〇古舘 伊知郎 キャスター
〇恵村 順一郎 朝日新聞論説解説員(大阪社会部を経て政治部、AERA編集部。)
〇小川 彩佳 テレビ朝日アナウンサー
◆小川氏:
おととい(8月)6日は、広島。明日9日は長崎に、原爆が落とされた日です。
(画像)モノクロ写真。焼け残った教会の方角を向いて黙祷をささげている幼い子ども抱く母親、少女たち。
こちらは、長崎に原爆が投下されてから1年後に撮影された写真です。
追悼をささげる少女たちの後ろ姿。
この少女たちは、被爆者なのかもしれません。
そして彼女たちが大人になって、母親になっていたとしたら、その子どもたちは、被爆二世なのかもしれません。
しかしその被爆二世に方々について、国はその実数さえも把握していない状況なんです。
◆「親から子へ渡された 命のバトン」
「戦争を原爆を 体験した人がいなくなったとしても」
「不安や苦しみは続くのか」
◆ナレーション:
(画面)誰もいない教室のドアを開ける男性。
夏、無人の教室。
生徒たちの残り香を感じながら、自らは、夏が大嫌いな少年だったことを、思い出す。
兵庫県の高校教師、畑井克彦さん。
(画面)年老いた母と畑井さんのカフェでお茶する2ショット写真。
母は、原爆投下直後、救援活動で広島に入り、被爆した。
◆(画面)生徒のいない教室でインタビューを受ける畑井さん。
畑井氏:
生きている人間にうじがわいたとかですね、えーで「うじ」が動くもんだから、かゆいので、それをこう箸でとってあげたとかですね、そういうまあ、あまり聞きたくないことをずーっと聞かされて、まあほんと嫌でしたね。
(字幕のまとめ)
「兵庫県・伊丹市」
「被爆二世の高校教師 畑井克彦さん(57)」
「母・茂子さんは原爆投下直後 救援活動で広島に入り被爆」
「生きている人間にうじがわいたとか」
「うじが動き かゆいので それを箸でとってあげたとか」
「あまりききたくないことを(夏休みの間)ずっと聞かされて」
「本当に嫌だった」
◆(画面)母・茂子さんが灯台をバックに笑顔を浮かべた写真。
ナレーション:
生前、手足のしびれなど、体調不良に悩まされていた母。
(画面)病室のベッドで、不思議の国のアリスの仕掛け絵本を眺めている写真。
4年前、亡くなった。
(字幕)
「4年前に他界」
◆(画面)学校の廊下を歩く畑井さん。
ナレーション:
畑井さん自身も、8年前にがんが見つかり、以後、4度の手術を繰り返した。
(画面)廊下で4人の女子生徒に優しい笑みを浮かべ話しかける畑井さん。
疲れやすくなった身体。
それでも、生徒の前では、素振りさえ見せない。
畑井氏:
今の医学で言えば、非常にその、えー、それが遺伝であるっていうことは難しいよっていうふうに(医者に)言われましたので、受け入れざるを得ないのかと。
明日、目が覚めない可能性もあると。
だから今日が勝負やと、いうふうな形で生きていることは確かです。
(字幕のまとめ)
「畑井さんも8年前にがんが見つかり 4度の手術を繰り返す」
「ナレーション 小山茉美」
「被爆二世の高校教師畑井克彦さん(57)」
「今の医学でいえば」
「それが遺伝であるということは難しいと(医者に)言われたので」
「うけいれざるを得ないのかなと」
「明日 目が覚めない可能性もある」
「だから今日が勝負だというふうな形で生きてることは確か」
◆(画面)人々が行き交う横断歩道。おそらく広島。
ナレーション:
被爆者の子どもたち。
いわゆる、被爆二世は、全国に30万人とも、50万人とも言われている。
しかし、国による正式な調査が行われていないため、その実数はわかっていない。
(字幕のまとめ)
「被爆二世 全国に30万人とも50万人とも」
「国による調査が行われていないため 実数はわからず」
◆(画面)電話機のアップ。受話器を取る男性。
男性:
はい。被爆二世相談窓口です。
(画面)男性2名、女性1名の相談員。
ナレーション:
週に一度、長崎県内の被爆二世を対象にした、電話相談。
(画面)男性が相談に応じている様子。
今、そして将来に関する、健康不安。
(画面)相談内容を記載した紙が並べられている。
さらには、自分の子ども、被爆三世への影響に関することなど、さまざまな悩みが寄せられる。
(画面)相談内容を記載した紙の一枚をクローズアップ。そこには「白血球の数が少ない・・・」の文字。
(字幕のまとめ)
「長崎市」
「はい 被爆二世相談窓口です」
「今 そして将来に関する健康不安」
◆(画面)長崎県被爆二世の会・崎山昇事務局長にインタビュー。
崎山氏:
例えばあの、被爆二世ということがわかって、えー結婚が、まあ駄目になったとかですね。
あるいはあの、結婚していて、離婚せざるを得ないような、えー状況に至ったとかですね。
あるいはあのー、会社を、辞めさせられたとかですね、まあそういった話も、あのー聞きます。
なかなか、やはり自分が、被爆二世だということを、えー名乗ることができない。
(字幕のまとめ)
「例えば被爆二世ということがわかって」
「結婚が駄目になった」
「離婚をせざるを得ない」
「会社を辞めさせられた」
「なかなか自分が被爆二世だと名乗ることができない」
◆(画面)長崎平和公園。路面電車の走る長崎市内。
ナレーション:
現在、国の被爆二世に対する援護策は、年に一度の健康診断のみ。
(画面)母と手をつないで坂道を歩く男の子。
仮に、重い病気になっても、一切救済の対象とはならない。
(画面)橋上を歩く人々。
現時点で、放射能の遺伝的影響は認められない、という立場にあるためだ。
(字幕のまとめ)
「国の援護策 年に一度の健康診断のみ」
「現時点で放射能の遺伝的影響は認められない」
◆(画面)マウスの実験室。
ナレーション:
じつは、マウスによる実験では、放射能による健康被害が遺伝的影響としておこり得ることが、明らかにされている。
野村氏:
オスマウスに放射線を当てるんですね。
でしばらくしてから、3、4、5分経ってから、あのー正常メスと交配するんです。
(そうする)とー、生まれた子ども、見てみると、線量にあの比例して、あの子どものがんが増えてきました。
(逆に今度は)メスに(放射線を)当てて、それから生来、正常のオスと交配してみますのね。
そうした方が、むしろ(がんの発生)頻度高いです。
子ども同士を交配して、孫みたいなやつね、そうしたら孫にも(がんが)増えたんですよ。
これはもう間違いないわけです。
(字幕のまとめ)
「大阪・茨木市」
「マウスの実験では」
「大阪大学 野村大成名誉教授」
「オスのマウスに放射線を当てる」
「しばらくしてから正常のメスを交配する」
「生まれた子どもを見てみると線量に比例して子どものがんが増える」
「さらにメスの場合 放射線をあて 正常のオスと交配すると」
「その方が(子どものがんの)頻度がさらに高い」
「子ども同士を交配すると孫にも(がんが)増えた」
「(遺伝的影響で)間違いないと」
◆(画面)研究室の様子。パソコンに向かう白衣の女性。
ナレーション:
野村教授が、45年にわたりマウスで行なってきた研究。
(画面)男性2人が電子顕微鏡で何か調べている様子。
いったん親が被ばくすると、2世代、3世代と、高い頻度でがんになることがわかった。
(字幕のまとめ)
「いったん親マウスが被ばくすると2世代、3世代と高い頻度でがんに」
◆(画面)野村教授のインタビュー。
野村氏:
調べた限り、すべての生物に、遺伝的影響が起こっているんです。
その時、必ず付けるのが、広島・長崎のことは、except human、人を除くすべての生物。
人間だけがね、放射線なり、化学(物質)でも何でもいいですけど、被ばくして、あのー子どもに遺伝的な影響が出ないなどあり得ない。
(字幕のまとめ)
「調べた限り すべての生物に 遺伝的影響が起きている」
「そのとき必ず付けるのが」
「except human=人を除くすべての生物」
「人間だけが放射線に被ばくして」
「子どもに遺伝的影響が出ないなどあり得ない」
◆マウスの画像。
ナレーション:
人への遺伝的影響は、本当にないと言い切れるのか。
(画像)研究論文の画像。
去年、広島大学のチームが、ある実験結果を発表した。
(画像)研究論文の結語をクローズアップ。
結 語 ((←これ重要だと思うので、文字におこします。))
1946年から1973年までに生まれた119,331名の原爆2世集団において1995年までに94例の白血病が発症していたことが判明した。
また、被爆後間もなく1946--1955に生まれた35年間の観察を終えた49例の解析では、
(以下、テレビ朝日側がスポットを当てている部分 ↓ )
両親が共に被爆している場合は片親のみが被爆している場合に比して、白血病発症の頻度が有意に超過していた。
ナレーション:
父母のどちらか被爆した人よりも、両親ともに被爆した人の、白血病の割合が、高い。
研究チームは、広島への原爆投下から10年いないに生まれた被爆二世、6万3000人余りを、追跡調査。
とくに、両親ともに被爆した人の発症率は、父親のみ被爆と比べると、5倍以上になったという。
(画面)相生橋から臨む原爆ドームと元安川。
今後も、調査を続けていくとしている。
(画面)モノクロ写真、原爆投下直後の広島。写真奥、当時は広島県産業奨励館であった原爆ドームが見える。
放射能の見えない恐怖に向き合う、被爆二世。
(字幕のまとめ)
「広島大学・鎌田七男名誉教授の研究チーム」
「広島への原爆投下後10年居ないに生まれた約6万3000人を追跡調査」
「「両親ともに被爆」した人の白血病発症率は「父親のみ」被爆の5倍以上に」
◆(画面)長崎県被爆二世の会による行政に対する申し入れの様子。
ナレーション:
被爆者援護法の適用や、がん検診の実施。
二世、三世の実態調査などを、長年求め続けている。
崎山氏:
国が、過去に戦争を行った結果、原爆が投下されて我々(被爆二世)が存在しているわけですから、特に苦しんでいる、病気で苦しんでいる、被爆二世については、えー被爆者のみなさんと同じような、やはり援護対策をですね、講じていただきたいと思うんですね。
(字幕のまとめ)
「被爆者援護法の適用」
「がん検診の実施」
「二世、三世の実態調査などを国に求める」
「長崎県被爆二世の会 崎山 昇事務局長」
「国が過去に戦争を行った結果」
「原爆が投下されて、我々(被爆二世)が存在しているわけですから」
「特に病気で苦しんでいる被爆二世については」
「被爆者と同じような援護対策を講じていただきたい」
◆(画面)厚生労働省前。
ナレーション:
あらためて国に聞いた。
希望者に対しての健康診断は、行っている。
被爆二世に対して、調査を続けているが、これまでの調査の中で、遺伝的な影響は確認できていないため、現状ではこれ以上の対応は、できない。
(字幕のまとめ)
「国の回答」
「希望者に対しての健康診断は行っている」
「被爆二世に対して調査を続けているがこれまでの調査の中で」
◆(画面)母・茂子さんの仏壇に線香をあげ、手を合わせる被爆二世の高校教師、畑井さん。
ナレーション:
被爆二世の高校教師、畑井さん。
夏になると、原爆の話をする母に、高校生の時、感情をぶつけた。
(画像)母・茂子さん遺影。
母は、それから多くを語らなくなった。
(画面)チラシの印刷風景。「放射能と食を考えるワークショップ お話ししましょ♪ 県外避難者の集いin伊丹 日時5月27日(日)・・・」のチラシ。
今、畑井さんは、地元兵庫で、二世の会を立ち上げ、情報交換の場を作るとともに、(東京電力・福島第一)原発事故で避難を続ける母親たちのサポート活動も、行っている。
(画面)避難を続ける方々との会合風景。
避難者(母親):
内部被ばくを実感している人たちも、いらっしゃるし、被ばくしてても、きっと気づいていない方が大部分だと思うんですね。
小さいお子さんが、あの・・・(声が絞られる)
(画面)母親の話を真剣に聞く、畑井さん。
ナレーション:
亡くなった母が、自分に伝えたかったこと。
それを、福島からの避難者に、気づかされたことがある。
子どもの将来を悲観した母親が、流した涙だった。
(字幕のまとめ)
「畑井さんは兵庫で「二世の会」を立ち上げる」
「原発事故で避難を続ける母親のサポート活動も行う」
「福島から避難を続ける2児の母親」
「内部被ばくを実感している人たちもいらっしゃるし」
「被ばくしていても気づいていない方が大部分だと思う」
「亡くなった母が伝えたかったこと」
「子どもの将来を悲観した母親の涙」
◆(画面)母・茂子さんの仏壇の前で、畑井さんのインタビュー。
畑井氏:
事実は、母はずっと語ったんだけれども、自分の思いは語ってないですね。
でその思いを聞いた時に、ほんとの母のその苦しみっていうか、
(画面)在りし日の母・茂子さんと畑井さんの2ショット写真。
そっか、あっこういうことが言いたかったんだっていうこと、初めて気づかされてですね。
あっまあ、五十年何年経って、やっとその、母の、しんどさっていう、本当に伝えたかったことってことが、納得がいったんですね。
(字幕のまとめ)
「「事実」は母は語ったんだけど 自分の「思い」は語っていない」
「(福島の母親の)思いを聞いたときに本当の母親の苦しみというか」
「「こういうことが言いたかったんだ」ということを初めて気づかされて」
「五十何年経ってやっと母のしんどさ」
「本当に伝えたかったことというのが」
「納得がいった」
◆(画面)広島平和記念公園、平和の灯(ともしび)。子ども連れが手を合わせる様子。
ナレーション:
親から子、子から孫へ。
命のバトンは、続く。
被爆という過去は、遠い日になったとしても。
古舘氏:恵村さん。
恵村氏:はい。
古舘氏:
あの、国がこう跳ね返してくるルールっていうのは、つくづく、理不尽、不条理だなと感じるんですが。
恵村氏:はい。
古舘氏:
しかし、同時にその不条理の渦の中で、本当のお母さんの、思いというものを、学び取った方。
そして、子どもさんを、がいるということで気づかされたお母さん。
こういう方々がこう、つながり始めていることも事実ですね。
恵村氏:そうですね。
古舘氏:ええ。
恵村氏:
本当にそうですね。
あのー広島・長崎の被爆二世の方々の多くはですね、もう中高年になっておられて、あのー健康不安を抱えてらっしゃる方もいますし、それから放射能による遺伝的な影響ですね。
これがあるんじゃないかと、心配、になってる方も、多くいらっしゃるんですね。
古舘氏:はい。
恵村氏:
でしかしそのー、国はですね、その人数さえ調べてないわけです。
したがって、その援護策もないわけですよね。
で、核兵器によって瞬時に多くの死傷者が出た、その広島・長崎の被害。
それから、2年以上経っても、この放射性物質が拡散し続けている福島の被害ですね。
その被ばくっていうのは、同じではないわけですけれども。
古舘氏:はい。
恵村氏:
しかしその、放射能が長い期間ですね、次の世代も含めてどんな影響を及ぼすのか、そのー被ばく者やその子どもたちがですね、生涯不安を感じ続けなければならないというのは、
古舘氏:(うなずく。)
恵村氏:
広島・長崎も、それから福島も同じだと思うんですね。
古舘氏:はい。
恵村氏:
で福島で内部被ばくをしたり、低線量被ばくを受けたりしてですね、えーした方々とか、その子どもさんたち、将来病気になったりしたような時にですね、あのー国策として原発を推進した国っていうのは、どう向き合うっていう、つもりなんでしょうか。
古舘氏:うん。
恵村氏:
で広島・長崎の被爆二世と同じようにですね、科学的根拠がない、確認できないと、いうことで、援護の対象外にするようなことがあってはならないと、私は思う、思います。
古舘氏:
この繰り返しを、何回も何回もやっていいのかっていうのは強く感じますね。
〇0808報道ステーション「被爆の遺伝的影響」
http://www.youtube.com/watch?v=xOVgy0D2bqs
タグ:奇形
一度先生にも呟いた内容ですが1960年代福岡の高校生だった私の長男は(1973年生まれ)奇形ではありませんが精神障害者です
生まれたときの体重が4Kg越していて出血多量でとても難産でした。
妊娠当時山口県に住んでおり近くの保健所の母親学級に通い妊娠中の生活やお産の注意点などいろいろ指導を受けていました。
そのとき保健婦さんが五体満足だったらとても良いことだと、そのころは奇形児が結構多く生まれ、特に長崎が多いと話されました。
それを聞いて不安に思い出産まで、五体満足でありますようにと祈って過ごしておりました。
そのころ自閉症児という言葉を耳にし、わが子も自閉症児に近い子でしたが少し違う症状も出てました。
又聞いた話ですが有名な漫画家のエ○○氏の長崎生まれの次女の方が奇形児で長崎大学の標本になっているとのことです。原因は核実験の被爆だとその漫画家はへらへら笑いながらテレビで言ってたそうです。
私自身は長男が障害があるということで育て方が悪かったとか悪い遺伝子を受けついだとかずいぶん悩みましたがフクシマの情報を観て自分が高校時代被爆したのだと確信し最近少し心が軽くなりました。
自分が被爆したのではと思った要因は@高校時代朝洗顔のとき2度ほど多量の鼻血Aその後3ヶ月ほど夢遊病者みたいな経験B頑固な歯肉の腫れ(以後歯槽膿漏で苦労)C校舎の一斉ダニ退治Dブラブラ病に似た症状(4年間の大学生活とその後数年)です
5年前には癌が見つかり内視鏡で取りました
今は食べ物や生活に気をつけているので今のところ元気ですし10月には現在の東京から山口に引っ越します
先生の書いている事は、福島に住んでいる人が見たら、極めて不快だと思います。
少なくとも私はそうです。
医者という立場で、書きっぱなしにし、人を不安にさせるのはどうかと思います。
ここのブログを読んで、助けられた。と言っている人がいますが、その一方で、読む事でストレスを抱え、体調を崩し最終的には一家離散してしまった家庭を知っています。
先生も福島を憂い、心配してこその内容とは承知しておりますが、この様な考えもある事をご理解いただければ。と思い書かせていただきました。
風疹の大流行が少し前に言われていましたが、手足口病も過去最悪だった2011年に次ぐペースという話。
過去最悪だったのが2011年という事は、原発事故の年です。
風疹にしろ手足口病にしろ 放射能汚染の影響の可能性を報じるメディアは一切ありません。
注意喚起の意味でも 放射能汚染の影響(免疫力低下)の可能性を考えるべきです。
少なくとも私はそうです。>>
心地よいことだけを書けばいいというものではないでしょう。不快だからいや、というならこのブログは読まなければいいのです。読むか読まないかは、読み手側の自由ですから。
一家がとおっしゃいますが、大人ならそれぞれが考えをもつべき問題です。不快なのはブログではなく、起きてしまった現実の方です。
核事故、核実験、核攻撃がどんな結果をもたらすかは、すでによく知られていることです。生物学的に遺伝子が壊れることは証明ずみなのですから、癌や白血病のみならず生物に遺伝的影響があるのこともまた自明ですし解決法も存在しません。政府やICRPがなんと言おうと。福島第一の事故だけはよそと違って安全なんだなどという根拠はなにもありません。だから、べつにこの事件だけの因果関係を立証してほしいなどとは私は思いません。すでに問題のフェーズが違っています。
甲状腺癌がそうであったように、起きることは起きてきます。内部被曝のタイムスケジュールはすでに知られており、みている限り、これまでどおりに必然的に進んでいる。ご自身でまずよく現実を観察なさってはいかがですか。出生数の増減、その男女比などを地域毎、時系列で御調べになったたらいかがですか。なんにも問題がみつからないなら、そこで安心して御暮らしになったらいいと思います。
初めてのコメントですが質問させてください。
死亡した人が被曝していた場合 遺骨に放射能が残りますか?
つまり遺骨にガイガー計数管を近づけて被曝していたかどうか分かるものでしょうか。区別出来るのは喉仏の骨ぐらいですが。
納骨が18日なのでその時にガイガー計数管を持っていってみようかと思っているのですが。
先生のブログを読み、正しいと思う人も居る一方、デマだと思う人もいる。
何を信じるかも、どう感じるかも自由です。
誰もこのブログを信じるように強制はしていませんし、できません。
したがって、このブログを信じるのも信じないのもその人の選択です。
実社会でも悪気はなくても誰かを傷つけてしまう事はあります。
仕方ないじゃないですか。
そんな事を気にしていたら、喋れなくなってしまいます。
不快なら読まなきゃ良いんですよ。
不快な人から距離をおくのと同じです。
ちなみに私は放射能問題については半信半疑です。
が、海外在住ですので、本当に安全だと証明されるまでは日本には行かないつもりです。
事故による放射線の健康被害を主張されることで心的損害を蒙るというのなら、それこそ東京電力・政府・御用学者の皆様が大合唱する
『ただちに影響はない』
『放射線との因果関係は認められない』
という言葉と、それをどうやら裏付けるらしい公的資料とやらを信頼すればいい話です。
なんたって天下の東京電力様です、情報の隠蔽も改竄もあるはずがありませんものね?
この大混乱のご時勢。色んな立場の方々がそれぞれの思惑で意見や情報を発表しています。それをどう判断するかはあくまで見る側の問題。
けれど、気に入らないから発表するのをやめろというのは、民主国家・法治国家の在り方として絶対に間違っていると私は思います。
…尤も、絶賛強権発動中の自民党が大躍進する2013年の日本が最早法治国家と呼べるのかは、私には些か疑問ですけどね。
いや、これは暴言でしたね。失礼致しました。
書き手と同様に、読み手側の自由と選択責任もあるのが大人の社会です。
つい3〜40年前までは奇形のかたは差別の対象にもなりながらも社会に確実に「存在して」いました。
今は存在そのものを抹殺されているように思います。差別から護るという名目のもとに。
本来、社会で存在を主張するかしないかはご本人に選択の自由があると思います。
差別は批判しましょう。
でも存在を知らせる情報を周囲が勝手に否定してしまうことには疑問を感じます。
福島の人が読んだら不快というご意見の方がいますが、、
読まなければいいだけです。
私が福島出身だったとしてもありがたく参考にさせていただきます。
ネット時代でよかったと心から思います。
福島に残っている子供は本当にかわいそうですが
大人は自己責任です。
お年寄りなどネットが見れない方は別ですが。。
わたしが暮らしている西日本で原発事故が起こったら間違いなく海外など安全なところへ逃げます。
2年以上たって・・子供っぽい方がいることに驚きコメントさせていただきました。
たしかに、フクシマ事故の後奇形が増えているという主張について、根拠となるような比較データも、ここには明示されてないのが、医学的根拠が不鮮明と批判されるきっかけにはなるだろう。増えているのなら、どの年と比較して、どのくらい増えたのか、が統計上明らかにされるべきである。
ただ、広島原爆の結果、無頭症がかなり生まれたのは事実だし、写真も見た事がある。
なお、小頭症の奇形をかかえたまま、相当数の胎内被曝と被爆二世が、広島で今なお生きている。この人たちのごく最近の写真も見た。
チェルノブイリ以後、ダウン症が増えたということについては、ベラルーシ、西ベルリン、ミュンヘンでの出産に関して、比較データがある。
大江健三郎は、生まれてくる自分の子供が障害を負った子であることを、出産以前に知った。しかし、広島訪問ののち、なんと大江は、障害児を誕生させて、その命を背負って生きるという決心に至る。かくして、大江の子、光の誕生となる。
人それぞれに決断があり、それに口をはさむことなど、第三者にはできない。
もし、私にものすごく好きな女性がいて、その人が原発直後に被曝距離に住んでいたら、自分は結婚に関してどのように行動するだろうか、と考える。
すごく好きなら、たぶん女性が被曝していても、私なら結婚する。
たたし、出産前の検査で子供に重い障害があるとしたなら、どうするか。自分には即答できない。もし、自分が高給取りで収入に十分自信があり、自分の死後、ある程度の金を子供に残せる財力があれは、子供のいのちを引き受けるかもしれない。そのときにならないと、子供については何とも言い難い。あまりにも重たいテーマである。
ただ、すべてのいのちには、意味があると思う。被曝していようがいまいが、障害があろうが無かろうが、すべてのいのちには意味があると思う。
私もみとさんと同意見です。
この問題は、絶対に楽観論ではいけない話であり 慎重論で万が一の事を想定して考えなければならないと思います。
また、チェルノブイリで起っている事、
イラクのファルージャで起っている事などを冷静にみれば、
小野先生が警鐘を鳴らされている事を真摯に捉え、
政府やマスコミや**学会などの言う事に騙されずに、
未来の子供達のために行動しなければならないと思います。
広島・長崎原爆の日が、各メディアで報じられています。
そこで飛び交う被爆(者)に対する「悲惨さ」「理不尽さ」「残酷さ」という言葉は、
今だに被曝を強いられている福島県民にも当てはまるはずですが、
「これはこれ それはそれ」なんでしょうか?
これは、福島で戦う大山弘一さんの魂の訴えですので聞いてください。
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/93893
この動画の政府交渉部分のの53分〜 南相馬市の大山弘一市議の発言。
かなたさんの書き込みが現実であれフィクションであれ、小野先生の記事や根拠になった記事や論文を確認する動きにつながる。
仮に工作員だったとしたら、逆効果なのだと思う。
それに、そういうケース、家族が福島だけだと思っているのなら視野が狭すぎる。東京にも同様のトラブルや家族争議、突然死や流産の話は嫌と言うほど見聞きしてきた。人口を考えると数だけなら福島以上かも知れない。議論を尽くしたうえで残ることや別居・離婚を決めた家族も勿論いるけど、だれそれのHPのせいだとは誰も言わない。どうなろうとも最後まで一緒にいたいと願った、子供だけは守りたいと思った、そういう個別の結論をそれぞれが出している。
で、東電の元会長、社長、副社長の家族が全て海外で現在暮らしていることを思えば、助かりたい一心の家族がどうするべきかは誰かのHPを見なくても分かることだ。
私の家族は、近所の人達に起きた健康被害の内容、学校や自治体の取っている対策の内容、実際に自分で調査した近隣のセシウムの分布、そして子供の検査結果で対応を決めた。
対する先生の回答が素晴らしい。含蓄のある言葉をさらっと仰った。
「人間に奇形が出ないのは、知能があるからだと思います。」
ヒロシマの原爆によるものとはいえ、DNAの損傷の仕組みについてCGと顕微鏡写真を駆使して、説明し、68年後にさえDNAの損傷がますます増えていることを取材していました。
私たち一般人にもとてもわかりやすい解説でした。
DNAって損傷したらそのまま遺伝していきますよね。
被爆者の損傷の様子は酷いものでした。
本来2対の染色体が、1つになっていたり、3つになっていたりがいくつもあるんです。
このDNAの損傷の仕組みからいえば、遺伝的影響はチェルノブイリを見るまでもなく明らかで、チェルノブイリの27年間のデータに対して、ヒロシマは68年間のデータとなります。(ただし番組ではDNA損傷の仕組みを解説してたけど、遺伝については触れていませんでした)
この番組は「第2の白血病」といわれるMDSについて特科したものでしたが、ヒロシマで起こったことはおそらくチェルノブイリで起こり、フクシマでも再現されるのでしょう。
番組ではフクシマについて一切触れていませんが、「これを見たら危険なことがわかるでしょ?」と番組製作者が言ってるように私は感じました。
ヒロシマの放射能によるDNA損傷についての研究成果を誇らしげに発表しているのに、同じ医学的な知識をフクシマにあてはめようとしない医師たちに疑問を感じます。
番組に登場する広島や長崎の医大の医師たちは、本当に親身になって患者に接し、真摯に放射能障害に向き合っていますが、決してフクシマについては言及しません。
核廃絶運動をしていても、反原発については触れません。
今現在の現実や真実に目をつぶっています。
小野先生のブログに不快感を感じる人たちは、現実に目をそらしたいだけです。
目をつぶって見ないことにしても、そこに現実は厳然とあるのです。
見たくないものを見ないだけ。
真実を語る医師がいかに少ないか…。
広島・長崎の医師ですら口をつぐむ世の中。ここまで解明しているのに…。おそらく自分の身の安全第一だからです。
小野先生があえて真実を語ってくれていることの意志に感謝こそすれ、批判していては日本はおしまいです。
私たち市民が小野先生のように真実を語る人を支持しなければ、権力によってますます隠蔽されます。
NHKの番組が教えてくれたのは、被曝してなんとか健康に生きながらえていても、68年も経ってからDNAレベルでおかしくなってくる。
今そうした病気にかかっているのは(すでに68年経っているんですから)子供の時に被爆している人達です。
今、フクシマで子供を育てている場合、親が死んだあとになって今の子供たちが発症する可能性もあるということです。なんて厳しいんでしょう。
だからこそ、汚染地に留まっていてはいけない。
なんとか早く移住してほしい、というのも放射能汚染について糾弾する人たちの願いでもあると思います。
自分の子供が68年経って年老いてさえ被曝の恐怖と戦って生きているなんて、親として耐えられないはずです。それが親心です。
被曝の真実を受け止めて、少しでも早く手を打つしかないんです。
私は専門家ではないですが、ガイガーで測れるのは環境のなかの空間線量、シーベルトであり、
遺骨の放射能測定は、ベクレルを測るベクレルモニターで測らなければわからないと思います。
ベクレルモニターはとても高価なので、市民測定所などに
ご相談されたらいいと思います
政府が、震災がれきに1Mはなしてガイガーカウンターをあてて測っていたのは、無知かわざとかです。小野先生の記事にもありました。ガイガーのなかに、密着させて表面汚染を測れるものもあるようです。インスペクタやソークスなど、非常に高い汚染があった場合、それらの機種なら反応するかもしれません。骨に蓄積するのはストロンチウムなので、
ガンマ線でなくベータ線を測れる機種がいいようです
◆NHKスペシャル 終わりなく戦い
原爆にあった人で、今また白血病が増えていることや、貞子さんの話。
◆NEWS23綾瀬はるか戦争を聞く
広島94才の助産師さんだった人の話で、原爆の後に一つ目、無脳症の子が産まれていたこと、奇形の子話がたくさんあったこと。
◆NHK 復興長崎の記録
長崎の爆心地近くで原爆にあった妹が体の具合が悪くて自殺したこと、同じように電車に飛び込んだというニュースがその頃よくあったこと。
原発も原爆も同じもの。
原爆でいろいろなこと教えてくれているのに、と私は思います。
死亡したのは、世田谷区に住んでいた息子です。
直接の原因は三尖弁置換手術後の肺血栓による低酸素脳症でした。三尖弁が切れかけていたそうですが、手術前本人は「高熱を出したこともないし強い衝撃を受けたこともないってどの医者にもいった」と言っていました。
その割に症状の悪化が早かったのと、死後、彼の友人のブログの中に「目が見えなくなると言っていた」という文がありはっとしたのです。
生前、スカイプなどではいつも放射能汚染の話をしていたのですが「港区の高級な店は野菜でも肉でもベクレル表示があるよ。でも貧乏人は近くのスーパーで安売りの北関東物を買うしかないの。遅くなればコンビニ。どうやって気をつけろってさ」と言うばかり。今となれば首に縄を付けてでも直後一・二ヶ月でも帰省させれば良かったと後悔しています。
手に入れたガイガー・カウンター(昔は計数管と言いましたよね)は幸いソークスです。分かっても息子が戻るわけではありませんが、やってみます。多謝。
>>騒ぎになっていないなら、放射線以外の原因で増えているか、別の理由で増えていると考えるのが普通では。<<
新井さん、失礼ながら論理がおかしいように思いました。
放射「線」(放射能の間違いでしょう)のせいでなければ、増えても誰も騒がないとお考えなのですか。人の健康状態そのものには全然ご関心がないようですね。
口唇口蓋裂の発生率は500分の1、鎖肛の発生率は5000分の1のはず。10倍の開きなのに、「同じぐらいの発生率」とはどういうことでしょう。わざと混同させましたね。言葉の端々から普通の市民の発想とは違う思考経路をたどる方のように思われます。
人の命と健康を粗末に扱わないでください。私もあなたも、いつまでも生きているわけではありません。心をもって生きましょう。
統計的に有意差が出るのを待っていたら子どもを守ることは出来ない。
そもそも医療統計が今後真実を反映するかどうかも定かではないから
当てにしてよいかどうかも分からない。
しかし、友達の家の子が鼻血を出した時、そこの母親が「あんた、また鼻血?」
と呆れた、「骨折が子どもたちに増えているので牛乳を飲ませるように」などと
学校から通達が出た、安定期に入って妊娠を教えてくれた友人が流産したケースが
身近に複数いた、乳児突然死症候群で保健所が訪ねてきた時に「お宅だけじゃない
ですよ。**(隣の地名)にもいるから」と慰めた等々(他にもあげたら多数あり)
あったら、これらの現象が何によってもたらされているか推測する力は持っておいた方がよい。
有意差が出るまで何もしない人はそうしておけばよろしい。自分の子は自分で守りたいから
そういう事実を聴き逃さないようにしたいと思っている。東京の自分の周囲では増えているし、
何をしても防げないと判断したから避難させた。
曰く
「狼は生きろ、豚は死ね」
毎日勉強させていただいてます。
初めてコメントします。
ツイッターはしていないので、こちらに書き込み致します。
私の友達に産婦人科に勤務している看護士がいるのですが・・・最近奇形が多いと初めて口にしたのが今日でした。。。
一番多いのが、口唇口蓋裂、次に多いのがダウン症とのことでした。
食べ物が原因かな・・・と言ったきりそれ以上は話してくれませんでした。
今まで、こんな話は口外しない性格です。でもよっぽど精神的にきついんだなと感じました。
私もあれこれ聞きたいのもあったのですが、聞くだけにとどめました。
ここ兵庫県でもこんな話を身近に聞くのを考えると・・・怖いです。
30代の突然死も最近聞きました。
私の長男の鼻血も頻繁です。。。血液検査しましたが、少し貧血気味で他の数値は正常範囲でした。。。でも、油断大敵と思ってます。
周りで骨折の子も多いなと感じ、鼻血、貧血の話は最近よく聞いてます。
また、何か情報が入りましたらこちらにお邪魔致します。
御身体、御無理ないようにしてくださいね。
彼の死産記事のブログ締めには、東北頑張ろうの文字が。
医師が書いたとは思えない。
原発事故前から、多指も欠指もいる。
増えている根拠は全く無し。
きのうはじめてあった方の実家が福島でした。 従兄のお子さんが甲状腺異常だそうです。{アメリカの放射能関連のブログを読んで驚きました。
福島県の調査によれば47%の子どもに異常があるそうです。日本人のわたしは知りませんでした。}
その方の話では みつくちなど奇形のあかちゃんも生まれているそうです。
秘密保護法 がん報告法で国民の耳をふさごう 口をふさごうとしても ほんとうのことはポロポロとこぼれてきます。
政府もマスコミも信じられません。国に殺されないように 家族の身を守りましょう。
「チェルノブイリ原発事故がもたらしたこれだけの人体被害: 科学的データは何を示している
」
アマゾンのURL:
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%8E%E3%83%96%E3%82%A4%E3%83%AA%E5%8E%9F%E7%99%BA%E4%BA%8B%E6%95%85%E3%81%8C%E3%82%82%E3%81%9F%E3%82%89%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%93%E3%82%8C%E3%81%A0%E3%81%91%E3%81%AE%E4%BA%BA%E4%BD%93%E8%A2%AB%E5%AE%B3-%E7%A7%91%E5%AD%A6%E7%9A%84%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%81%AF%E4%BD%95%E3%82%92%E7%A4%BA%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B-IPPNW%EF%BC%88%E6%A0%B8%E6%88%A6%E4%BA%89%E9%98%B2%E6%AD%A2%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E5%8C%BB%E5%B8%AB%E4%BC%9A%E8%AD%B0%EF%BC%89%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E6%94%AF%E9%83%A8/dp/4772610561
IAEAやWHOがなぜ信頼できないかも併せて理解しておけよ。被災者叩きだ? 残念だったな、こっちは福島県出身なんだ。地元にいづづけた母は、今年の3月6日に肝がんが肺にも転移して苦しみながら死んだよ。姉は白内障だ。そーねそーね、ありきたりな病気ね。無関係?あーそうねそうね、どんなに病人が死んでも、はいはい、わたしたちは「放射脳」。不安ガーの人たちはそうねーそうねー、思想の自由は守られているから大丈夫難じゃない?
福島の人間が不安を煽られているとか、余計なご心配はいらぬお世話だね。こちらはアンタらに心配されなくても、自分の信じるところで生きている。くだらない憐れみこそが差別だ。失礼なんだよ。それとも何か? わたしたちが「被曝で健康被害が出た」と訴えても、「それは国の責任ではない」と、いまから逃げ道を作って、補償をないものにしようとする国粋主義者か? はいはい、そういうことだけはよく頭が回るねww
独立系の医師たちによる「科学的データ」を
読んでから、「医者とは思えない文章」と言えばいい。だれがヒステリックかすぐに解る。
いま福島では医者不足に悩んでいる。どうしてかは解るよなw 高額で引っ張ってこようにも、近寄ってもらえないという事実。
わたしの舅は某国立大学の医学部長だった。
彼の言葉がいまもなお残る。
「CTは危険な検査。決して安易に行って
よいものではない。あくまで、メリットが
デメリットを上回るときにだけ行うべきである」
CTの検査の回数だとかで「このぐらいの被曝は
OK」とする主張する人たちより、わたしは
舅の言葉を信じるね。なにせ「原発爆発前」に
その言葉を聞いているからね。
舅よ、あなたは「ヒステリックな医師」だったそうですよwww
昔、飢饉などで一般庶民が苦しんだとき、2つの解決策があったそうだ。1つは暴動・百姓一揆、もう1つは逃散。これが大名たちを最も困らせた。税を納める庶民共を逃散させないため、米を配るなど善政をせざるを得なかったという。
今、日本人がとっている方策は、我慢という名の現実逃避であって、解決策ではない。先人に倣って、「逃散」で無能な政府を改心させよう!