2013年08月16日

香港の高い線量−ホテル室内0.50uSv/hr ディズニーランド 0.26uSv/hr

 日本の放射能汚染、そして政府の無策に疲れ果てて、海外に移住する方達の話をよく聞きます。確かに今の日本政府、自治体、企業のやっていることは驚きを通り過ぎて、呆れ果てます。

そういえば、中国地方で唯一原発を持つ島根県は、広島の平和教育でも取り上げられた「はだしのゲン」を事実上学校内図書館から閉め出しました。

はだしのゲン「閉架」に 松江市教委「表現に疑問」
 松江市教育委員会が、原爆の悲惨さを描いた漫画「はだしのゲン」を子供が自由に閲覧できない「閉架」の措置を取るよう市内の全市立小中学校に求めていたことが16日、分かった。
 市教委によると、首をはねたり、女性を乱暴したりする場面があることから、昨年12月に学校側に口頭で要請。これを受け、各学校は閲覧に教員の許可が必要として、貸し出しは禁止する措置を取った。
 市教委の古川康徳副教育長は「作品自体は高い価値があると思う。ただ発達段階の子供にとって、一部の表現が適切かどうかは疑問が残る部分がある」と話している。2013/08/16 12:22 【共同通信】


 真実を覆い隠して、原発再稼働というわけでしょうかね。あるいは核武装とか。まるで秦の時代の「焚書抗儒」そのもの。なかなかうまくいかない日本の統治を表す一ページですね。このような強権発動に嬉々として、したがう教育委員会。なんの存在意義もありません。

 盆休みを利用して、香港に行ってきました。以前より、インドネシア、タイ、オーストラリアに在住の方から、どの国のホテル、土地も0.2-0.3uSv/hr程度あるとは聞いておりました。では、香港はどうか。線量計を3つ用意して、測定してみました。

香港ディズニーランド(スモールワールド前)0.26μSv/hr
2013081601.jpg
建物の中でも、それほど変わりませんでした。

黄埔地区のホテル+空港への移動バス車内


室内で 0.3-0.4uSv/hr、バス車内で 0.18-0.2uSv/hr と日本国内(熊本)と比較してもどう考えても高いです。

Ambient Gamma Radiation Level in Hong Kong
2013081602.jpg
なるサイトがあります。これとたとえば、熊本との比較

2013081603.jpg
通常 0.04uSv/hr程度ですから、香港はこれの2倍から3倍。わたしの持って行ったガイガーカウンターの差異と一致します(熊本ではRD1503 で 0.1uSv/hr程度を表示します)

 海外にお住まいの方、ホテルに行かれた場合には、線量をきちんと見る必要がありそうです。放射能マンションは、海外のあちこちに建てられているようですから

なお、このように線量が高い理由を私に聞かれても、答えは持ち合わせていません。単に事実を述べているだけです。ご自分でお考えになってください(原因がはっきりするまで、事実を公表するなというのは、日本人特有のメンタルではあるようですが)

◆関連ブログ
はだしのゲンを平和教育プログラムに採用−反対勢力も2012年08月08日
香港の大気中の放射能汚染度は東京の2倍3倍−深圳市の廃棄物保管施設から漏れか 2011-06-24. 日暮高則
日本の福島第一原発の事故を受けて、中国も今後、原子力発電を積極的に進める立場からこの問題に神経質になっている。党中央はこの事故直後、国務院の関係部局を集め、政治局常務委員をトップ、軍事委員会副主席を準トップとする「中央核施設安全指導工作小組」を発足させ、関係各方面に全国の既存核施設の安全管理を徹底させる一方、新たな核施設の建設を暫時中止するよう指示した。こんな中、広東省大亜湾にある核廃棄物保管施設からかすかな放射能漏れも指摘されており、今後、権利意識を出てきた住民の反対運動が出る可能性も否定できない。

中国党中央は、今年春の全人代で、原子力発電所の建設を積極的に進めるという内容を盛り込んだ「第12次5カ年計画」(2011年−15年)を決議した。それによると、中国はすでに13カ所の原発を持ち、1080万キロワットを発電しているが、加えて、2015年までに1500億元を投じて新たに27カ所の原子力発電所を設置し、最終的に4290万キロワットの発電を目指すという。中国が原発導入に熱心なのは、地球温暖化対策を進めるためとされ、COP(気候変動関係国際会議)代表団の首席代表でもある国家発展改革委員会の謝振華副主任は「福島の事故があっても原発推進の基本的な方向は変わることはない」と強調している。

それでも、中央指導部は、原発推進の流れを逆行させるような福島原発事故を重く受け止め、大震災発生後すぐに臨時会議を開き、5項目の方針を決めた。張徳江副首相はこの会議で、中国の原発が比較的人口密集地、大都市周辺に建設されていることから、いったん事故が発生したら、周辺はパニック状態になると指摘。「現在、運行中の原発のさらなる安全性を高めるため、米国、ロシア、フランスの最新鋭設備を導入すべきだ」と提案した。また、核処理の高級技術者が国内にわずか80人足らず、工程技術者は400人もいないことを憂慮し、早急に人材養成すべきだとも語った。

中国の原発関係技術者は「福島第一原発は沸騰水型であるのに対し、我が国のものはほとんどが加圧水型である。3重の壁に覆われており、安全性は十分に確保されている。しかも、原発設置地点は歴史的に地震が起こっていない、つまり断層のないところを選んでいる」と胸を張る。しかし、運行中の原発がある広東、浙江、江蘇の3省では、地区住民の不安が増し、省政府や中央に対し安全性を確保する徹底的な措置を要求。さらに、建設中の遼寧、山東、福建、海南省などでは、地区人代代表らによって中央に建設中止を求める意見書が出されているという。

そんな中、香港紙「明報」は、今年4月初めの観測で、香港の大気中の放射能汚染度が東京の2倍という驚きの結果が出ていたことを明らかにした。その原因として、香港に隣接した中国広東省の大亜湾原発で昨年5月23日に若干の放射能が漏れる事故があったことを挙げたほかに、深圳地区に核廃棄物の保管施設があり、そこから低レベルの放射能漏れがあるからではないかとの見方を示した。

同紙がドイツのマスコミ報道として伝えたところによれば、4月上旬、首都大学東京保健学科が東京都新宿区で観測した数値が0.077マイクロシーベルトだったのに対し、同じ時期に香港天文台が観測した香港九龍地区での数値は0・14マイクロシーベルトだったという。他方、イタリアの国営放送も、福島第一原発の事故があった直後の3月中旬、東京の放射能濃度に比べ香港のそれは3倍あったと伝えている。

明報によれば、中国には甘粛省玉門市と深圳北竜地区に核廃棄物の保管施設があり、深圳北竜地区の保管施設は、香港にも電力供給している大亜湾原子力発電所の北側5キロに位置する。廃棄物は70か所に及ぶ縦横17メートル、高さ7メートルの鉄筋製遮蔽箱に入れられ、それぞれの箱は3メートルのセメント層で密封されて土に埋められおり、上部では樹木も植えられているという。

それでも覆いが不完全で放射能がかすかに漏れているのではないかというのが香港の見方である。北竜保管施設は、香港からわずかに50キロしか離れていないため、ここから常時低レベルの放射能が漏れていれば、香港も汚染されることは疑いない。0・14マイクロシーベルトという数値は、確かにただちに健康に影響が出る値ではないためか、中国の原発管理当局は明確な調査結果も発表せず、何の説明もしていない。

大亜湾近くの海岸は風光明美で、金持ちがセカンドハウスとして買う住宅も多いが、実際、福島原発の事故があったあとに、大亜湾原発近くの不動産は暴落するなど福島シンドロームパニックが起きた。広東原子力発電集団公司の賀禹副総経理は「怖がることは何もない。ここの従業員たちが浴びる放射線は北京から深圳までの飛行機で浴びる量にもならない」「ここには地震も津波もなく、福島の再来はない」などと不安払しょくに努めている。だが、香港市民や深圳住民などは、福島第一原発に近い東京より高い放射能値が出たことで現実的な不安を感じていることは間違いない。


Hong Kong's concrete jungle amplifies city's radiation
posted by いんちょう at 21:03| Comment(17) | 原子力
この記事へのコメント
福島事故を受けて、線量計を買って香港に逃げた中国人が香港の方が関東よりも線量が高いのでパニックになった話は震災事故の直後に聞きました。

中国の原発は各国のいいとこどりで、いわばキメラです。しかも価格を押さえるために粗悪品を使っている可能性がある。
韓国の原発も、できるだけ自国産にしようとして無理してます…北朝鮮に砲撃された時、自国産の兵器で反撃しようとしたら、砲弾が撃てなくて大問題になりました…原発事故も連続して起こっていますが、だいたいが自国産の部品を使った原発です…
ただ救いは韓国は地震が起きないことですか。
Posted by Cipher at 2013年08月17日 00:16
確かに、香港の放射線数値は気になりますね。

ネット上では、香港から50キロ離れた2010年に起きた大亜湾原子力発電所の放射能漏れが原因ではないかと言われていますが・・

大亜湾原子力発電所-Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E4%BA%9C%E6%B9%BE%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80

http://www.epochtimes.jp/jp/2010/11/html/d19787.html

http://www.epochtimes.jp/jp/2011/04/html/d49964.html

http://zhongwenfanyi.blog69.fc2.com/blog-entry-206.html

放射能コンクリ?(ホテル)の件、過去に行われた地上核実験・四川大地震の影響も考えられるのではないかと・・

http://bewithgods.com/hope/etc/etc-5.html

個人的には、隠蔽された四川大地震の影響が非常に気になっています。

http://www.y-asakawa.com/Message2008/kinkyu-message11.htm

http://matome.naver.jp/odai/2133681575355766601
Posted by 思考 at 2013年08月17日 00:43
私もはかりましたよー。
香港のホテル(湾仔)は0,23-0,3は、わたしのガイガーカウンターでもでました。
オーストラリアはゴールドコーストで、0、08くらい。シドニーは、ホテルはホテルによりますが、安いとこだと0、10-0、15で、外のビルとかは0、06、0、08とか、でした。
マレーシアも高くてびっくりした覚えはあります。数字わすれましたが。
東京は一年半前はだいたい街中0、08とかなのに、場所によって、0、15-、21でましたね。最近は街中0、08だったとこでも、普通に0、12とか、0、15とか、明らかに全体が上がってる感じです。安めのホテルは掃除が行き届いてないのか、避難してた人が以前におおかったのか、ホテルの部屋の中で0、26とかに、なるし、怖かった覚えがあります。ガイガーカウンターは、これからは必需品ですね。
Posted by きょうこ at 2013年08月17日 07:26
>はだしのゲン「閉架」に 松江市教委「表現に疑問」

小学校低学年の時に見た、日頃漫画の単行本は「ドラえもん」しか買うことを許してくれなかった親父が、どういうわけか買ってきた「はだしのゲン」と、TVで再放送していた「宇宙戦艦ヤマト」、そして月曜と金曜の夜に放送していた「NHK特集」により、その後の人生を決められてしまったと思っている者として一言。

この件に関しては、ゲンの原爆投下時の描写というより、中沢氏の「国や昭和天皇に対する思い」が問題視されたのではないか?と勘繰っております。
ゲンの作品内ではまだ抑えている方で、エッセイなどでは、中沢氏は国や昭和天皇への批判をストレートに発言しておられましたし。私個人が知る限りでは、いわゆる児童向け作品を書いていた作家で、そういう歯に衣着せぬストレートな発言をしていた人物は、中沢氏の他には、「戦艦武蔵のさいご」を書いた故・渡辺清氏くらいしか思い浮かびません。
まぁそれらの発言により、中沢氏はある種の危険人物と見なされ、彼の漫画家人生は決して平穏とはいえませんでした。だから、中沢氏が死去した後に、マスコミがこぞって彼を持ち上げた事に、私個人は違和感を感じましたよ。
まぁいわゆる「消えた漫画家」にならずに、生涯現役でいられた事自体は幸せだったと思いますが。

話は変わります。
上で渡辺清氏の事に少し触れましたが、戦前の日本には、徴兵制があったために、いわゆる「ウヨ」であろうと「サヨ」であろうと、兵隊として使える者であれば、皆戦場に送り込まれたのですよね。戦後、保守派の論客として活躍したイザヤ・ベンダサンこと故・山本七平氏は、フィリピン戦線で戦った経験のある人物でしたし。
一方、渡辺氏は、戦艦「武蔵」機銃員としてレイテ沖海戦に参加し、「武蔵」沈没を体験したという、艦艇すら美少女に擬人化した挙句、「ムサシタン」なんて呼んでしまう一方、自分が「サヨ」だと認定した人物には奮然と牙を向く、平成生まれのアニヲタ兼ネトウヨのガキなんぞ簡単に吹き飛んでしまうほどの経歴の持ち主だった方で(笑)。レイテ沖海戦時の「武蔵」の甲板は黒く塗られていたかもしれないだって?そんなの、渡辺氏が生きていた時に確認しておきゃ済んだ話じゃねぇか(謎)。
Posted by 新潟県民 at 2013年08月17日 09:56
ラオスも0.2〜0.3uSv/hrとか普通なのでビビっていましたが、この記事を読んで安心しました。
わがやも、床にガイガーカウンターを置いておくと、0.3uSv/hrを超えてアラームが鳴り出すほどです。
Posted by めこのめ at 2013年08月17日 15:21
原発事故の深刻さを悟って、海外に脱出を試みる日本人が多いとのこと。ここで、関東・東北の東日本人には2タイプあることを認識しなければなりません。1)持ち家して、家にローンがある人、2)持ち家しているが、家のローンは返し終わった人、3)持ち家せずに、賃貸で暮らして来た人。3)の場合は、遠く離れた土地で、再就職の口があるかどうか不安があるにしても、コトは、命や健康のこと、本当の情報を、取得する努力をし、時としては、逃げようとする。2)の場合は、自分が苦労して手に入れた環境が、放射能などと言う物騒なモノに侵されていたら、大変です。彼らは、現状を絶対直視しません。原発に関する危険情報などが、あっても、絶対覗こうとしない。1)になると、土地と組織に縛られて、まだ返さないといけないおカネがある訳ですから、危なかろうが、危なかろうが、がんじがらめにされて逃げられないので、尚更、真実に耳をそばだてようとしない。1):2):3)=2:4:3くらいでしょうか?これほど、顕著に、母集団ごとにクッキリ行動パターンが現れている社会現象はありません。「日本人。持ち家している者どおし、身内も含め、みんなで死ねば怖くない!」原発のことで、国民に余り騒いで欲しくない、東電・政府・原発のやり出しっぺと言うお上からの意向も働き、それで、東日本は、現行、上手く均衡が取れている、ということになります。つまり、今も、溢れそうな汚染水を、意図的に海に流すか、どうかと議論されている中、http://wrs.search.yahoo.co.jp/FOR=wFynOSVV3ijrJoCtMuUUse9E_0Ed_UN7cHIoHe0TXtKHkA2rTUIHiOSjqICfk9Bvsng.4rcsDIitKYWwOAibDwmiE4TjvM.JqZ3RWRDJ8V.kfPPC4mSBrWVD1P9fWD7MThnMAQoipDzmfjRg.2QGgw8npMrVR7Wre8_ALbiT3TinYJwNw6k.tG5xkYr.eOdGUgtp.YkiGSXuyfxKRhsOFecuSn13oaAesBSkhr._UNs-/_ylt=A3xT6LdNKQ9S6LcAPCODTwx.;_ylu=X3oDMTEydmIzYzAzBHBvcwMzBHNlYwNzcgRzbGsDdGl0bGUEdnRpZANqcDAwMDE-/SIG=128c3asbp/EXP=1376826125/**http%3A//george743.blog39.fc2.com/blog-entry-1386.html
四半世紀前のチェルノブイリの事故で100万人が犠牲になった、人口密度の高い日本で起きた福島の事故でも同数になるのでは、とする推測がしやかに流れること、
関東・東北で家を持つと、3000〜5000万円/戸と言うことでしょうか。しかも、大部分の人は、奥さん・子供が同居すると言う想定で買われていると思います。つまり、奥さん・子供の値段は、「人の命は、地球よりも重い。」とする言葉などは嘘っぱちで、買い手の事故による不動産の放棄意思が無いことを考えれば、身内であっても、5000万以下ということになります。そのような東日本人のバランスの取れたマインドがあるからこそ、東日本は、現行、あそこまで深刻な状態でも、政府は、「原発。福島で事故原因が未だ解らず、事故収束していなくても、他の所で、再稼働!再稼働!万いつ、日本で再稼働出来ないのならば、他国に原発を売り儲けるよう!」と気勢を上げ。汚染された土地も、大騒ぎにならず、上手くバランスしているのだと思います奇特な東日本人のお陰です。でも、当事者の持ち家しているお宅の子供さん達は、“現代版、生贄”と言うことで満足されているんでしょうかねえ。一度、訊いてみたく。
Posted by じゅん at 2013年08月17日 17:00
事故以前の日本(特に東日本)は、世界的にも自然放射線のレベルの極めて低い地域であったと思います。

もちろん、特に発展途上国を含む地域での高いγ線量については、人工放射性物質由来のものではないか、という疑念を常に持つことが必要だと思います(その地域での、杜撰な放射性物質管理の可能性に加えて、日本との力関係で、静かに1F由来のものを受け入れている地域があることを懸念します。)。一方で、その線量のうち、どの部分が自然放射線によるものかを知らずに、単に恐れるのには、慎重である必要があると思います。ただ、小野先生のように、そのような段階でも、数値を事実として公開することは重要であると思います。

ある地域でγ線量が気になる数値である場合には、海外であっても、土壌の核種分析をすることの必要性がとても高いと感じます。私は、γ線については、セシウムによる上乗せ分がどれだけあるのか、という視点を忘れないようにしています(逆に、神奈川等の従来の自然放射線の極めて低い地域で、γ線量が0.08程度だから、と安心としている方々も、早計であると感じます。→ http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-597.html)。

放射能防御プロジェクトの方々で、海外支部で余裕ある方がいらっしゃれば、このような土壌分析も企画してほしいところですね。
Posted by 慎重になることは必要ですが・・・ at 2013年08月17日 18:13
友人との関係もあり、あまり書かないつもりだったのですが、記載しようと思います。

香港は地震がない国なので超高層マンション住宅も多いのですが、私は一年前とある友人の所有する、香港郊外のマンションで1週間程度滞在しました。

Soeksを持参しておりましたので計測しましたが、
・建物内の線量は0.45程度、壁にガイガーを近づけると、0.5μを越えました。
・建物外に出ると、0.2を超える程度に落ち着きました

友人と共に確認しました為、間違いないと思います。
ガイガーはその後様々な国で計測し、現在も日本で問題なく使用できています。
ですので故障はありません。

当時はあぁこれが汚染建材を使用した建物なのだなと実感しましたし、この建物に住んでいる人は危ないなと思ったものです
Posted by hiro at 2013年08月17日 18:43
あと、もう一点。

マレーシアのマラッカは、中心部、観光地、宿内共に0.45μあたりの安定した数値が出ました。

近くに原発は無いような気もするので、自然放射線かと思いました。
Posted by hiro at 2013年08月17日 18:46
建物の放射能について
1 現在の鉄には、(1)溶鉱炉の断熱部材からコバルト60がとけ込むこと、(2)原子炉等の廃材をくず鉄として再利用したらしいので。そこでもとけ込んでいます。
 日本の建設資材の鉄板やマンホールの蓋を測ってみると、ばらつきはありますがアルファ線20cpm、ベータ線1000cpm位はどこでも普通にあるようです。
 それに、鉄の溶接棒はトリウムを使っています。溶接個所は特に汚染が凄いかもしれません。鉄からアルファ線核種を除去することを義務づける日がいずれ来ると思います。もし可能ならですけれどね。

2 砂について
砂は、マレーシアでは、大量のモナザイト、ジルコンなどを含んでいるものがあります。これをコンクリートに混ぜると、放射性の壁や柱になるのでしょうか。マレーシアの場合、堅い鉱物の中にあるので、内部被曝の心配はないかもしれませんが、分かりません。
 本来の日本の砂には、阿武隈中央部、岐阜の中津川・恵那地方など特別な花崗岩地帯を除いて、ほとんどアルファ線核種は入っていません。
 大洋州は、オーストラリア西部の沙漠とムルロワ環礁などでイギリス、フランスがさんざん核実験をやっていましたから、当たり前ですが死の灰で相当汚染されています。それに大規模ウラン鉱山がある。この地域のチーズは結構なガンマ線の線量率を示します。ということは土壌もまた同じはずですね。

 中国は、考える値打ちもない。

 建物の建築材料からでているかどうかを知りたければ、簡単な方法でできます。ガンマ線は透過力が高く、あちこちとおくから飛んでくるので線源を特定しにくいものです。でもそのガンマ線は、先ずベータ崩壊をした元素からでるものです。そのベータ線は、精々70cm程度しか飛びませんから、ベータ線を検出できたら、そこが線源です。
 ベータ線を測れる測定器、例えばテラであれば裏のGM管のプラスチック蓋を外した状態と付けた状態で、疑わしい壁に近づけてみるのです。その差が顕著であれば、それが犯人です。実際に試してみると、環境中がガンマ線0.10μシーベルト/時なのですが、アルファ線が数10cpm程度の線源天然物質に対して、ガンマ線は0.14μシーベルト/時、蓋を開けたら1μを軽く超えて、アラームが鳴り響きました。1μ以上の分は線源の発するベータ線です。
 RD1503や1706なら、壁から50cm離して測定したものが環境中のもので、壁にGM管側のスリットを付けて測ったときの増分が壁のベータ線分ということになります。RD1008ならそのままGM管の窓を開けて測ればベータ線の束密度を自動計測してくれます。
Posted by つきのわっくま at 2013年08月17日 23:35
香港の路面の放射線量率が高いのは、花崗岩地帯だからのようですね。
http://ihouse.hkedcity.net/~hm1203/lithosphere/rock-h7.jpg

Posted by つきのわっくま at 2013年08月17日 23:53
ハノイも高かったです。2012年2月、上海製の不正確な線量計で計測。数値は高めかもしれませんが、0.8マイクロSV/hが平均値でした。
Posted by Fujimi at 2013年08月18日 00:55
『はだしのゲン』の騒動は、

 1970年の少年マガジン連載、山上たつひこ『光る風』事件を思い出しました。軍国主義の恐怖を描いた作品でしたが、突然連載中止になったような記憶があります。その後どうなったか知りませんが、山上氏はしばらくして突然ギャグ漫画へ転向され『がきデカ』で一世を風靡。

当時、ベトナム戦争はアメリカに不利な状況に傾きつつあり、学生運動も活発で、そういう世相もあるのかもしれないとウワサされていました。

私としては、『がきデカ』よりデビュー作「二人の救世主」から始まる、人間の根源に迫ったと思える、SF加味した「シリアス問題作」の方が好きでした。
Posted by プリン at 2013年08月18日 17:59
はだしのげんをそうするのは

第十九条  思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。
第二十一条  集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
○2  検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。

の違反では?


また、避難先で「自治体の策略によって子供が学校に通えない」
というのは

第二十二条  何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。
第二十六条  すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。
○2  すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。義務教育は、これを無償とする。

の違反ですね。
この憲法の言う「法律」とは、「教育を受けさせるための法」のことであり、避難先では教育を受けられないための法、ではありません、当然ですが。
そのような行政の行為は、組織と実行各個人ともに確信的憲法違反犯。
Posted by unimaro at 2013年08月18日 18:29

香港は平均寿命がとても高い国なので、
みんな健康的で長生きして高い水準の医療環境が
整っているところなのかと想像しておりました。

なぜ線量が高いのか、、、最近のことなのか、以前からなのか。。。
平均寿命が高いことから考えると、自然由来のものか、
それとも、ごく最近汚染されたものなのか、、といったところですよね。
Posted by tea at 2013年08月19日 18:02
鉄筋コンクリートというように、建物にはコンクリートが使われています。このコンクリートには、低レベルの放射性廃棄物が含まれています。
また、含めてよいことになっています。これは日本でも同じです。そのレベルの問題のように考えられます。
Posted by 前田拓也 at 2013年08月21日 23:13
アジアのビルには大理石などを必ず使っているということも関係あると思います。立派なきれいなビルであればあるほど、ロビーや床などに鉱石がふんだんに使われているんです。
Posted by 通りすがり at 2014年05月01日 18:21
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