2013年08月19日

Dark Circle(1980年代の米国核の状況−企業政府と住民)

Dark Circle
1982年のアメリカ映画。サンダンス映画祭・国際エミー賞受賞作。 1980年代、世界的規模で保有されるプルトニウムの驚異を、女性作家のアーヴィングが綿密な取材と多くの資料をもとに作り上げたドキュメンタリー。

Dark Circle from koba on Vimeo.

今から30年以上前の米国のレポートですが、住民、政府の立ち位置が今の日本と全く変わりません。映画の中で、運転停止を勝ち取ったとされるディアブロ・キャニオン原子力発電所も、結局翌年運転開始されています。

 東京電力や日本政府だけで、この核シンジケートが成立しているわけではないことが、本当に良くわかることでしょう。また、実際にプルトニウムの被害に遭っている住民達の関心のなさ。まさしく、今の日本に通じます。この映画をご紹介いただきありがとうございました。

 知る人ぞ知るモンサントもまた、核関連企業として紹介されています。

◆関連ブログ
エルベ河畔で「小児白血病が急増し、核燃料が森から発見」されても隠蔽するドイツ2013年07月29日
タグ:米国
posted by いんちょう at 22:31| Comment(7) | 原子力
この記事へのコメント
モンサントといえば、”ケムトレイル”
”TPP”ともリンクしてますね
ケムトレイルは”ずくなしの冷や水”でも
とりあげてます↓
http://inventsolitude.sblo.jp/article/72455956.html
Posted by ちわわマン at 2013年08月20日 01:08
このブログ記事とは関係ないのですが…

「白いダンゴムシ」
http://blog.goo.ne.jp/kana-nozo/e/a07febae09c3b304ae9c62fcc3af9743

東京郊外で、電気代月500円で暮らしていらっしゃるママさんのブログです。携帯や冷蔵庫すら使わず、自然と共に、昔ながらの生活を楽しんでおられます。
ただ、お住まいのあたりの放射線量はどうなんだろうと気になっていました。
私も子供の頃、ダンゴムシを沢山集めては眺めていましたが、白いダンゴムシは覚えがありません。

最近Twitterを見ることが多く、動植物の奇形のツイートに対して「昔からあること」と言っている人たちがいますが、必ず、自分に返ってきますよ、と言いたいです。言っても無駄なんでしょうけど。
Posted by 九州かあさん at 2013年08月20日 08:45
モンサントの社員食堂では遺伝子組換え食品を使用していない。
トンデモ企業ですね。
Posted by ハル at 2013年08月20日 09:26
「昔からよくあること」 散々聞かされた言葉ですね。
昔っていつ頃のことを言っているのか?です。

先生のブログにもあったグラフですが再掲します。
実際にはこのグラフの更に十年以上前から地球上には放射能が降っていました。
つまり70年位前から奇形は存在していたんですね。

http://henomosu.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_424/henomosu/trd11042823060023-l1.jpg?c=a1
Posted by ハマの住人 at 2013年08月20日 10:08
福島県の県民健康管理調査検討委員会が20日に福島市で開かれ、甲状腺がんと診断が確定した子供は前回6月の12人から6人増えて18人になった、と報告されたそうです。これでも未だ因果関係は全く無い、と言い切れるんですかね?
Posted by 通りすがりの者 at 2013年08月20日 19:24
今回の小野先生の記事を拝見し、驚愕しました。
私達は数年ですが、コロラド州に住んでいたことがあるからです。
慌ててロッキーフラッツの汚染地図を検索してみました。住んでいた街からは距離があり、少しほっとしました。汚染は、水爆の工場から北東に広がっていました。25万年、汚染は続くのですね。
デンバーの南には日本語補習校があり、週に一度は近くの高速道路を通過していました。きっと、私達はプルトニウムを吸いこんでしまっているでしょう。
近所の人が、「ロッキーマウンテンには核廃棄物が埋められている」と話していたのは本当だったのかもしれないと、今は思えます。

核の平和利用など、あり得ません。
核廃棄物最終処分の見通しもないのですから、人間は1日も早く原子力に見切りをつけるべきです。
Posted by 関西在住 at 2013年08月22日 00:59
冒頭、大真面目なナレーションがあった。
「プルトニウムを漏らしてはいけない。」
まっとうなことが言われているのに、そして、真剣に言われているのに、私は「アハハ!」と笑っちゃったのだった。

私は、科学技術立国ニッッポンの「プルト飛ばない」センセや「飲んでもダイジョウブイ!」のトンデモセンセのお話を聞きすぎたのかもしれない。ウソも百編言えばホントになる、とは良く言ったものだ。

その真面目なナレーションに対して、私は、「あのね、イマドキのお説は、どうも違うみたいなのよ」と言いたくなっちゃったのだ。

フザケタ話はここまでにして、ダークサークルのご紹介ありがとうございました。本当に貴重な映画ですね。初めから終わりまで、ため息ばかりついておりました。そして、一つ一つのことが相互に絡み合っていることを改めて思い知りました。

原子力シンジケートの巨大さに打ちのめされた一方で、深く唸ってしまったことがありました。
それは、庶民も経済的な理由から「反対の立場から『口を閉ざす』立場に変わる」という指摘でした。
Posted by デス妻 at 2013年08月22日 12:50
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。