管理区域作業における装備他
汚染の程度による区分 | 汚染−A区域 (汚染なし) | 汚染−B区域 (汚染−B) | 汚染−C区域 (汚染-C) |
表面の線密度 (ベクレル/cm2) | 汚染の恐れなし | 4未満 | 40未満 |
空気中の放射性物質濃度 (ベクレル/cm3) | 汚染の恐れなし | 1×10-4未満 | 1×10-3未満 |
これを見てお分かりの通り、どこにも線量の話がありませんね。これが、放射線防護のキモなのです。


そしておのおのの防護は、上記の通り。表面汚染が40Bq/cm2を超えると全面マスクなどが必要となるわけ。
以上の知識を元に、モーニングのいちえふから、抜粋するかたちで、いちえふの異常性を説明します。
モーニング 2013-No.44

に掲載された「いちえふ」

細部に亘って詳細に描き込まれたマンガを見ると、その恐ろしさ、異常さが浮かび上がってきます。そして、作業員(筆者)の楽観主義も
・これは「フクシマの真実」を暴く作品ではない
このサブタイトルを見たとたん、もしかして私に対する当てつけか?と思ってしまいましたが、まあこの作者が私のブログや書籍・講演会などを見ているはずもありませんね。

・今日は俺たちの職場、"1F"に皆様をご案内しよう
・1Fは「いちえふ」と読む
・現場の人間 地元住民 皆がそう呼ぶ 1Fをフクイチなんて言う奴はまずまずここにはいない
まさしくこのとおり。以前「フクイチ最高幹部の独白」と言った書物が出ましたが、現場の人間が自分たちのことを「フクイチ」と言うはずがないのです。一体なぜ、このような題名にしたのか(書かれている内容をよめば、確かに現場取材したことはわかりますが)私には理解できません。「いちえふ」「にえふ」と呼ぶのが、東電・地元の習わしです。この単語を間違って使っている人間は、100%現場の経験がないと断言してよろしい。

現場に線量表示の他にWBGT(湿球黒球温度)まで記載されているのは驚きです。また、手書きであることを見ると、毎日人力でこの数値を書き換える人間がいることもわかります。さすが、東電お得意の人海戦術。

着替えは、楢葉町にある「Jビレッジ」で行っています。驚くのはこの装備。ここで既にB-C区域相当。ここから、放射線管理区域として扱っているわけ。こんなことは通常あり得ないわけで、事故前のいちえふでさえも、原発内に入らない限りは、普通の服装をして、時にはジョギングなどをしている人までいました。

重要免震等に入る前には、靴カバーとゴム手を取り外しています。これは、Jビレッジから「いちえふ」までの間に汚染されたであろう靴と手袋を捨てているわけ。これもかなりの驚きです。私にとっては。
そして、筆者の感想

1Fから、1963年の核実験全体に相当する死の灰が飛び散ったことも当然知らないわけです。この方たちは。そして、これほどの重装備を毎日しているにもかかわらず、健康に被害が及ぶはずがないと理解していることがこのマンガ全体を通して感じられます(おそらく、このマンガの最も大きな主題は、現地の様子を教えるとともに、この現地でさえも放射能の被害は感じられないとすり込むことにあるのでしょう。だからこそ、モーニング大賞を取ることができ、掲載もされたのだと思われます。筆者にも生活がありますから、それを責めることはできません。

現場から帰って、全面マスクを取り外せるわけですが、なぜこのような装備をしているのか、何のために、どうならないためにしているのか、全くわかっていないと言わざるを得ません。単にポーズのためとでも理解しているのでしょうか?

もちろん、このとおりですが、
・年間20ミリシーベルト
・年間線量は4月にリセット
原発構内では全面マスクやタイベックといった重装備をした上で、年間20ミリと決められているにもかかわらず、フクシマのその他地域ではタイベックも全面マスクもしていないのに、年間20ミリまで許容させられています。つまり、原発構内よりも、一般の敷地の方が放射線に関しては管理が緩くなっていることを意味しています。そして、放射能被曝は消えるはずもないのに4月になるとリセットされる。山下先生は年間100ミリまで何の被害も起きないと豪語していたはずですから、なぜこの厳しすぎる管理に文句をつけないのでしょうか。また、このような厳しい管理は「放射能」にたいする「風評被害」につながるとなぜ福島県庁は文句をつけないのでしょうか。

目の前で同僚が死んでいるにもかかわらず
「死因は心筋梗塞 もちろん被曝との関連はない
だったら俺たちは皆死んでいる」
楽観主義もここまで行けば大したものです。全員死なない限り、放射能の被害とは認めない。東電、政府が泣いて喜びそうなセリフ。

のんびりする場所も食事をする場所も必要でしょう。しかし、この格好を見ればわかるようにB区域相当。本来飲食など、もってのほかの場所であっても許可せざるを得ないわけです。私はこの状況を見て寒気がしました。

奇形は見つける気にならなければ見つかりません。そもそも、奇形を持った牛たちは動き回れるほどの元気があるはずもなし。1000キロ以上離れた熊本でさえも数限りない奇形が見つかるのに、フクシマの地で見たことがないと言えるのはなぜでしょうか。
「現場を非常に細かく描出しており、資料としては一級の価値があるが、筆者の「思い込み」に騙されないように注意しましょう」
と述べておきます。
◆関連ブログ
放射能防護服を着ての実験農作業−大熊町から2012年06月13日
フクシマ20キロ圏内の牛(血液と筋肉のセシウム)被曝調査2011年12月15日
東日本女子駅伝参加者は、全面マスクの着用を!!2011年11月07日
全面マスク、汚染拡大を防ぐ必要のある地域2011年09月28日
フクシマからの放出放射能−核実験最盛期の全放出量さえ上回っていた2013年09月28日

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って事もなげに言っておられますが、以下の報道がありましたよね。
日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三副会長は12日、2020年東京五輪開催決定を受け、東日本大震災後に東京電力福島第1原発事故の対応拠点となっているナショナルトレーニングセンター「Jヴィレッジ」について「(サッカーで)東京五輪のキャンプ地の中心になると思う」と述べ、練習施設としてできるだけ早い時期の復興に期待を寄せた。
Jヴィレッジで活動していたエリート選手育成校「JFAアカデミー福島」は震災後に静岡県御殿場市に移転している。
発足が決まっていた「Jヴィレッジ復興サポートプロジェクト」(リーダー・大仁邦弥日本協会会長)のメンバーにはJヴィレッジの上田栄治副社長ら6人が決まった。
サッカー協会の連中はなにを考えているんでしょうか?
キャンプ地で完全装備をして練習させる積りなんでしょうか?
ここで働いてもぜんぜん大丈夫、防護しているから安全だということをアピールしたいのです。
そして、放射能を怖がるなんてナンセンス、ほら、平気でしょ、みたいな風潮を若い世代に作ることが目的だと思います。
あからさまにそれをアピールすると、怪しまれますので、マンガというツールで、さりげなく印象操作を行います。
戦前も、少年少女は政府の作ったあらゆる戦争プロパガンダによって、兵隊さんかっこいい、と洗脳されていきました。
これからは、原発の作業員さんがかっこいい、兵隊さんありがとう、みたいに、作業員さんに親しみを持つ、という風潮にしていきたいんだろうなあと思います。
そして、いつか徴兵制のように、一般人が作業に徴用される日がやってきて、このマンガは入門書として、バイブルのように、読まれ続けていくのでしょう。
ハッピーさんも、出てきたときから工作員としか思えなかったけど、院長先生は中の人しか知らない言葉を使っているから本物だ、と判断されていました。
本物なのは当然です。
だって、中の人たちが、いろいろ考えて工作しているのですから。
そりゃあ、知ってるでしょうよ。誰よりも。
どうやって人々をだまそうかと、日々そればかり専門的に考えている人たちがいるのですから、当然です。
全員はだませないかもしれないけど、一人でも騙せればいいんです。
院長先生も、最初、誰がなんといおうがハッピーさんは工作員じゃないって、判断されていましたし。
(あとでやっぱりハッピーさんはおかしいと気づかれて、ほっとしましたけど)
私の理解だと、B装備でいいのは、4万ベクレル以下で、それを超えたら管理区域になり、C装備が必要になるのだと思っていたのですが、いかがでしょうか。福島県内はほぼすべてそうなってしまうと思います。
私も素人なのでよくわかず、管理区域になれば、必ずマスクが必要なのかと思っていました。管理区域でも必ずしも必要ではないのですね。しかし内部被曝がより重要なのは間違いなく、その点に全く触れていないのが、本当の肝ではないのかと思います。
福島の汚染を軽度に見せたい原発推進者が、
お金払って描いてもらったみたいな内容ですね。
作業員確保の為の宣伝みたい。
院長先生、次第に寒くなりますので体調にご留意下さいね。
啓蒙活動 ありがとうございます。
まあ普通は吸い込んだらいけない物が有るからこんな面倒な装備を・・と考え至るんでしょうがねぇ、
「こういう装備をきちんとしていれば影響は無いので〜〜」
とかで騙す方がまだ信憑性が有る、
影響無いと考えるなら自主的にマスク取って作業しとけよ・・、
そっちの方が作業中のストレス軽減で心筋梗塞にならないぞ()。
10年後には廃炉徴兵制度なんて出てきそう。
被曝がそんなに怖くないのなら、遺伝子操作で被曝への耐性を持った人間を生み出す必要もないわけで。
>全員死なない限り、
>放射能の被害とは認めない。
そりゃ被曝した人が、皆それから短期間で健康被害を起こし、死に至るわけではないのですよね。
広島原爆で被曝された(当然、内部被曝もされたでしょう)肥田舜太郎氏は、90歳を越えた今もご存命ですし、長崎原爆で、爆心地から1.4キロの地点で被曝された(当然、(以下略))故・秋月辰一郎氏もかなり長生きされましたし。
被曝による健康被害は、あくまでも確率論の問題であるわけで。被曝しても、発症しない方はしないでしょうけど、かといって、皆が発症しないわけではない。もし自分が発症してしまった場合は?そうなったらその方はたまった物ではないでしょう。
あ、そうそう。被曝によって短期間で死に至らないとしても、数年後、数十年後に己の身体がどうなっているかの保障はないですからね。名著「原発ジプシー」を読むと、そこら辺がなんとなくわかります。
今回の記事も興味深く拝読しました。先生は勿論、コメントされている皆様の観察眼にも、目からウロコの思いです。
>「現場を非常に細かく描出しており、資料としては一級の価値があるが、筆者の「思い込み」に騙されないように注意しましょう」
『いちえふ』を正しく読み解くには、まさに先生の言っているこの姿勢が必要ですよね。よーく考えたらなんの根拠もないウソを刷り込むために、100の権威・学説・メディアその他諸々を駆使する。このマンガの場合、『原発作業員の主張=全て正しい』がそれに当たるのか。うん、まさに詐欺師の手口w
モーニングという大手メディアで、原発を取り扱ったマンガが大賞を受賞した。それは即ち、日本の支配勢力である原発推進者のお墨付きを得たということ。もしこのマンガが本当に真実を描写した上で受賞したのなら、放射能を恐れるお母さん方が『放射脳』とバカにされたり、たね蒔きジャーナルが毎日放送から締め出されたり、IWJが資金難に喘いだりする世の中であるハズがない。
個人的には、先生が貼っているマンガの最後のコマで、作者が「禁断の地」と書いていることに思わず吹いてしまいましたwおいおい、今まで散々1Fは恐怖するほどではないって主張してたのに、この人最後の最後でポロっと本音出ちゃってるよ、みたいな^^;
そしてこのコマからは、自分たち人間が生態系を破壊した、ということへの罪の意識が欠片も感じられませんね。自由に逞しく?いのちの素である遺伝子を切断する放射性物質をこれだけ膨大にばら撒いておきながら、よくもぬけぬけと言えるもんだ。私はそれだけでも、このマンガが単なる詐欺師の資料に過ぎないと断ずるに足ると思っています。
>10年後には廃炉徴兵制度なんて出てきそう。
ソースを持っていないので断言は出来ませんが、私がツイッターで伝え聞いた話ですと、普通中学・高校を卒業して、武器になる職能を身につけていない子供たちが自立して生活できる収入を得ようと思ったら、原発労働を選択肢の一つとして考えざるを得ない、という現実が既にあるようです。
そして特別な能力を必要としない末端労働において、既に10代の子供たちが原発労働に携わっている、とも。恐らく、ブラック企業お得意の『ハケン』として、何の分別も思慮もなく、ゼネコンに子供たちを売り飛ばしているのでしょう。
そういえば、「若いうちの苦労は買ってでもしろ!!」なんて名言??がありましたねぇ...こーゆーのは大抵、自身は何の苦労もない利権でメシを食っている老害さんの主張だったりしますが。こーゆー人種に言わせれば、「原発作業員としてお国に貢献できるんだから、素晴らしいことなんだよ♪被曝してもいいからどんどん働きなさいね^^」となるんでしょうね。
書籍の題名は出版社が決めます。
現場取材した記者が本の題名を「イチエフ」にしようとしても、「それじゃ一般国民は題名を見ただけで福島原発のことだとわからない」の一言で却下されるでしょう。
「いちえふ」の漫画は書籍ではなく、雑誌に掲載される新人賞ですので、投稿した作者のつけた題名をそのまま載せたのでしょう。
作者は工作員というより、”洗脳”されたのでしょうね。でなければ、現場へ行って作業しようとは思いませんよ。
マンガ関係の人間だから『風評破壊天使ラブキュリ』あたりで勉強したのかもしれませんね。
なお作者のインタビューが今週号のプレイボーイに載っていますから、興味があれば、そちらの方も読んでみて解説と評価をしていただけませんでしょうか?>いんちょう先生
ついに出た!原発作業員 がんで労災申請の波紋 (日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/732.html
圧力は相当、ありそうですね。
コッペリオンのアニメ見ました。ヤマト同様、完全に”放射能”の単語が抜けていますね。
それでも、前後の流れから放射能とわかりますけど。
今回はどう考えてもアメリカのB2ステルス爆撃機が汚染された東京に、どこにも持っていけない核廃棄物を投棄するという、これからの福島の”未来”を予想させるお話でした。
アニメ業界は自転車操業だから、泳ぎ続けないといけないマグロの様に造り続けないとやっていけないという事情に加え、集団作業だから、個人が強く反対して制作を潰すわけにもいかないので、ある程度の妥協もせざるをえない面があるんですよ。
まあ、そうなんですけど、実際、原発労働で今、最も切実に必要とされているのは”武器になる職能を持った”専門の技術者なんですよねー。それが集まらなくて困ってる。線量オーバーで。これで東京オリンピックで建設ラッシュが起きて、原発を再稼働したら、たちまちイチエフに必要な技術者がほとんど持ってかれちゃうので終息作業が事実上、不可能になってしまうという矛盾。
弥縫策ばかり考えても、どーにもならんいうことがわからんのかね。当局の方々は。
>「若いうちの苦労は買ってでもしろ!!」なんて名言??がありましたねぇ...こーゆーのは大抵、自身は何の苦労もない利権でメシを食っている老害さんの主張だったりしますが。
まったくそうで。本当に苦労した人の言葉は違います。「せんでもええ苦労はせん方がいい」と言ったのは田中角栄でした。
こんな漫画が雑誌に掲載されたのですね。
内容から、ものすごい違和感と狂気を感じました。
ウシに「元気でな」、ピョンのところとか。
コメント欄にもありましたように、人間の愚かな行為によって全ての生き物から、安全な土・水・空気を奪っておいて、全くそういうことは念頭にない。
戦場で一般市民の命を軽く奪っている最中に、疲れたからちょっと休もう、コーヒー飲んで、ふぅ〜まったり、みたいなことと大差ない感じがします。
こういう漫画や人に触れるたびに、大きな疑問がいつもわき起こるのですが、「このヒトはいったいぜんたい本気で安全と思ってやっているのか???それとも危険と分かってやってるのか???(人々を意図的に騙す側か?)」と考えてしまいます。
どっちも救いようのないバカですが、前者の愚かしさは狂気を感じます。
モーニングで以前、連載されていた「実在ニョーボ」ことS先生の妻の「よしえさん」が、乳がんからの脳腫瘍転移で、他界されていたことが公表されていました。(イブニング最新号から)
ただただ…合掌です。
この作者は他の地域からきた作業員で、技術力も高いとは思えません。地元のおじちゃんたちが入っていた作業内容と同じでしょう。難しい現場でないからこそ、危険といった感覚が乏しく、これならなんでもないと思わせてしまうのだと思います。これはこれで、リアルな現実なのです。
情報があふれている都会の人からみたら、なんで福島の人は避難しないのだろう。原発のそばに暮らしているのだろうと思われるでしょう。
あまりに身近に原発の中に作業していると、「こんなもん、おっかなくない」といった感覚になるようです。
このコミックが正しいとか間違っているといった論争になっているようですが、作者が感じた現実をありのまま表現しているのではないでしょうか。
随所にでてくる方言やイラストで表現されている富岡の風景が、忘れかけていた記憶をよびさまして胸が痛くなりました。
今の汚染水海洋流出集中報道は内部被ばくの被害者隠しと私は見ている。
http://www.google.co.jp/gwt/x?hl=ja&client=twitter&u=http%3A%2F%2Fpbs.twimg.com%2Fmedia%2FBWdiiqzCIA
www.google.co.jp
いやー、やっぱり、若者をもっと広く作業員要因にこれから取り込むためには、マンガを使うしかないでしょう、マンガ。
はい、そう思います。若者が一番手っ取り早く都合よく洗脳できる手段ですからね。マンガは。
さて、誰に書いてもらうか、、、だ。
本当は有名なマンガ界の大作家に書いてもらうだけの金も十分にあるのだが、そんなことをしたら原発広報だと怪しまれるし、漫画家のほうも、自分に色がつくから嫌がるだろう。
では、どういう人に書いてもらったら・・
無名の漫画家では注目もされませんし、、、、
そうだな、新人マンガ大賞を使う、というのはどうかな、
ああ、それはいい案ですね。
一番注目度の高いコミックの新人マンガ大賞を受賞させましょう。
そうだな、新人と言っても、圧倒的な画力と描写力がある人材を希望しよう。
新人賞に応募暦のある人材リストを用意してくれ。
そうだな、絵のタッチと、内容の運び方、語り方は、基本的に、ゴーマニズム宣言の漫画家みたいな感じがいいと思う。
サンプルとして、ここにあるけど、ほら、こんな感じだ。
切々と文章を駆使して細かく内容を説明しながら、圧倒的な画力で臨場感を出して洗脳してゆく。
基本的には作者が体験したレポートだが、内容には、こちらが指示するいくつかのポイントを絶対に織り込んでもらう。そして、全体を通して、現場での悲惨さや恐怖や、不条理感を絶対に出してはいけない。
・内容に絶対織り込むべきポイントその1
作業員は、危険な現場でも防護さえしっかりしていれば全く健康の心配がないこと
・その2
現場で心筋梗塞でなくなった方もいるが、あれは原発の放射能のせいではないこと。
・その3
原発周辺も奇形など全く出ず、動物は普通に生活している。恐ろしいことは何もない。
「怖がるようなことは、何もない」
上記のようなポイントを入れ込みつつ、
進めてもらいたい。
まあ、出来上がったものはいくらでも修正をかけさせてもらうから、とりあえず、人選リストの用意を。
ああ、もちろん、このシークレットをちゃんと守れるような人材でないといけないからね、頼むよ、ゴーストでもいいから。
ああほら、この前は、風疹の奇形関係で幼児のいる役者をマスコミ取材に使っただろ、顔出しが必要ならまたその筋に頼めばいいだろう。
次の一手というイメージです。こういうドキュメンタリータッチも説得力があるぶん罪深い。
ところで他の方のコメントに「よしえさん」が亡くなったとあり、もろに読んでいた世代なので感慨ひとしおです。合掌。
>たちまちイチエフに必要な技術者がほとんど持ってかれちゃうので
>終息作業が事実上、不可能になってしまうという矛盾。
実際、汚染水問題への対策のために、こちらの柏崎刈羽原発の職員が福1に派遣されているそうです。
そうなると、柏崎刈羽原発の職員が減るのですが、それのような状態で、柏崎刈羽原発の安全が確保できるのか?福1の汚染水問題に目処が付くまでは、柏崎刈羽原発の再稼働はすべきではないでのはないか?との意見が、あの原子力規制委員会から出ているそうです。
で、それに対し、自民党の原発推進派の議員から、原子力規制委員会は厳しすぎるのではないのか?との批判が多数出ているとか。
うわぁ、素人の政治家が、プロに対してイチャモンつけ始めましたわ(呆)。
>「せんでもええ苦労はせん方がいい」と言ったのは田中角栄でした。
でも、柏崎、刈羽の地に原発を誘致したのは、他ならぬ田中角栄なのですよねぇ。
>一番注目度の高いコミックの新人マンガ大賞を受賞させましょう。
コミック雑誌の世界では、編集部が同人界からスカウトした新人に箔をつけさせるために、一作描かせて、それを応募してきたことにした上で新人賞を与える、という話も聞きますねぇ。
そういや、昔購読していた、当時1000ページを越えていたあるヲタ向け漫画雑誌では、新人賞を受賞した作品が、次号から連載作品としてスタートする、というケースが多かったですねぇ(笑)。
と気になった漫画ではありますが、
漫画の断片を見ただけでも、なんだかなーと思います。そもそも仕事中に写真とか撮れるんでしょうか? 東電じゃないにしても、大手企業は情報漏洩に厳しく対応してるのに。それとも毎日働いていたら色んな物が記憶できて、事細かに家に帰ってから描写出来るんでしょうか?
変なの〜。
Cipherさんの原発作業員に関するご指摘、もっともだと思います。下記は『もうすぐ北風』というサイトさんの原発作業員覆面座談会の記事ですが、なんの計画性も、人材も、予算も、モラルもない、ナイナイづくしのどうにもならない現場のリアルが伝わってきます。それこそ、これを『いちえふ』としてマンガ化したら、果たして大賞を獲れたのでしょうかねぇ...??
http://bator.blog14.fc2.com/blog-entry-1989.html
>でも、柏崎、刈羽の地に原発を誘致したのは、他ならぬ田中角栄なのですよねぇ。
そうだったんですか...知らなかった(バカ)私は田中角栄さん政権当時はまだ生まれておらず教科書で名前を知っている程度なので、田中氏と柏崎原発との繋がりについて、ちょっと自分なりに調べてみました。
まず、田中氏の出身は新潟県刈羽郡二田村大字坂田(現・柏崎市)。そして、柏崎市が原発誘致を決議したのは1969年のようです。この前後の動きに、新潟県民さんの言うとおり、地元政治家の田中氏が深く関係していたのは間違いないと思います。
ところで、wikipediaで田中角栄さんの項目を読んでいたところ、こんな記述がありました。
『電源三法制定の際には秘書官の小長啓一に「これからの時代は原発だ。」と述べるなど原子力時代の先見を明かしていたという。』
はて、「これからの時代は原発だ」このセリフ、どこかで聞いたような...?そうです!我らが小出裕章さんが東北大学工学部原子核工学科に入学するときに抱いていた夢、そのものですねwまぁフクシマを経た今、ようやく私たち一般市民にもそれが夢ではなく、幻想だったと理解できるわけですが。
小出さんの大学入学は1968年、柏崎市の原発誘致決定は1969年。学者と政治家という立場の違いはあれど、この時代は、原子力に夢を抱く人々が一定数存在していた、ということなのでしょう。しかし、当時既に、ヒロシマ、ナガサキ、そして第五福竜丸という核の危険性を教えてくれる経験者は確かに存在していた。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」とは初代ドイツ帝国宰相であるオットー・フォン・ビスマルクさんの言葉ですが、この言葉通りに解釈するなら、小出さんも田中氏も、同じ『愚者』であった、となるのでしょうか...私には分かりません。
でも、不勉強な愚者そのものである私でも、これだけは確信を持って言えます。これほどの経験を経てもなお、核という麻薬から抜けられない、否、抜けようとすらしない人たちは、愚者以下、人間以下です。
私もこの漫画見ましたが、ものすごく違和感がありました…
休憩室での描写など、どこかの工事現場の休憩室みたいにのんびりして…
自分がどこに居るかわかっているんでしょうか?
最後の奇形動物など見当たらないにも吹き出しそうになりました。
症状が遅れて出てくる原発事故はある意味あちら側に有利なのがいつも腹立たしくなります。
このマンガを見て又何ともないと刷り込まれる人が増えそうだし。
いくら危険性を周りに訴えても、気にしすぎのバカ呼ばわりするのに疲れました…
http://news.mynavi.jp/news/2013/10/24/001/
事故後の福島第1原発で作業員として働いた経験をつづった新人・竜田一人さん(48)のルポマンガ「いちえふ」の連載が、31日発売の週刊マンガ誌「モーニング」(講談社)48号と同日配信の電子書籍版「Dモーニング」で始まることが24日、明らかになった。連載タイトルは「いちえふ 福島第一原子力発電所労働記」で、3日発売の同誌44号と同日配信のDモーニングに掲載された読み切り作「いちえふ 福島第一原子力発電所案内記」が大きな反響を呼んだことから、急きょ決定した。
原発を売って、出てくる核廃棄物は日本が引き取って東京に貯蔵するってー現実の動きそのままですやん。
そうそう。週刊朝日だかサンデー毎日だかで新潟県の泉田知事のインタビューが載っていました。
免震重要棟って、泉田知事が新潟地震の後で要求したものだそうですね。
まず新潟の柏崎刈羽に建てた後、福島にも建てたとか…だとすれば、あの事故があの程度に収まったのは泉田知事の功績も大きいと…最後に泉田知事は大手マスコミが全く真実を伝えないことに不満を漏らしておりました。
後、WILLの被災者の対談を読んでおりますと、細野が1ミリシーベルトの絶対厳守を叫んだから、福島の復興が一向に進まない。せめて5ミリシーベルトにしてくれ云々の発言が出ていましたね。
院長先生いわく3バカトリオの一人の細野氏ですが、この点については正しかったのかなと。
逆に山本太郎が折れたのは、こういった福島被災者の声に負けたのかな…と思いました。
山本氏は311が起きるまで政治も原子力もまるで無知でしたから、ある程度、情報に左右されてしまう面があるのは仕方ないのかなと大目に見ております。
一番悪いのは一時避難に何の援助もしない国にあるのですがね。
あ、フクイチの連載読みました。
作者は48歳で無職だそうなので、暫くとはいえ収入が得られて良かったねえと個人的な感想です。
「フクイチ」の連載に関しては、読者の反響が大きかったからではなく、当初から予定されていたのではないですかねぇ?
同じ出版社から出ている某ヲタ向けコミック誌の「無限○住人」「ディスコミュニケ○ション」「ヨコハマ買出○紀行」のような、その作品が新人賞を取ったすぐ後に、連載作品として始まった例もありますし。
あと「フクイチ」に関しては、十年以上前に、今は休刊している某自動車雑誌が行った、仕事のないフリーライターを期間工として某自動車メーカーの工場に送り込んでルポを書かせる、というのと同じ企画の香りがしますね。つまりは、すべて出版社の仕込みだと。
>山本太郎議員
彼が陛下に手紙を手渡した事が大問題になっておりますが、私個人としては、実は陛下というか皇族の方々も、福1事故の現状を分かっている上で、国家破綻を少しでも引き伸ばす為、自らも犠牲にする事を承認し、一芝居打っているのでは?と勘繰っております。そうでなければ、あんな軽装備で那須や福島になんか行きませんって。
>泉田裕彦新潟県知事
泉田知事に関しては、己を、それもその命を捨ててまでも国とやりあう覚悟があるのか?次第だと思います。
その覚悟がなければ、どこかで国に屈服するというか妥協しちゃうでしょうし。
こちら新潟県の状況ですが、新潟市の浄水場の浄水汚泥や、湯沢で採取されたキノコから基準値を超えるセシウムが検出されるという、相変わらずの状況です。やはり、福島、群馬、長野との県境地帯は、それなりに汚染されているのでしょうね。
あと、柏崎刈羽の再稼働問題に関しては、福1の汚染水問題にめどが付くまでは、これといって進展しそうもないです。
一応ご報告まで。
「外の人はやたら言うんスよね『収束してません!』て」
「こんな一筋縄でいかねえ現場が、そんな簡単に片付く訳ねっぺし」
いやいや。野田の馬鹿が福島事故が収束したって言ったから、そうなってるんでしょ。
あと、新潟県民さんお勧めの(?)オタク雑誌に連載されていたチェーンソー・ラプソデーで
セシウムが追加摂取しなければ約90日で半分、排出され、毎日10Bq摂ると1400Bq/bodyくらいで平衡する云々と書かれていますが、人体に摂取されたセシウムが体内に均等に分散するなら問題ないのですが…特定の部位に集中することが問題なんですね…
それよりも1986年以降、輸入品は370Bq/kg未満ならOKだったってこの漫画読むまで知りませんでした…
1986年って…チェルノブイリの原発事故の年ではないですか…その時に輸入品の放射性基準を緩めていたのですね。
その時から政府は国民の被爆を放置してきたと。
まぁ一部の人が指摘しているように、その裏には広告代理店や政府が糸を引いているのかもしれませんが(笑)
ただ、私が危惧しているのは、東京の政治家やマスコミ連中が、東京の安全を信じ込んでいるのからともかく、実は東京も汚染されていて、自分達も被爆してしまっているのを分かった上で、妙な愛国心を発揮して、祖国破綻を少しでも先延ばしにする為に一芝居打つことを決意しているのではないか?という事です。
だとしたら、始末に終えないですよ。自分達も被爆してしまい、この先の健康がどうなるか分からない以上、なんで汚染を免れた他の地域の者達に気を使ってやる必要があるのか!という思考に陥っている可能性もあるのですから。
いや、がれき処理や食の安全に関する政府のやり口を見ていると、その可能性は大ですね。
●「山を売ってくれんか」
柏崎原発用地 田中元首相が依頼
元保有者 北越製紙担当者が証言
1960〜70年代に行われた東京電力柏崎刈羽原発の用地取得をめぐり、用地の一部となっていた山林を所有していた北越製紙(現北越紀州製紙・本社長岡市)の元社員が21日までに、新潟日報社の取材に対して田中角栄元首相が当時の社長に山林売却を依頼したと証言した。元社員は田中氏と懇意だった社長から「田中さんから山を売ってくれんかという話があった」と打ち明けられたと言う。
北越製紙が所有していたこの山林は71年に田中氏側近から東電に売却されており、その売却益約4億円が東京・目黒の田中邸に運ばれた事が分かっている。当時、田中氏は自民党幹事長、通産相など要職を務め、翌72年に首相に就任した。今回の証言は、柏崎刈羽原発の立地に田中氏が関与したことをうかがわせる貴重なものと言える。
証言者は元北越製紙社員の熊倉福造さん(82)=長岡市=。田中氏側近に売却された66年当時は、東京本社林業部で社有林管理の担当だった。
熊倉さんによると、66年7月の山林売却前、当時社長だった桜井督三氏(1898〜1978)から社長室に呼ばれ、「田中さんから自衛隊の演習地がなくて困っているので、売ってくれと申し入れがあった」と説明された。
熊倉さんは当初「(売却は)様子を見た方がいい」として反対したが「桜井社長から『田中さんには新潟地震(後の復旧など)で世話になったので売ってやりなさい』と言われた」と語った。
北越製紙の社史執筆者の松本和明・長岡大教授(地域産業史)は「北越製紙は64年の新潟地震で新潟工場が被災し、売買があった66年は経営再建途上の時期に当たる。再建には田中氏が尽力している」と指摘。「売却は桜井氏の経営判断に加え、桜井氏と田中氏の人間関係の両面で行われたのではないか。証言は確度が高く、極めて事実に近い話と判断できる」とみている。
北越紀州製紙は「林業部OBにも聞き取りをしたが、売却当時の詳細は分からない」(総務部)としている。
●山林売却は゛恩返し゛
北越製紙、新潟地震で被災
田中氏が再建に尽力
田中角栄元首相が東京電力柏崎刈羽原発用地の一部となる土地の取得に関し、北越製紙(現北越紀州製紙・本社長岡市)の故桜井督三社長に要請していたという元社員の証言は、1964年の新潟地震で新潟工場(新潟市)が被災した同社の再建に田中氏が動いた経緯とも合致する。北越製紙による山林売却は、田中氏への恩返しとみることもできそうだ。田中氏の没後20年を経て柏崎刈羽原発立地への関与を示唆する新たな材料が出てきた。
関係者の大半は亡くなっており、柏崎刈羽原発の立地に田中氏がどう関わったかははっきりしていない。
北越製紙が2007年に発行した社史「北越製紙百年史」によると、新潟地震では新潟工場が被災、新栗ノ木川両岸の堤防が決壊して浸水するなど大きな被害が生じ、経営に大打撃を与えた。東電から巡視用のヘリコプターを借り、役員が新潟工場に向かうなど電力会社の支援を受けた。
社史執筆者の松本和明・長岡大教授(地域産業史)は新潟地震後の北越製紙の状況を「株価が落ち、つぶれるとまでいわれた厳しい時期だった」と解説する。
復旧の陣頭指揮に当たったのが桜井氏だった。社史によると、北越製紙は復旧資金として約37億円を金融機関から借り入れ、このうち最大の借入先は北海道東北開発公庫(北東公庫)で19億6千万円だった。田中氏は新潟地震前後の62〜65年、蔵相を務めていた。政府系金融機関の北東公庫の融資に「田中氏が相当動いて復旧資金の調達が進んだ」(松本教授)という。
桜井氏は新潟地震後の64年9月、北越製紙再建についての本紙インタビューに「再建資金のめど?そりゃついてるんだが、北東公庫が決定しないとどうも・・・。今回の事で私ほど田中蔵相に会ったのも珍しいんじゃないかな。7、8回ですよ」と話している。
田中氏の尽力もあり、地震後の66年4月26日、新潟工場再建工事の完工式を開いた。当時自民党幹事長だった田中氏が新潟市のホテルでの夕食会に出席し、あいさつした。山林売却の約3カ月前のことだ。
この席で田中氏は「北越製紙には特別に責任を感じている。北東公庫を呼び復旧融資の枠を拡大し、被災企業の現地再建に力を入れた次第だ」と発言した。
松本教授は「多忙な幹事長がわざわざ新潟市に来ている。田中氏には新潟県のために北越製紙を守ろうという意識があったのだろう」と話す。
北越製紙は65年に「収益改善・資金捻出具体策」という経営再建に向けた7項目の対策を発表。この中に「山林、土地建物などの売却」の項目がある。
松本教授は「特段利用価値がない社有林を北越製紙が持つ必要性は薄い。66年の田中氏側近に対する社有林売却は経営再建の一環であるとともに、同じ越後人という人間関係から世話になった田中氏の申し出を断る理由がなかったということだろう」と分析する。
田中邸に運ばれた山林の売却益約4億円の使途は不明のままだ。ただ、72年に首相に就任する田中氏は、その前の自民党総裁選で福田赳夫氏と激しい戦いを演じ、゛金権選挙゛とも言われた。
●証言の元社員 熊倉さん一問一答
社長指示で書類を作成
「自衛隊演習地」の名目
北越製紙元社員の熊倉福造さん(82)との一問一答は次の通り。
−1966年の田中元首相側近への社有林売却当時の担当業務は。
「東京本社の林業部で社有林管理を担当していた。土地売却の権限があった私と先輩の2人で担当した。土地の管理書は私が管理していた。一番年下の社員だったこともあり、書類作成をさせられたのだろう。売買形式を整えて稟議書を作り、最後は社長決裁の書類を作った。社長の指示だったので、ほかの役員からはんこをもらうのは楽だった」
−社長の指示とは。
「2階の社長室に突然呼ばれ、社長が『(売却する山林は)どういう山なのか』と聞いてきた。保安林で木を切ることなどもできない。価値のない山と説明した」
−すぐに指示通り書類作りをしたのですか。
「使用目的を聞くと、社長は『田中さんから自衛隊の演習地がなくて困っているので売ってくれと申し入れがあった』と話した。私は『何かあると困るので少し様子を見るべきだ』と売却に反対した」
−山林売却は社長の直轄案件だったのですか。
「そういうことだ。自衛隊の演習地というから国が何かするのだな、とは思った。まさかあの土地が原発になるとは思わなかった」
−社長から原発の話を聞いたことはありましか。
「聞いたことはない」
−この話をしようと思った動機は。
「歴史として記録に残してほしいという思いだけだ。林業部の一部の人しか知らない話だ」
・北越製紙・元社長桜井氏
電力業界の重鎮
58年就任「中興の祖」
田中角栄元首相側近に社有林を売却した当時、北越製紙の社長を務めていた桜井督三氏は、戦前に設立された国策会社「日本発送電」の副総裁や電源開発の理事を努めるなど電力業界の重鎮だった。本県経済界でも活躍し、NST初代社長や県経営者協会の会長を務めている。
「広神村史」によると、桜井氏は広神村(現魚沼市)出身。県立長岡中学から慶応大に進み、九州水力電気に入社。1944年に日本発送電富山支店長に就任、49年に副総裁になった。
戦後の電力再編論議をめぐってGHQなどと対立し、1950年に副総裁を辞任した。54年から電源開発理事を務め、57年に北越製紙顧問。副社長を経て58年に社長就任、68年まで務めた。
松本和明・長岡大教授は「電源開発に総裁就任含みで桜井氏を送り込んだのは田中氏だった。旧制長岡中学の先輩などの要請を受け北越製紙再建のため移った。桜井氏が北越製紙を近代的な企業に変えた功績は非常に大きい」と話す。社史でも「中興の祖」と記されている。
・・・こちらで、
http://onodekita.sblo.jp/article/80815419.html
ハマの住民さんが触れている事に関係する記事ですね。
田中角栄が原発建設用地の土地ころがしをして得た金で総理大臣の座を手に入れた、というのは、私ですら知っている有名な話なのですが、それを裏付ける証言が出てきたと。
反米主義者の方々には、対米独立路線政治を行なったとして英雄視されている田中角栄ですが、彼が柏崎刈羽原発招致に与えた影響を考えると、こちらとしては複雑な思いです。
という朝日新聞の記事を見て、ちょっとこの漫画について調べてみたところ貴ページに着きました。
そりやまあ働いている人はそんなにビクビクしていたら働けないよ、本当に危険を感じていたらそもそも作業員になんかならないし、というところですね。
東電(とか電気業連合会)からお金をもらって漫画を書いているのかも知れないですし。
売れないマンガ家が飛びついたんですよね、「一世一代のチャンスだ」と。50近ければ、若い人よりは放射能の影響は少ないはずですし、この先子どもを作ることもないのでしょう。プロパガンダ漫画ですが、嫌ですね本当に。
話は変わりますが、放射能に限らず、一般の解体工事などの現場でじん肺に苦しむ若い作業員はいますし、そういう人はそもそもその危険性を知らずに働いていることが多いのです。無頓着というか、自分が苦しんではじめて「あ、危なかったんだ」と気付くという類の、端から見ているとあまりにも想像力が欠落している思うのですが、そんな人は珍しくありません。
もしかして「えふいち」で働く人たちは、そういう思考の人たちで成り立っているということを、まさにえふいちで働いてきたマンガ家のスタンスそのものを含めて示しているのかと思いました。
ですから、このマンガ家そのものには、それほどプロパガンダに組みしているとかいう意識はないのかもしれません。浅慮なだけという。それでも、おっかないですね、なんだか賞を取っているという辺りで、「分かってやっている」人たちが祭り上げているところが、おっかないですね。
> 50近ければ、若い人よりは放射能の影響は少ないはずですし、
ウソ書いちゃいけませんぜ、てつお さん。
小野先生のblogちゃんと読んで勉強して下さい。
この漫画にしろこのブログにしろ書いた人のバイアスは必ず掛かってる訳なんですし。
いっそもう気付いたらそうなってたから死にました、で済ませれば良いんじゃないでしょうか。
※毎週日曜日に掲載される「Kids サンデー」という子供向けコーナーからの転載です。
●福島第1描く「いちえふ」
漫画家竜田一人さん
想像と違う普通の職場
東日本大震災で事故が起きた東京電力福島第1原発(通称1F)で働いた体験を描いた漫画「いちえふ 福島第一原子力発電所労働記」が話題を集めている。「報道やイメージとちょっと違った」と語る漫画家竜田一人さんが見てきた現実とは−。
東日本大震災の後、被災地で働きたいと考えました。自分なりに情報を集め、世間で言われるほど危険ではないと判断したのです。
はじめの4カ月間は、現場での工事作業ではなく、その作業員のための休憩所を運営する管理員として働きました。報道されるのは、廃炉のために建屋内など高線量の現場で働く人ばかりですが、バックアップする仕事も必要で、むしろそういう人の方が多いんです。
放射線の不安より怖かったのが熱中症で、屋内外問わず暑さには参りました。重装備で暑い上に、マスクをすると鼻がかゆくてもかけない。細かいストレスはたくさんありましたね。
次に3号機の廃棄物処理建屋で配管の補修作業に従事しました。なるべく奥の方まで見たいという好奇心と、自分の体を使って役に立ちたいという気持ちで、日当は8千円から2万円に増えました。2カ月働いて、年間被ばく線量上限の20ミリシーベルトに近づいたので、仕事を辞めました。
1Fの最前線で奮闘している高い技術を持った職人も、線量が上限に近づくと現場を離れざるを得ません。本当のプロが働いて、技術を継承できる場所が無くなっているのが、事故収束・廃炉作業を進めていく上では深刻な問題です。
イメージとは違うかもしれませんが、「ご安全に!」と声を掛け合い、時には冗談も飛び交うような明るい普通の職場でした。作業員の大半は地元の人。特別の思いがある人もいるでしょうが、それでも1Fも職場の一つとして、まずは生活のために働いているのだと思います。
ただ、誰一人口には出さないけれど「俺があれを片付けるんだ」という気持ちは心の片隅にあるのでしょうね。
また1Fに戻って働きたい。それをまた漫画にするかもしれませんが、単純に大好きないわきの街や福島で働きたいという気持ちなんです。
・・・子供向けコーナーで青年誌の漫画のことを取り上げるとはね。それも例の美味しんぼ騒動が一段落したこのタイミングで。なんか勘繰ってしまいます。
ハッピーさんでも工作員?東電側の人だろうけど、下手な反原発派よりずーと切実な危機感をもっている現場の声だと思うけどな。
福島原発についてはほとんどの人が憶測で語っているにすぎない現状があると思います
ほとんどの話は「自分の知り合いの話では…」とか
ネットで信用できる人間の話を見てとか
言ってみれば、他人の情報なので私のコメントや記事には責任ありませんよという全くもって
真実とは言い切れないものですよね
正直このえふいちという漫画もそうですが
もしかしたら、東電や政治絡みであえて発行したものかもわかりません
結局のところ自分で行って現場で働いた者だけが
語る事の許される事だと思います
何を信じるかは人それぞれであるが
責任の無い中でそれを誰かに押し付けてしまったり
また不確かな情報を垂れ流しにするのは少なくとも良い行為ではないのかも知れませんね
このコメントはきっと載らないのでしょうね
ブログオーナー承認が必要なので…
この方も専門知識を盾に読者を自分の主張へ導いているように感じます。
「これを見てお分かりの通り、どこにも線量の話がありませんね。これが、放射線防護のキモなのです。」
と冒頭にありますが、管理区域の区分には汚染密度に加えて線量による数字の区分もついているはずですが、それをこの方が知らないはずはないのにあえて記載していません。
そのため、以降の文章は穿った見方にならざるを得ません。
しょせん個人のブログですから、それぞれの考え方があるのはいいとして、事実を隠して読者を誘導するのはいかがなものでしょうか?
ちなみに「いちえふ」の内容は、動物の奇形云々はいいすぎだと思いますが、現場の様子は上手く表現できていると思いますよ。
管理人の承認が必要だそうなのでどうせ載せてはもらえないのでしょうが、気になったので(^^ゞ