猪瀬氏、お粗末借用書公開で辞任拒否 「考え甘かった」しどろもどろ2013.11.26

医療法人徳洲会グループから5000万円の資金提供を受けた東京都の猪瀬直樹知事(67)が26日午前、東京・新宿の都庁で緊急会見を行った。徳洲会側との間で交わした「借用証」(借用書)を提示し、従来通りの「個人の借入金」との主張を繰り返したが、記者の追及には「考えが甘かった」「深く考えなかった」としどろもどろ。辞職を否定したものの、騒動は収まりそうにない。
(中略)
5000万円は妻(7月に死去)の貸金庫に入れた。12月の知事選終了後の今年1月下旬になって徳田氏側に返却する旨を連絡したが、徳田氏側が設定した日取りをキャンセル。以降は五輪招致活動や、妻の介護などで忙殺され、8月23日に貸金庫から現金を取り出す手続きを終えて、返却日時を9月26日として、全額を徳洲会に返した。借用書は後日郵送で送られてきたという。
猪瀬氏はこの日の会見で、徳田氏側と交わした「借用証」を初めて公表。「5000万円」の数字と「猪瀬直樹」の署名がマジックで書かれた簡素なものだった。
記者からの質問は、無利子、無担保で借りた経緯や目的などに集中。
目的については「考えが甘かったかもしれないが、選挙に使わないという気持ちが強くあった」と弁明。無利子、無担保については「お返しするつもりだったから、金利とかは考えなかった。常識がなかった」などと述べた。
1時間強に及んだ会見でも、どういうやりとりで5000万円もの大金を「借りる」ことになったのかは、不明瞭のまま。
「(毅氏との会食で)お金がかかるかもしれないね、という一般的な話になった」「(毅氏から)もしお金がないなら、いつでも貸しますよといわれた」と述べ、猪瀬氏側からの要請は全面否定した。
徳洲会グループが都内で病院を複数運営していることも「知らなかった」と繰り返した。
後略

医療法人徳洲会グループから5000万円の資金提供を受けた東京都の猪瀬直樹知事(67)が26日午前、東京・新宿の都庁で緊急会見を行った。徳洲会側との間で交わした「借用証」(借用書)を提示し、従来通りの「個人の借入金」との主張を繰り返したが、記者の追及には「考えが甘かった」「深く考えなかった」としどろもどろ。辞職を否定したものの、騒動は収まりそうにない。
(中略)
5000万円は妻(7月に死去)の貸金庫に入れた。12月の知事選終了後の今年1月下旬になって徳田氏側に返却する旨を連絡したが、徳田氏側が設定した日取りをキャンセル。以降は五輪招致活動や、妻の介護などで忙殺され、8月23日に貸金庫から現金を取り出す手続きを終えて、返却日時を9月26日として、全額を徳洲会に返した。借用書は後日郵送で送られてきたという。
猪瀬氏はこの日の会見で、徳田氏側と交わした「借用証」を初めて公表。「5000万円」の数字と「猪瀬直樹」の署名がマジックで書かれた簡素なものだった。
記者からの質問は、無利子、無担保で借りた経緯や目的などに集中。
目的については「考えが甘かったかもしれないが、選挙に使わないという気持ちが強くあった」と弁明。無利子、無担保については「お返しするつもりだったから、金利とかは考えなかった。常識がなかった」などと述べた。
1時間強に及んだ会見でも、どういうやりとりで5000万円もの大金を「借りる」ことになったのかは、不明瞭のまま。
「(毅氏との会食で)お金がかかるかもしれないね、という一般的な話になった」「(毅氏から)もしお金がないなら、いつでも貸しますよといわれた」と述べ、猪瀬氏側からの要請は全面否定した。
徳洲会グループが都内で病院を複数運営していることも「知らなかった」と繰り返した。
後略
この文章を見ただけで、この人物は公式書類を自分で一切作ったことがないことが良くわかります。まず、この手の契約書類には収入印紙が必要です。なんでこんなものに収入印紙を貼る必要があるんだと私のレベルでも時々憤慨させられることがあるくらい、収入印紙には悩まされます。まず、この借入金は印紙税法違反であることは、すぐにわかります。知らなかったですむのなら、日本中の会社の社長がそういうことでしょう。そもそも、都知事なんですから脱税は一番ダメ。
そして、日付の場所。通常の公的書類は文章全体の右上にかきます。もし、このような契約書類であれば、署名した欄の直上につくるはずです。このような中途半端な位置に年月日をつくったら、会社なら一発でやり直しでしょう。そもそも、契約書ならば、お互いの署名捺印が必要なはずで、このように宛名だけ書いた文章など、有り得ません。1000円程度の借用証ならいざ知らず。
さらに金額5000万円とマジックで書いてありますが、これは簡単に金額を書き換えられます。頭に9を付け足されても何ら不思議のないスペースが空いています。金額欄を書き換えられないように通常は金五千万円と記入するか、あるいは ¥50,000,000- と全部算用数字で書くはずです。5000万円なんて、まるでおもちゃ銀行の預金のような書き方です。
そして、郵送されたと称していますが、折り目が全くない。そもそもお金を返したときにその金と一緒に借用証は返却されるべき代物で、借用証を置いたまま帰ったとすれば、それはもう一般常識がないとしか言いようがありません。普通ならば、金銭の受領証をもらって帰ります。そして、このように重要な書類を一般郵便で送るとは考えに行くですから、当然書き留めを使っていることでしょう。この配達記録があるかどうかも簡単にわかる話です。(メール便を使うことは法律違反です)もっとも、こんなことはちょっとでも社会にもまれた人間なら、わかるはなしで、こんな借用証が通用するくらいなら、会社経営者も随分と楽になることでしょう。
まあ、こんな見え透いた嘘が通用するのは政治の社会くらいなものですから、おもしろいコラージュをたくさん作っています。いくつか傑作がありますので、ご紹介しましょう。
早速作ってみた #都知事借用書駄コラ祭 pic.twitter.com/Uvsd0nkHk8
— 背*脂 (@SAY_A_BLUR) 2013, 11月 26
#都知事借用書駄コラ祭 pic.twitter.com/WcYMVcKelw
— ボリ改 (@y_yBori) 2013, 11月 26
猪瀬都知事、借用書の画像がひどい・・・ | @attrip (アットトリップ) http://t.co/YOkcDEq02D pic.twitter.com/u9KBBb5wOM
— attrip(アルパカ) (@attrip) 2013, 11月 26
猪瀬知事、5千万円の「借用書」公開 pic.twitter.com/WPOBWvq8Jg
— ステルルソン (@takeyou) 2013, 11月 26
本日の暇カプチーノ、『猪瀬知事の持ってきた借用書が、ラテアートで描けるレベルじゃないかと僕のなかで話題に』。 pic.twitter.com/wOzZ5Kp3rD
— じょーじ (@george_10g) 2013, 11月 26
日本中に一般常識、社会常識のかけらもないことを恥じらいもなくさらしてしまったのですが、実は311直後、次のような発言をしています。
2011年3月に発生した福島第一原発事故の影響で、関東地方でも一時水道水や母乳から放射線が検出され、乳児を持つ母親等の不安が高まっていたところ、
仕事をしない専業主婦は、パートでもなんでも仕事をして社会人になってください。数値の意味がわかるようになるしかありませんから。不確かな気分で子どもを不安にさせてはいけません。
— 猪瀬直樹/inosenaoki (@inosenaoki) 2011, 4月 20
乳児をもつ親の気持ちはわかります。放射線は見えない。でもいまは有事です。原発に近い住民、避難所の人たちは見通しがなく苦しい。東京は違う。浄水場の客観的な数値を行動指針にしてほしい。考えて行動している主婦や仕事に就きたくてもつけない主婦を非難したつもりはありません。
— 猪瀬直樹/inosenaoki (@inosenaoki) 2011, 4月 21

この時の発言でしょう。右後ろにちゃっかりいますね。自らの社会常識のなさを棚に上げて、主婦を小馬鹿にする態度。さすが、大江戸の都知事だけあります。

タグ:猪瀬
コメントするのは初めてかな?と思います。
一つお知らせしたいことがあってコメントします。創価学会関連の宗教団体のホームページのトップページに、貴サイトが掲載されてました。
これはちょっと由々しき行為と思います。注意して撤回させた方がいいかもしれません。
他にも院長さんと同じようなことを問題にしておられるような方が一緒に掲載されてあります。かなり陰謀論臭いサイトで、同じように思われてはちょっとというかかなり困るところでありました^^;詐欺のような件もあったようですし。
一応伝えておきました。
>日本中に一般常識、社会常識のかけらもないことを恥じらいもなくさらしてしまった
猪瀬直樹氏の過去の経歴を例の如くWikiで確認してみますと…
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8C%AA%E7%80%AC%E7%9B%B4%E6%A8%B9
なるほど左翼学生のリーダーで活発に活動…その後、上京して結婚した後、出版社勤務やらビル清掃やら…ウィキには載っていませんが、話に聞くところによると作家で成功する40過ぎまで実質、奥さんのヒモ生活だったそうです…そりゃ、社会常識がなくてもしようがありませんな。
>仕事をしない専業主婦は、パートでもなんでも仕事をして社会人になってください。
多分、この言葉はヒモ生活中に奥さんに言われた言葉をリターンしているのではないかと。人間っつーのは過去に自分が罵倒された言葉を、偉くなってから他の人に投げ返す傾向がありますので。
なんで、こんな人物が東京都知事になれたかは割愛しますが、まあ石原に取り入った訳ですな。
東京オリンピックを誘致するまで仲が良かったのに、誘致後、分裂してるとかいう書き込みがありましたが、週刊誌情報ではなんでも猪瀬が東京オリンピック誘致の功を独り占めしようとしているとのこと。つまり、猪瀬都知事が誕生する前から誘致運動してきた”利権”に絡む偉いサンの神経を逆撫でしたとのことでした。今回の事件もその関係なんでしょうかね。まあ、どうでもいいことですけど。
>でもいまは有事です。
有事に東京オリンピックなんてやっていいのかと。この人のリテラシーとかどうなっているんでしょうかね。
まあ、こういう人だから偉いサンの後援を受けたんでしょうけど。
>そもそもお金を返したときにその金と一緒に借用証は返却されるべき代物で
上記は金銭消費貸借契約書の場合、借用証書は、一部作成し貸し手側が保管。お金の返却時に借り手側に返却します。
>この手の契約書類には収入印紙が必要です。
裏金だから収入印紙はいりません。
>この文章を見ただけで、この人物は公式書類を自分で一切作ったことがないことが良くわかります。
わざと幼稚に書いているんです。
関係ありませんが、特定ひみつ反古砲、の衆議院強行採決のときに、傍聴席から、反対と叫んでいた人が、公安に手足を押さえられてつれていかれたそうです。毎日新聞の記事に写真も乗っています。
どんな法案かわかるような写真だとおもうので、みてみてください。
通常一般のは300席ほどあるのに、その日は30席しかなかったそうで、がらがらにみえるんだそうです。
”本当のことをいうのは馬鹿でもできる、嘘をつくのはよほど頭がよくなければできない”からです。
一分の隙もない借用書を出したところで、単に余計怪しまれるだけです。
逆に、あのやり方なら世間の目を「社会経験が無いんじゃないか」とかいったところに注目させ、時間稼ぎをすることができ、あわゆくば「社会経験がないと、本当に借金していても、あの体たらくなのだな」と無実を成立させることもできるかもしれません、世間に対しては。
が、そうは問屋がおろさない。今後は、告発が受理され、検察の捜査が及び真実が明らかになることでしょう。私も、あの借用書は事後の作り物だと思っています。
また、彼は道路公団関連などで相当にいいルポを書いたライターだったわけですし、この程度の常識は持っているはずです。