20分未満で死亡…過去最高、屋外設備で放射線

福島第一原発で、放射線量が毎時25シーベルトに上ると推計された配管(写真中央の少し右下で、上から下りてきた細い配管が右へ曲がる部分)=東京電力提供
東京電力は6日、福島第一原子力発電所の屋外にある設備「主排気筒」の下部で、配管表面の放射線量が毎時約25シーベルトに上ると発表した。
周辺の計測値から推計したもので、屋外の放射線量としては過去最高値。人が浴びると20分足らずで死に至る強さだ。事故時に1号機の格納容器から強制排気(ベント)を行った際、排気中の放射性物質が配管内に残った可能性があるという。東電は今後、主排気筒や配管の撤去などを検討するが、「非常に高い線量で、新しい工法が必要になるかもしれない」という。(2013年12月7日01時56分 読売新聞)

福島第一原発で、放射線量が毎時25シーベルトに上ると推計された配管(写真中央の少し右下で、上から下りてきた細い配管が右へ曲がる部分)=東京電力提供
東京電力は6日、福島第一原子力発電所の屋外にある設備「主排気筒」の下部で、配管表面の放射線量が毎時約25シーベルトに上ると発表した。
周辺の計測値から推計したもので、屋外の放射線量としては過去最高値。人が浴びると20分足らずで死に至る強さだ。事故時に1号機の格納容器から強制排気(ベント)を行った際、排気中の放射性物質が配管内に残った可能性があるという。東電は今後、主排気筒や配管の撤去などを検討するが、「非常に高い線量で、新しい工法が必要になるかもしれない」という。(2013年12月7日01時56分 読売新聞)
さも今わかったかのように書いていますが、この情報はもう2年も前から東電自らが

なぜ、その後の検査に2年以上かかるのでしょうか。そして、それをあたかも今初めてわかったかのように報道する読売新聞。既に2年がたち担当記者自体が変わってしまっているのでしょう。嘆かわしいことです。東電の思うがママと言った感じでしょうか。
この報道自体の分析は、【詳細】原発事故後、敷地内での最高値25SV/hを測定(おしどりマコ)2013年12月07日 に詳しく書かれています。1−2号機の主排気筒は、強風などで倒壊の危険があることは、すでにお知らせしたとおり。なぜ、今更この主排気筒の表面線量率を出してきているのでしょうか。原発事故から目をそらすための秘密保護法の騒ぎや、放射能安全教の布教が順調に進んでいることの表れではないかと私自身は考えます。しかも、この線量は直接測定した値ではなく、類推の数値



最も高い線量の場所では、 1.5m離れて、95mSv/hrだと評価されています。
どうやら2つの線源を仮定して、微分方程式だか何かを解いて、おおよそこの程度と評価したのでしょう。このくらいであれば、2年前に十分評価し得た情報です。
ベクレルと線量の比較は、環境省が 「廃棄物等の放射能調査・測定法暫定マニュアル」 平成 23 年 11 月 11 日として発表。

セシウム137の場合には、6cm と 100cm では、
2.16÷0.01= 216 倍
の差が見られます。SGTS配管の雰囲気線量に当てはめてみますと、
95mSv/hr x 216 = 20,520mSv/hr = 20Sv/hr
ですから、点線源から、1メートル離れると約200分の1になると考えて良さそうです。環境相の評価を当てはめますと、おおよそのところこのSGTS配管には
100,000Bq/kg ÷ 2.16 x 95 x 1,000 = 4,400,000,000 Bq/kg
5兆ベクレル〜10兆ベクレルのセシウム137が含まれていることになります。これを重量に換算してみますと、おおよそ2グラム(6.4兆ベクレル)となり、
毎時10シーベルトの放射線は、放射性セシウム約2グラムが出す量に相当するという。
という記事にも合います(放射能の計算は、桁が合っていれば正解と見なします。あまりにも細かい数値の積み重ねですので、人間が計算できる限界です。それほどいい加減なものにすぎないことを再認識してください)
このことを逆にとって、通産省OBで、原発推進派の自民党細田博之は
「『(小泉元総理は)原発を将来的にこのまま進めることには反対』と言っているが、これにはいろんな誤解があって、高レベル廃棄物の量は驚くほど少ない」

(国民一人当たり、サイコロ1個分程度としゃべったようです)
とはなしています。確かに事実ではありますが、ではこの2グラムぽっちのセシウムをご自分の庭に処分して、話していただきたいものです。たった2グラムのセシウムごときに、右往左往している東京電力の現場に行って、きちんと処分していただきたい。
そして、このたった2グラムのセシウムを拡散してしまえば、回収の方法などどこにもありません。
ヤツラは巧妙に騙してきます。何が本当かを見極めるには自分の頭で一度咀嚼してみましょう。そうすれば、何が真実かは自ずから明らかになります。
◆関連ブログ
1F-1/2主排気筒が高放射能汚染している理由2012年10月14日
台風が暴いたストロンチウム測定時間と破損の恐れがある1F高レベル汚染排気筒2013年10月16日
10シーベルト超/時の放射線量(原爆爆心地並み)2011年08月02日

格納容器が壊れた2号機・3号機、燃料プールからの放射能漏れがある2号機・3号機・4号機、その破損や水位低下による白煙や黒煙に含まれる排気塔以外からの放射能は計上していません。
2号機からのベントで全汚染の9割、それで済ませたいのです。
それだけでチェルノブイリの3割ぐらいだったはず。
1号機・2号機・3号機・4号機・5号機・6号機全ての漏れを計上すれば、ヨーロッパの機関が出していたチェルノブイリの数十倍という数値が妥当になるでしょう。
とにかく東電発表は完全にアテになりませんから、全電通喪失後のシミュレーションの方が東電よりも正確です。
小泉さんの、安全策準拠のやり方を取るのが、当然だと思います。将来、健康被害が深刻に出て、責められたにしても、その時は、自分はこの世にいないし、原発との関係を立件は出来ない。最悪でも、被害者から、自分の墓に痰をかけられるだけ。こう言った日本の将来・国益を考えない人(つまり、安全意識も愛国心もない人)を“先生”と呼ばれる政治家にしておいて、いいのかと思います。「科学の発展(電力は、火力と水力、自然エネルギーで賄えるのですから、核廃棄物を増やすだけで、実際は、国の発展にもなってないのですが)には、犠牲が伴うもの。」そう言う先生なのでしょう。
「Q:これは1号機の爆発時に付着した線源か。
A:ベントか爆発のときに、燃料が壊れ、中のものがたくさん出てしまったときのものだと思う。」
「中のものがたくさん出てしまった」っていうのは蒸気だけでなく、核燃料や核分裂生成物が出ちゃったって事でしょうね。
柏崎刈羽にはフィルター付きベント装置を設置するって言ってるけど、爆発したときに役に立つのかどうかって感じですね。
子供には被曝させない。ベクレ食品を出さない。
@Sagami_Keyakiでツイッターをされている。
川崎や横浜の父兄から遠距離登園の問い合わせが多いと。
民間の施設も放射能対策で生き残りが分かれるという実例。
ただ神奈川県そのものが、残念で仕方ないが。
NRCの委員長が日本の放射性廃棄物は、地層処分が望ましいと、TBSのインタビューに答えたそうです。
http://news.tbs.co.jp/sp/20131206/newseye/tbs_newseye2073524.html
この地震大国で何を言うのかと思いました。山がまるごと消えるような内陸地震もおきているのに。それを見た後で、日本を世界中の核のゴミ捨て場にしようとしていると去年聞いたことが、本当かもしれないと思い始めました。
帰ってみかんの入っている袋を見ました。
「魚粉を中心に100%の有機質肥料とかき殻を施し・・・・安心・安全・健康によい***(みかんの名前)をお届けします。」と書いてありました。
魚粉にかき殻・・・。
食べようか捨てようか、迷いました。
あるサイトに、
「福島県外3県検査の結果を見ると、長崎もかなり異常なデータであるはずで、全国的な影響が出ている可能性があります。」というコメントがありました。
もったいないですが、今回はパスすることにしました。
次からはよく読んでから買うことにします。
海産物は食べていないのですが、肥料・・・、盲点でした。
>「Q:これは1号機の爆発時に付着した線源か。
>A:ベントか爆発のときに、燃料が壊れ、中のものがたくさん出てしまったときのものだと思う。」
おしどりさんのやりとり全てを記憶している人はいないでしょうし、東電が「ベントか爆発」と言ったのを知っている人は、ネット人口の1%もないでしょう。
人々の関心事は原発だけではなく、原発は比較的マイナーな話題ですから。
しかも多くの人はマスゴミの東電発表しか見ませんから、東電が爆発阻止のために強制排気をしたのだな、と思うのです。
それを利用して、2号機の強制排気が全汚染の9割だと仕立て上げられています。
↓洗脳報道
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4586897.html
以下の報道がされています。
************
事故時に1号機の格納容器から強制排気(ベント)を行った際、排気中の放射性物質が配管内に残った可能性があるという。
彼らの腐りきった目にも、3号機の爆発の様子や黒煙がやっと見えたようですね。
放射能漏れの再計算はいつになることやら。
とっくにチェルノブイリなんか超えまくっているというのに、テレビ漬け新聞漬けの人は、3号機の核燃料は圧力容器内にあると思っていたんでしょうねえ。
反対派に完全敗北した爆発を認めたくないので嘘で誤魔化す、最悪です。
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000017917.html
これまでの発表では、3号機の核燃料について「一部が溶けたものの、ほとんどが圧力容器内にとどまっている」とされてきた。しかし13日、東電はこの見解を修正し、「核燃料はほとんどが溶け、相当部分が圧力容器を突き抜けて、格納容器の底に達したとみられる」とした。