2014年01月18日

訪問中に鼻血が止まらなくなった美味しんぼ著者−雁屋哲氏のインタビューと誹謗中傷

昨年、雁屋哲氏は、美味しんぼで「福島の真実」として連載をいたしました。2014011801.jpg
「0.38ですが、動きます。0.4かとおもうと0.3になったり。」
「第一原発の方から風が吹いてくると上がる。」
「第一原発からはまだ放射性物質を放出し続けているんだから当然だな。」



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うむむ、なかなかわかっているなと、この文章を見て私自身は感じたのですが、どうやら(頭のおかしい)安全グループはそうではなさそうでした。こういった輩は、ナウシカの虫のごとく集団で罵倒してきますから、すぐにわかります。

 さて、この雁屋氏のインタビューがあり、少しネット上で話題になっておりますので、一部ご紹介します。
【原発】福島の真実──『美味しんぼ』作者・雁屋哲氏に聞く
2014年1月13日
(前略)
ーー実際に行かれてみると被害は想像をはるかに上回ったと。

雁屋「ぜんぜん違いましたね。中でも一番は、やはり放射能の被害です。目に見えないですし、ただちに被害は出ない。でも見えないというのがとんでもなく怖い。これは私自身の体験ですが、取材から帰って夕食を食べている時に、突然鼻血が出て止まらなくなったんです。なんだこれは、と。今までの人生で鼻血なんて出すことはほとんどなかったので驚きました。その後も夜になると鼻血が出るということが何日か続きました。ですが、病院に行っても『鼻血と放射線は今の医学では結びつけることはできない』と言われ、鼻の粘膜の毛細血管をレーザーで切ることになりました。また、取材後にすごく疲労感を感じるようになった。取材に同行したスタッフも双葉町の村長も、鼻血と倦怠感に悩まされていましたよ。低線量だから被害はないと言いますが本当でしょうかね。子どもたちは学校でも塾でも、ぼーっとして何もできない、スポーツもしたくない、動きたくないと言っていました。残酷な言い方になるけど、あの周辺は人は住んではいけない所になってしまった。でも、僕たちが住んでいる人に出ろとは言えない。『福島の食べ物を食べて応援しよう』というキャンペーンもありますが、これもどうかと思います。仮に市場に出回る食品自体は大丈夫だとしても、土の汚染はすごいですから。農作業中は、土が肌に触れたり、器官から吸い込んでしまったりもします。そういう意味では農作業に携わる人の被ばく量はものすごいものになります。ただ、11年に各地で高い線量が検出されたり、翌年には米の作付が禁止されたりしましたが、僕は福島で一番問題なのは漁業だと思いますね。これから先、何十年経っても漁業復活は無理なのではないかと思います」

ーー東北地方の海産物の多くを今後食べられなくなる可能性も。
雁屋「恐らく食べられなくなるでしょうね。どうしようもない、とんでもない被害ですよ。山の幸も川の魚も…」

 この記事のコメント欄を見ますと、鼻血が出るとはデマをまき散らすのもいい加減にしろという罵倒ばかりです。逆に、原子力安全派のブログで、コメント欄が盛況になっているのは見たことがありません。

被曝と鼻血、咽頭痛は明らかに関係があります。それは、ヒロシマでも言われていたこと。
 台風で不通になった鉄道線路を、たくさんの復員兵と一絡に歩きながら、九月二十九日の午後、やっと岡山に帰ったのですが、その夜、ひどい全身倦怠が続いて四十一度の高熱と、経験したこともない激しい咽頭痛に襲われ、文字どおり輯転反側して一夜を明かしました。その異常な苦しさに、私はピカドンにやられたと直感しました。広島での被爆者調査カードには、咽頭痛の有無が放射線障害の重要な一指標になっていたのですから。


アイリーン・ウェルサム著 プルトニウムファイルから

 TBI実験(健康人の全身照射)で研究者は、血液と尿を分析して「生物学的線量計」を見つけたかった。生物学的線量計とは、人体の浴びた線量を物語る生化学変化をいう。もし見つかれば、戦場の軍医は、被爆者をざっと検査し、助かる兵士と死ぬはずの兵士をてきぱきと区別できる。一九六三年に空軍の某将校がこう書いている。「放射線が生体に破壊的な作用を示すとわかって以来、研究者は身体の浴びた線量をきれいに語る生化学的・組織学的・臨床学的な変化を追い求めてきた」。
(中略)
 照射の後、血球、染色体、アミノ酸、酵素、血漿タンパク質、脂質をくわしく調べた。しかし軍の医師たちは、信頼に足る生物学的線量計を見つけるには至っていない。線量の指標になったのは、すでに臨界事故の犠牲者や日本の被爆者でわかっていた傷害、つまり吐き気や食欲不振、脱毛などがいつ始まり、どの程度の症状がどれくらいつづくかだ。それだけを手がかりにする状況は今の今までほとんど変わっていない。

 つまり、雁屋氏の経験した鼻血、全身倦怠感は被曝の症状である可能性が非常に高いと言えます。しかしながら、下記のような指摘があるのもまた確か。

2014011803.jpg広瀬隆氏の「危険な話し」を罵倒した野口 邦和(のぐち くにかず)氏の主張

鼻血やのどの痛み、倦怠感は被ばくの症状ではない

障害が出るほどの高い放射線量は事故現場だけ


確かに、放射線による急性障害で嘔おう吐と や下痢、鼻血が出ることはあります。しかし、急性障害がおこる可能性のあるのはあくまで事故の現場で作業をしている人たちについての話で、一般の人たちは急性障害がおこるほど高い放射線量の被ばくはしていません。

したがって、鼻血やのどの痛み、倦怠感などの症状があっても、それは被ばくによるものではなく、別の原因によるものでしょう。
2014011802.jpg

 これは、安全派のよく使うロジックです。

線量が低い ⇒ 放射能の影響ではない

本来は、

放射能の影響と思われる症状が出た ⇒ 線量・放射能が高い

とするのが、科学のはずです。たとえば、浪江で生まれた有名な耳なしウサギ
2014011804.jpg
耳が放射線で発育不全になることは、人間でも報告があります。
すなわち、

耳のないウサギが生まれた ⇒ 被曝量がかなり多かったに違いない

が、「科学的」に導かれる結論のはずですが、原因と結論をひっくり返す御用学者(北里大学−伊藤伸彦教授)は、恥ずかしげもなく

被曝線量が低かった ⇒ 大地震とその余震で何度も強く揺らされたことが親ウサギのストレスになった

と結論をつけます。さすが、素晴らしい学者です。私にはとても、まねなどできません。

鼻血については、Amazonの書評に綺麗にまとまっていましたので、やや長文ですが引用させていただきます。 岩清水宏氏のコメントです。
現行の理論に異議をさしはさむ余地が少なくなってしまうのは、仕方の無いことですよね。
同じく、医学の末席を汚すものとして、すこしだけ、コメントを残しておきたいな、と思いました。

鼻血に関して。

これは、結論から言うと、原発事故で十分説明可能でしょう。鼻出血のメカニズムは、あなたの仰る凝固系のメカニズムは、全体のケースの中では、ごく一部で、そのほかにも、鼻粘膜局所の炎症(これが一番高頻度でしょうね)、高血圧などの循環器系の原因、などなど、鼻血と聞いた瞬間に、普通は沢山思いつくものだと思いますがね。大気汚染で鼻出血の頻度が上昇するのは、古くは20世紀初頭のイギリスのスタディに始まり、主流学術雑誌をはじめ、各種の学術論文の明記するところです。したがって、放射能汚染粉塵による局所症状、と普通は思いが至る気もします。

もちろん、定量的にも、きちんと説明できますよ。

そうそう、今回の原発事故のときも、次のような議論を耳にしました。
事故当時、「超大量放射性ヨウ素投与療法で、1億ベクレルの放射性ヨウ素を投与しても鼻血はでないから、原発事故で鼻血なんて、絶対にありえない」
なんて議論をしていた人がいる、というのを、後から知り、驚きました。この場を借りて、少し反論を書かせていただきます。

1億ベクレルって、一見、普通の人が聞くと、しり込みしそうなほど、「超大量」と錯覚するんだけど、こういうことを議論する際には、きちんと、体内分布密度などを考慮しながら、ちゃんと計算していかないと、変な結論になってしまうんです。
簡単に計算するために、ちょっと乱暴な数字を放り込んでいくけど、血液を5Lとしたら、まず、投与後、その5Lに均一に拡散されるんだけど、その後まあ、1億ベクレルの大部分は、比較的早期に甲状腺などの特定臓器に再分布したり、大部分は尿中に排泄される。
議論を自分たちに不利にするために、仮に、ものすごーく多めに見積もって、1億ベクレル(10の8乗、つまり、10e8 Bq)の約半分が血中に、ある程度持続して残っているとすると、計算で、血液1cc中の放射能が出せます。割り算するだけです。
<<1億ベクレル投与、なんて言ってても、血液1cc中には、たったの10e4 Bq程度の放射能でしかない>>

今、鼻粘膜のことを議論しようとしてるんだけれど、鼻粘膜と、血液の接点は、毛細血管網という、細い血管のが張り巡らされた末梢血管の部分。
この部分の血管って、医学部、生物学部を出た人間には常識なんだけれど、ものすごーく血管床の表面積が広い。つまり、非常に多数の血管内皮細胞で覆われている。
ちなみに、簡単に試算することができて、毛細血管径を、ざっと7ミクロンとおけば、
<<1ccの血液を溜め込むのに必要な毛細血管の全長は、3x10e4メートルも必要になる>>
で、この3x10e4メートルの毛細血管に、どれだけの血管内皮細胞が張り付いているかと言うと、これに、分布密度の3x10e5個/メートルをかければいい。
<<つまり、1ccの血液を取り囲んでいる血管内皮細胞は、10e10個に上る>>

高々、10e4ベクレルを、10e10個もの内皮細胞が囲んでいるんです。細長い土管としてね。
<<つまり、1秒間に、一つの細胞が放射線でアタックを受ける確率はたったの10のマイナス6乗程度の低い確率でしかない>>
しかも、均一に放射性物質が溶けていると仮定できるから、ほぼランダムに、このアタックが起こる。
(ま、ちょっと構造的な部分を計算外としているんで、すこし大目になるかもしれないけれど、桁はそんなにズレてない)
(補足:毛細血管と毛細血管の距離と、β線の体内での透過距離を考えると、となりの毛細血管から飛んでくるβ線の影響は、あまり大きなものにならないと考えています)

こんなにまばらで、確率の低い放射線だと、血管内皮細胞が細胞死に至るこもほとんどなければ、鼻粘膜炎症が起こることもないでしょう。
百歩譲って、たとえ内皮細胞が障害を受けても、ランダムな場所で内皮細胞がやられているわけだから、すぐに修復される。
だから、放射性ヨウ素超大量療法で、数億ベクレル程度を投与しても、ふつうは、全然鼻血になんかならない。

モデルとして、血液と内皮細胞のことだけ論じたけど、粘膜分泌を考えても、組織間液とか考えても、
粘膜細胞を対象に考えても、基本的には、考え方は同じです。うすーい濃度で、均一に分布しているモデルの場合には、
アタックがランダムに、薄い確率でおこる、ということ。

<<でも、一方、放射性物質汚染微粒子が、鼻粘膜に付着したら、その影響はどうなるか?>>
仮に、微粒子が花粉くらいの大きさだったとして、20ミクロンくらいと想定すると、これって、ひとつの細胞と同じくらいの大きさなんです。
この微粒子が、仮に、たった1ベクレルのβ線核種に汚染されていたとしたら、どういうことがおこるかというと、付着した局所、つまり、この微粒子のごく近傍で、1Bqつまり、1秒間に1回、かならず放射線が、同じ箇所ででて、まあ方向性もあるんだけど、ほぼこの桁の放射線が、同一箇所をアタックし続けることになるんです。

方や1億ベクレルからスタートしたけど、アタックされる確率は、10のマイナス6乗のオーダー
方や、たったの1ベクレルだけど、1秒に1回とか、そんなオーダー。

そんな高頻度で、同一箇所をアタックされ続けたら、そこの粘膜細胞は死んじゃうし、修復も間に合わない。鼻血が出て当然なんですよ。

すごく乱暴な計算だけど、基本的に、掛け算と割り算だけで、きちんと計算すりゃ、簡単に、インパクトの大小がわかる。
同じ「内部被爆」でも、消化吸収で、均一に分布する場合と、粉塵付着での局所の影響とに、場合わけして考えないといけない。

あの当時、住民を安心させたい、という善意の気持ちから、安心論を伝えたいというのであれば、
頭ごなしに「鼻血はデマ」と否定しないで、「鼻血は、汚染粉塵の局所症状で一時的な問題ですから、安心してください」とか
「鼻血が出ていると言うことは、汚染粉塵を体外に排出しようとしている、良い反応だから安心してください」とか
「あくまで、局所症状で、全身状態に影響は無いけれど、鼻洗浄でもやっておけばいい」とか
「念のため、これ以上汚染粉塵を吸い込まないように、マスク着用を」など、言ってあげればよかったんです。

それから、核種によって、良いα線、悪いα線があるはずが無い、なんて、簡単に仰っておられますが、きちんと考えれば、いくらでも、そういうモデルは考えられるんですよ。
たとえば、ラドンのような希ガスは、体内に摂取されても、ひとところにとどまることなく、均一に薄い濃度で分布しますから、上記の鼻血(汚染粉塵)vs放射性ヨウ素の議論の喩えとおなじように、
生体に与える影響はα線核種の割には、極小でしょう。一方、トリウムなどは、肝網内系に沈着し、局所で持続的に慢性内部被爆の原因となり、局所慢性持続被爆の温床となってしまいます。
トリウム内部被爆で、高率に肝臓系の発ガン率が見られることの、ひとつの理解の仕方です。
「実行線量計算」に頼る考え方以外のメカニズムも、考慮に入れていただきたいなあ、と思います。

もっと言いますと、原子核物理学の法則が、絶対不可侵のものだと錯覚しておられるかもしれませんが、現在の原子核物理学の法則は、すべて、原子核が「気体」の状態での観測・実験データを元に作られています。
原子核が、固体中に、堅く足場固定されたときに、放射性元素が崩壊を起こすと、実は、現在の原子核物理学の理論の延長線上では説明のできないような、非常に興味深い挙動を示すことが知られているのですが、こういった分野は、ほぼ、一部の例外を除き、全くの手付かずです。

つまり、上記に立て続けに、体内分布の問題を例にあげましたが、体内分布が同じ場合でも、つまり、たとえ、体内に均一分布をする核種同士であっても、核種によって、当然、生体内分子との結合・相互作用という挙動が変わるわけですから、どの生体分子と結合している際に、どういう崩壊を起こしたら、どんな影響が起こりうるのか、というのは、全くの未知の分野なのです。
医学の最新知識をもって、非常に丁寧に考察を重ね、今後、何十年かに渡り、実験・実証を繰り返し、新しい研究分野を切り開いていかないといけない状況なんですよ、内部被爆のことをきちんと理解しようとすれば。

実際、セシウムの極く微量の内部被爆で、心臓伝道路の障害が高率に起こる、というデータを、Bandazhevskyが発表していますが、丁寧にメカニズムを考察していけば、彼のデータは綺麗に説明できる可能性が高く、やはり、現行の理論に反する実例のひとつになって行くでしょうね。

最後に、医学者として、別分野ではありますが、「地図のない分野」で、必死にもがいている身から、一言だけ言わせていただければ、「教科書に書いてあることがすべてはない」
特に、慢性内部被爆のように、ほとんど、調査もされていない学問分野では、沢山疑ってかからないといけないテーマが、山積みなんですよ。


 鼻血、倦怠感をストレスでごまかし続けられるのは、いつまででしょうか。放射能は物質です。放射能自体が飛んできて、内部被曝をする場合にどうなるかが、フクシマでは最も大事です。それは、一瞬で反応が終わったヒロシマ、ナガサキとは全く違うのですから。

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posted by いんちょう at 23:12| Comment(23) | 原子力
この記事へのコメント
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140118-00000775-yom-pol こんな森の稚拙なあり得っ子ない発言を取上げる新聞も新聞。実際国民は子供騙しと見抜き http://polls.dailynews.yahoo.co.jp/domestic/10702/result細川氏も早く動くべき。それか切り札の小泉さん自身に出て貰うか http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140116-00000211-yom-pol
Posted by ちゃまいえ at 2014年01月18日 23:36
事故直後 福島からの車 支援車両 数百台に
近寄って 鼻血 60日 検診白血球異常

偉い先生 内部被爆解析してた。
自分の考えも満更ではなかった。

集中蓄積で組織切断レベルになる。

排出は若い新陳代謝多い人は多分多い
年寄りは血中から筋肉に脳に溜まり易いと思う



Posted by 300km農家 at 2014年01月19日 09:12
放射能障害をなかなか認めないのは、認めちゃうと国が補償しなくてはならないからでしょうね。

自民党の若手議員も実はほとんどが反原発なんだそうですが、党議拘束やら何やら、力を持っている(そして原発利権に食い込んでいる)”老害”議員に逆らえないそうです。
その板挟みになっているのが小泉進次郎。
その息子を助けようとしゃしゃり出てきたのが親父の小泉純一郎ーそういった構図のようです。
Posted by Cipher   at 2014年01月19日 13:47
ずるい事かもしれません。でも、やらずにはいられません。これ、あちこちに書き込みます。映画「東京原発」を見ましょう。非合法かもしれませんがYoutubeでも見れます。僕は3.11前にこれを見てました。今、後悔しています。僕も傍観者だったことを。
Posted by snow at 2014年01月19日 17:09
> 自民党の若手議員も
> 実はほとんどが反原発
> なんだそうですが、
だろうね。
彼らだって、皆、子供がいるんだろうし、
自分の子供・子孫達に、発がんリスクも含めて、健康被害や多量の使い捨て燃料の管理などのツケは、良心があれば、回したくないと思うので。
皆、原発は、危ないとわかっているのですよ。いくら、福島や柏崎・若狭に、「原発は、絶対安全です。」と説明したって、皆が、危ないと思っているので、敢えて、送電コストを犠牲にしつつも、原発の東京や大阪への立地は、避けたので。
> 党議拘束やら何やら、
> 力を持っている
>(そして原発利権に食い込んでいる)
> ”老害”議員に逆らえないそうです。

人の命が罹る処で、国民から付託されていながら、自分の主義主張を曲げないといけない現実、本当に情けない話だけど、
その老害とは、
下記のようなことを言っている
細田とか、
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131121/stt13112121280010-n1.htm
原発がないと、オリンピックは返上せざると得ないと、とんでもない(かつ、見え透いた)ことを言い出した森とか、
あの辺でしょ。
細田の論理だって、火力は金食い虫で、それを動かすための石油の輸入で、国の財政を圧迫していると言ったって、原発だって、燃料にウランを輸入しないといけないのだから、同じことじゃないか。
しかも、ドライ式にしようが、湿式にしようが、原発を動かすたびごとに、使用済み燃料廃棄物が溜まって来るには、間違いない。エネルギー効率だって、実態は、原発よりも火力の方がいい。そこを何故、敢えて、原発か。特定の個人のの利権しかないではないか。
「放射性物質は身体にいい。」とか「原発はユートピアだ。」と言う話にしてくれと、彼ら国会議員や官僚に頼まれるべく、頬ズラを札束でひっぱたかれて、自分の良心や学者としての真理を追求する姿勢が骨抜きにされている御用学者が非常に惨めだ。
さて、鼻血。やっぱり、原発による被爆と、相関があるようですね。
かつて、何も知らずに品川に行った。
そんなら、細野演出の、汚染がれき全国にバラマキとやらで、その日、たまたま、
東北より、早朝、汚染がれきが着き、
海岸沿いの処理場で、処理されることになっていた。そんなら、今まで、10年くらい鼻血など出たことが無く、特に、
鼻をいじった訳でもないのに、
凄い勢いで、鼻血が。しばらく止まらなかった。役所に訊いても、隠すし。でも、最終的には、汚染がれきが到着して処理していた時刻だったんだ、と知った。だから、放射性物質は、量の多少にかかわらず、健康にいいはずない。人気のない、福島第一か第二の敷地内にかき集めればいいものを、よくばらまくよね。幾ら、どっかが利権で儲かると言ったって。
Posted by やっぱり、細田でも細野でもなく、細川の方がいいんじゃない at 2014年01月19日 22:34
3.11後、目的は経済崩壊に備えてだったのですが、アメリカ陸軍監修の「サバイバルマニュアル」(日本語)を買いました。その中に、核汚染について、粘膜は非常に敏感に放射能の影響を受けるから下痢などの症状がでるという趣旨のことが書いてありました。御用学者にも是非読んでもらいたいです。

Posted by フルーツサイダー at 2014年01月19日 23:35
本当にやばいものは、近くの河川敷の埋めたそうですから、っそこそこやばいものを拡散させて、統計的に有意差なし、とでもしたいんでしょう。
医学おエビデンスなんてそんな人為的なことで塗り替えられるのですね
Posted by さかなし at 2014年01月20日 10:01
フルーツサイダーさんのアメリカ陸軍慣習「サバイバルマニュアル」は英語なら無料で以下のサイトで読めます。Chapter 23 のSURVAIAL IN MAN-MADE HAZARDS (人為的な危険における生き残り)の221ページから放射能、生物、化学と続きます。

アメリカ陸軍サバイバルマニュアル(英語)
FM 21-76 US ARMY SURVIVAL
http://www.ar15.com/content/webPDF/FM21-76_SurvivalManual.pdf

サバイバルマニュアルですが、放射能そのものの性質も一般の人たちにわかりやすく書かれています。院長先生も以前あきれてこのブログで紹介してくださった日本政府のこういう漫画チックなお子ちゃま向けパンフよりずっと知的です(笑)。もうこういう中途半端なくだらないパンフに紙代、印刷代、人件費代無駄にしないでほしいですね。

内閣官房発行パンフ
「武力攻撃の類型などに応じた避難などの留意点」http://www.kokuminhogo.go.jp/pdf/hogo_m_06.pdf

広島・長崎であんな痛い思いをしたのにまだこのレベル。目先の損得ばかりを追い求める懲りない国民。福島原発事故でさえいまだに懲りない政治家。総合的に見て東京都知事選は宇都宮氏が一番マトモだと個人的には思っています。
Posted by アムステルダム at 2014年01月20日 11:03
ひとつ質問したいのですが、
極低線量の内部被ばくで放射線障害が発生するとおっしゃっていますが、だとしたら自然被曝での障害は起こらないんでしょうか?もしあるとしたら、例えば空気中のラドン濃度は地域によって差があるので、発がん率が上昇するなどのデータがあるはずだと思います。
Posted by ふぇにっくす at 2014年01月20日 16:53
御用だって、原発爆発すれば、健康被害が出ることなど、とっくの昔に知っていますよ。さもなければ、わざわざ、電力の消費地から離れた所に、原発を作らないもの。それが、イソギンチャク的、御用たる、御用のゆえんです。
Posted by 御用学者だって、既に at 2014年01月20日 17:09
線量計って、数値が揺らぐのがふつうですよね。
風向き云々ではなくて、使用方法にもちゃんと書いてありますけど・・

http://www.rental-shop.com/geiger-counter/use/use1.html

書評の石清水さんよりも、その前後の人のほうがずっとまともなことを言っているようですが・・

1秒に1回のアタック → 細胞死 → 鼻血

ですか?

豆鉄砲でテポドンも撃墜できそうなくらい画期的ですね。

放射能関係なく、毎日3000億個の細胞が死んでるんですけど・・・粘膜も含めて。

Posted by トーナス at 2014年01月20日 17:30
>とーなす
消化管の粘膜上皮細胞ならばそうですね
排便の便のほとんどは剥離してきた消化管の粘膜上皮細胞なんですよ
食物残渣は数%
だから被曝で最初に困るのが消化管粘膜上皮たち
1999年のJCO被害者も救急車から歩いて降り歩いて放医研病院へ入っていった
翌日から血便
Posted by ns at 2014年01月21日 09:57

1999年JCO事故は外部照射が中心
今東京都内には線源化したチリが(ほこりは電荷をもつものに吸い寄せられる)吹き上げられたり積もったり電離放射線を放出しながら浮遊している
Posted by ns at 2014年01月21日 10:11
新陳代謝と違う。

必要な細胞 大事な細胞の切断死を招く

脳、心筋,骨髄の要所に集まったら死ぬのです。
Posted by すり替え詐欺 at 2014年01月21日 12:13
記事とは関係ないのですが、
海外に向けて、日本に旅行に来る場合に、放射能汚染に注意する必要があることを伝えるツイッターアカウントを開設しました。
即日アカウント凍結となりました。キーワードとかで、常時監視しているのでしょうね。
Posted by ハル at 2014年01月21日 12:23
確かに、毎日沢山の細胞が死ぬけど、普通なら新たな細胞も出来るでしょ?

放射性物質の影響で、上手く体内で再生出来なくなることを皆、危惧している訳です。

少しの放射能では影響は無いなんて思っているなら、広島の原爆資料館などを訪れて、勉強して来て下さい。
ズタズタになった遺伝子の写真を見て来て下さい。

国の発表でも、福島の事故は広島原爆の168発分と発表されました。
今後、何も起こらない方が不思議でしょう。
広島原爆の反応したウランは約1キロ。福島の原発には何トンありましたか?
168倍どころじゃないですよね。

計算してみて下さい。
Posted by トーナス哀れ at 2014年01月21日 20:53
ふぇにっくすは何が言いたいのかな?外部被ばくと内部被ばくが混同されてるのかな?ラドンが出てくる理由も教えて下さい。些末なことではないかな?
Posted by GOGO at 2014年01月21日 23:54
>ふぇにっくす
実際、癌学会では
・Tr→α崩壊→Ra(ラドン)空気中拡散→呼吸器へ体内被曝)が
肺癌リスクを上げること
・高線量地域と低線量地域の住民の母と子のmtDNAの配列を調べ
(ミトコンドリアDNAは母から子へ母系遺伝。つまり配列同じはず)
高線量地域の住民の母と子のmtDNA配列は低線量地域に比べ
有意に生殖細胞由来の点突然変異の数が多いこと

2006年と2007年にWHOとICRPは
222Rn(ラドン222)が非喫煙者の肺癌の主因の疑い

家屋内の222Rn濃度を測定し制限
新築は100Bq/m3以下

家屋建築に使うセメントや建築敷地の土壌にあるRnは気密性が高い家屋内に溜まる
       ↓
地下階や掘り下げて居住階にしてる部屋は特に溜まるとのこと

震災瓦礫焼却灰をセメントに混ぜないとビル建築入札参加させないと国が決めてしまった
       ↑
Rnは鉱石採掘や温泉よりも一般家屋やビルが問題

でももっと昔から鉱山労働者に肺癌死亡が多い疫学結果

20年前の三朝温泉地区の疫学調査論文(別の研究チームが同じ疫学調査をする)が逆に222Rnはどうも肺癌因子になってないか疑惑が盛り上がって疫学調査が盛んになり因子どころか主因(今から10年前から言われてた

222Rnと肺癌の関連が疑われて
WHC発表は2006年だけど研究が20年前から多い(222Rnと肺癌の関連)

238Uの崩壊系からも
  238U
   ↓
  α崩壊
   ↓
  234Th
   ↓
(234Thがマイナスβ崩壊すると234mPa
234mPaがマイナスβ崩壊すると234U
234Uがα崩壊し230Thになり→Ra→Rnもある)

234U→α崩壊→230Th→α崩壊→226Ra→α崩壊→222Rn→α崩壊→218Po→α崩壊→214Po→α崩壊→210Po

218Po(ポロニウム218)ってロシアで数年前に暗殺された人がこれ
Posted by ns at 2014年01月22日 08:23
安倍総理が潰瘍性大腸炎の治療になると思っているラドン吸入器を官邸に置きたがるのも潰瘍性大腸炎に決めての治療がないからですが
もしかして
微量Rn吸入で小腸粘膜上皮細胞の膜電位依存性CL-チャネル蛋白が壊れることが下痢を緩和するんでしょうか?
潰瘍性大腸炎は大腸だけど昨年新しい作用(小腸作用)の便秘薬アミティーザが販売され(従来は大腸作用)それが難治便秘に画期的に効くそうですが
つまり小腸作用が(従来の大腸作用よりも)便通に直結する効果
このアミティーザの逆で(ノロウィルスも作用点がここ)
Rn被爆で(最初に消化管粘膜からだし)Cl-チャネル蛋白が劣化する、壊れる
被曝早期症状に下痢・脱毛・易出血のうち下痢はだんだん緩和されるのもの同じ理由なのでしょうか
連投すみません
Posted by ns at 2014年01月22日 10:15
nsさん>・高線量地域と低線量地域の住民の母と子のmtDNAの配列を調べ
(ミトコンドリアDNAは母から子へ母系遺伝。つまり配列同じはず)
高線量地域の住民の母と子のmtDNA配列は低線量地域に比べ
有意に生殖細胞由来の点突然変異の数が多いこと

資料を探しましたが見つかりませんでした。もしよかったら教えていただけませんか??

GOGOさん>外部被ばくと内部被ばくを混同している?ラドンの吸入は自然放射線での内部被ばくの原因の半分を占めていると思いますが?ラドンが出てくる理由・・・土壌・大気中に人間がいる前から含まれていますよ。

あとまた質問なんですが、福島の事故前と事故後でどれくらい(たとえば福島の郡山市)空間線量が変わって、それはどのくらい年間被ばく量が上がるのか教えていただけますか?それが鼻血が出るほどの被曝になりますか?だれか優しい方回答お願いします。



Posted by ふぇにっくす at 2014年01月24日 00:09
すみません
訂正
>癌学会は
 ○Th→α崩壊→Rn
 ×Tr→

平均10〜12mSv/年間(←日本の基準値の半分の低さ)の高い線量の地域でmtDNAの変異が増加すること
http://www.nagoyaseikatsuclub.com/essay/syokuhinnzyouhou/184.html

http://www.iae.or.jp/KOUBO/innovation/theme/pdf/h21/h19-2-21.pdf
Posted by ns at 2014年01月25日 18:54
一応このような馬鹿学者の卵どもと過ごした身として一言残します。

彼らは科学者ではなく学者なんだです。皆様それをわかってください
Posted by 名無し at 2014年01月28日 03:39
nsさん
以前、北海道に非難考えたとき、偶然ここで見て、北海道関係者ということで親しみを抱いてましたが、ものすごくもの知りなんですね。

ひょっとして、医者なのでしょうか?オノデキタ先生と同じくらいすごいです。僕には。難しくて、尊敬します。僕にも、何となくでも分かると良いんですが。。。でも、いろいろ教えて下さりありがとうございます。

nsさん東京の練馬でしたけ?そちも鼻血はあったのでしょうか?またよろしくです。
Posted by デッカイドウ at 2014年02月01日 11:09
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