2014年01月30日

都知事選挙に感じた違和感の理由−なぜ、脱原発陣営が分裂したのか

 今回の都知事選挙は、(取るに足らないと思われる)5000万円の借入金問題で猪瀬都知事が辞職をして急に決まりました。選挙資金に記入するのを忘れただけの事務ミスで、しかも既に返済していると言えば、まあみんながすねに傷を持つ政治屋たちですから、本気で追求することなどできなかったはずです。それを生活のための資金だと嘘をつき始めたことから、結局辞職せざるをえないことになってしまいました。まあ、12月初旬には既定路線になっていたはずです。

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2014013001.jpg 前々回の都知事選挙(2011年4月10日)で、石原慎太郎都知事が任期が切れたときに候補者選びを任されたのは皆様ご存じ石原ノビテル いや、失敬 伸晃自民党衆議院議員でした。当初は、神奈川県知事だった松沢成文氏を候補とあげていたのですが、東国原英夫(そのまんま東−元宮崎県知事)が立候補を表明したため、混戦(敗戦)が予想されてしまいました。焦ったノビテル氏は、お父さん(慎太郎)に泣きつき、もう高齢だから退くつもりだったのに再度選挙に挑戦させ、260万票を獲得して、都知事に選ばれました。
 そのまま行けば、本来次回選挙は2015年4月の統一地方選挙だったはずなのですが、この慎太郎都知事は、「国会議員では何もできないから、都知事になる」と言っていたことを(加齢による特有の症状のため?に)忘れてしまい、新党を作ると持ち上げられて都知事を1年足らずで辞職したあと衆議院議員となりました。
 この石原都知事の突然の辞任を受けて、都知事選挙が2012(平成24)年12月16日の衆議院選挙と同時に行われました。この際に立候補したのが猪瀬前都知事。430万票という圧倒的な得票で見事と知事に選ばれました。
候補者名年齢所属党派新旧別得票数得票率推薦・支持
猪瀬直樹66無所属4,338,936票65.27%公明維新支持・自民支援
宇都宮健児66無所属968,960票14.58%日本未来の党共産社民緑の党
新社会党東京・生活者ネットワーク支持

見ておわかりのとうり、2位の宇都宮健児氏は、猪瀬都知事に4倍以上も得票されて、惨敗しました。当時は脱原発の候補と言えば、宇都宮氏しかいなかったものですし、選挙演説など一度も見なかった(当時はまだネット選挙が解禁されていませんでした)こともあって、私としては応援(ツイッターでつぶやくくらいですが)していました。まさか、こんな大差で負けるとは・・・と愕然とするとともに、選挙を操作されたのではないかとまで妄想をたくましくしてしまいました。

 オリンピックを招致成功させた猪瀬都知事には、オリンピックまでの二期8年が約束されていたはずなのに自ら墓穴を掘って退場。今度こそ、東京から脱原発の声を上げて欲しいと非常に期待していました。そして、前評判では安倍首相が、テレビ東京の報道のごとく「若い女性」がいいと漏らしていたことが伝わってきます。(テレビ東京 12月18日

 対抗馬に(年を召された)女性?がでる という読みか、あるいは女性の方が票を集めやすいと考えているのか。ちょっと気になるニュース。

2014013002.jpg 共産党は、2013年7月に行われた参議院選挙で、当初無名だった吉良佳子氏を3位で当選させました。ツイッター上にも「きら星 吉良佳子」の名前がどういう経路で入ってくるのかはわかりませんが、ぽつぽつと入ってきて、しかも陣営は若い人が多く、好印象を持ちました。今回の都知事選挙でも共産党が推薦する候補は、幅広い支持を集めれば決して当選が夢だとは思えないほどでした。ところが、出てきたのは前回大惨敗を喫した「宇都宮健児」。

宇都宮氏、都知事選に出馬へ 日弁連前会長、前回は次点
2013年12月28日14時59分
 日本弁護士連合会前会長の宇都宮健児氏(67)が、来年1月23日告示、2月9日投開票の東京都知事選に立候補する意向を固めた。昨年12月の都知事選に続く立候補。共産党が支援する方針を固めている。

 宇都宮氏は朝日新聞の取材に「安倍政権と対決するための訴えかけを早期からするために、立候補を決意した」と述べた。主な政策としては、格差社会の是正や憲法尊重、脱原発などを掲げる。特定秘密保護法や消費増税への反対姿勢も示す考えだ。

 宇都宮氏は昨年12月の都知事選に無所属で立候補し、共産、社民、未来などの支持を得て約97万票を獲得したが、次点で敗れた。
このニュースが流れたときに、

「えっ、そんな馬鹿な。たった一年前に大惨敗をしたのになんでまた出るのだろうか。その他に適当な人はいないくらい共産党陣営には人材が払底しているのだろうか。」

とみんな考えたはずです。

 最大の難敵である共産党陣営が、まず勝てる見込みのない候補を出してきたのですから、自民党は当初掲げていた「若い女性候補」を取り下げて、自民党を袖にした舛添要一に立候補要請。そのまま立候補することとなりました。

 脱原発陣営は、宇都宮氏で闘うしかないのか・・・と半ば諦めていたところにビッグニュース。たった一人で日本新党を立ち上げて、任期半ばで政権を投げ出してしまった細川護煕元首相が、小泉純一郎氏の応援を受けて立候補するというホントだかウソだかわからないような噂が流れ始めます。

細川元首相が出馬表明「原発問題に危機感」 会談後、小泉氏「支援する」
2014.1.14 13:32 [原発・エネルギー政策]
2014013004.jpg
 東京都の猪瀬直樹前知事の辞職に伴う都知事選(23日告示、2月9日投開票)で、細川護煕元首相(76)が14日午後、都内のホテルで記者団に対し「今の日本が抱えている原発問題などについて、私なりに国の存亡に関わる危機感を持っている」と述べ、立候補を正式表明した。これに先立ち、同じく「脱原発」を主張する小泉純一郎元首相(71)と同ホテル内で会談で支援を取り付けた。

 小泉氏は細川氏と並んで記者団の取材に応じ、「この国の形、特に原発問題をどうするか、共感できるところがたくさんあった。都知事選への立候補には心から敬意を表明したい」と語った。


 細川氏が正式立候補表明は2回延期され、正式な立候補表明の1日前にフライング的に 広瀬隆、鎌田慧氏他の脱原発のいわゆる左側の人たちが細川への一本化要請を表明します。この書き下し記事をかかれたきーこさんは、次のような正直な感想を述べています

そして発した言葉は「細川さんを支持します!」

今日(1月20日)ですか?
なんで?どーして今日なんですか?

細川さんはまだ何も言ってない。
脱原発の思いを持っている事は、事故後細川さんがいろいろな場面で視察していたこと等で私も知っているから、
そして小泉さんも心を入れ替えて真剣に原発はいらないと思っていると信じているから、
きっと二人の思いはそこで一致していて都知事選に出るんだと、そう思ってはいるけれど、

細川さんが公式に何も発言する前に
私が信じてきた人々がこんなふうに会見をする事がものすごくショックで、
大きな大きな石を頭の上に落とされたように感じています。
まさしく、正直な感想で、なぜ、今?まだ細川氏は何も言っていないのに・・・

そして、翌日行われた細川氏の出馬会見
 私は政治の世界を退いてからのこの15年あまり、焼き物をやったり、絵を描いたり、創作活動をする一方で、震災後は東日本の海岸でガレキのマウンドに木を植えていく「いのちの森のプロジェクト」の活動をやってきました。その一方で脱原発の声をあげ続けてまいりました。閑居ぐらしに浸っていたものですから、都知事選に出るなどということはついこの数日前まで思ってもみませんでした。ところが、各界の敬愛する方々から是非最後のご奉公をあなたがやるべきだと背中を押され、日増しに真剣に受けとめるようになりました。特に脱原発の同志である小泉元総理から強いメッセージを受け、意を決して出馬の意向を固めた次第です。
この原稿はおそらく小泉氏との共同会見直後に書き上げたものでしょう。だから、数日前に決心したという言葉を使ったのだと思われます。つまり、ドタバタで出馬を決めた。都知事になろうとは全く思っていなかった−芸術家として、随分成功しておられたようです−ことも伝わってきますし、連日の街頭演説でも、このことに触れられています。

 そして選挙が始まってから、あのきら星佳子を当選させた共産党とも思えない選挙戦術です。そして、陣営の様子もニュースなどで報道しているのとは、全く違い活力を感じません。
ざまあみやがれさんの投書から
昨日、keikiさんのツイキャスを観ていたら、事務所に是非みんな来てみてとアピールがありましたので行ってみました。

近所の選挙用掲示板に宇都宮さんのポスターの貼られていないところがあったので、貼っておこうとポスターを頂きに。また、ポスティング用チラシや選挙葉書も頂こうと。

事務所は前回知事選の時と違って、小奇麗でスッキリ、異様に静かでした。日曜なのにボラの数も少なかったし。ワァーワァーとボラが来て、作業に勤しんでいるかと予想していたので意外でした。
しかも、受付カウンターがあり、ノートに住所氏名連絡先、用件を記入するよう言われ、スッと中には入れてもらえません。←このあたりで既に違和感を感じました。
受け取りたいブツを記入する用紙に、記入して必要物品を受け取りました。
持参したお弁当でも食べながら、事務所の様子を観てようかなあなんて思ってた私もバカみたい。そんなラフな雰囲気じゃありませんでした。

ポスターはどうやって貼っているのか知りませんでしたが、共産党地区委員会に全て委託しているようで、各地域のポスター貼りの割り振り名簿を見せてもらうと地区共産党の名前と連絡先がズラッと記してありました。
(山本太郎のさんの選挙の時はボラが手分けして貼り、剥がされたところは即日MLでお知らせがあり、すぐに貼り直していました)
地域が東京全体で広いことから、選挙のプロで動員もかけられる組織に委託したのかもしれませんね。

奥から出てきた中年の男性が、貼り漏れはないはず、剥がされたに違いないとおっしゃるのですが、告示日翌日にそんなにあちこちで剥がされるものでしょうか?
そして、共産党地区委員会に連絡して貼り直して貰うのだと。
これから連絡するから、貼っていないところを教えてくれと聞かれましたが、住所が分かるわけでもないし、掲示板の番号が分かるわけでもありません。
選対に掲示板の一覧表があれば、指摘できるので聞いてみましたが、一覧表は選対にはないとのこと。
この間、対応した受付の女性2名がホント、トロくて何を言っても「責任者が居ない」とか、「分かりません」とかでイライラしました。

掲示板のある場所にもう一度行って、共産党地区委員会に電話して来てもらうのも、時間がかかると思い、半ば強引にポスターを貰い自分で貼りますと言って帰ってきました。
選挙はがきも宛名を書いたら、事務所まで持って来いって、ずいぶんだなあと。
せめて、封筒くらいくれてもいいじゃないか、書いたら事務所に郵送すればいいわけだしと、思いました。

ポスティング用チラシは丁寧に三つ折されてましたけどね。
ポスティングに慣れている人が杉並でレクチャーしてくれた時は、なまじ折ってない方がサッサとポスティングできる事が分かったんですけどね。
なんだかなあ。
あそこにもう一度行きたいとは思いませんね、の見学記でした。

実質的な選対は共産党の各地区委員会においてあるってことなのかな?

しかし宇都宮さんには、票を伸ばしてもらいたいので、自分に出来ることはやろうと思っています。
少なくとも、フレンドリーとは言いがたい雰囲気です。そして、私の書いたブログにまで印象操作で被害を受けていると言った「検閲」まがいの行為まで行ってきています。(最後に追記の形で補足しています)
 このようなことは、すくなくともきら星佳子氏が当選したときにはあり得なかったこと。どうにも何もかもが納得いかないまま、選挙中盤。

そして、臆病者の安倍首相が、2月2日(日)に銀座で街頭演説をやると表明しました。
首相と公明代表、2月2日に街頭演説 舛添氏を応援
2014/1/29 19:43
 安倍晋三首相(自民党総裁)と公明党の山口那津男代表は2月2日、東京都知事選に立候補した舛添要一元厚生労働相を応援するため東京・銀座で街頭演説に立つ。自公両党は舛添氏を支援しており、両党首そろい踏みでテコ入れする。
安倍首相は、ヤラセ会見が得意で、自分の演説がてこ入れになる(逆転の原動力になる)なんて全く思っていません。小泉とは違って、勝つことがわかっていないと何もできない人間です。(と私は分析していますが、このように首相を非難すると、もしかするとかつてのソ連共産党のように侮蔑罪で刑事訴訟を起こされるのかもしれません。笑い事ではなしに)だとすれば、状況は細川氏にかなり不利になっている(接戦になっていると、自分に責任がかかるのを怖れて、出てこないはず。)と思われます。

-------

『真理は時の娘」というように、時がたてば真実は明らかになってきます。また、何か腑に落ちないことがたくさんあるときには、なにか重要な事実が隠されているはず。何か一つ真実がわかれば、なんだそういうことかとあちこちの不思議な事柄が糸でつながってきます。

 特に放射能関係はそれが顕著。

 ウソをついている場合には、かならず東大の教授、IAEAその他様々な著名な機関の名をかたって、「科学的」だと証明。
 一方、本当のことはヒロシマ、ナガサキは言うに及ばず、ウラル、セミパラチンスク、ビキニ、スリーマイル、チェルノブイリ、ファルージャ、中国等の被爆地で名もなき方々の証言一つ一つがすとんと腑に落ちる。

 それらを科学的には証明できないから、あり得ないと権威をかぶったものたちが非難し、落ち着いて「科学的」に考えましょうと騙す。それが何度続いてきたことでしょうか。

 これら、都知事選挙で腑に落ちないこと。疑問に思っていましたが、世に倦む日日のブログ記事に驚くべきメールが曝露らされていました。


「猪瀬辞任直後の12月16日に岩波の3階で、宇都宮氏本人、ほか2名の計3名で都知事選の対応について相談。『勝てる候補を探しましょう。宇都宮氏では残念だが勝てない。今回は他の候補を擁立したい』として、いずれも脱原発のA氏(男性、ビジネス界の方)とB氏(女性)に打診することで合意した。その際、宇都宮氏は『誰も出なかったら、私が出ますよ』と発言していた。今から思えば、本人が出馬したいと言うことだったのだろう。両氏に打診した結果、A氏はビジネスとの調整がつかずお断り、B氏にはなかなか連絡がつかず、結局アポイントメントを取れたのが12月25日となった。このことは宇都宮氏も知っている。12月25日、宇都宮氏を含む市民運動の数名でB氏と面会して、お願いすることになった。宇都宮氏は、直前に他の用事があるとキャンセルし、結局市民運動の関係者3名で面談して、3時間話し合った。その返答は『深刻に受け止める。この場での即答はできない。人に相談したい。3日待って欲しい。28日に返答する』というものだった。この面談の内容については、欠席した宇都宮氏にも面談後すぐに報告した」。

「B氏は親しい脱原発関係者に相談して、X氏(作家)、Y氏(ルポライター)も『出馬すれば応援する』と後押しされ、それぞれが選対代表、事務局長に就任するところまで決まっていた。ところが、これを知っていたはずの宇都宮氏は、27日夜に自らの事務所に東京新聞の記者を呼んで、自らが出馬するとリーク。東京新聞12月28日朝刊一面の『宇都宮氏が出馬へ』という記事になった。これらの経緯について、宇都宮氏はもちろんK氏(弁護士)も知っている(N氏は知らされていなかった)という」
 そして、これらの人物を類推して書いています。

B氏が落合恵子であることは言うまでもない。X氏(作家)は誰だろう。大江健三郎だろうか。Y氏(ルポライター)というのは鎌田慧だろうと検討がつく。

2014013005.jpg落合恵子氏

 どうでしょうか。安倍首相が「若い」女性を最初は考えていたこと。そして、細川氏が出馬宣言をする前に鎌田慧氏がフライング的に細川氏への支持を表明したこと、宇都宮選対のちぐはぐな対応。

 ここからは私の想像ですが、勝てる見込みのない宇都宮氏が上記のような経緯で立候補したことで、焦った左翼系の文筆家(鎌田氏)が、立場は全く違うけれども脱原発を主張している小泉元首相と会談。両者が推薦できる候補で、人気があり、かつ選挙の事務部隊がなくとも戦える候補として、細川氏の名前が挙がったのではないでしょうか。細川氏は、選挙CAMPという番組の中で、

「芸術家としてある程度成功して、3年後には薬師寺に80枚の大きなふすま絵をおさめることが決まっていた。出馬など全く考えていなかった」

と発言しています。そして、このことは数日前まで出馬を全く考えていなかったという発言ともかぶります。恐らく、本人自身も出馬がイヤだったのでしょう、条件として

「小泉さん、あなたが連日街頭演説で応援してくれるなら考えてもいい」

とまずは絶対実現不可能な条件をたたきつけたのではないでしょうか。そして、それを14日の会談で小泉氏が承諾した。細川氏はもともと日本の新党を一番最初に作った党首で、いまでも政治家を続けている人たちがたくさんいる。そういった人たちや、落合恵子氏、鎌田慧氏から

「あなたには、日本新党を作って、総理になったものの9ヶ月しかしなかった。まだ、やり残したことがあるんじゃないんですか。国家のために脱原発を訴えてください」
「殿、ご決断を」

と言われると出馬せざるをないでしょう。もちろん、すべて妄想だと言われたら、返す言葉はありません。しかし、この曝露メールの内容(ご紹介したブログ全文)もお読みください)

 そして、宇都宮健児氏を応援している著名人の中に当然あるべき落合恵子の名前がないこと。も

 細川元首相を「仲介」として、右の脱原発派である小泉純一郎氏と左翼系のグループである広瀬隆、鎌田慧氏が手を組む。国共合作が期せずして成立したのです。宇都宮氏の貢献は大したものです。

■関連ブログ
一般常識のない猪瀬ン都知事が、社会経験の大事さを語った日2013年11月27日
細川護煕氏の東京都知事立候補演説2014年01月22日



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posted by いんちょう at 23:13| Comment(24) | 原子力
この記事へのコメント
これまでたくさん勉強させていただきありがとうございました。
しかし新自由主義を推進する細川さんを支持する気にはなれません。戦略特区でカジノなんて悪い冗談です。
当選して脱原発の看板を都庁に掲げればいいではありませんか。
アメリカはどうやら廃炉ビジネスにゆっくり舵を切るようですから。
Posted by dissapointed at 2014年01月31日 01:25
東海アマさんのツイッターを通じて小野先生ともやりとりをさせていただいている東風です。おじゃまします。
さて、ここでお題と必ずしも直結しないことを述べるのは心苦しいのですが、ぜひお聞きいただきたいことがありまして、お話しさせていただきたく存じます。(ツイッターでは話が長すぎますし、メールをお送りできないもので。)
私は小野先生の講演(参加しました)や著作、またブログなどを見させていただいて、あの巨大な東電を相手に歯に衣をきせる物言いをされて、たいへん良心的な方だと存じております。原発廃止のため、ますますご活躍されますことを期待し、祈念申し上げております。
さて、そのような方が、本来は手に手を携えていただけると思う共産党について、種々疑念を持っておられることにつきましてはとても残念に思っております。(勝手な言い方と思われるかも知れませんが。)
ひとつ言わせていただきますと、東海アマさんの影響も受けられているのではと?アマ氏は昔共産党に対していやな印象を持つような経験をされたようで、私はその場に居合わせたわけではありませんのでなんとも言えないところもありますが、アマ氏の言い分もそれなりに理解できるところはあります。しかし、氏はツイッターでとんでもないデマ的なことを言ったり、根拠のない思い込みで共産党を批判したりすることが多くあり、それは非常に間違っていると思います。私はアマ氏の放射線関係その他に関する発言も参考にさせていただいておりますし、よいことも多く述べておられると思いますので、これまたとても残念なことです。
少しでも誤解を解いていただけたらと思って、アマ氏の間違った批判をいくつか具体的に挙げさせていただきます。 日本共産党はコミンテルンの指導で原発を推進した→コミンテルンは1943年に解散。 70年代にソ連共産党と蜜月→党内にソ連派を作ろうとするなど干渉を受けたので、その頃15年にわたって関係が断絶。まるであべこべ。しかも、さも知っているかのように言う。 山本太郎議員の懲罰に賛成(ネットのガセネタをそのままアップ)→正反対!懲罰に反対しました。 共産党幹部は東大卒を中心としたエリート閥→過去、金子満広氏は大学を出ていないが副委員長に。つい先日書記局長になった山下芳生氏は鳥取大出。根拠のない思い込みの例。しかも例によって断言的に言う。 「35年前、共産党系労組幹部が『共産党の指導する正しい原発なら…』」と言っていたのが、いつの間にか「共産党の幹部が」とすり替えた。両者では大違い!そのことを指摘しても直さないし、何も言わない。 別に福島に無理矢理留まらせて意図的に健康被害を招こうとしているわけでもないのに、「エートス推進」などとひどいことを言う。 宮本顕治氏と野坂参三氏について、山口県田布施町出身で、田布施システム(だっけ?)なるものの一員だという。宮本氏は山口県光市、野坂氏は遠く離れた萩市出身。(出身地であれこれ言うのもどうかと思いますが。) 宮本氏と野坂氏が共産党をつくったという→宮本氏が入党したのは党創立から10年も経った1931年。 このように、とんでもないことをたくさん言われています。
もちろん共産党も人間の組織ですから、個々に完璧であるはずはなく、組織としてもときに間違いを犯しています。(そのことは志位委員長や不破氏も言っています。)また、世の中にはいろいろな考えや立場があるわけですから、批判を受けることがあっても当然だと思います。しかし、何か悪意を持っているかのように言うのは噴飯ものですし、デマや根拠のないことで悪罵を投げつけるのはフェアでないと思います。ときに名誉毀損ものだと。何人たりとも言論の自由、批判の自由はあるわけですが、それは事実に基づいたものでなければならないと思います。
思うに、やはり少なからぬ人達について、昔からの反共宣伝が強く影響しており、いまだに旧ソ連共産党や中国共産党のイメージが強いのだなと。実態は全然違うのですが。組織の実態としても、目指す社会としても。
以上、いろいろ述べましたが、いささかなりともご理解いただけましたら幸甚です。(別に私が共産党を代表して言っているわけではありませんけれど。)
なお共産党の政策などは、http://www.jcp.or.jp/をご覧下さい。
長文失礼しました。

※なお、お題とは文章の趣旨が異なっておりますので、ブログ上では消されて当然と存じております。通信に使ってしまってすみません。
Posted by 東風 at 2014年01月31日 01:54
各々の思想があるにしろ、喫緊課題の脱原発に右も左もないのですね。先生、判る気がします。
あるのはここに生きる存亡の危機意識。

ただ票が割れるのが心配ですね。訴求力と連携力で決めざるを得ないと思います。

願わくば細川都知事・宇都宮副都知事がいいな。(もちろん逆でも良いのですが、、、)

Posted by ねこノほんね at 2014年01月31日 08:37
原発要らない60%の世論調査により

浮動票のほとんどを集めて
圧倒的に当選する。

と思いたい
速攻で消された報道nifty.top記事
ポストセブンかゲンダイnet
投票率55%で
250万:220万

在京民放 ほとんど報道無し
なのは 浮動票 投票阻止指令でしょう。

日本の首都は東京では無かったのか?
平壌とかシリア ソチ pm2.5 ノロ
報道ばかりなのが気に成るが。 
Posted by 細川さん勝たないと at 2014年01月31日 08:52
最後の最後に、細川・小泉陣営が宇都宮さんに頭を下げて、もしかしたら一本化が実現したら! それは奇跡ですね。本気で脱原発したいなら、そんな奇跡を祈りたい心境です。
Posted by hime-u at 2014年01月31日 11:20
http://ma-04x.net/all.html

これだけ 地下臨界放出 蒸気等が
拡散して全国線量 セシウムのみではなく
全核種が拡散している。
ーーーーーーーーーーーーー
ーー万年野党の立場堅持ーー
もし安倍総理 内閣が全基廃炉 と言っても
新自由主義者だから信用できない。 
と共産党は反対するのでしょう。

国会は3年間以上 翼賛体制
が継続するのですから、東京 新潟とかで
頑張らないと,どうにも成りません。
Posted by 万年野党の立場 at 2014年01月31日 11:45
細川候補支持の皆さんへ。 周りの人に細川支持の呼び掛けをするのは、頼まれれば誰にでも投票しますよと言ってくれる人と桝添候補と言う人が有効のようです。いろいろな人に聞いて回ると桝添候補と言う人は桝添候補を強く支持しているのではなくマスコミの示唆に従って何となく支持している人が多いようです。
話は変わりますが細川候補のボランテァに参加すれば多分一生の思い出になると思いますよ。私は今回時間の都合がつかなく参加できないのが悔しい。
Posted by ホールインワン at 2014年01月31日 12:21
 小泉氏は最初池上彰に声を掛けて断られた。その二番手が細川氏。その為出馬に余計バタバタしてしまった。この手は良くないと思う。落合氏は大江健三郎氏と謀って、今宇都宮氏の参謀をしている人達を嫌っての逃亡者。彼ら参謀はかなり悪筋。これが宇都宮氏の票が伸びない理由の一つ。
 処で院長は子供も被曝を心配している派ですよね?細川氏は其処の辺の発言は少々少ない、というか脱原発にばかり偏ってしまっていると思わないのですか?
 その点でいくと宇都宮氏の方がバランスが良いと考えるのですが?
 ちょっと別の件ですが、共産党黎明期位の人から戦後時代の代表者、宮本、野坂(二重スパイだったけど)二名が長州閥生まれだったとは知りませんでした。国共馴れあい説に少々納得。勉強不足を反省しています。
Posted by 武尊43 at 2014年02月01日 02:39
とにかく、誰が選ばれようが、
脱原発で走るのだから、
今、その推薦が決まった敬意を
どうのこうの言ってみてもし方がない。
ただ、
社民党・共産党と、
細川さん・小泉さんの間で調整できなかったのか、とは思うけども。
だから、宇都宮さんが降りる代わりに、
細川さんが当選したら、宇都宮さんを
必ず、副知事にするとか。
共産党は、そう言う取引が嫌いな党だとは
知っているけども、でも、
もし、脱原発が都内で履行されなければ、
東京は、尚更、放射能で汚れて行く訳だから、
良心的な人達の「人の命を、最優先で大切にする。」の思いは、舛添が当選することで、
踏みにじられ、自分達の切望とは裏腹に、都は危ない方向、危ない方向に行くことになる。原発の是非が、何においても、これほど大切な問題はないのは、疑うすべがない。原発が爆発したら、オリンピック処ではないし、しかくても、福島の案件で、都民の健康問題は、あらゆること、プロテクトをしに行かないといけない。何れにしても、まだ、どちらが優勢かはわからないんですよね。舛添が取れるとも、細川が取れるとも。浮動票の行方がわからないものだから。覆水盆に帰らずと言うか、正義側・常識側の票が割れることを今の段階で、懸念してもし方がないので、早死にしたい人や、自分の所も含め、子供や子孫がどうなってもいいと考えている人はほおっておいて、浮動票取り込みと言うか。脱原発の細川さんを真剣に応援するしかないのでは。もちろん、かつては、「自分は脱原発だ。今の日本人は、誰でもそうでしょう。」と言っていたクセに、自民党の応援をもらうやいなか、原発推進に鞍替えした、舛添は、本当に信念のない、汚く、いやらしい、他に都政に関して何を言っても信じられない、主張持たずの転向コロコロ人間だと思いますが。片山が、障害者の婚外子の問題を解決していないと言うことで(かつて、彼は、どう言う節操のない生活をしていたのだ?)、応援しない理由が分かるというものです。
Posted by 脱原発に関しては、 at 2014年02月01日 07:50
とにかく、誰が選ばれようが、
脱原発で走るのだから、
今、その推薦が決まった敬意を
どうのこうの言ってみてもし方がない。
ただ、
社民党・共産党と、
細川さん・小泉さんの間で調整できなかったのか、とは思うけども。
だから、宇都宮さんが降りる代わりに、
細川さんが当選したら、宇都宮さんを
必ず、副知事にするとか。
共産党は、そう言う取引が嫌いな党だとは
知っているけども、でも、
もし、脱原発が都内で履行されなければ、
東京は、尚更、放射能で汚れて行く訳だから、
良心的な人達の「人の命を、最優先で大切にする。」の思いは、舛添が当選することで、
踏みにじられ、自分達の切望とは裏腹に、都は危ない方向、危ない方向に行くことになる。原発の是非が、何においても、これほど大切な問題はないのは、疑うすべがない。原発が爆発したら、オリンピック処ではないし、しかくても、福島の案件で、都民の健康問題は、あらゆること、プロテクトをしに行かないといけない。何れにしても、まだ、どちらが優勢かはわからないんですよね。舛添が取れるとも、細川が取れるとも。浮動票の行方がわからないものだから。覆水盆に帰らずと言うか、正義側・常識側の票が割れることを今の段階で、懸念してもし方がないので、早死にしたい人や、自分の所も含め、子供や子孫がどうなってもいいと考えている人はほおっておいて、浮動票取り込みと言うか。脱原発の細川さんを真剣に応援するしかないのでは。もちろん、かつては、「自分は脱原発だ。今の日本人は、誰でもそうでしょう。」と言っていたクセに、自民党の応援をもらうやいなか、原発推進に鞍替えした、舛添は、本当に信念のない、汚く、いやらしい、他に都政に関して何を言っても信じられない、主張持たずの転向コロコロ人間だと思いますが。片山が、障害者の婚外子の問題を解決していないと言うことで(かつて、彼は、どう言う節操のない生活をしていたのだ?)、応援しない理由が分かるというものです。我々が最も切望するのは、脱原発の人が当選し、原発再稼働をブロックし、かつ、正確な情報を確実に開示した上で、福島、そして国内で多量に増えてしまった、使用済み核燃料の問題を、安全に収束してくれることです。
Posted by 脱原発に関しては、 at 2014年02月01日 07:53
今回の都知事選挙、腑に落ちない事象が、いろいろあり、不思議に思っていました。

この記事で、「あ!そうなんだ」と心が落ち着きました。

教えて頂き、有難うございました。

反原発陣営の戦力を分断させるのは、原発マフィアにとって、都合の良い戦術ですね。

このブログは勉強になります。
Posted by きこり at 2014年02月01日 11:19
浮動票を圧倒的に集めて
出口調査でも同様
になら無いと、集計操作が行われる。

地球の岐路ですね

解りやすい解説に感謝します。
Posted by 岐路 at 2014年02月01日 13:23
ハフィントンポスト日本版 @HuffPostJapan
NHKラジオで原発問題を取り上げようとして大学教授が出演とりやめ、どんな原稿案だった?

http://www.huffingtonpost.jp/webronza/post_6789_b_4700334.html?ncid=edlinkusaolp00000003

放送されないのが残念ですが、公職選挙法に触れる可能性があるからでしょうか。

それとも何かしらの圧力が?
Posted by ぐんまー at 2014年02月01日 18:27
初めてコメントさせていただきます。
ブログ主様のツイッターはよく拝見させていただいておりました。
上のご意見で気になったところがありましたものですから。
宇都宮氏を副知事にするという条件で細川氏に一本化というご意見はよく聞きますが、そもそもそういうことは公職選挙法違反なのだそうです。今回のことで有名になった?澤藤弁護士のブログにありました。また副知事は都議会の承認を得なければなりませんので、そういうあからさまな人事はできないでしょう。確かに少し考えても違法になって当たり前の話だと思います。
まあ今さら一本化はできないでしょうし、両陣営とも考えていないでしょう。細川小泉両氏は不可能を可能に変えてきた人たちです。私は今までずっと小泉氏を激しく批判してきましたが、今回大きく考えを変えました。
今回の選挙は今までと全く違い、日本の民主主義を破壊し戦争へと突き進む安倍政権に楔をいれられるかどうかの重大な選挙です。都民でない私には選挙権がありませんがぜひ細川さんに勝ってもらいたいものと思っております。
Posted by マイミー at 2014年02月02日 05:03
日露首脳会談を8日にもって来た。あべちゃんワザとぶつけてない?会談は相手国あっての事だから一概には言えないけど、徹底的に都知事選の話題をすり替える手口なのかと思ってしまう。
Posted by ねこノほんね at 2014年02月02日 06:03
なるほどね、って思うところもたくさんあります。
でも、全体としては違和感あり、という気持ち。
私は、細川はダメだとか、宇都宮はダメだとか、あるいは一本化しようとか、そんなことを言うのはもう終わりにしようと。
私が都民だったら、宇都宮さんを一生懸命やっているでしょう。
でも、細川さん支持の方に、いや、宇都宮に、というのはやめて、
このままでは大きくは脱原発なのに都知事選は舛添さんに入れたいと思っている方に、
それ以上に、あきらめて都知事選の投票に行く意欲がわかない方に、
脱原発のために宇都宮さんに入れてください、とお願いしていると思います。
私が都民だったら、投票直前の情勢で、細川に変えましょうと豹変しているかも知れません。
都民でないから、言います。棄権はやめよう、宇都宮さんに一票を。
細川さんが勝ち目がある、反舛添の票を細川に、と思う方は、宇都宮さんから票をはがすことを努力するのではなく、
棄権しそうな票を細川さんにとよびかける、この方が、細川票が伸びる可能性がありますし、
反(脱)原発派が都知事選後も割れないでやっていけるのではないでしょうか。
同じことは、私も含めて宇都宮さん支持者にもいえると思います。
Posted by まつもととしゆき at 2014年02月03日 19:34
小野先生
上の私のコメント、表に出ているということは、承認していただけたということでしょうか?そうだとしますと、ありがたくも恐縮に存じます。趣旨からはずれたところのある長い書き込みだと思っておりますので…。(もし“間違い”とかでしたら、今からでも、消されても当方としましてはなんの不満も文句の言いようもないと存じております。)

さて、都知事選に関してですが、脱原発の観点から、細川氏に期待する声がネット上では多く見られるように思います。私も、桝添氏が通るぐらいなら細川氏の方が脱原発の点からはるかによいとは思っております。
ただ、細川氏は佐川急便からの1億円の問題で首相を辞任し、その後も納得のいく説明をしていません。その他にもオレンジ共済の3千万円の問題もあります。もしそられのことを不問に付すのなら、猪瀬氏の5千万円の問題も同様のことであり、知事を辞任する必要はなかったということにつながると思います。宇都宮氏は猪瀬氏のこの問題をさらに追及するということも言っておられますから、細川氏から候補者の一本化と言われても土台無理な相談だと思います。細川氏には決して猪瀬氏の問題を追及できないでしょう。
また、宇都宮氏は前回の都知事選にも出ておられますし、今回も猪瀬氏が辞任してからときを置かず立候補を表明していたと思います。細川氏はかなり遅くなってから立候補を表明しました。しかも、宇都宮氏は、脱原発も5つの基本政策(→http://utsunomiyakenji.com/policy/)のひとつとして重視していますが、それらの政策について、原発以外では細川氏と同一ではない(というか、細川氏はなかなか政策を発表しなかったし、討論会にも出ようとしなかった…はじめ2回ぐらい呼びかけがあったときに)ということで、そもそも一本化はありえない話だと思います。
さらには、細川氏は首相をしていたときに、国民福祉税という名目で消費税を3%から7%に上げようとして国民から不評を買ったこともあり、そのような政策的立場も宇都宮氏とは根本的に相容れないと思います。
宇都宮氏は、早期に5つの基本政策の下、「希望の待ち東京をつくる会」から擁立されており、社民・共産の推薦も受けている。それを、細川氏は、随分遅くになってから立候補を表明し、政策のすり合わせも何もなく自分の側に一本化しないかという。ちょっと虫がよすぎると思います。(しかも佐川の問題。)どう考えても一本化は成り立たないと思います。
ただ、世論調査で、支持率トップが桝添氏、次が細川氏、続いて宇都宮氏という報道もされており、それを見た人達が、反原発の思いから、細川氏に一本化できればいいのにと思う心情は理解できます。
宇都宮氏は、豊田商事の問題やオウム真理教の問題では体を張って解決に尽くしています。また、派遣村の村長を務めるなど、弱者の立場に立って真摯に働いた実績のある人だと思います。(先ほどのURLのところ→「宇都宮けんじってどんな人?」で知りました。)
桝添だけは通って欲しくないです。(田母神は身の毛もよだつ!)
Posted by 東風 at 2014年02月04日 03:25
東風さま
(私はちなみに何方でも当選するなら構わないのですが、、、)
なんか変な方向に言ってませんか?また、きちんとブログを読まれていないでコメントしている節が見散されます。
Posted by ねこノほんね at 2014年02月04日 19:54
すみません。

×・・・見散
○・・・散見

学がないもので、、、
Posted by ねこノほんね at 2014年02月04日 21:28
NEWSポストセブン|細川氏佐川問題追及の張本人 あれは「デッチ上げ、無茶苦茶」 ※週刊ポスト2014年2月7日号

当時、連日国会で細川氏を追い込んだのが“参議院のドン”こと村上正邦・元自民党参議院議員会長だった。細川氏は結果的に首相を辞任することになったが、村上氏がこの問題の真相を語る。

 * * *
 今だからいうけどね、あれはデッチ上げ(笑い)。

 あの頃、細川さんを引きずり降ろす材料を探していて、細川さんが熊本県知事選に出る前に佐川急便から1億円借りていたという情報が入った。

 当時、佐川が政治家に資金を貸すという名目で事実上、返さなくてもいい金を渡していたことは知っていたから、これは倒閣できると思った。ただ、実際には細川さんは借入金を佐川にしっかり返済していたんだよね。あとからそれを証明する貸し付け記録も出てきたし。

 聞いた話では、検察が押収していた佐川の貸し付け記録には、借りっぱなしになっている自民党の大物たちの名前が連なっていて、だからこそ、検察も資料が出せなかったんだ。

 で、細川側が証拠として出していたのがいかにも雑な領収書だったから、そんなものは偽物だ、って糾弾したんだよ。実は細川さんだけがちゃんと返していて、追及する自民党側は佐川から金をもらったままだったんだから、無茶苦茶な話だよ。
http://www.news-postseven.com/archives/20140127_238429.html
Posted by 記事ありますよ at 2014年02月05日 09:27
ねこノほんね様
ご指摘ごもっとも。
恐縮に存じます。
Posted by 東風 at 2014年02月05日 11:57
脱原発陣営だけでなくここに書き込む様な原発問題に関心が高い国民まで分裂している。
Posted by 総統閣下は相当カッカしている at 2014年02月05日 15:03
東風さま
少しキツイ言葉ですみませんでした。
お互いの健闘を祈りましょう。(因みに私、都民ではないので投票できません、、、)
今回の都知事選は脱原発陣営の勝利と思って止みませんが、勝ち負け関係なしに選挙後も知恵を皆で出し合って一日も早い、原発廃絶になるように共に向かって行きましょうね。

Posted by ねこノほんね at 2014年02月05日 19:36
都議会は自公が圧倒的なのですが、知事の独断で副知事が決められるみたいに思っている人がこんなにもいるとは・・・
Posted by まうまう at 2014年02月05日 20:38
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