2014年02月12日

楢葉町で発見されていた高線量がれきの分析結果

2013年7月に見つかっていた楢葉町の高線量がれきの検査結果が発表されました。

楢葉町で採取された放射性物質の分析結果について
環境省福島環境再生事務所が福島県双葉郡楢葉町(避難指示解除準備区域)で実施した除染作業等の作業において、高線量の放射能に汚染された物質が採取されたことを受け、平成25年7月、当社は、同省より当該物質(計4個)に関する分析依頼を受けました。
○当社は、当該物質が福島第一原子力発電所の事故に起因して発生したものである可能性を踏まえ、当該物質を福島第一原子力発電所に搬入して分析を実施しました。分析の結果、当該物質について、高線量の放射能に汚染された経緯は不明ですが、福島第一原子力発電所の事故に起因する放射性物質が付着し、汚染した物質であると推定しました。(平成25年7月23日お知らせ済み)
○その後、独立行政法人 日本原子力研究開発機構(JAEA)へ詳細分析(放射能の定量分析、成分分析)を依頼しておりましたが、この度、同機構から分析結果について報告を受け、結果をとりまとめました。


 もう忘れた頃に、発表してきました。東電らしく、ウソはつかないが、本当のことも言わない資料です。

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分析結果のまとめ
表面線量率の測定結果では、β線の寄与が高い結果であったが、放射能量の大部分はCs-134とCs-137であり、Cs-134とCs-137のβ線によるものと推定。

最も比率の高いCs-137の検出オーダーが構外土壌よりも高く、構外土壌では検出されていないCo-60が検出されているため、発電所構内にあった物質と推定。

FT-IR分析の結果から、物質@、Aの材質はポリエチレン、物質Bはポリオレフィン系高分子材料、物質Cは木と推定。

木片の模擬試料の海水成分の分析において、いずれの試料においてもNa濃度、Cl濃度は1%以下の値であり、海水に浸漬した試料と海岸の潮風に曝した試料の定量的な差は確認できなかった。

井出川河口付近で採取された放射性物質の到達経路としては、海路(海水に浸漬して河口付近に到達)と、陸路(海水には浸漬されずに河口付近に到達)の両方のケースが想定されるが、いずれかの特定はできなかった。

 もし、海路だとしますと、安倍が招致委員会ではなしたところの「汚染水は、第一原発の港湾内の0.3平方km範囲内の中で、完全にブロックされています。」がデマだったことが明らかになってしまいます。まあ、そもそも海路を伝わって、川岸にこのような物質がくるはずもないわけですが。

 もし、陸路だとすると、誰かが運んだことになります。野良牛がここまで運んできたというのでしょうか。バカバカしくて話になりません。もし、人間が運んだのだとすれば、この程度の量ですむはずがありません。そもそも、発電所校内を出るときにこのような高汚染の物質はトラックに入らないように厳重に管理していると東電は話しているではありませんか。

 そして、本日の東電会見

140212 東電定例会見 17:30
1:48:40頃 おしどりマコさんが質問していますが、東電はこの物質を「MOX燃料由来」のものだと認めています。格納容器が破損していないのに、なぜMOX燃料由来の物質が楢葉町から出てくるのか。そして、陸路でも海路でもないとすれば、一体何が原因か。

もはや、これしかありませんね。

・3号機の燃料が核爆発したことで広範囲に燃料ペレットを含む物質がかなりの広範囲に飛散
・この物質は、空路でここまで運ばれた

東電がこの爆発に気がついていないはずはありませんから、黙ったわけです。なぜ、空路の可能性を無視しているのか(空路は、陸路に含まれると考えているんでしょう。たぶん)。だとすれば、このような物体は楢葉町に限らず、あちこちで見つかるはず。双葉郡は、もはや死の大地になっているのです。

■関連ブログ
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posted by いんちょう at 21:43| Comment(9) | 原子力
この記事へのコメント
東電が事故の除染や後片づけから責任逃れするためか
飛び散った放射性物質は「この場合は無主物だ」とか言ってました

ところが、高濃度の放射性物質が発見されると一転、
遺失物だとかいって回収されました
犯人に証拠品を引き渡すようなものです
こんなことを認める政府や行政には失望するばかりです
この一件で東電は信用するに値しない会社であることを確信しました
Posted by 自己矛盾の東電 at 2014年02月13日 07:38
細川氏にお熱を上げている間に、ドンドン悪くなるイチエフ。
 さっさと細川氏を宇都宮氏に近づける算段でもしていれば良かったですね。逆ばかり発信しているから、負けちゃったァ。
 そんでこれからは、こういう情報も出なくなるかなぁ?
Posted by 武尊43 at 2014年02月13日 09:26
その信用するに値しない会社・東電が、大株主の東京都が自家発電するようになると困るらしく、あらゆる手口を使って「女性蔑視・Mぞえ」を当選させました。
全くの自由意志によりMぞえに投票した人は、東電の共犯者。
代筆などにより認知症患者にMぞえに投票させた人は・・・
Posted by rienrikiriki at 2014年02月13日 09:32
この記事とは直接関係ありませんが、ミュンヘンにあるドイツ環境医学研究所(Helmholtz Zentrum München)で、甲状腺癌が放射脳被爆によるものか自然発生によるものかの識別の第一歩に成功したというニュースがあります。

チェルノブイリで被爆し甲状腺癌になった子供を、放射性ヨウ素が完全に消えた事故一年後以降に生まれ甲状腺癌になった子供の組織と比べた結果。放射能被爆した子供の癌組織だけ、第7番の染色体の数が増加していることが判明したそう。

日本の御用たちもだんだん嘘がつけなくなってきましたね。でも悪党の彼らのこと、「チェルノブイリの放射能とフクシマの放射能は違う」なんて屁理屈を平気で御用メディアで流しそうですね(笑)。

Bio Science Technology より
http://www.biosciencetechnology.com/news/2011/05/fingerprint-radiation-exposure-discovered-thyroid-cancer#.UvwjxnyCjL_
Posted by アムステルダム at 2014年02月13日 11:13
武尊43さんの過去コメントから現在コメントまで見渡すと…
ドンドン壊れて行くさまが痛々しい。今や完全な荒らしになって終いました。建設的な理性はいずこへ…。
Posted by 先生、大変だわ。 at 2014年02月13日 12:40
枝野さんの重装備を思い出しました。
Posted by たま at 2014年02月13日 13:55
記事と関係ないコメントで申し訳ありません。コメント欄を拝読していて、ふと思い当たるものがありましたので投稿します。特に宇都宮&田母神支持者の方々へご是非一考いただきたい一文です。以下引用

「権力とは腐敗するものとしばしば言われる。しかし、弱さもまた腐敗することを知るのが等しく重要である。権力は少数者を腐敗させるが、弱さは多数者を腐敗させる。憎悪、敵意、粗暴、不寛容、猜疑は、弱さの所産である。弱者の逆恨みの源泉は、彼らがこうむる不正ではなく、むしろ自分自身が無力で無能だという意識にある。弱者が憎むのは邪悪さではなく、弱さなのだ。その力さえあれば、弱者は手あたりしだい弱いものを破壊する。弱者が自分以上の弱者を餌食にするときのあの酷薄さ!弱者の自己嫌悪は彼らの弱さへの憎悪を示す一例に過ぎない。」

エリック・ホッファー 魂の錬金術より。


Posted by タガメ at 2014年02月13日 16:41
この東電広報担当も3号機の瓦礫線量と類似してるとか言ったり、爆発をイメージさせる弧を描く手振りで質問に答えている事から東電内では3号機爆発由来と認定してるのでしょう。
「この物体はいったい何なの?」という核心を突く質問をする記者もいましたが「同じ材質の物が多いので特定できなかった」とはぐらかされていました。
でもきちんと調べれば何の部品か特定できると思います。
警察の科学捜査のように。
Posted by さざれいし at 2014年02月14日 03:04
木片は何でしょう?
「建屋は木造でした」なんて落ちはなさそうですが、、、。

改めて3号機の爆発映像見ると、もの凄い破壊力と噴煙の高さにあ然です。原子炉建屋建屋の高さは大型マンション15階位ですからスケールが判る。
御用学者のセンセーいわく「爆破弁の成功」ですね。、、、タイムボカン(漫画)じゃあるまいし。
Posted by ねこノほんね at 2014年02月16日 17:53
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