2014年03月07日

1028.フクシマの情報が、仏⇒中国 を経由してようやく報道

 日本のテレビを見ている限り、フクシマの原発は「完全」に「コントロール」され、放射能被害はなんの問題も起こしていません。大半の国民の関心事は、いまだにプロ野球や、芸能界の噂話のようです。ローマ時代の「パンとサーカス」は、まさしく健在。古代の統治理論は、いまだに通用するようですね。特に現代は、各家庭にテレビが配布されていますから、古代よりもはるかに簡単にサーカスを各家庭に届られます。
 それでも、フクシマの状況は、ツイッターやネットを通じてある程度拡散されていますが、残念ながらわたしも本当のところはわかりません。予想される状況と、公式発表、そして漏れ聞こえる本音の情報がまったく合致していないのです。フランスがその実情を紹介したのですが、日本のマスコミは無視(パリに立派な支局があるでしょうに)、中国が報道してようやくネットニュースとして配信されました。

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仏ドキュメンタリー、福島原発事故の真相を暴く―中国メディアRecord China 3月4日(火)12時55分配信

3日、フランステレビ3チャンネルが「福島:地球規模の汚染をもたらすか?」と題するドキュメンタリー番組を放送した。

2014年3月3日、フランステレビ3チャンネルがこのほど放送した「福島:地球規模の汚染をもたらすか?」と題するドキュメンタリー番組では、日本政府が事故の真相を覆い隠していること、毎日数百トンもの放射能汚染水が太平洋に流れ出していること、欧米の市場で放射能に汚染された魚介類が流通していることなど、福島原発事故をめぐる現況が伝えられた。人民日報が報じた。

ドキュメンタリーによると、日本政府は放射線測定器の供給業者にパラメータ改ざんを求め、それによって放射能汚染値が本来の数値よりも20%低く押さえられた結果、「汚染はそれほど深刻な状況ではない」という印象がもたらされた。また、原発事故によって放射線を被ばくした多くの福島の子供達は、政府が定めた「巧妙なランク付け」によって、甲状腺がんと確定診断されることはなかった。また、がん検診を受診していない子供も多い。

仏原子力安全局のフィリップ専門員は、フランステレビ3チャンネルの取材に対し、「このような日本政府のやり方を決して容認することはできない。このドキュメンタリーを観て、恐ろしく感じたのは、放射能漏れ事故そのものではなく、日本政府の無責任極まる事故処理の対応の仕方だ。日本が太平洋に流出し続ける放射能汚染水によって、いずれは地球規模の汚染がもたらされる危険性を感じている」と語った。(提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/武藤)



(日本語字幕)
)
フランスFR3放送 「フクシマ・地球規模の汚染へ」 和訳全文

このニュースの恐ろしいところは、冒頭でも述べましたように、フランスの報道を中国の報道を通じて知ることです。フランスの特派員たちは一体何をしていたのか。気がつかないはずがない(日本のテレビ局は、海外のテレビ局がなんと報道しているのかを分析するためにだけ、海外支局があるといってもいいほどでしょうから)のに、流されない。報道が不自由だとされている中国が報道するとようやく日本のメディアが「報道できる」わけなのでしょうか。恐ろしい話です。

この中で書かれている線量計のごまかしは、私も記事にしています。

福島県の「リアルタイム線量測定システム」高いのか低いのか・・
血税で不良品の線量計を設置させた文科省と北九州

 フランスのTVが流したとおりです。

最後に、なんだかコメント欄で騒がしいので一言。ここは私のブログですから、何でもできます。承認するかしないかも含めて、全て私個人が責任を持っています。コメント欄は、本文に比べるとどうしても読んでくれる人は少なくなります。そのようなコメント欄に、偽名を使ってまで、私が書く理由は全くありません。

このHPの不思議なところは、院長のブログについて批判的なコメントを書くと、一気に反論コメントが増えること。
それも、数人を除いては「一見さん」ということ。
さらに、院長本人が反論コメントを書き込まないこと(まとめサイトには、しばしば本人が降臨するのに)

ここのコメントは、onodekitaの信者数人と、onodekita本人の成り済ましがほとんどと考えざるをえない。
Amazonの書評にも、他の名前で「素晴らしい!」と自分の本を絶賛しているし、成り済ましが悪いなんて思っていない。

さて、このエントリーのコメントには、どんな名前を考えて書き込むのでしょうか。
楽しみです。
自分でなりすましてわざわざコメントを書く。そんな暇なことをしている人がいるとは思いませんでした。Amazonの書評は確かに私のアカウントですが、書いたのは別の方です。書評をアップできないとのことでしたので、私が代行アップしたに過ぎません。

まあ、ふつうはこのように書きますね。自分のブログのコメント欄に偽名を使ってコメントを書くなど、愚かなことはふつうの人はしないと思いますが・・・よしさん、私のコメント欄に書きこむのではなく、ご自分のブログを作られてはどうでしょうか。そして、コメント欄でご自身のブログの宣伝を書き込んでください。きちんと承認いたしますので。

■関連ブログ
福島県の「リアルタイム線量測定システム」高いのか低いのか・・2011年12月10日
血税で不良品の線量計を設置させた文科省と北九州2012年11月11日
英BBCドキュメンタリー「メルトダウンの内側」日本語字幕版2012年03月25日
ドイツZDFテレビ 「フクシマのうそ」-放射能メモから2012年03月25日



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posted by いんちょう at 20:29| Comment(10) | 原子力
この記事へのコメント
「このHPの不思議なところは、院長のブログについて批判的なコメントを書くと、一気に反論コメントが増えること。
それも、数人を除いては「一見さん」ということ。
さらに、院長本人が反論コメントを書き込まないこと(まとめサイトには、しばしば本人が降臨す
るのに)ここのコメントは、onodekitaの信者数人と、onodekita本人の成り済ましがほとんどと考えざるをえない。Amazonの書評にも、他の名前で「素晴らしい!」と自分の本を絶賛しているし、成り済ましが悪いなんて思っていない。
さて、このエントリーのコメントには、どんな名前を考えて書き込むのでしょうか。
楽しみです」

↑一読して壮大なスケール展開を持った下衆の勘繰りかと思いましたが、さにあらず。このコメントを書いたご本人こそが普段こういう作業に慣れ親しんでらっしゃることの告白でありましょう。
東京都知事選の最中、宇都宮候補を推すある方のブログへ細川氏支持のコメントを書いた際、これと同じことが起こった経緯からそう推察いたします。
Posted by タガメ at 2014年03月07日 21:12
>Amazonの書評は確かに私のアカウントですが、書いたのは別の方です。書評をアップできないとのことでしたので、私が代行アップしたに過ぎません。

>まあ、ふつうはこのように書きますね。

以下はその書評ですが、上記のようなことは全く書いてません。
どこが「ふつう」なんでしょうか。

>真実と生き抜く知恵と先生の生きざまが詰まったこの本は、さながら砂漠で見つけたダイヤモンドのようだ。

自分でこんなこと書くなんて、普通はやりませんよ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
のっけから恐縮だが、皆様に問いかけをしてみたい。「生まれながらに視覚を持たない方に、北極のオーロラについて説明しなさい」という課題が出たとする。さあ、どうなさいますか?

著者の小野氏(以下「先生」)に資料をお送りしたことがきっかけでメールをやり取りしたことがある。頂いたメールをそこここに引用することで、先生のお人柄を探ってみたい。そして、そのことで本書の魅力がお伝えできたらと思う。

さて冒頭の課題だが、私も含めて多くの方々は、天を仰いで絶句だろう。オーロラという触れず、聞けず、嗅げず、味わえずという光の響宴を、目が見えない方にどう説明すればわかってもらえるのだ?

題材が異なるとはいえ、先生は、似たような課題に取り組んでおられるのだと思う。福島の事故で放射能がバラまかれてしまった。我々は、放射能の存在を感知できない。感知できないものが恐ろしいと言われるのだから、始末に負えない。311のことは忘れ、なにも気にせず生活するほうがラクってもんだ。でも先生は、元原発技術者で現役医師という立場から、フクシマや放射能の影響について平易に書いて下さった。よっぽど面倒見が良くて責任感の強い方なのだろう。

「人に理解してもらうのは大変なことです。わかった気にさせるのも大変です。視覚を使ったり、たとえ話をするしかありません。」
「宗教者が苦労したように、自分の頭で置き換えを考えなければならないんです。そういった工夫がなければ、百科事典を読むのとまったく同じで、みんな投げ出します。このあたりは、もう人生の生き方そのものにかかってくると思います。できるだけ理解してもらおうと考えていたら、今までの苦労からいろいろ考えます。」

お恥ずかしい話だが、私は本当に無知だった。原発なんて知らなかった。福島に原発があることも知らなかった。なんで東京電力が東北に発電所を持っているのだろう、と不思議に思っていた。呆れるほど無知だった私でさえ、先生が頭を絞って下さったおかげで、原発や放射能について知ることができた。

本書はどこから読んでもいいと思う。すべてを読み終えるころには、311とその後の社会が見えてくる。また、どこからどう突つこうと矛盾点がない。嘘が一切ないからだ。

「振り返ってみると、もともと阪大の医学部に行くつもりで挫折して、東大理一進学。医学部に行けば良かったと思いながら、そのまま卒業して東電に勤めていた。自分の中では納得していたつもりが、納得していなかった。」
ご自分を誤摩化せない方のようだ。ご自分に嘘がつけない。だから他人にも嘘がつけないし、つかないのだろう。

「こんな理不尽なことで給料をもらってはいけない。と考え始めて、そういえば医者になりたかったんだと思いだした。」
原発を「理不尽」として退職。31歳のときだ。ふつう、一流企業を辞めてまで進路変更する年齢ではないだろう。それなのに辞めた。

辞めてしまうほど真直ぐで潔癖な方だから、嘘をつかないだけではない。他者の嘘にも厳しい。かくして、本書のあちこちで嘘の見破り方をも伝授して下さる。政府や東電がどんな嘘をついてきたか。御用学者がどのように庶民を騙しにかかるか。マスコミがいかに報道するか。一つ一つ例を挙げて解説下さるのだ。

おかげで愚かな私でさえ、情報を鵜呑みにしなくなった。いくつかの情報をつき合わせ、何が本当で何が嘘かを考えるようにまでなった。自分でもびっくりの進歩である。

話は変わるが、いくつかのアメリカの報道を見聞きして、内部被爆はタブーなのかと思ったことがある。歯切れよく話していた脱原発の専門家でさえ、内部被爆について話しそうになった瞬間言い澱み、さりげなく曖昧な言い方に変えたのだ。

先生によると内部被爆を認めることは、核兵器を否定することだそうだ。だから各国政府は、内部被爆を無視する。しかし書名に内部被爆と堂々と謳ったように、先生は、タブーに真っ正面から取り組んでおられる。医師としてこの問題を無視できないのだ。だからこそ、庶民のためにわかりやすく説明して下さる。

被爆の影響の一つとして、奇形児が取り上げられている。「奇形問題は、私自身が一番詳しくならねば..と思っています」とのメールを頂いたときには絶句した。「いついかなる時も群れなかったのが、私の特徴」とのことだが、誰も行きたがらない闇の中を一人で進んで行かれる覚悟なのだ。「掘り起こせば起こすほど、恐ろしい話が出てきます。正直将来が、怖いです」とメールには記されていた。

先生は、真実を知る者として、他者に説明する役割を買って出て下さった。政府や識者やマスコミがこぞって国民を騙しにかかっているような社会にあって、先生は貴重な存在だ。そして、真実と生き抜く知恵と先生の生きざまが詰まったこの本は、さながら砂漠で見つけたダイヤモンドのようだ。



この本は、一人でも多くの方に読んで頂きたい。特にお子さんをお持ちの方々や若い方々には、すぐにでも読んで頂きたい。なるべく早く何らかの対策を講じる糧にしてほしいのだ。またこの本は、一家に一冊お持ちになり、代々読み継いで行くべきものだと思う。真実は永遠に変わらないし、恐ろしい放射能の影響は千年単位で続くからである。
Posted by よし at 2014年03月08日 00:08
ビデオですが、これで正解です。僕は、字幕付きでhttp://pluzz.francetv.fr内で見ました。このサイトでは、放映後一週間視聴可能でした。字幕付きだったので、聞き取りができない部分は、この字幕を頼りに聞いています。100%の聞き取りが出来る能力が僕にはないので。
しかし、こんなに早くユーチューブにアップされているなんて驚きました。もう一度見なおしてみて、後ほどもう一度コメント欄に書かせていただきます。
リンクを紹介くださって、ありがとうございました。
Posted by P at 2014年03月08日 07:05
3.11から、三年。NHK他テレビは被災地、復興特集一色ですね。被災地の内部被曝の悲惨さ、福島第一、福島第二の凄まじい現状は殆ど封印されているようです。日本政府はかなり言論統制してますね。日本の民主主義は終わったのでしょうか?かつては自民党には良識派と呼ばれる議員がいましたが、今は安倍晋三の独裁です。それを許してきた国民にも責任があると思います。実に残念な思いです。再度、原発大惨事が起こると私は危機感を持っています。小野先生のブログと月曜のブログ解説は貴重です。
Posted by 東京のイナゴ at 2014年03月08日 09:53
この記事読んで一時頭が混乱・・・「日本についてフランスが報道したことを、中国が報道し、それを日本が報道した」ということですね(笑)。原子力に関してはフランスと日本は同盟関係でモロに流すと都合が悪いので、中国をクッションにしたのでは。もっとも仲間内では「日本のことは海外のメディアで知る」というのが今や常識ではありますが。

昨日のお化けいちごは「帯化」状態と理解しました。いろいろな原因で起こるようですが、確実に言えることは、良からぬ理由で起こる本来の姿ではではない状態ということです。スリーマイル島事故で沢山の帯化たんぽぽが発見されたのも事実ですし。

「帯化」ウイキペディアより
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%AF%E5%8C%96

ですから「過去にもあったこと」「よく起こること」とか「かえっておいしい」などというのは現状を無視したり正当化する理由にはなりません。こんなノーテンキな農家さん達が一時的なばら撒きや助成金をありがたがって原発を推進してきた自民党政権を長い間バックアップしてきたのでしょうね。まさに院長先生の「本当の原因を考えた方がいいのではありませんか?」のとおりでは。

同じ奇形でも今度は人間。今年2月にアメリカ西海岸のワシントン州内で互いに隣接する3つの行政区内で、3年間で国内平均の約4倍にあたる28人の無能児(anencephaly)が生まれていたことがCNNで報告されました。二分脊椎症(spina bifida)も多発しているということ。ビデオの最初に出てくる「何かがおかしい」と言う看護婦さんは、こんな狭いエリアで数ヶ月内になんと3件目撃したといいます。院長先生のブログにも、広島原爆後に赤ちゃんを取り出していたお産婆さんの証言がありました。こういう現場の人達の直感は軽視できないと思います。ちなみにこの地域は核廃棄物場ハンフォードサイトの近くでもあります。

CNNビデオ 「先天性異常児の集団の背後には何があるのか」
“What's behind cluster of birth defects?”
http://edition.cnn.com/video/data/2.0/video/health/2014/02/26/ac-dnt-cohen-wa-birth-defects-cluster.cnn.html
Posted by アムステルダム at 2014年03月08日 12:11
onodekita氏のブログはあちこちで引用されています。

原発村からの妨害工作や公安からの破壊活動はこれからますます活発になるでしょう。

放射能被曝から4年目、今も放射能が
常時放出されています。

onodekitaブログはとても貴重な情報源です。

爆発的に健康被害が顕在化することを恐れる権力側からの
妨害と破壊は凄まじいことになると予想されます。

Posted by 放射能は復讐する at 2014年03月08日 14:54
現場にいればおかしいことに段々と気付くもの。
疫学的に証明しろ、という反論が必ず出てくるけど、福島のデータが隠されて、なおかつ全国にがれきをばらまかれたら疫学的に証明なんて相当困難。そんなことに時間を費やすより、わが身や大事な人をまずは守った方が良い。疫学的データが出るまで待つ人はそうすれば良い。俺は嫌だな。
Posted by GOGO at 2014年03月08日 23:13
先ほど ETV特集「ネットワークでつくる放射能汚染地図」が放送されていました。
中で福島市で園児を屋外で散歩させている所があったのですが、汚染地図を頼りに線量が低い所を選んで歩かせているということに唖然としてしまいました。低いと言っても0.3μ以上はあったように思われます。
番組としては放射能に現実として向き合う人達のように放送していましたが、これが日本の「公共放送」の限界なんでしょうか?
Posted by 原発難民 at 2014年03月09日 01:44
『ホットスポット ネットワークでつくる放射能汚染地図』(NHK ETV特集取材班・講談社刊)が刊行された。これは、原発事故の真実を追いかけたドキュメンタリーの裏側を明かす1冊である。

 番組制作の中心を担ったのはディレクターの七沢潔氏。『チェルノブイリ・隠された事故報告』『放射能 食糧汚染〜チェルノブイリ事故・2年目の秋〜』『原発立地はこうして進む 奥能登・土地攻防戦』など、原子力に関連した良質なテレビドキュメンタリーをつくってきた人物として知られている。しかし、東海村JOC臨海事故を取材した『東海村 臨界事故への道』を制作直後、放送文化研究所に異動。その後は番組制作の現場から遠ざかってしまった。国内の原子力問題を追求したことが仇となり、閑職へ追いやられてしまったのだ。

 だが、福島第一原発事故は七沢を必要とした。原発を特集したドキュメンタリーを企画した大森淳郎チーフディレクターは、七沢の携帯電話を鳴らす。「やっぱりあんたに来てもらいたい」。

 この番組でスタッフと共に、各地の詳細な放射線量を計測した木村博士もまたリスクを背負って参加をした人物だ。厚生労働省が所轄する労働安全衛生総合研究所研究員だった当時、「パニックを防ぐ」という名目で、同所には厳しい研究規制が敷かれていた。「行動は本省並びに研究所の指示に従うこと。勝手な行動は慎んでください」そのメールを受け取り、彼は辞表を書いた。翌日、番組の打ち合わせに出席し、彼は七沢らと共に福島へ向かう車に乗り込んだ。

 今年86歳を迎える岡野博士にとって、長距離の移動だけでも体力的には無理がある。さらに、低血糖症であるため、1時間に1度ブドウ糖を補給しなければ身体がまったく動かなくなってしまうという症状を抱えていた。しかし、岡野博士もまた、妻の郁子さんと共に現地取材班に合流し、福島で彼オリジナルの測定器を操った。

 ほかのスタッフたちにもさまざまな物語がある。放射線を浴びるかもしれないという危険だけでなく、それぞれがリスクを抱えていたのだ。

 なぜ、彼らはそのようなリスクを背負ってまで福島に向かったのか。七沢は、それまでの原発取材の経験からこのように記している。「原発と、それを押し進める巨大な体制に根こそぎにされ、人生を奪われた人々を取材するにつけ、その行き場のない怒りと悲しみを知り、解決できない現実から逃れることができなくなった」

放送後、苦労の甲斐あって番組は高く評価された。しかし制作当時、この番組はNHK局内から冷ややかな視線が送られていたという。局内のルールとして30キロ圏内での取材が規制されていたにもかかわらず、彼らはその規則を破った。番組内容を聞きつけた上層部は「偏向しているのではないか」と危惧し、当初4月3日の放送を予定していた番組は5月に延期された。チーフプロデューサーの増田秀樹は「放送ができなかったら切腹では済まされない」と思いつめた。この番組の評価を考えれば、今では考えられないことばかりだ。

http://news.livedoor.com/article/detail/6351868/?p=1
Posted by 大和 at 2014年03月09日 11:58
戦時中に外国の局のラジオをコッソリ聞くとか、まあそんな感じになってますね、
某宣伝屋さんのドキュメンタリー映画も”過剰演出”が明らかになり怒ってる人も多い、まじめな人ほどこれはやったら駄目だろう!、となっている、
出したい情報は過剰演出して出す、
出したくない情報は報道の自由だから出さない、
ゆるい北〇鮮みたいな国に劣化してる、
そのうちいろんな理由で不都合な人は逮捕でしょうかねぇ。
Posted by 南部のアホな大阪人 at 2014年03月09日 17:35
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