2014年05月01日

1060.ヨウ素剤を身内だけで内服していた福島医科大学

・フクシマ事故直後の福島県立医科大学では、ヨウ素剤をいち早く配布・内服していた。
・日本全国からヨウ素剤を100万錠以上集めながら、三春町をのぞきほとんどすべてが廃棄された。
・鼻血を起こす被爆はなかったと言うが、それならなぜ自分たちだけヨウ素剤を内服していたのか。
・フクシマは「安全」だと主張している人間達は、つねにその言葉とは真逆の行動をとる。
・鼻血騒ぎで「風評」を連呼するのは、いったい誰を利するのか。

にほんブログ村 環境ブログ 原発・放射能へ  

 フクシマが起きたときの汚染はすさまじく、原子力安全委員会は13,000CPMでの除染と、ヨウ素剤内服(ヨウ素等価線量が100mSvとなるため)を事故直後に勧告していました。
2013012901.jpg
GMサーベイメータによる 13,000cpmはおよそ表面汚染密度40Bq/cm2に当たると思われますが、この数値がすべて内部被曝のヨウ素による物とすると、安定ヨウ素剤投与の基準値となる等価線量100mSvに相当します。よって、スクリーニングにおける基準値は、1000,000cpmまで挙げず、現行のまま13,000cpmに据え置いた方が良いと考えられます。
このときには、すでに100,000CPM(測定器の限界)を超える被爆者がたくさんいたわけですから、かなりの人数が甲状腺癌になり得る被曝をしていたことがわかります。

 当然、この情報は福島県立医科大学にも通知され、ヨウ素剤を密かに内服していたと、曹洞宗常円寺住職 阿部光裕氏が2013年6月6日のエッセイの中で書いています。
 当時の放射性ヨウ素の貴重なデータがある。福島市の南東に位置する県立医大近辺で3月15日(爆発から3日後)に採取された葉菜の検査記録だ。県が測定し手書きで残したその資料には、ヨウ素だけで1キロあたり119万ベクレルが検出されたことが示されている。

当時医大で医師・看護師などに「安定ヨウ素剤」を配ったのも頷けるデータだ。しかし、私たちにはそうしたデータが公表されることはなかった。

今年の1月、法務省主催の人権フォーラム「震災と人権」でパネリストを務め、こうした事実を伝えた。ところが、後日主催者から報告文書中のこの発言内容について削除したい旨の電話が入った。

医大関係者から「それは医療従事者の既得権益で、なんら問題がない」という意見が寄せられたためだ。私は「百歩譲ってそれを認めたとしても、地震により当時ライフラインの復旧のために何週間もの間、文字通り寝食を忘れ、大量の放射性物質が降り注ぐ中、復旧工事に従事していた人にはなぜ配られなかったのか。彼らには既得権益はないのか」と一蹴すると、1時間足らずで「削除せず、そのまま記録する」との返答があった。明らかな職業差別であったからだ。
すべて事実だろうと思われますが、ほとんどニュースとして取り上げられていません。

2014050101.jpg
 FRIDAY 2014/3/7号にこの決定的な証拠とともに、紹介されていました。抜き出してみます
身内だけには配っていた
 だが医大内部資料によると、医師たちは秘かにヨウ素剤を飲んでいた。医大は、県から4000錠のヨウ素剤を入手。ー号機が水素爆発した3月12日から配り始め、多いところでは1000錠単位で院内の各科に渡していた。しかも、医療行為を行わない職員の家族や学生にも配布。資料には「水に溶かしてすぐに飲むように」と、服用の仕方まで明記されているのである。
 「事故が発生してから病院に来なくなった医師もいて、動揺が広がっていました。院内の混乱を鎮めるために、上層部がヨウ素剤の配布を決めたようです。しかも服用を県に進言していない手前、配布については箝口令が敷かれていました」(医大職員)
 当時の国の基準によるとヨウ索剤の服用が助言されるのは、1歳児の甲状腺被曝線量が積算で100ミリシーベルトになると予想される場合だが、後に公表された試算値(3月12日〜4月24日)では、原発か30km上離れた伊達市でも、この水準を超えていたことが分かっている。県立医大の医師たちは、なぜ4000錠ものヨウ素剤を自分たちだけで飲んでしまったのか。医大は院内関係者のヨウ素剤服用は事実だとし、こう主張する。
「情報やデータがないなか、医療機関として最後まで現場に残らなくてはいけないという認識のもと、職員の動揺を抑える目的で医大教磁員と家族への配布に踏み切りました。学生に配布したのは、不安が広がっていたためです。箝口令を敷いた理由は、国や県から服用指示の基準が住民に明確に示されないなか、医大が独自の基準を作ってしまうことになるからでした」(広報戦略室)
 ヨウ素剤を管理する福島県地域医療課は、当初事実を確認できないとしていた。だが入手した資料を提示すると医大への配布を認め、あらためて当時の課長が次のように説明した。
「ヨウ素剤は、福島第一原発から50km圏内にある各自治体に配備しました。住民への配布を指示しなかったのは、判断するデータがなく踏み切れなかったからです。医大へ配ったのは、(多くの放射線を浴びる)被災地へ出向く医師などを対象としたもの。医大が家族や学生にまで配ったのであれば、疑問を感じます」

2014050103.jpg参考。確かに学生にも2000錠配布されています。(4月1日以降ですから、ほとんど無意味と言えますが)


 鼻血は風評被害として、福島県民の方もふくめて美味しんぼ批判をやっていますが、こっそりとヨウ素剤を内服していた福島県立医科大学をお許しになるとは、なんと寛大なことでしょうか。本当に戦うべき相手を見失っていませんか。
 ヨウ素で100万ベクレル/kgを超える葉物野菜の汚染がありながら、なんの健康被害も起きないのなら、被爆など何も怖くありませんね。それが本当ならば。原発の安全審査も多重防御も、放射線防護学も不必要なのではないでしょうか。

■関連ブログ
甲状腺被曝を隠す政府、専門家−天網恢々疎にして漏らさず2013年01月29日
ヨウ素119万Bq/kgの汚染でヨウ素剤を飲んだ福島医科大学の医師・看護師2013年06月16日
ヨウ素100万Bq/kgを超えていたフクシマ葉物野菜−311直後の放射能汚染実態2013年10月01日

posted by いんちょう at 21:10| Comment(21) | 原子力
この記事へのコメント
まぁ、原発立地地域でありながら、ヨウ素剤を用意すらしていなかった、こういう自治体もありますけどね(汗)。

http://www.pref.niigata.lg.jp/iyaku/1356783498077.html
http://www.pref.niigata.lg.jp/iyaku/1356783506844.html
http://www.pref.niigata.lg.jp/jinji/1356783586173.html
http://www.pref.niigata.lg.jp/iyaku/1356783943875.html
Posted by 新潟県民 at 2014年05月01日 21:53
ヨウ素だけで120万ベクレル/kg近い葉物野菜の汚染があったのですから、関東に住んでいる親戚の子の甲状腺に嚢胞が沢山出来ているのも当然ですね。

福島医科大学には、ヨウ素剤を内服したことを速やかに発表して欲しかったです。
そうすれば、混乱していた近くの自治体も服用を決断出来たかもしれないのに。

医療機関に従事している人は、無料でインフルエンザの予防接種を受けられますよね。
だから、ヨウ素剤も医療に携わる人間だから当然優先されると思って飲んだのでしょうか。
でも、後ろめたさがあるから、内服したことを隠しているのですね。

東京電力は黒字になったと言っています。
電気料金を値上げして、儲けたのですね。

関西電力は、原発を動かせないから赤字だそうです。
だから、値上げすることになるのだそうです。

あんな甚大な事故を起こしても、誰も責任を取りません。逮捕もされません。
それなのに、美味しんぼの漫画で事実を述べただけで風評だと叩かれています。

このやりきれなさを、どこにぶつけるべきなのでしょうか。
Posted by なるほど at 2014年05月01日 23:19
Googleトレンドで「心臓 痛い」、「だるい」とかの検索数の推移を調べると、福島事故以来右肩上がりの増加が続いており、ぞっとします。「鼻血」で調べると、中国、台湾も含まれるのでわかりにくくなりますが、日本に限定すると、これも増加しています。これらをデータとして使えないでしょうか?

本当に先行きがどうなるか、暗澹たる気持ちです。
Posted by まさひこ at 2014年05月02日 15:16
NHKのクローズアップ現代で使われた人口減少率の地図で、どうして福島県が黒塗りだったのか電話で問い合わせしてみました。「国立社会保障人口問題研究所によると、福島原発事故による影響で、人口移動の予測ができないから」だそうです。でも、今までの統計から推計しているのなら、それなりにそれで数値を出すことも可能なのでは、と思います。どうしてそれができないのでしょうか?
Posted by akyoya at 2014年05月02日 18:55
私は国や自治体がいざというときは機能しないと思ってたので、浜岡原発対策に10年近く前から、自前でヨウ素剤を購入していました。

そして原発事故の映像を見て、すぐにヨウ素剤を飲み、家中ガムテープで目張りをして、3月16日にはマスクをしながら西日本に逃げました。
Posted by あ at 2014年05月02日 18:57
放射能と人体、落合栄一郎、ブルーバックス良かったら紹介して下さい。Amazonの書評で叩かれていました。
Posted by 主婦 at 2014年05月02日 21:54
うちの高校生の娘の所にもそのツイートが流れて来たそうです。それだけ見ていたらそういうものかと思ってしまいます。また、骨折、白内障、鼻血だけで検索をかけても、原発の話は全く出て来ません。放射能を想像だにしない人は、情報に触れる事の出来ない環境なんですよね。何とかならないかな。
Posted by 主婦 at 2014年05月02日 22:02
>東京電力は黒字になったと言っています。
電気料金を値上げして、儲けたのですね。

それだけじゃありません。会計をヘンにいじくって、赤字を黒字と言い抜けているだけ。
政府からの借入金を利益金として計上したり、稼働していない原発を資産にしたり…
Posted by Cipher at 2014年05月03日 01:16
> 原発を動かせないから
> 赤字だそうです。
> だから、
> 値上げすることに
> なるのだそうです。
> あんな甚大な事故を起こしても、
> 誰も責任を取りません。
> 逮捕もされません。

問題は、ここなんです。
日本が北朝鮮ならば、
福島の事故を起こした当時の、
東電の社長・会長は、
裁判→3日後に、
頭巾も被せられず、
逆さ吊りにされて、
家族・親類ごと、
公開処刑です。
他の国でも、
ム所に入れるくらいの事は、
するでしょう。
何故なら、
彼らがやったコトと言えば、
犯人の身柄を捕捉され、
バンバン死刑判決が出ている
オウムなみです。
危ないとわかっていて、
その発生源を止めずに、
危ない汚物を撒き散らしたのですから。
しかも、オウムの場合は、
松本市と、
東京の地下鉄管内に限られましたが、
東電の場合は、少なくとも、
東日本、日本中な訳です。
それを、マスコミ・御用と結託して、
“絆”で、
「福島の
 モノを積極的に食べるように。」
「原発事故による、
 汚染がれきを、
 日本各地で受け入れないと、
 人間じゃない。」
と、言うことにし、
自分達がした、
オウムよりも、
卑劣・極悪・重篤な犯罪を、
文字通り、国民ケムに撒いて、
もみ消そうとしました。
日本では、超極悪犯罪者が、
公道を歩けるのですから、
不思議です。
みんな、外国の人は、
「被害者にここまでの苦悶を与えた
 加害者が罰せられないと言うことは、 日本には、法律は無いのか?」
(実情としては、本当は、
 そうなのかもしれませんね)
「対象が、自分の使う電気を人質に
 取られた権力であるにしても、
 無実にも、今まで、騙されていた
 日本人が、何故、悪党を庇わない
 といけないのか?」
「日本人は、やられっぱなしで、
 怒ることをしないのか?!」
「放射線管理区域なみに、
 汚れたのに、そこの人間が
 チェルノブイリの時のように、
 国によって、バスを仕立てて、
 逃げさせられない、
 また、自らも自主的に逃げない、
 というのは、
 日本人は、国と暗黙の合意の、
 てめえの子供巻き込んでの
 自殺願望があるのか?」
「東京に住む権力は、
 福島の案件により、
 地域的に、
 自分まで汚れてしまった訳で、
 そこで、
 被害者と・加害者同居して、
 一体、どんな思いで、
 生活しているのだろうか?」
そこまで、言われております。
私自身?
人は、いつか、必ず死にますが、
原発のために、
しかも、
申し訳ないですが、
弱い同胞・
知らされない同胞に、
事故犠牲を強いて来る、
悪党にまで、殺されて死にたくは
ないですね。
早死にしたくないですね。
原発やりたい胴元の人は、
破壊者の論理だと、
菅元首相が5月2日の記事に
書いております。
http://ameblo.jp/n-kan-blog/
確かにその通りだし、
先の世代を見越せば、
自己チュウだけの、
異常者の論理と言うべきでしょう。
の場合、
多少の利権なんか、
儲からなくていいので、
福島事故のような案件が起これば、
命は1つなので、
国が、基準線量を上げ、
冷酷にも、同胞を逃がさずとも、
先のことなど、どうでもいいし、
逃げた先で、
苦労もするものの、
生き続けることで、
何とかなるでしょうから。
早く逃げたいです。
Posted by はっきり、奇異な日本事情を申し上げなればなりません。 at 2014年05月03日 09:43
風評とか御用学者先生がほかの理由を無理やりでっちあげるとか、被害者に被害者を攻撃させるような状況作りなど、福島原発事件も水俣病事件などの公害(企業犯罪)と全く同じ様相ですね。

豚や鳥がおかしくなったら躍起になって大量殺処分。子供がコンと咳をして発熱したら即座に学級閉鎖。疑わしい症状にはみんな神経尖らせ先回りして、原因究明やら予防やらするのに、なんで鼻血だけは扱いが違うの?

フクシマ医科大もヨウ素剤なんて飲まなくてもニコニコ笑っていたらよかったんでしょうに。
Posted by 駿河湾 at 2014年05月03日 13:53
今朝の東京新聞に、「原子力改革監視委員会」委員長で元米原子力規制委員会(NRC)委員長のデール・クライン氏の見解としてこんな記事があったよ。

3日付東京新聞 凍土壁に疑念 「意図せぬ結果 心配」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014050202000142.html

東電は、福島第一廃炉推進カンパニーなるものを4月に作り、下記資料の3ページにあるように、三菱重工、東芝、日立からの社外登用として3名をヴァイスプレジデントに任命。2ペ−ジめには「オールジャパンのプロ集団」なんて書いてあるけど、東芝ってポンコツALPS作った会社じゃなかったっけ?三菱重工って、カリフォルニアのエジソン社に納入したポンコツ原発のために訴えられて、百億単位の損害賠償金払い、あげくのはてに廃炉にしたんじゃなかったっけ?こいつらまた変なもの作って「だめでした。直すにはもっとお金必要です」と政府にせびり、国民の税金を利用して金儲けに勤しむんじゃあないだろうか。

東京電力資料 福島第一廃炉推進カンパニー
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2014/images/handouts_140404_04-j.pdf

東電は「自分たちはドしろうとでした、降参です!」と宣言したようなものだけど、国民には何が何でも日本の力でやったと見せかけたいんだろうね。「オールジャパンのプロ集団」のあとに「海外の知見も活用」なんてね、その海外の専門家達が凍土壁はやめろと言っているのだよ。

くだらなくどうでもいいことなんだけど、この原発版GHQに雇われているバーバラジャッジとか言う人、あまりにも昔の写真使ってないかい?67歳のはずなんだけど・・・金髪に弱い日本のオッサンたち用か?

原子力改革監視委員会 HPの写真
http://www.nrmc.jp/member/detail/1224308_5203.html

今はこんなはずなんだけどな〜
http://commons.wikimedia.org/wiki/File:Lady_Barbara_Judge_-_World_Economic_Forum_Annual_Meeting_Davos_2010.jpg
Posted by 原発版GHQ at 2014年05月03日 14:23
福島県三春町では福島県のヨウ素剤服用禁止命令を無視して住民の為にヨウ素剤を服用させました。三春町役場はあっぱれでした。それにひかえ福島県知事佐藤雄平はじめ県職員たちは愚劣な奴らです。
http://www.dailymotion.com/video/x1gnpez_%E8%A8%BC%E8%A8%80%E8%A8%98%E9%8C%B2-%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E7%9C%8C%E4%B8%89%E6%98%A5%E7%94%BA-%E3%83%A8%E3%82%A6%E7%B4%A0%E5%89%A4-%E6%B1%BA%E6%96%AD%E3%81%AB%E8%87%B3%E3%82%8B4%E6%97%A5%E9%96%93_news
Posted by 元バルブ屋 at 2014年05月03日 19:04
小野先生。
今日は、やけに、線量計が、
触れていませんでしょうか?
機械の故障ですか?
それとも、
熊本地方が、
福島からの風向きで、
もろ、
放射線を被ったとか。
ちょっと、気になったので、
訊いてみました。
Posted by あれっ?! at 2014年05月03日 19:52
> 私は国や自治体がいざというときは
> 機能しないと思ってたので、
> 浜岡原発対策に10年近く前から、
> 自前でヨウ素剤を購入していました。
>
> そして原発事故の映像を見て、
> すぐにヨウ素剤を飲み、
> 家中ガムテープで目張りをして、
> 3月16日にはマスクをしながら
> 西日本に逃げました。

これは、凄いですね。
私も、逃げたクチですが、
いろんな諸条件を揃えて、
逃げられたのは、
事故後2.5年後でした。
当初、
国は、福島の産品、放射能に
汚染されてるということさえも、
言ってくれなかったし、
(後出しで、どんどん、
 販売の規制がかかって来ましたよね)
何でも売られていて、
自分も、被災地支援だということで、
積極的に東北の野菜など、食べたので、
既に、身体の中に、
健康被害が
巣食っているかもしれません。
(福島の方。
 どうか、
 気を悪くしないで下さいね。
 事故から3年余り経った
 今でさえも、福島第1の原発は、
 放射線物質が、
 上と下から漏れています。
 東電が、
 罪逃げのために、
 どれだけ、
 国民に、
 控えめに見せようとした処で、
 常識で考えてみて、
 上に飛んだものは、
 何処かで落ちるし、
 水に流れたものは、
 何かに付着する訳だから、
 汚れてない産品が無い方が、
 不思議です。
 特に1Fの近くでは
 これが、もし、
 風評被害だの、大げさ過ぎるだのと
 言われるとすると、
 本当のことを言ってくれた人に対して
 酷な部分があると思います。
 上記の現象は、
 物理学的に、
 各放射性物質の半減期以上の日数を
 迎えるまでは、常識だからです。
 飛び散ったもの・水に混入したものが
 魔法のように、ある日、
 突然消えてしまう訳でも
 ありません。
 違いますか?)
そうした中で、
いや、“あ”さんの文章、
読んでいて感心しました。
ただでさえ、日本は、災害列島。
人生にもおいても、
何があるかわからない
(一瞬先は、闇な)
ので、本来ならば、
“あ”さんのように、
徹底的に、最悪自体に備えて、
住む土地を、
いつでも、何とか金を稼ぎながら、
変えられるくらいにしておくのが、
いいのかもしれませんね。
しかも、土地のしがらみと
言ったって、それ以前に、
誰しも、命は1つなんだし。。。
素晴らしい、処世術だと思いました。
3.11があって、
思ったのは、
柔軟性を以て、
ヤドカリみたいに、
あるいは、渡り鳥みたいに、
状況によっては、
“Good Luck!”
と、言って土地を離れる、
そう言う、割り切った生き方が
よくって、
却って、土地に極端にしがみつくと、
命取りになるような気がします。
だいたい、日本人自体が、
アフリカから、
500万年前に発祥して、
徐々に東に、
命の危険を回避しつつ、
子孫も残しつつ、
今の、列島と呼ばれる土地に、
移住して来た、
ジプシーじゃないですか。
案ずるより、生むが易し、と言うか、
やる気になれば、誰しも、
やれるような気がします。
Posted by 今からでも、遅くないような気がします at 2014年05月03日 20:21
はじめまして、先生のブログや皆様のコメントをいつも参考にしております。
基本ROMでしたが、誰も指摘されないようなので一言。

>今からでも、遅くないような気がします
失礼ですが、あなたの文章は改行が多すぎて読みづらいし、
コメント欄が長くなって他のコメントを見る意欲がそがれます。
毎回違うメッセージを名前欄に入れるのもやめ、固定したハンドルネームを名乗られる事もブログの性質上強くお勧めいたします。
Posted by 慶 at 2014年05月03日 22:53
> 市民には「風評」を連呼し、一方で
> ヨウ素剤を身内だけで内服していた

そもそも、この
「自分だけが助かろうとし、
 周囲の同胞には、
 情報を与えず、犠牲を強いる」
の精神が、
元々、原発推進屋の真髄・本質・
真骨頂ですので、
今更、何も驚きもしませんが、
原発による、健康被害の方、
本当に深刻になっているようですね。
http://inventsolitude.sblo.jp/article/46082335.html
これによると、
オバマ氏も、ペットボトル持参で、
昼食は、手弁当だったとか。。。
(夕食は、安倍さんに、
 しぶしぶ寿司を
 付き合ったのでしょうが)
50歳を超えているオバマさんは、
細心の注意をしたのだから、
国民、特に、50歳よりも
若い人達の自己防衛や、
人に、危険がある可能性があるものは
毅然として、与えない、と言う
姿勢が必要だと思います。
でないと、人権問題でしょう。
上記のブログに書いてありましたが、
杉並の給食。
意図的に敢えて、
福島産を出す事自体、
大問題だと思います。
子供の命を何だと
思っているのでしょうか?
これ、今から、出来るだけ、
西か南へ移住しても、
遅くないのではないでしょうか?
必然的に、
食材は、被災地から遠くのものが
入るはずですし。
経口で入って来る放射性物質も
防げるのではないでしょうか?
また、
サンプリング数がどれだけだったのかは
関心がありますが、
> ウクライナのウギヌィ地区に
> おける統計(チェルノブイリから
> 南西約100kmに位置する)
> ―肺癌・胃癌診断時からの
> 生存期間:
> 1984〜1985年:38〜62ヶ月、
> 1995年〜1996年:2〜7.2ヶ月。
あの事故は、
1986年の4月でしたよね。
福島の案件の責任は、当然、
今まで、いろんな事を言って、
国民を騙して来た、
推進側にありますが、
この数字などを見ると、
事故が起こった以上、
また、事故後、3年余で、
ここまで健康被害が
進行している以上は、
既に、体中に入ってしまった
放射性物質を、どうやって、
すみやかに、体外に出させる、
と言うことも
医者の方々は、総出で、
真剣に考えるべきでしょう。
あらゆる状況、
見ているとむごいですね、
子供だけでも、逃がしていない人がいる。
自分の場合、何故逃げたかと言うと、
事故後、2ヶ月も経つと、
“被災地”と言うことで、
それまで、進んで、
そこの産品を食べていた
自分も、汚染の状況が、
いろんな情報源からわかって来た。
“風評”でも何でもない。
事実は、“深刻”と言う
文字以外になかった。
でも、“絆”と言うことで、
会社の食堂では、
茨城の産品が、県名表示付き
(市町村までは書いてない)
で出され続け、
また、スーパーでも、福島産の野菜しか
選択がない時があった。
そのスーパーにも、市町村表示と、
線量検査もサンプリングではなく、全数(スーパーの従業員が、人手的に無理ならば、レジ前で、線量計を置いておいて、個々の顧客に、)やってもらうように頼んだが、担当者は、「それは、いいアイデアですねえ。」と言いつつ、最終的には、実現しなかった。だから、「これは、自分も危ないですわ。」と、東北・関東に警告を出した上で、その土地を離れられたのは、決意して1.5年後くらい、事故後から2.5年後だった。事故があって、すぐに高飛び出来る人もいたけど、その人達は、何処でも受け入れられる秀でた才能のある人で、海外にもリレーションシップがあり、逃走する当座の資金くらいは持っている、本当にラッキーで、優れた人なんでしょうね。(国民の1%も満たないのではないでしょうか?)家を買ってしまったばかりとか、そうでなくても、その土地に持ち家していたり、借金をしてしまっていたら、二の足を踏むんでしょうね。
「放射能の話題?訊きたくもない!
 俺は、この土地に、不動産を
 持ってしまった以上、どうしても、
 原発も放射能も安全だと
 思いたいんだ!」
(製造業の部長さん)
「原発に関して、本当のこと?
 そんなこと言ってしまったら、
 みんな、不安がるじゃない。」
(保険業の部長さん)
で、被害が広がって行くことも、
懸念します。
原発事故の場合は、
事故後3年後くらいから
深刻な症例が増え始め、
その健康被害のピークは、
5〜9年後に達し、
緩慢に減っていく
(ただし、事故前のレベルにまでは
 戻ることはない)
と言う事実が、
既に、チェルノブイルでの
下記のさまざまな統計から
わかっています。
http://www.cataloghouse.co.jp/yomimono/genpatsu/sugenoya/
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/saigai/Lazjuk-J.html
http://blog.livedoor.jp/home_make-toaru/archives/7662595.html
http://www.nuketext.org/threemile.html
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/JHT/JHT9502.html
既に出て来ている、
定量的なデータは、覆せないんですね。
私の親戚でも、
悔恨の極みですが、
配偶者が亡くなり、息子夫婦と
孫がいるからと言うことで、
大阪から千葉県の汚染地域に
移住した人がいます。
(事前にその情報を知っていて、
 止められればよかったのですが、
 それを訊いて、
 「親戚間で、
  人の移動があるとすれば、
  逆でしょう?!」
 と思った)
情報が伝わってなかったのですね。
逆に、私と同様、
事故後、すぐではありませんが、
現実に気づき始めたということで、
福島第一から、直径300kmの圏内を
出た人、出ようとしている人も
多いです。
そんなこともあるので、
毎日、マスクをし、
食事にも気を揉むでは、
心の安息など得られないのでは
ないかと思いますが、
本当に、自己防衛・少なくとも子供は逃がす・早期の健康診断・善意の警告・治療、そのへん、東北・関東に住んでいる人は、いろいろ考えて、徹底的にやって欲しいですね。
国にこのへんのケアを
やっていただければ
ありがたいのですが、
今、国は、オリンピックの方に、
取り込んでいるようですし。
死んでしまったら、どうしようもなりませんので、各位、ご注意をお願い致します。また、小野先生。先生からの情報は、事実に基づいた危険回避と言う面で、本当に、我々助かる面があるので(何万、何十万、場合によっては、1千万人くらいの人を、結果として、救っているのだと思います)、ご自身の医院の診療の方でもお忙しいでしょうが、今後とも、情報頒布の方、どうか、お願いします。
Posted by 今の状況、客観的に見ても、ヤバいですね。 at 2014年05月04日 08:12
300km圏内で0.15〜0.2
1500kmでも 0.08>0.13

もはや日本には居住可能地域は少ない
土壌汚染50bqあたりから十分危険
Posted by 農家 at 2014年05月04日 10:58
チェルノブイリの例では、
分散分析の結果、
形成障害・複合障害・脊椎被裂などで、
飛び散った放射能と有意とされているので、
誰しも、
「放射能と健康被害は、何も関係が無い」
とは、もはや、子供騙し的に、反論できない。
http://www.micronesiachallenge.org/
福島の案件でも、健康被害も、
増えているが、
http://inventsolitude.sblo.jp/article/46082335.html
私自身も、いつか、福島からの放射能の
被害者として死ぬかもしれないが、
まだ、加害者としての、推進屋さんとして、
生まれて来なくて、よかったかなあ、と。
そうだと、死ぬ時、後味、悪いもん。
Posted by 本音 at 2014年05月04日 12:09
いまだ汚染は深刻なのだろう。微生物どうこう言う人々もいるが除染など無理だ。
農業の世界において、農学や生物学や微生物学の教科書に書かれていないことが起こる事はありえない。
医学の世界において医学の教科書に書かれていないことが起こる事がありえないのと同様。もしあったらノーベル賞を取って全世界に広まっているだろう。
微生物で除染可能などと言っている人々は、きっと何か特殊な魂胆があるのである。

Posted by ps at 2014年05月04日 12:54
事故後の福島県のHPに次の発表(福島県保健福祉部)があるのを見ました。
* 
スクリーニング(検査)の基準  
(1)内容 全身除染を行う場合のスクリーニングレベルを100,000cpmとする。なお、13,000cpm以上、100,000cpm未満の数値が検出された場合には、部分的な拭き取り除染を行うものとする。適用日は、平成23年3月14日からとする。
(2)理由 平成23年3月13日、文部科学省から本県に派遣された被ばく医療の専門家(広島大学谷川教授、福井大学寺沢教授等)及び放射線医学総合研究所研究員の意見、さらに、福島県立医科大学の取り扱いを踏まえ、設定するもの。


原子力安全委員会の助言を何度も無視した福島県は、何か(悪い方)の使命感に燃えていたとしか思えません。
県知事の権限で安定ヨウ素剤を飲ませることもできたのに、飲ませなかったあの県知事の責任を追及することもしないで、何十人もの子どもを甲状腺がんにさせて。
早期に配布して服用させていれば、甲状腺がんにならないですんだ子供もいたはずです。

Posted by フルーツサイダー at 2014年05月05日 22:09
 医大の人が飲んだのは当然でしょう。危険がわかったのですから。むしろ各自治体の住民に飲ませなかった、政府に問題があるでしょう。医大は、自治体に飲ませるという義務、権限はなかったでしょう。医大は責められることはないでしょう。ひとこと、知事に「飲ませました」という報告があればもっと良かったかもしれませんが。
Posted by チューリップ at 2014年05月13日 00:17
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。