・ガイガーカウンターは、日立製のPDR-111
・このカウンターは、フクシマでは何の役にも立たなかったことをJVJAが証明している
・事故を想定しているわけで、一歩前進と言えるが、ヨウ素剤、避難経路、賠償問題は未着手
・これらすべての費用を含めて、原発が安価と言えるわけがない。再稼働はしてはならない。

フクシマの教訓−使用済み燃料問題も、津波も、そして事故の際の避難、賠償問題も何もかもかなぐり捨てて、フクシマでは問題なかった主張している地震に対する再評価のみで、再稼働原発の一番手につけている川内。自治体も狂っているようで、なんと子供達の通う学校にガイガーカウンターを配布して、再稼働準備を始めました。
薩摩川内市、全小中学校に放射線測定器配布
(2014 05/03 16:00)
薩摩川内市は2日、九州電力川内原発1、2号機の重大事故に備え、市内の市立小中学校全49校に、県から貸与された簡易放射線測定器(サーベイメーター)を1台ずつ貸し出した。近く市立幼稚園にも貸与する。
県は昨年、放射線量への理解を図る目的で国の交付金約1億円で690台を購入し、原発から半径30キロ圏の9市町と県立高校10校に配布した。薩摩川内市は同年末に341台を借り受けていた。
測定器は縦13.5センチ、横6.2センチで約200グラム。毎時19.99マイクロシーベルトまで自動計測できるほか、一定時間の平均値も把握できる。
(2014 05/03 16:00)

県は昨年、放射線量への理解を図る目的で国の交付金約1億円で690台を購入し、原発から半径30キロ圏の9市町と県立高校10校に配布した。薩摩川内市は同年末に341台を借り受けていた。
測定器は縦13.5センチ、横6.2センチで約200グラム。毎時19.99マイクロシーベルトまで自動計測できるほか、一定時間の平均値も把握できる。
これは、日立製のPDR-111

こちらを見ますと、定価278,000円とありますから、特にぼられているわけではなく、大量に購入したことを考えると妥当(購入価格15万円程度)と言えるでしょう。

このときの、JVJAの取材については、1・2・3 とブログにしておりますので、是非ご覧になってください。1号機の爆発と、3号機の爆発の間という、絶妙のタイミングで、チェルノブイリ取材経験のあるJVJAがこのフクシマの地を取材したのは、後世に残ります。
さて、このガイガーカウンターを配布すると言うことは、川内原発で事故が起きて、放射能が拡散されることを想定していることになります。(もちろん、この事故が起きるというのがフクシマの一番の教訓なので、当然なのですが)だとすれば、
・避難経路・・未だに未確定
・賠償費用・責任
原発再稼働後の事故責任は事業者 安倍首相「世界共通の考え」と指摘2014.3.20 17:00
安倍晋三首相は20日の参院予算委員会で、原発再稼働後に事故が起きた場合は電力会社の責任となるとの認識を示した。「安全確保の一義的な責任は事業者が負うのが世界共通の考え方だ」と述べた。
安倍晋三首相は20日の参院予算委員会で、原発再稼働後に事故が起きた場合は電力会社の責任となるとの認識を示した。「安全確保の一義的な責任は事業者が負うのが世界共通の考え方だ」と述べた。
・ヨウ素剤の配布・・未定
何もかも未定であるにもかかわらず、ガイガーカウンターだけさっさと配布して、これで事故対策はことたれりとする自治体。そもそも、学校にいるのは一日の三分の一程度です。それ以外の時間を過ごす、家庭ではどのようにするつもりなのでしょうか。得意の防災無線で連絡するんでしょうか。
このような巨額な費用をつぎ込んでも、決して安全にならない原発。これらのガイガーカウンターは、九電が購入して、地方自治体に配るのが筋でしょう。何を好きこのんで、税金からこのようなものを配布しているんでしょう。私には信じられません。
しかし、このガイガーカウンター配布は諸刃の剣です。ちょっとした放射能漏れでも、本当に隠すことができなくなるのですから。
■関連ブログ
2011/3/13 高濃度汚染地区の迫真動画・・早過ぎたレポート
2011年09月20日
もぬけの殻となっていた双葉厚生病院−その時なにが・・(100万アクセス)2011年08月22日
震災時の原発周辺動画2011年11月19日
1057.年間売り上げの2割=3000億円を原発安全対策に浪費する九電2014年04月26日
タグ:川内原発
一昨日、元阿久根市長の竹原さんとお会いさせていただき3時間ほど話を聞いてきました。
竹原さんのご自宅近くには、すばらしい砂浜があり
それだけでも移り住む価値があると感じるものでした。
ただ、その近くには、再稼働が進められている川内原発があるそうです。
何故、このガイガーカウンターを自慢げに掲げているクズ公務員は、
原発補助金頼りではなく、素晴しい自然を使って街を良くしようとしないのか?
福井県の原発銀座あたりも見てきましたが、素晴らしい自然には不釣り合いの箱物だらけ。
そういえば、阿久根市の折口駅のトイレにも「電源立地地域対策交付金」の看板が。
その看板を見て吐き気がしましたが、「我々は電力会社にたかる物乞いなんですよ!」アピールはやめてもらいたいですね。
ガイガーカウンターという事は、川内原発の事故を想定しての準備だと思いますが、次に川内原発で事故を起こせば、少なくとも日本は終わりなのですが、この人達は分かっているのでしょうか?
ちなみに、川内原発建設の際は、建設作業員が足りなくて、とび職の方が急遽溶接を勉強してやったような欠陥原発?だそうです。
http://www.nhk.or.jp/ohayou/marugoto/2014/01/0112.html
気象研究所 新堀敏基主任研究官はこう言っています。
「桜島の大正噴火、今から100年前の降灰は東北地方まで実際に確認されている。
風向きによっては全国に影響が及ぶ。」
この時降積もる火山灰の量は、大阪市で1.3mm、名古屋市で0.5mm、東京の都心で0.3mm。
一見少なく感じられる量ですが、この量の火山灰でも現代の私たちの生活には、深刻な影響を及ぼしかねないのです。
これは火山灰の話ですが、イコール放射能の分布と考えていいでしょうね。
つまり全国に等しく降り注ぐということです。逃げ場なんかありません。
民族死滅の時期が近づいています。バカヅラ公務員が掲げているのは水戸黄門の「この紋所が目に入らぬか」って奴でしょうか。
というと聞こえはいいですが、結局、
「原発事故による放射能汚染も覚悟した上で再稼働を支持する」
という意思表示を国に対して行なっているのに過ぎないのですよね。
「そんな事態はいやだから、再稼働はちょっと待ってくれ」
という風には話が発展しませんよね、絶対に。
まだこちらの新潟日報のように、
「いや原発が動いていなくても、貯蔵している使用済み核燃料絡みの事故が起きえるかもしれないから、様々な準備と計画は必要だ」
という事を言っているのならともかく。
まぁそういう論調も、結局国に曲解されて、地元自治体が準備を整え再稼働を容認した、という事にされてしまうのですけどね(嘆)。
>安倍晋三首相は20日の参院予算委員会で、
>原発再稼働後に事故が起きた場合は電力会社の
>責任となるとの認識を示した。
>「安全確保の一義的な責任は事業者が負うの
>が世界共通の考え方だ」と述べた。
この発言を聞いた時は、開いた口が塞がりませんでしたよ。
国は原発再稼働どころか、今後ますます推進する方針なのに、いざという時には自分達が責任を取らなくてよいよう手を打ち始めているのですから。
君主の考え方や命令に背いて部下が行動または進言し、結局は君主の為(利益)になる・・・という昔の言葉です。
東京電力・政治家・官僚の中には、原発をこれ以上稼働しては全ての民の為になりませんと言いだせる正義感のある人間はいないのでしょうか?
男らしさ極め中のしんちゃんです
さて、おとといのたけちゃんの初ブログ
みなさん、見てどうでしたか??
内容、とても面白かったですよね
たけちゃんなりのブログを書くのに、
結構苦労してました
> 「原発をこれ以上稼働しては
> 全ての民の為になりません。」
> と言いだせる正義感のある
> 人間はいないのでしょうか?
そんな正義感や骨のある奴がいたら、
今の福島原発のような事案には
なっていません。
当面の、あくまで個人の利権欲しさの
ためなら、
同胞を犠牲にすること前提で、
悪いことでも、嘘つきでも、
騙しでも、何でもする、と言う
腐った根性の奴らばかりだからこそ、
今回の福島事故と、
その事後処理のような
惨憺たる状況が発生しているのだと
思います。
彼らは、従来日本人が持っているはずの、
愛国心とは、対極軸にいると
理解してください。
自分の親にも子供にも、顔向け出来ないでしょう。
ここに上げている測定器はシンチレーション型の検出器でしょう?
貴殿が使っているのはガイガーミュラー管の奴でしょう?
値段は格段に違いますよ?
また、ガイガーミュラー管を検出器に使っている測定器は学会などきちんとした機関では使ってませんよ?
理由は、測定器に対して誤差を生じやすいからでしょうね!
貴殿は、きちんと測定器の校正をされてますか?
PCにノイズがのったりしたら計測値も変わりますよ?
きちんとノイズ対策もしてますか?
東大工学部卒ならば理解してますよね?
貴殿の測定グラフはノイズを検出しているようにみえますが?
●川内原発 避難に最長29時間
30キロ圏事故時を推定
鹿児島県は29日、九州電力川内原発(薩摩川内市)で重大事故が起き、住民が自家用車で避難する際の推計時間を公表した。半径30キロ圏の住民約21万人が圏外に出るまでに、最長で28時間45分、最短で9時間15分かかると見込んだ。南九州自動車道が使えない場合が最長で、幹線道路の渋滞地点で交通誘導が実施されれば最短になる。(以下略)
●柏崎市が原発避難計画案
地区単位ごとに決定
柏崎市は12日、東京電力柏崎刈羽原発事故に備えた広域避難計画案を発表した。東京電力福島第1原発事故を受け、計画策定を求められた県内9市町村では初めて。全市民の避難を想定し、バスや車で移動する。市内31地区のコミュニティ単位で避難先の自治体を決め、体育館やスキー場など大規模な施設に一度集まり、現地自治体の指示で避難所に移る。ただ、具体的な避難場所が調整中の地域もあり、避難に要する時間の試算など検討課題が多く残った。
避難計画は段階的に避難指示が出される事態を想定してつくられた。原発から半径5キロ圏内の即時避難区域(PAZ)は放射性物質の放出前に避難を開始するため、風向きは考慮しない。5〜30キロ圏の避難準備区域(UPZ)は屋内退避後、事故の進展に合わせ避難する。
PAZは7地区、約1万6400人が対象で高浜、南部、二田の3地区は村上市、中通地区は湯沢町、西中通地区は妙高市、荒浜、松波の両地区は糸魚川市に避難し、集合場所も示した。
約7万2200人が対象のUPZは方向を示すにとどめた。原発から北東側が新潟・村上方面、東南側と南側が魚沼・湯沢方面、南西側が糸魚川・妙高方面に避難する。今後、ほかにもUPZを抱える7市町村や県などと連携し、具体的な避難場所や方法を検討する。
従来の計画では重点地区として原発から半径10キロ圏が指定され、市内の集落センターなどが避難場所となっていた。今回は市全域が避難対象となり、避難先を50キロ圏外へ求めた。
市は、7月下旬に防災会議を開き正式決定する。その後に住民説明会を行い、年内に避難訓練を行う予定。避難計画は市が改定する地域防災計画に含まれ、市は防災計画案について7月11日までパブリックコメント(意見公募)を実施する。
会田洋市長は会見で、現時点では不完全な計画であることを認めた上で「大事な、重い課題が残っている。国、県などと連携し、一つずつ具体的な解決を図りたい」と話した。
●情報伝達、ヨウ素剤配布方法・・・
単独での策定に課題
柏崎・避難計画 国県と連携必要
柏崎市が12日に発表した東京電力柏崎刈羽原発の事故に備えた広域避難計画案は、多くの課題を積み残した。原発から5〜30キロ圏の避難準備区域(UPZ)では具体的な避難先を示せなかった。要援護者の避難や安定ヨウ素剤の配布などの方法も決められなかった。会田洋市長は「事故対応は立地自治体だけではできない。国や県との連携が必要だ」と苦しい胸の内を語った。
「原発は止まっていても必ずしも安全とは言えない。空白は許されないが、今の時点で完全な計画は難しい」。この日の会見で会田市長は苦渋の表情を浮かべた。
公表された計画案の最後には、10項目にもおよぶ今後の課題が並ぶ。原発事故の進展に合わせた避難などの具体化、住民への情報伝達、広域非難、スクリーニングの整備・・・。いずれも原発事故が発生した場合の広域避難に欠かせないが、県や周辺市町村との協議が必要なものも多い。
今回の計画では具体的な避難先を示せたのは、原発から半径5キロ圏の即時避難区域(PAZ)だけ。UPZについては、同じくUPZのあるほかの市町村との調整がいるため、避難方向を示すにとどまった。会田市長も「一自治体だけではできない」とこぼす。
UPZの避難計画は、より原発に近いPAZの避難方法が定まらなければ策定が難しい。PAZの後での避難が前提になるからだ。その意味でUPZがある長岡市など7市町は柏崎市の避難計画に注目している。
長岡市原子力安全対策室の小嶋洋一室長は「UPZの避難計画は、柏崎の計画と整合性を図る必要がある。長岡市としても早く避難計画の策定に取り組みたい」と話した。
・・・あらあら、東電は以前から早ければこの7月の柏崎刈羽原発の再稼働を計画しているのに、周辺自治体の避難計画策定がこの有様とは。
特に会田市長、あ、傲岸不遜な刈羽村長もそうですけど、安倍首相に「努力が足りない」と、叱られちゃいますよ!(邪笑)