2016年01月04日

1346.なぜ、電力会社は見え透いたウソを平気でつけるのか

・原子力規制庁が再稼働の条件とし、九電も約束していた「免震需要棟」の建設を九州電力が平然と反故にした。
・理由として、「地震が起きても平常心を維持できるよう特別な訓練を重ねている」などと、いいわけにもならないことを平気で説明している。
・まったくもって許されないことだが、なぜこういった発言している本人でさえも信じられないウソをなぜつかざるを得ないのか、相手の立場に立ってみると九電の窮状もまたみえてくる。


続きを読む
タグ:九州電力
posted by いんちょう at 20:09| Comment(18) | 原子力

2015年12月28日

1345.「放射能の被害の大半はわかっている」と主張する竜田一人氏の主張

2015122801.jpg・「いちえふ」の筆者竜田一人、新進気鋭の社会は学者、開沼博が「フクシマ安全論」を振りかざしている。
・これらの人物に特徴的なのは、過去の経験を一切無視して、当局の「公式」発表を鵜呑みにしているところにある
・「放射能の被害の大半はわかっている」とする竜田一人氏は、「ノーベル医学賞」候補に匹敵するのではないか。続きを読む
posted by いんちょう at 21:24| Comment(12) | 原子力

2015年12月24日

1344.三日坊主実験で、ヒラメには放射能が蓄積しないと結論づけた水産庁

2015122401.jpg・小学生の夏休み自由研究並みの「実験」で、水産庁がヒラメにはセシウムが蓄積しないと結論づけた。
・ヒラメの養殖期間は、約1年。たった3日、しかもたったの4匹で「科学的」結論が簡単に導かれるとは、放射能関連の研究は本当に恐ろしい
・明らかに税金の無駄遣いである。国の機関の発表する論文も第三者機関の査読が必要なのではないか。あまりにも質が悪い研究が目に余る。

続きを読む
posted by いんちょう at 20:00| Comment(7) | 原子力

2015年12月20日

1343.ブラジルの小頭症と原子力産業

・高レベルに被曝した場合に、小頭症の子供が生まれることは、ヒロシマ、ナガサキでみられた事実である。
・最近、ブラジルで小頭症の子供が激増しているとの報道があった。原因は、「ウイルス」とされているが、今までに見られなかった事象である
・ブラジルの核産業について調べてみたところ、鉱山、燃料加工会社、原発の立地点との関連性が否定できないことがわかった。

続きを読む
posted by いんちょう at 17:01| Comment(13) | 原子力

2015年12月18日

2015年12月16日

1341.ノーベル文学賞を受賞したスベトラーナ・アレクシェービッチの「チェルノブイリの祈り」

2015121601.jpg・「チェルノブイリを取りまく世界のこと」を執筆したベラルーシ人であるアレクシェービッチが本年度のノーベル賞を受賞
・国民の精神性、置かれた状況、など、なにからなにまで、フクシマを彷彿とさせる記述が続く非常に重い本である。
・原子力村の面々もこの書籍に対して、「反論」を試みているようなので、併せて紹介したい。

続きを読む
posted by いんちょう at 22:04| Comment(5) | 原子力

2015年12月11日

1340.最悪の原発事故が起きたのに「科学的」に健康問題を否定する御用学者、医師たち

2015121101.jpg・最近、チェルノブイリと比較してたいしたことはないから、健康問題など起きない。特別視するのは「差別」だと避難する催しがあちこちで開かれている。
・実際のところは、事故当初は、測定器上限の10万cpmを超える汚染者が続出し、チェルノブイリでは強制避難区域レベルの汚染度が広大に発生し、あのIAEAでさえも日本政府に避難勧告を出しているのである。
・IAEAの事故評価(INES)でLEVEL-7(最悪)と評価されたのに、健康被害が起きないとすれば、高いカネのかかる原発安全対策などまったくもって不要のはず。

続きを読む
posted by いんちょう at 20:45| Comment(14) | 原子力

2015年12月08日

1339.調剤バーコードチェックシステムのご紹介(ORCA, Dynamics対応)

2015120801.jpg 3週間ほどお休みしまして失礼いたしました。このあいだ、調剤用バーコードチェックシステムを作成(改良)しておりましたので、この場を借りて紹介させていただきます。

・調剤用に印刷されているバーコードを用いて、処方をチェックする
・現在対応しているレセコンは、Dynamics, ORCA。RS_Base連携ができていれば、ORCAと同じプログラムで連携可能と思いますが、データがないためわかりません(ご興味のある方は、お問い合わせください)
・Access(ランタイム可)2010以上、Windows Xp/7/8必要。初期データベース登録不要(要 電子レセプトファイル) 利用料 1万円+税/年

紹介ホームページ

続きを読む
タグ:Dubicsy
posted by いんちょう at 23:03| Comment(2) | 原子力

2015年11月20日

2015年11月19日

1337.国立がんセンター「がんが見つかってもすぐに治療せず、様子を見ることも検討すべき」

2015111901.jpg・国立がんセンターの津金昌一郎予防・検診研究センター長が「がんが見つかってもすぐに治療せず、様子を見ることも検討すべき」と発言
・福島県民の被曝量は取るに足らないものであるから、甲状腺癌が起きるはずがない。 とする いつもの御用学者の論法を振りかざし、現在起きているのは「過剰診療」だと決めつけた。
・先日紹介した「越智小枝」医師は、「スクリーニング効果」だと主張しており、「専門家」の意見があてにならないことがよくわかる


続きを読む
posted by いんちょう at 22:32| Comment(13) | 原子力

2015年11月16日

1336.原子力を事業の核とした東芝の粉飾決算

2015111603.jpg・上場企業としての義務である決算を発表できないと東芝が発表したのは、本年5月のこと。
・決算を出せない理由をインフラ工事、半導体、白物家電の不調などとごまかしてきたが、日経がついに原子力部門の赤字を公式に「暴いた」。
・東芝の財務は報道されている以上に痛んでいるであろうし、早晩なんらかの動き(国有化、分社化)などが起きるのではないか。


続きを読む
タグ:東芝
posted by いんちょう at 22:25| Comment(5) | 原子力

2015年11月12日

1334.原子力村の巣窟である池田信夫主催のGEPRに原稿を寄せる南相馬に住む女性医師

2015111201.jpg・原子力推進機関として名高い?池田信夫率いるアゴラ研究所が主催するGEPRに、南相馬に勤務する越智小枝医師が論説を掲載している
・「福島の甲状腺がん50倍」論文に専門家が騒がないわけと題するもので、「論文の結論は間違っていないが、手法がおかしい」とする???な論旨展開である。
・石井孝明、池田信夫とともに動画出演もしている。あまりにも落ち着いたその物腰は、さすが剣道上段者と思わせるが、最後の方で「福島の復興は、原発を持つ他の地域にビジネスとして十分価値を持つ」とする本音をのぞかせていた。

続きを読む
posted by いんちょう at 23:00| Comment(4) | 原子力

2015年11月10日

1333.廃墟映画のワンシーン−フクシマの現在

2015111001.jpg・ポーランドの写真家 Arkadiusz Podniesinski氏が、フクシマ現地の写真を撮影し、公開している。
・映画でしか見たことのないような、とても信じられないうち捨てられたフクシマの状況がありありと伝わってくる
・首相が避難地域の鮭や米を食べて安全をアピールするようなくだらないパフォーマンスをする前に、まずフクシマの実情を報道するべきではないのか。なぜ、この写真がポーランドの写真家しか発表できないのだろうか。

続きを読む
posted by いんちょう at 22:26| Comment(9) | 原子力

2015年11月09日

1332.原発を持つ電力会社の内部状況を想像する

・311が起きてから4年と8ヶ月。再稼働している原発は、未だに九電の2基のみであり、今後においても再稼働が劇的に進むという状況ではない。
・川内原発の再稼働は、今のところと目に見えるトラブルはないようではあるが、危うきこと累卵のごとしであり、ちょっとした予期せぬトラブルでご破算になる可能性がある。
・電力会社にかかっているストレスは想像を絶するものがあり、特に原子力部門への圧力が垣間見える報道がいくつか見られるため、紹介したい

続きを読む
タグ:電力
posted by いんちょう at 20:24| Comment(5) | 原子力

2015年11月04日

1331.放射能安全説とマーガリン安全説を唱える連中は、見事にかぶっている。

2015110401.jpg・米国で使用禁止されたマーガリン。その使用は日本では「量が少ないから問題ない」と主張する記事を最近たくさん見かける。
・これらを主張する人物は「NPO法人食の安全と安心を科学する会」などという、一見消費者の味方を装う肩書きを持っているが、同じ人物たちが放射能安全説を振りまいているのは事実である。
・記事を見るときには、必ず主張している人物の肩書き、名前を一度はチェックしておく。そうすることで、手を変え、品を変えだまそうとしている舞台裏が見えてくるのである。


続きを読む
posted by いんちょう at 20:58| Comment(10) | 原子力

2015年11月03日

1330.急性心不全で60歳の若さで亡くなられた野原千代氏が遺したヤマトシジミの内部被曝研究

2015110301.jpg・フクシマ原発事故による環境汚染の影響をヤマトシジミという蝶を使って研究されていた野原千代氏が2015年10月28日にお亡くなりになった。享年60歳早すぎる死である
・研究成果を発表されている動画を見ると、非常に示唆に富み、かつ非常にまじめに地道に研究されていたことがよく伝わってくる。
・蝶にもぶらぶら病の症状が起きていたり、汚染地の蝶の二代目に汚染物質を食べさせるかどうかで異常の割合に著明な差が出ている。(必見)

続きを読む
posted by いんちょう at 23:07| Comment(5) | 原子力

2015年10月31日

1328.NUMOの地下処分説明会(at 熊本)

・さる10月28日(水)にNUMO(原子力発電環境整備機構)による地下処分説明会が開催された。
・後援には資源エネルギー庁他、電力、電事連、経団連、経済同友会、商工会議所などが名を連ね、出席者もおじさんが大半というお手盛り説明会であった。
・放射能は元々自然界にあった。地海水が漏れない場所は日本にはなく、そのような場所でも数万年の管理をきちんとできるなどという世迷い言まで発する始末であった。

続きを読む
タグ:NUMO
posted by いんちょう at 21:39| Comment(10) | 原子力

2015年10月30日

1327.原子力専門家(石川迪夫)のペテン(3)

前回の続き)
・論文の最終段では、電源回復を急げば良かったなどと、現場の状況をまったく無視して、提言を述べている。
・この一言でこの人物はフクシマの現地,あるいは対策に当たった人の話を聞くどころか、報告書にさえも一切目を通していないことが明らかになった。
・過去からの教訓には一切勉強せず、ただカビの生えた自分の知識をひけらかすことのみが、「原子力専門家」の本質、本態であることが明らかになった。

続きを読む
タグ:石川迪夫
posted by いんちょう at 20:45| Comment(5) | 原子力