2020年06月24日

新型コロナと戦える武器を診療所にも与えよ

真偽不明ながら、診療所医師死亡ニュースが朝日新聞から報道されました。

大阪府医師会長「コロナで医師3人死亡」 感染者を診断
2020年6月22日 21時56分 朝日新聞
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 大阪府医師会の茂松茂人会長は22日、府の新型コロナウイルスの専門家会議に委員として出席して「(府内の)一般の診療所でおそらく3人のドクターがコロナで亡くなった」と明らかにした。府によると、5月20日に70代の医療従事者の男性が亡くなっているが、3人に含まれているかはわからないという。

 茂松会長は会議後の朝日新聞などの取材に対して「患者さんがコロナ感染者とは気づかず、診療所やクリニックで診断した先生3人」と説明した。詳細については「ご遺族の意向もあり、分からない」とした。
顔写真で判断してはいけませんが、実直そうな印象の医師です。こんな大事なことで嘘をつくとは思えません。

 この報道を受けて、泡を食った大阪府知事は、

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2020年06月23日

ショクダイオウコンニャク商法の終焉

 ショクダイオウコンニャク(英語名corpse flower(死体花))と呼ばれる植物がスマトラ島に存在します。世界最大、そして2年に一回しか花が咲かず、死臭を漂わせることで有名となり、世界各地で栽培されているようです。
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 死臭のような臭いを島全体に漂わせ、それに惹かれてくる虫たちを媒介にして、受粉をして子孫を残す。あまりにも壮大な自然界の仕組みにうならされました。



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2020年06月22日

非専門医は、竹槍でコロナと戦えという「専門家」

 新型コロナの感染者数は、一時期の勢いはないものの、東京ではコンスタントに20名以上連日発見されています。世界中で検査を増やして、感染者の隔離を試みているにもかかわらず、日本だけどうしても増やそうとしません。世界で使われているPCR機器は日本製なのですから、あほらしくて話になりません。そして、そのことをいわゆる「専門家」たちはまったくしらず、PCR検査なしでどうやって対応するかと言った観点の話ばかり。なぜ、世界標準にするのをこれほど嫌うのか、さっぱりわかりません。

 コロナの確定診断には、PCR検査が必須

なのですから、検査をしない限り診断もできません。それをなぜか日本だけが、診断をつけさせないというスタンスを貫いています。
 いま、私が恐れているのは、風邪の流行する冬。特に本格的に寒くなってインフルエンザと同時に流行した場合です。インフルエンザ陽性か否かは一応診断はできますが、(医師会の出した通達−インフルエンザ検査をせずに投薬せよ−は、まだ撤回されていませんが)

・インフルエンザ陽性
・新型コロナ陽性

は別の疾患ですから、合併することもあり得ます。インフルエンザの診断がでて安心していたら、実はコロナもあったという症例がいくつも出てくるでしょう。つまり、開業医レベルであっても、インフルエンザとコロナのPCR検査を同時にしないと新型コロナと戦うことはできないのです。世界各国がPCRといういわばレーダーを使って診断をしているのにもかかわらず、日本は相変わらず血液検査、レントゲンですから、竹槍でたたかっているようなもの。唾液でも検査できるようになり、検体採取の危険性も減ったのに、保険上では相変わらず「専門機関」でしか検査ができません。

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2020年06月21日

東京都知事選挙を勝手に分析する

 2020年東京都知事選挙が、6月18日に公示されました。立候補者は今まで最多となる22人。
ぱっと見て、N国のホリエモンがえらく目立ちます。この手法は、参議院選挙でもこの政党が得意とした手法です。
上記の写真(告示当日の午後?に撮影されたとおもわれます。)N国の立候補者が目立ちますが、気になったのは1番 山本太郎 のポスターがあいていること。おそらく、この方のお住まいの地域は彼の「重点地域」にはなっていないのでしょう。


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posted by いんちょう at 22:10| Comment(2) | Covid-19

2020年06月19日

新型コロナ診断をさせない感染症専門医たちが、コロナとの共生を訴える。「ノーリスクは無理」

 新型コロナ感染症の確定診断は、PCR検査以外にはありません。それ以外のどんな検査も、「確定診断」とはいえません。その確定診断を渋っていたのが、感染症専門医たちです。それは、昨日のブログ「かながわコロナ通信」にも明確に書かれていました。

「感染症専門医が口を揃えて「希望すれば全員が検査を受けられる」ことに反対」

確定診断をせずにどうやってこの感染症と闘うのかさっぱりわかりませんが、かれらは「集団免疫」なる幻想にとりつかれていたと思われます。では、無策だった日本の抗体陽性はどのくらいだったのか。

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2020年06月18日

PCRスンナ派の牙城−かながわコロナ通信−が消滅

 世界各国でPCR検査を無症状の人にまで広げて、実施するようになってきました。当初より、まともな医療者たちは検査を拡充すべきだと発言していましたが、そうではない人たちも多かったのはご承知の通りでしょう。国の専門家会議構成員、感染症の専門家たち、そして検査を実施する保健所など全員が、反対していました。

真理は時の娘

とはよく言ったものです。その混乱から4ヶ月が経過し、ニセモノの情報であることがあきらかになり、撤回せざるを得なくなってきています。特にひどいのは神奈川県医師会の作成していた(過去形)「かながわコロナ通信」で、患者の側に立つべき医師会が先頭に立ってPCR検査をしない利点をさんざんと説明していましたから、かなり悪質でした。できる範囲でまとめておきます。

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2020年06月17日

コロナ死者数まで隠蔽するジャパン

感染者がどんどん増加するブラジル。ついに政府が、発表数値の隠蔽に手を染め始めました。


ブラジル最高裁、政府にデータ公開命令 感染者数など「復活」―新型コロナ

2020年06月10日07時32分
 【サンパウロ時事】新型コロナウイルスの感染者数が世界で2番目に多いブラジルで、政府が累計感染者数などの発表を中止した問題で、最高裁は8日夜(日本時間9日午前)、従来の詳細なデータを発表するよう保健省に命じた。これを受け、同省は9日、公表内容を元に戻した。

 政府はこれまで、新規および累計の感染・死者数や致死率などの感染状況を、グラフを交えて詳細に公開してきた。しかし、5日付のデータから突然、新規の感染者と死者、回復者の数字のみに情報を限定。「深刻さを隠蔽(いんぺい)しようとしている」と激しい批判が起きていた。
はたして、これを日本人が笑えるか。おそらく、来週には、東京、大阪でブラジルと同じことを始めるでしょう。ただ、ブラジルとは一つ違うことがあります。それは最高裁が政府の決定を変更するような命令は決して出さないこと。国民に「真実」を教えると、動揺すると言う理由で隠蔽し始めるのではないかと、私自身本当に危惧しています。

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2020年06月16日

「新型コロナウイルス接触確認アプリ」は、PCR検査のパスポートとなるか

 北京で新型コロナの集団感染が起きました
「第2の武漢になってはならない」海産物にもPCR検査
6/15(月) 17:37配信テレ朝 news
 (森林華子記者報告)
 15日の朝刊で大々的に集団感染について取り上げています。PCR検査の対象は人だけでなく、サーモンなど市場で売られていた様々な種類の海産物などにも及んでいます。SNSに投稿された北京の市場の映像では、防護服を着た人が海産物から検体を採取しています。市場は魚介類を扱うまな板など40点の検体からウイルスが検出されたため封鎖され、売られていた食品は廃棄されました。中国の専門家は今回の感染源の一つとして海産物や肉類の可能性も指摘していて、今、流通しているものは基本的に問題ありませんが、北京以外の中国各地の市場でも検査が行われる異常事態となっています。「第2の武漢になってはならない」と中国本土で警戒が高まっています。
 なんと、中国では新型コロナ蔓延を防ぐためにまな板までPCR検査を受けることができるのです。日本とのあまりの違いに、言葉もありません。日本ではPCR検査にたどり着くまでに、普通の人ならば死んでしまいますし、たとえ死んでも検査さえ受けられないのは、皆様ご承知の通り。

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2020年06月13日

コロナ患者が出た熊本地域医療センターの対応

 3ヶ月に1回程度の割合で、熊本地域医療センターの夜間救急に当番医として出ています。前回の出動は、4月7日(火)でした。その日の外来入り口
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おわかりの通り、完全防御です。

発熱患者は、なんとしても診ないぞ。

という意思表示がひしひしと伝わってくると思いませんか?

すでにコロナ疑いの発熱患者がきた場合には、当番医ではなく常勤医が別口から誘導して対応 という形になっていました。当然来院者数は極端に少なく、2人ほど疑いがあると言うことで常勤医に対応してもらったような記憶があります。
そして、4日後に事件が・・・

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posted by いんちょう at 22:26| Comment(2) | Covid-19

2020年06月12日

NO NUKES Vol.24 に原稿が掲載されました

NO NUKES Vol.24に「新型コロナ肺炎は現代版バベルの塔だ」として、寄稿いたしました



[報告]菅 直人さん(元内閣総理大臣/衆議院議員)
   原子力とコロナと人類の運命
[報告]孫崎 享さん(元外務省国際情報局長/東アジア共同体研究所所長)
   この国の未来は当面ない
[報告]田中良紹さん(ジャーナリスト/元TBS記者)
 コロナ禍が生み出す新しい世界
[報告]鵜飼 哲さん(一橋大学名誉教授)
 汚染と感染と東京五輪   
[報告]米山隆一さん(前新潟県知事/弁護士/医師)
 新型コロナ対策における政府・国民の対応を考える
[報告]おしどりマコさん(芸人/記者)
   コロナ禍は「世界一斉民主主義テスト」
[報告]小野俊一さん(医師/小野出来田内科医院院長)
  新型コロナ肺炎は現代版バベルの塔だ
4月中旬に書いた原稿を5月初旬に手を入れました。やや古い記載もあります。ブログに書いた内容+αです。
 本日手元に届きましたので、現在書店で販売されていると思います。Kindle unlimited対象雑誌でもあるようです。

 お手にとってみてください。

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1393.No Nukes Voice #9にインタビューが掲載2016年08月29日
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2020年06月11日

抗体検査は個人にとっては何の意味も持たない。集団感染の状況を大雑把に把握する目的

 抗体検査は、何の意味も持たない、ほとんど人体実験のレベルと以前より指摘していました。
 抗体陽性でも、PCR陽性=感染させる可能性がある のは、巨人で証明されました。
もちろん海外でも報告例があります。


また、抗体陰性でもPCR陽性になるのは原理的には明らかですが、それもまた「証明」されました。
“パルコ従業員”の20代女性が新型コロナ感染…抗体検査で陰性もその後PCRで陽性に 10歳未満の男の子も感染
06月10日 19:38 東海テレビ
20代の女性は中区の「名古屋パルコ」の従業員で、名古屋パルコによりますと、女性は6月3日に発熱などの症状が出たため、抗体検査を受けましたが陰性でした。

女性は4日は仕事を休みましたが、熱が下がったため5日から7日まで勤務していたということです。

 しかし、7日に味覚や嗅覚にも異常が出たため、9日に医療機関を受診し、PCR検査の結果、10日に陽性と判定されました。
なぜ、症状が出ているのにさきに抗体検査を実施したのか、こんなことをするのは日本ぐらいですね。最初からPCR検査をしていれば、6月3日から隔離ができ、その後の周囲への感染は抑えられたはずです。比較的検査を受けやすい名古屋でもこの状況だとすれば、全くもって情けない話です。

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2020年06月09日

日本のPCR検査はダブルスタンダードだ

 全世界の中で、日本だけがPCR検査件数を当初から絞りまくり、それは今でも続いています。この検査は保険収載はされているものの、感染症指定医療機関、もしくはそれに準ずる病院でしか算定することができません。それは採取時にほとんど感染の危険のない唾液検査が認められても全く変わることはありません。あいかわらず、開業医から直接検査をすることはできず、検査は増えていません。あいかわらず、アフリカ諸国よりも低いレベル。
 どうやら、国立感染症、厚労省、そして医師会のトップで、大方針としてそのように決めてしまったのではないでしょうか。そして、医師会の「提案」で、地域のPCRセンターを作れば、そこは開業医の紹介で検査ができるようにするところまでは進んでいる状況です。
日本の医師は、21世紀の診断法(厳密には20世紀後半)であるPCR検査自体を知らず、そのため自らもその導入自体に反対している状況です。遺伝子工学の結晶のひとつであるPCR検査を認めず、抗体検査しかしておりませんから、当然コロナ関連の論文は目を覆いたくなるほど少ない
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元々検査をけちっているのに、検査をしてもあまり意味がないという論文が出ただけで、日本の優秀さが証明されたと大騒ぎ

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posted by いんちょう at 19:29| Comment(5) | Covid-19

2020年06月07日

省庁間の利権調整の結果、コロナ対策予算の10%のみ医療関連として配分?

 政府がコロナ対策と称して、身内に様々なばらまきをしていることが表面化しました。

給付遅れるコロナ「持続化給付金」 769億円で受託した法人の不透明な実態
2020年5月28日 08時01分
 新型コロナウイルスの影響で売り上げが半減した中小企業などに最大二百万円を給付する政府の持続化給付金で、給付遅れが相次いでいる。実際の給付作業は、大手広告会社の電通や人材派遣会社のパソナが設立した一般社団法人「サービスデザイン推進協議会」に業務委託されている。約二兆三千億円の給付用資金を扱い、国から七百六十九億円の委託料が払われているが同法人は給付遅れに「回答を差し控える」とコメント拒否。実質的な運営形態も開示しておらず公共事業として不透明な面が目立つ。 (桐山純平)


 最初は、お魚券、お肉券などという全く関係のないものまで
「お肉券」は見送り、販促支援で需要喚起
日経新聞 2020/4/7 22:14
政府は新型コロナウイルスの感染拡大に対応した緊急経済対策で、自民党農林部会から要望があった「お肉券」の導入を見送った。需要減による牛肉の価格下落に対しては、店頭での販売促進や学校給食での食材活用に予算を投じる。商品券の配布による需要拡大策は特定業種に対する大幅な優遇という側面が強く、批判が出ていた。


 感染症に必要な医療体制の整備にほとんどあてられず、各省庁がオリンピックのように「コロナ」を「利権」と考え、予算をぶんどっています。ある程度のカネはかけているのに検査が全く増えない理由です。

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2020年06月04日

「抗体検査」が無意味であることを天下に示した巨人

巨人の2選手が新型コロナに感染していることが明らかとなりました。その経緯が、通常とはかなり異なるアプローチでしたので、紹介させていただきます。
坂本と大城は「微陽性」 専門家が見解「感染から回復後、かなりの時間経過」 早期合流目指す
[ 2020年6月3日 18:49 ]スポニチ
 巨人は3日、坂本勇人内野手(31)と大城卓三捕手(27)が新型コロナウイルスのPCR検査で陽性と判定されたと発表した。
球団によると、全選手や監督、コーチ、スタッフに希望を募った上で、希望者全員に都内の大学医学部の研究に参加する形で、新型コロナウイルスの感染歴を調べる抗体検査を実施。5月29日から31日に希望者全員218人の採血を行い、選手とスタッフの計4人から新型コロナウイルスの感染後に回復したことを示す抗体が確認された。
何気なく読んでみましたが、これは「研究」ですね。巨人は自分の金は使わずに、「研究」に参加することで感染の有無を確かめようとした。全例PCRを行うと表明しているJリーグとは、正反対のアプローチであることがわかります。研究ですから、当然PCRではありません。抗体検査。

IgG陰性・・・現在コロナにかかってるか、かかっていないか
IgG陽性・・・現在コロナにかかっているか、すでに治癒したか

 抗体検査をしても現在コロナに罹患しているかどうかを判断することはできません。

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2020年06月03日

なぜ、日本のPCR検査は全く増えないのか。

 新型コロナウイルスが流行するまでは、医療関係者の一人として、日本の公的医療は世界一のすばらしさだと信じて疑いませんでした。初期の中国武漢で、病院が修羅場と化したのを見たときにもこんなことは日本では起こりえないと、半ば対岸の火事のような気持ちで見ていたことを思い出します。
 その後、中国は10日間で1000床の病院を2棟も建設し、体育館の中に軽症用の簡易入院ベッドを作成し、1000万都市を封鎖するとともにPCR検査をごりごりと勧めていたのは皆様ご承知の通り。この状況を見ていると、さすがに日本ではここまでのことはできないかも知れないと不安になってきました。

 いざ日本で流行が始まると、発熱患者のPCR検査は除外診断がつかないときのみ。感染力が強力で院内感染の恐れもあるのに、採血、レントゲン、その他あらゆる検査が終わってからでないとやってもらえません。2月までは保険収載もされていませんでしたので、保健所で検査をするしかない状況だったのはまだ、わかりました。3月6日にPCR検査が保険収載されて、これで私のところでもできるのではないか、はたしてどういった手順でやろうかとシミュレーションをしていたものです。

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2020年06月02日

集団感染はあったが、クラスターは起きていない

 国内でも検査件数の多い北九州で、学校集団感染が起きました。

【速報】渦中の北九州市…小学校でクラスター
5/31(日) 20:08配信 RKB毎日放送
きょう北九州市の検査で判明した12人の新型コロナ患者のうち4人は小倉南区にある守恒小学校の児童だったことが分かった。守恒小学校は感染者の集団、クラスターが発生している状況。小学校はすでに消毒され、休校となっている。
12人の中には、企救中学校と思永中学校からそれぞれ生徒1人、医療スタッフ4人も含まれている。
「第2波」の渦中にある北九州市では、連日、2桁の新型コロナの感染者が報告されていて、クラスターの発生も相次いでいる。
このように北九州で患者が激増している背景には、濃厚接触者を症状の有無にかかわらず検査していることがあるようです。

無症状で登校、手打てず…悩む学校 北九州でクラスター
2020/6/1 6:00 (2020/6/1 12:59 更新) 西日本新聞 社会面 東 祐一郎
 北九州市の小学校で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生し、新たに小中学生6人の感染が判明した31日、関係者に衝撃が広がった。感染者が急増する同市では、学校が本格的に再開した5月25日以降に児童、生徒らの感染が相次いで確認され、小中学校など5校が休校に追い込まれている。市幹部は31日の会見で「全国的に児童の感染は見られていなかった。複数の児童が感染した状況を重く受け止める」と苦悩の表情を見せた
これらの患者は比較的軽症ではあるようです。


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2020年05月30日

世界に背を向けるPCR反対派の跋扈

 緊急事態宣言後、まさ感染者数が増えてきました。特に北九州、北海道は増加傾向が止まらず、このままでは早晩、ロックダウンせざるを得なくなることは避けられないようです。世界の感染症専門医は、この疾患と正面から闘って、経済と患者のバランスをとることが一番重要な課題であり、それを実現化するためにここ30年ほどで人類が手に入れた武器−PCR検査−で戦っています。とくに中国はすさまじく、10日間で1000万人の検査をすると言った常識では考えられないスピードで検査を実施しました。
 海外では検査不足が指摘されると、それを補うように検査数を増やしていくのですが、世界中でそのやり方に背を向けている国家があります。それがニッポンです。ニッポンモデルで感染を抑えたと胸を張っても、一体になにがニッポンモデルなのか、専門家の議事録もなにもありませんから、将来の検証は不可能。
 後ろめたいことがわかっているため、敗戦時にあらゆる資料を焼き捨てた日本の行動を彷彿とさせます。医療崩壊を起こさないために、医療放棄を選択していたのですから、このままだと医療全般に対する国民の信頼そのものが崩壊するのはもうまもなくです。
 この医療放棄を目指すために様々な医師が立ち上がっています。こういう国家の目標に沿う医師は群れますから、すぐにわかります。丁度おあつらえ向きの記事がありましたので、紹介いたします。

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2020年05月27日

PSSの全自動PCR装置日本承認へ

 本日の熊日新聞にも相変わらず、例の西村秀一氏がでてきて、
・匠の検査技師の不足
・培養液の不足
があるため、検査を拡充するのはおかしいと「主張」していました。
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 国立病院機構、仙台医療センターの西村秀一ウイルスセンター長は、「無症状で感染を広げたケースが実際にどれだけあるのかはっきりしない。ゼロリスクを求め大量に検査し続けるほど資機材に余裕はない」と話す。
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 不安解消のために感染可能性が高くない人にまで検査を広げようとするとの声には懐疑的だ。検査用の試薬は国内生産が増えたが安定確保の見通しは立っていない。器財を扱う人材もすぐに増員できない命がかかった検査であり資質がある人をきちんと教育しない」と話す。
それにしても、この人物の言い分をそのまま垂れ流すとは、呆れた記者です。3月時点ならいざ知らず、いまなら全自動機器があることは勉強して、反論していただきたいものです。このブログの読者ならば、名前を見たとたんに、ああ、あいつかと思うでしょうが、ここまでかたくなに進歩を受け入れないとは、たいした「専門家」ですね。

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2020年05月26日

2020年5月26日 ツイキャス

毎日、21時よりツイキャスしています

https://youtu.be/8QcWysQlfKM
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アベノマスクから「積算」の概念を学ぶ

 本日、自宅に「アベノマスク」が届きました。


正直、今時給食マスクなどいりません。ついこの前まで3枚入りでダイソーに100円で売っていました。

100円ショップで購入した『給食用マスク』の商品一覧 (ダイソー・セリア)

 つまり、1枚33円で店頭に並べることができるくらい安価なものだったのです。まず、これが一つ記憶すべきこと。原価はおそらく20円もしないでしょう。(梱包、検品付きで)全世帯で400億円を超える税金が投入されると報道されています。それがいかに法外なことか、すこし「証明」してみましょう。

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