2012年05月28日

DVDを入金された方へ

 DVDを御注文いただきありがとうございます。入金後5日以内には、商品を発送しているようにしておりますので、もし手元に届かないようであれば、 a00@onodekita.com まで御連絡ください。

 なお、下記の方から送金していただいておりますが、送付先がわかりません。ご連絡いただけないでしょうか。

ゆうちょ銀行
5月28日1000円 (有限会社Y ・・ 会社名で送金いただいた方)

よろしくお願いいたします。
posted by いんちょう at 16:29| Comment(3) | 日記

2012年05月06日

目覚めるニッポン(原発全停止の朝)

 昨日の23時に泊3号機の出力がゼロとなり、日本中の原発が停止しました。

本日の熊日朝刊一面
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2012050602.jpg
左下にある 『フクシマ』論を書いた 開沼博氏 の正体はわかりました。
 今、各地で「原発が止まって食っていけない」と訴える人が出ている。とりあえず仕事が欲しいと言うときに、再稼動しかないのが現実。職を奪われたくない。困れで通りの日常を送りたい。遠い日にあるかどうかわからない「科学的なリスク」より「生活のリスク」がそこにはある。
 このような文章を載せざるを得ない追い込まれた新聞社の姿が目に浮かびます。しかも「大型識者談話」とまでわざわざ書いていますが、彼は84年生まれの27歳  あの東大大学院博士課程に在学中の学生です。ニューホープを見つけたというところでしょう。
 東大の学生、新たな文壇の登場というところでブランド価値を見つけているのでしょうか。今の時代は、権威のある者が、原発推進を唱えると、原発の必要性が理解されるよりもむしろ権威そのものが失墜する時代であることがまだわかっていないようです。

このニューホープの方には、その原発に支えられた日常生活は、原子力は産業のアヘンと同じだと気がつけないのでしょうか。

藤原 正司(ふじわら まさし)参議院議員(2期) 比例民主。(電力総連)
2012050606.jpg
「半年もたてば、世論も変わるわ。日本は農林水産業だけでは食べていけない。震災後、原発を減らせという評論家が増えたが、産業・経済はどうなる。お父ちゃんの仕事がなくなってもええんだったら検討しましょうよ」

このような経済至上主義の方には、次の詩を(響く心はなさそうですが)

母親というものは

母親というものは
無欲なものです
我が子がどんなに偉くなるよりも
どんなにお金持ちになるよりも
毎日元気でいてくれることを
心の底から願います
どんな高価な贈り物より
我が子の優しいひと言で
十分すぎるほど幸せになれる
母親というものは
実に本当に無欲なものです
だから
母親を泣かすのは
この世で一番いけないことなのです
詩・葉祥明


報道されているニュースよりも、報道されていないニュースの方が大事です。
2012050603.jpg


 このニュースは、海外の方が詳しく報道してくれています。ドイツシュピーゲル
2012050604.jpg
 ここで紹介されているビデオの中で、「いわき市で心筋梗塞で友人が死んだ」という証言があります。私には周知の事実ですが、日本のテレビ・新聞で報道されたことは寡聞にしてしりません。

2012050605.jpg
 こちらには泊原発の出力がゼロになるところが記録されています。

このような大規模なデモが、一切報道されない。明らかに報道管制がひかれています。1年以上経つのになぜ、熱しやすく冷めやすい日本人が、未だに怒りを覚えているのか、全く理解できないというのが本当のところでしょう。


4月29日にも原発のデモが原宿でありました。無言で先頭を歩かれている女性たち。意志の強さが顔に出ています。中国で300人程度のデモがあれば、大きく紙面を使って報道するにもかかわらず、自国のデモは数千人規模以上であっても無視する。正直に報道することすらできなくなっている焦りを本当に感じます。

最近お気に入り?のJaif TVから

 日本は50年近く、原子力発電の建設というものを絶やしたことがない
2012050607.jpg
 彼らは、続けない限り死ぬ運命にあることがわかっているからこそ、遮二無二でも再稼動、建設続行をお題目のように唱えるのです。動かせない、新しいプラントを建設させない(海外含む)ことで原発の火−悪魔の火−は必ず消えます。

 報道されていないことを悲しむよりも、あのような大規模なデモが報道することすらできなくなっている現状に自信を持ちましょう。

◆関連ブログ
原子力は産業のアヘン2011年06月14日
みえないばくだん2011年07月08日
顕在化してきた健康被害(気になる症例 Part.2)2012年03月22日
気になる症例のまとめ2011年09月11日
6万人の脱原発デモ−どこがパレードなのか。2011年09月19日
脱原発6万人超のデモ−新聞各社の朝刊一面2011年09月20日
タグ:脱原発
posted by いんちょう at 08:53| Comment(16) | 日記

2012年05月03日

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  3. 震災ガレキを燃やすいわき市2011-04-04
  4. 自宅に放射能連続観測所を作る−熊本市・自宅2011-03-30
  5. 若狭湾の原発銀座−背後に山が迫る恐ろしい立地2011-04-15
  6. 九州広範囲で、電線から火花・・塩害〜セシウム塩が原因か2011-04-13
  7. 環境省説明 南川事務次官(於 熊本)2011-04-14
  8. 環境省の作ったガレキ安全神話のほころび2011-04-24
  9. 気になる症例のまとめ2011-09-11
  10. 福島の子どもたちからの手紙「わたしは何さいまで生きられますか?」2011-04-22
  11. 子どものタンパク尿検査を−バンダジェフスキー氏の講演会から2011-03-20
  12. 日本の人口25万人減(人口動態から宮城県を考える)2011-04-21
  13. 東北でぶらぶら病出現か2011-03-28
  14. 第1回院内勉強会 フクシマの真実と原発再稼働2011-04-13
  15. もと東芝社員−奈良林直氏が北海道大学教授に就任してから・2011-04-10
  16. 原発再稼働賛成派の意見と良識的な経済学者の意見2011-04-08
  17. 献血と被曝問題2011-04-01
  18. 顕在化してきた健康被害(気になる症例 Part.2)2011-03-22
  19. 地震と津波の間に起きたこと−フクシマ原発2011-04-06
  20. 東電時代の思い出
◆関連ブログ
2012年3月の注目記事2011-04-01
2012年2月の注目記事2012-03-02
2012.1月の注目記事
2011.12月の注目記事 2012.01.04
2011.11月の注目記事 2011.12.01
2011.10月の注目記事2011.11.01
2011.9月の注目エントリー2011.10.1
2011.8月の注目エントリー
2011.7月の注目エントリー他2011.8.3
6月の注目エントリー2011.7.2
posted by いんちょう at 22:59| Comment(1) | 日記

2012年03月25日

ドイツZDFテレビ 「フクシマのうそ」-放射能メモから

ドイツZDFテレビ 「フクシマのうそ」書き起こしから


ドイツZDF フクシマのうそ 投稿者 sievert311

我々は放射能から身を守り、警察から外人と見破られないよう
防護服を着こんだ。
汚染され、破壊した原発が立っているのは立ち入り禁止区域だ。
そこに連れて行ってくれることになっている男性と落ち合った。
なにが本当にそこで起きているか、彼に見せてもらうためだ。
ナカ・ユキテル氏は原子力分野のエンジニア会社の社長で
もう何十年間も原発サイトに出向いて働いてきた。
フクシマでも、だ。
私たちは見破られず、無事チェックポイントを通過した。
作業員たちが作業を終え、原発から戻ってきたところだった。
3月11日に起こったことは、これから日本が遭遇するかもしれぬことの
前兆に過ぎないのかもしれないことが次第にわかってきた。
そしてその危険を理解するには、過去を理解することが必要だ。
(タイトル) フクシマの嘘
(監督) ヨハネス・ハノ
私たちは立ち入り禁止区域の中、事故の起きた原発から約7キロ離れたところにいる。
ナカ氏はここで生活をし
福島第一とフクシマノ第二の間を股にかけて仕事をしてきた。
ナカ氏と彼の部下は、何年も前から原発の安全性における重大な欠陥について注意を喚起してきた。
しかし、誰も耳を貸そうとしなかった。

(ナカ氏)
私の話を聞いてくれた人はほんのわずかな有識者だけで
その人たちの言うことなど誰も本気にしません。
日本ではその影響力の強いグループを呼ぶ名前があります。
原子力ムラ、というのです。
彼らの哲学は、経済性優先です。
この原子力ムラは東電、政府、そして
大学の学者たちでできています。
彼らが重要な決定をすべて下すのです。

私たちは東京で菅直人と独占インタビューした。
彼は事故当時首相で、第二次世界大戦以来
初の危機に遭遇した日本をリードしなければならなかった。
彼は唖然とするような内容を次々に語った、たとえば
首相の彼にさえ事実を知らせなかったネットワークが存在することを。
マスメディアでは彼に対する嘘がばらまかれ
彼は辞任に追い込まれた。
彼が原子力ムラに対抗しようとしたからである。

(菅前首相)
最大の問題点は、3月11日が起こるずっと前にしておかなければ
いけないものがあったのに、何もしなかったことです。
原発事故を起こした引き金は津波だったかもしれないが
当然しておくべき対策をしなかったことが問題なのです。
この過失は責任者にあります。
つまり、必要であったことをしなかった、という責任です。

では原発事故の原因は地震と津波ではなかったのか?
原子力ムラの足跡を辿っていくと、
嘘、仲間意識と犯罪的エネルギーの網の目に遭遇する。
調査は2つの大陸にまたがった。
まずカリフォルニアに飛んだ。
目的地はサン・フランシスコである。
私たちはある男性と話を聞く約束をしていた。
彼は長年原子炉のメンテナンスの仕事で
フクシマにも何度も来ており
かなり深刻なミスや事故を東電が隠蔽するのに遭遇した。
フクシマの第1号原子炉は70年代初めに
アメリカのジェネラルエレクトリック社が建設し
それ以来アメリカのエンジニアが点検を行ってきた。
そしてフクシマでは何度も問題があった。

(ハーノ記者)
東電は、点検後、なにをあなたに求めたのですか?

(スガオカ氏)
亀裂を発見した後、彼らが私に言いたかったことは簡単です。
つまり、黙れ、ですよ。
何も話すな、黙ってろ、というわけです。

問題があるなど許されない
日本の原発に問題など想定されていない
アメリカのエンジニア、ケイ・スガオカ氏も
それを変えようとすることは許されなかった。

(スガオカ氏)
1989年のことです、蒸気乾燥機でビデオ点検をしていて
そこで今まで見たこともないほど大きい亀裂を発見しました。

スガオカ氏と同僚が発見したのは、それだけではない。

(スガオカ氏)
原子炉を点検している同僚の目がみるみる大きくなったと思うと
彼がこう言いました
蒸気乾燥機の向きが反対に取り付けられているぞ、と。
もともとこの原発の中心部材には重大な欠陥があったのだ。
スガオカ氏は点検の主任だったので
正しく点検を行い処理をする責任があったのだが
彼の報告は、東電の気に入らなかった。
私たちは点検で亀裂を発見しましたが、東電は
私たちにビデオでその部分を消すよう注文しました。
報告書も書くな、と言うのです。
私はサインしかさせてもらえませんでした。
私が報告書を書けば、180度反対に付けられている蒸気乾燥機のことも
報告するに決まっていると知っていたからです。

(ハーノ記者)
では、嘘の文書を書くよう求めたわけですか?

(スガオカ氏)
そうです、彼らは我々に文書の改ざんを要求しました。

スガオカ氏は仕事を失うのを怖れて、10年間黙秘した。
GE社に解雇されて初めて彼は沈黙を破り
日本の担当官庁に告発した。
ところが不思議なことに、告発後何年間もなにも起こらなかった。
日本の原発監督官庁はそれをもみ消そうとしたのだ。
2001年になってやっと、スガオカ氏は「同士」を見つけた。
それも日本のフクシマで、である。
18年間福島県知事を務めた佐藤栄佐久氏は
当時の日本の与党、保守的な自民党所属だ。
佐藤氏は古典的政治家で
皇太子夫妻の旅に随行したこともある。
始めは彼も、原発は住民になんの危険ももたらさないと確信していた。
それから、その信頼をどんどん失っていった。

(佐藤前知事)
福島県の原発で働く情報提供者から約20通ファックスが届き
その中にはスガオカ氏の告発も入っていました。
経産省は、その内部告発の内容を確かめずに
これら密告者の名を東電に明かしました。
それからわかったことは、私も初めは信じられませんでした。
東電は、報告書を改ざんしていたというのです。
それで私は新聞に記事を書きました。
そんなことをしていると、この先必ず大事故が起きる、と。

それでやっと官僚たちもなにもしないわけにはいかなくなり
17基の原発が一時停止に追い込まれた。
調査委員会は、東電が何十年も前から重大な事故を隠蔽し
安全点検報告でデータを改ざんしてきたことを明らかにした。
それどころか、フクシマでは30年も臨界事故を隠してきたという。
社長・幹部は辞任に追い込まれ、社員は懲戒を受けたが
皆新しいポストをもらい、誰も起訴されなかった。
一番の責任者であった勝俣恒久氏は代表取締役に任命された。
彼らは佐藤氏に報告書の改ざんに対し謝罪したが
佐藤氏は安心できず、原発がどんどん建設されることを懸念した。
そこで佐藤氏は日本の原発政策という
「暗黙のルール」に違反してしまった。
2004年に復讐が始まった。

(佐藤前知事)
12月に不正な土地取引の疑いがあるという記事が新聞に載りました。
この記事を書いたのは本来は原発政策担当の記者でした。
この疑惑は、完全にでっち上げでした。
弟が逮捕され
首相官邸担当の検察官が一時的に福島に送られて検事を務めていた。
彼の名はノリモトという名で
遅かれ早かれ、お前の兄の知事を抹殺してやる、と弟に言ったそうです。
事態は更に進み、県庁で働く200人の職員に
圧力がかかり始めました。
少し私の悪口を言うだけでいいから、と。
中には2、3人、圧力に耐え切れずに
自殺をする者さえ出ました。
私の下で働いていたある部長は、いまだ意識不明のままです。

それで、同僚や友人を守るため、佐藤氏は辞任した。
裁判で彼の無罪は確定されるが
しかし沈黙を破ろうとした「邪魔者」はこうして消された。
これが、日本の社会を牛耳る大きなグループの復讐だった。
そしてこれこそ、日本で原子力ムラと呼ばれるグループである。

(菅前首相)
ここ10〜20年の間、ことに原子力の危険を訴える人間に対する
あらゆる形での圧力が非常に増えています。
大学の研究者が原発には危険が伴うなどとでも言おうものなら
出世のチャンスは絶対に回ってきません。
政治家はあらゆる援助を電力会社などから受けています。
しかし、彼らが原発の危険性などを問題にすれば、
そうした援助はすぐに受けられなくなります。
反対に、原発を推進すれば、多額の献金が入り込みます。
それは文化に関しても同じで
スポーツやマスコミも含みます。
このように網の目が細かく張りめぐらされて
原発に対する批判がまったくなされない環境が作り上げられてしまいました。
ですから原子力ムラというのは決して小さい領域ではなくて
国全体にはびこる問題なのです。
誰もが、この原子力ムラに閉じ込められているのです。

東電から献金を受け取っている
100人以上の議員に菅首相は立ち向かった。
その中には前の首相もいる。やはり彼と同じ政党所属だ。
ネットワークは思う以上に大きい。
多くの官僚は定年退職すると、電事業関連の会社に再就職する。
1962年以来東電の副社長のポストは
原発の監査を行うエネルギー庁のトップ官僚の指定席だ。
これを日本では天下り、と呼んでいる。
しかし反対の例もある。
東電副社長だった加納時男氏は当時与党だった自民党に入党し
12年間、日本のエネルギー政策を担当し
それからまた東電に戻った。
このネットワークについて衆議院議員の河野太郎氏と話した。
河野氏の家族は代々政治家で
彼の父も外相を務めた。
彼は、第二次世界大戦後日本を約60年間に渡り
支配した自民党に所属している。
原発をあれだけ政策として推進してきたのは自民党である。

(河野議員)
誰も、日本で原発事故など起こるはずがない、と言い続けてきました。
だから、万が一のことがあったらどうすべきか、という準備も
一切してこなかったのです。
それだけでなく、原発を立地する地方の行政にも
危険に対する情報をなにひとつ与えてこなかった。
いつでも、お前たちはなにも心配しなくていい
万が一のことなど起こるはずがないのだから、と。
彼らはずっとこの幻想をばらまき事実を歪曲してきた
そして今やっと、すべて嘘だったことを認めざるを得なくなったのです。

この雰囲気が2011年3月11日に壊れた。
日本がこれまでに遭遇したことのない大事故が起きてからだ。
14時46分に日本をこれまで最大規模の地震が襲った。
マグニチュード9だった。
しかし、地震は太平洋沖で始まったその後の
ホラーの引き金に過ぎなかった。
時速数百キロという激しい波が津波となって
日本の東部沿岸を襲った。
津波は場所によっては30メートルの高さがあり
町や村をのみこみ消滅させてしまった。
約2万人の人がこの津波で命を失った。
そして福島第一にも津波が押し寄せた。
ここの防波堤は6メートルしかなかった。
津波の警告を本気にせず
処置を取らなかった東電や原発を監査する当局は
警告を無視しただけでなく、立地場所すら変更していたのだ。

(菅前首相)
もともとは、原発は35mの高さに建てられる予定でした。
しかし標高10mの位置で掘削整地し
そこに原発を建設したのです、低いところの方が
冷却に必要な海水をくみ上げやすいという理由で。
東電がはっきり、この方が経済的に効率が高いと書いています。

巨大な津波が、地震で損傷を受けた福島第一を完全ノックアウトした。
まず電源が切れ、それから
非常用発電機が津波で流されてしまった。
あまりに低い場所に置いてあったからである。
電気がなければ原子炉冷却はできない。

(菅前首相)
法律ではどの原発もオフサイトサンターを用意することが義務付けられています。
福島第一ではその電源センターが原発から5キロ離れたところにあります。
これは津波の後、1分と機能しなかった。
それは職員が地震があったために、そこにすぐたどりつけなかったからです。
それで電源は失われたままでした。
こうして送電に必要な器具はすべて作動しませんでした。
つまりオフサイトサンターは、本当の非常時になんの機能も果たさなかったということです。
法律では原発事故と地震が同時に起こるということすら想定していなかったのです。

菅直人はこの時、原発で起こりつつある
非常事態について、ほとんど情報を得ていなかった。
首相である彼は、テレビの報道で初めて、
福島第一で爆発があったことを知ることになる。

(菅前首相)
東電からは、その事故の報道があって1時間以上経っても
なにが原因でどういう爆発があったのかという説明が一切なかった。
あの状況では確かに詳しく究明することは難しかったのかもしれないが
それでも東電は状況を判断し、それを説明しなければいけなかったはずです。
しかし、それを彼らは充分に努力しませんでした。

2011年3月15日、災害から4日経ってもまだ
東電と保安院は事故の危険を過小評価し続けていた。
しかし東電は菅首相に内密で会い、
職員を福島第一から撤退させてもいいか打診した。
今撤退させなければ、全員死ぬことになる、というのだ。

(菅前首相)
それで私はまず東電の社長に来てもらい
撤退はぜったい認められない、と伝えた。
誰もいなくなればメルトダウンが起き
そうすれば莫大な量の放射能が大気に出ることになってしまう。
そうなってしまえば広大な土地が住めない状態になってしまいます。

菅は初めから東電を信用できず
自分の目で確かめるためヘリコプターで視察した。
しかし首相である彼にも当時伝えられていなかったことは
フクシマの3つの原子炉ですでにメルトダウンが起きていたということだ。
それも災害の起きた3月11日の夜にすでに。

(菅前首相)
東電の報告にも、東電を監査していた保安院の報告にも
燃料棒が損傷しているとか
メルトダウンに至ったなどということは一言も書かれていなかった。
3月15日には、そのような状況にはまだ至っていないという報告が私に上がっていました。

事故からほぼ1年が経った東京。
世界中であらゆる専門家が予想していたメルトダウンの事実を
東電が認めるまでなぜ2ヶ月も要したのか、私たちは聞こうと思った。
自然災害が起きてからすぐにこの原発の大事故は起きていたのである。

(ハーノ記者)
「原子炉1号機、2号機そして3号機でメルトダウンになったことを、東電はいつ知ったのですか」

(東電・松本氏)
「私どもは目で見るわけにはいきませんが
上がってきましたデータをもとに自体を推定し
燃料棒が溶けおそらく圧力容器の底に溜まっているだろう
という認識に達したのは5月の初めでした。」

膨大なデータに身を隠そうとする態度は今日も変わらない。
東電は、毎日行う記者会見でこれらのデータを見せながら、事態はコントロール下にあると言い続けている。
しかしこれらのデータの中には、本当に責任者たちは
なにをしているのかわかっているか、疑いたくなるような情報がある。
たとえばスポークスマンはついでのことのように
放射能で汚染された冷却水が「消えてしまった」と説明した。 
理由は、原発施設ではびこる雑草でホースが穴だらけになっているという。

(ハーノ記者)
「放射能で汚染された水を運ぶホースが
雑草で穴が開くような材料でできているというのですか?」

(東電・松本氏)
「草地に配管するのは私たちも初めてのことですが
穴があくなどのことについては知見が不十分だったと思っています。」

しかし原発の廃墟をさらに危険にしているのは
雑草だけではない。
私たちは富岡町に向かった。
ゴーストタウンだ。
原発廃墟の福島第一から7キロのところにある。
私たちはナカ氏に便乗した。
彼のような住民は、個人的なものをとりに行くためだけに
短時間だけ帰ることが許されている。
彼は、地震に見舞われた状態のまま放り出された会社を見せてくれた。
今では放射能のため、ここに暮らすことはできない。

(ナカ氏)
この木造の建物はとても快適でした。
とても静かで、夏は涼しく、冬は暖かかった。
私たちは皆ここで幸せに暮らしていました。

80人の原発専門のエンジニアが彼のもとで働いており
原発事故後も、事故をできるだけ早く収束しようと努力している。
ナカ氏と彼の社員は、原発廃墟で今本当になにが起きているのか知っている。

(ナカ氏)
私たちの最大の不安は、近い将来、
廃墟の原発で働いてくれる専門家がいなくなってしまうことです。
あそこで働く者は誰でも、大量の放射能を浴びています。
どこから充分な数の専門家を集めればいいか、わかりません。

しかし、まだ被爆していない原発の専門家を集めなければ
事故を収束するのは不可能だ。
例えこれから40年間、充分な専門家を集められたとしても
日本も世界も変えてしまうことになるかもしれない一つの問題が残る

(ハーノ記者)
今原発は安全なのですか?

(ナカ氏)
そう東電と政府は言っていますが
働いている職員はそんなことは思っていません。とても危険な状態です。
私が一番心配しているのは4号機です。
この建物は地震でかなり損傷しているだけでなく
この4階にある使用済み燃料プールには
約1300の使用済み燃料が冷却されています。
その上の階には新しい燃料棒が保管されていて
非常に重い機械類が置いてあります。
なにもかもとても重いのです。もう一度大地震が来れば
建物は崩壊してしまうはずです。
そういうことになれば、また新たな臨界が起こるでしょう。

このような臨界が青空の下で起これば
日本にとって致命的なものとなるだろう。
放射能はすぐに致死量に達し、原発サイトで働くことは不可能となる。
そうすれば高い確率で
第1、2、3、 5、 6号機もすべてが抑制できなくなり
まさにこの世の終わりとなってしまうだろう。
東京で著名な地震学者の島村英紀氏に会った。
2月に東大地震研が地震予知を発表したが
それによれば75%の確率で4年以内に
首都を直下型地震が襲うと予測されている。

(ハーノ記者)
このような地震があった場合に原発が壊滅して
確率はどのくらいだとお考えですか?

(島村教授)
−はい、とても確率は高いです。

(ハーノ記者) 
−どうしてですか?

(島村教授)
計測している地震揺れ速度が、これまでの予測よりずっと速まってきています。
私たちはここ数年千以上の特別測定器を配置して調査してきましたが
それで想像以上に地震波が強まり、速度も増していることがわかったのです。

これは日本の建築物にとって大変な意味を持つだけでなく
原発にとっても重大な問題となることを島村氏は説明する。

(島村教授)
これが原発の設計計算です。
将来加速度300~450ガルの地震が来ることを想定しています。
そして高確率で発生しないだろう地震として600ガルまでを想定していますが
この大きさに耐えられる設計は原子炉の格納容器だけで
原発のほかの構造はそれだけの耐震設計がされていないのです。
しかし私たちの調査では、最近の地震の加速度がなんと
4000ガルまで達したことがわかっています。
想定されている値よりずっと高いのです。

(ハーノ記者) 
電気会社は、それを知って増強をしなかったのですか?

(島村教授)
今のところ何もしていません、不十分であることは確かです。
これだけの地震に耐えられるだけの設計をしようなどというのは
ほとんど不可能でしょう。

ここは原発廃墟から60キロ離れた場所だ。
フクシマ災害対策本部では東電、保安院、福島県庁が共同で
原発の地獄の炎を鎮火するための闘いの調整をはかっている。
私たちは東電の災害対策部責任者にインタビューした。
ことに彼に訊きたいのはどうやって今後
これだけ損傷している原発を大地震から守るつもりなのか、ということだ。
ことに、危ぶまれている4号機について訊いた。

(東電・白井氏)
4号機の使用済み燃料プールには夥しい量の使用済み燃料が入っています。
これをすべて安全に保つためには、燃料プールの増強が必要です
燃料プールのある階の真下に、新しい梁をつけました。

(ハーノ記者) 
原発はほとんど破壊したといってもいいわけですが
原発が健在だった1年前ですら大地震に耐えられなかった構造で
どうやって次の地震に備えるつもりなのでしょうか?

(東電・白井氏)
我々は耐震調査を4号機に限らず全体で行いました。
その結果、問題ないという判断が出ています。

(ハーノ記者) 
でも地震学者たちは4000ガルまでの地震加速度が測定されていて
これだけの地震に耐えられるだけの原発構造はないと言っています。
半壊状態のフクシマの原発の真下でそのような地震が来ても
全壊することはないと、なぜ確信がもてるのですか?

(東電・白井氏)
その4000ガルという計算は別の調査ではないでしょうか
それに関しては、私は何とも言いかねます。

(ハーノ記者) 
原発を日本で稼動させるだけの心構えが、東電にできているとお考えですか?

(東電・白井氏)
それは答えるのが難しいですね。

(ナカ氏)
これがやってきたことの結果です。
この結果を人類はちゃんと知るべきだと思います。
一緒に未来の政策をつくっていくことができるように

 ここに出てくる東電社員白井氏は、たしか2Fにいたときの技術課職員だったと思います。直接、仕事を一緒にしたわけではありませんが。
 また、ここで話されているガルは地震の加速度に過ぎません。地盤沈下、直下地震が来たら原発はすべて爆発します。それは間違いありませんか。
 書き下しありがとうございました。
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タグ:ZDF フクシマ
posted by いんちょう at 10:39| Comment(2) | 日記

宝くじは庶民の税金

グリーンジャンボ宝くじ 木村拓哉まで使って大々的に宣伝をしていました。(一体いくら、かかったんでしょうか)




ゴオクエンジャーのだじゃれのセンスからして、作成は電通?

この効果もあったのでしょう。昨日の新聞には、お礼が掲載されました。
2012032406.jpg
拝啓 すこしずつ春めいてきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
2月14日から3月14日まで発売しました「東日本大震災復興支援グリーンジャンボ宝くじ」は、発売計画である660億円に対して、1104億円とグリーンジャンボ史上最高の売上を達成し、昨日、抽選会も終了いたしました。
 ご購入いただきました皆様のおかげをもちまして、計画を大幅に上回る490億円程度の収益金を、東日本大震災の被災地の復興と、皆様の身近な町作りなどに役立てることができることとなりました。本当にありがとうございました。本当にありがとうございました。
宝くじのこれからに、どうぞご期待ください。敬具


 このような文章が堂々と出るくらいですから、国民も本当になめられています。
2012032407.jpg

 今回は、490億円が収益金ですから、収益の割合は 44.5%

販売手数料は、少なく見積もって、当初売上予想の14.7%としますと
660億× 14.7% = 97億円 (まあ、100億円でしょう)

そうしますと、賞金として還元される金額は、

1104 - (490 + 100) = 514億円 (46.5%) だいたいあってます。

競馬については、こちら
控除率25%(宝くじよりも遙かによい)−75%が賞金に回る

 国が直営でギャンブルをしているわけですから、呑み行為(馬券を購入せずに配当のみすること)は違法とされ、厳しく罰せられます。イギリスで賭のメーカーがたくさんあるのとは、随分と違いますね。
タグ:宝くじ Z
posted by いんちょう at 06:48| Comment(0) | 日記

2012年03月11日

311−フクシマ を振り返る



 昨年の今日、地震とともに大きな津波が起き、フクシマが世界中に知れ渡ることになりました。
 何ごとも突然は起きません。その前振りとなる事態が起きて、猶予が与えられたあとに本番がやってきます。
東日本大地震から約1年前(今回の予言?)−重要2011年04月26日記事より
(311の約1年前に起きたチリ沖津波に対して、私がSNSに書いた内容)
2010年03月01日09:08津波
 以前、某電力の原子力発電所安全関係を担当していたことがあるのですが、この際に想定される津波の大きさが数十センチでした・・だったと思う。(今回のとおなじ 1960年のチリ沖津波の実測値らしい)
 正直、この程度でよいのかと思ったのですが、これでもどうにか安全性を保たれる程度でした。
1・津波の引き波の際に大量の冷却水が取水できなくなる
2・津波により、海水冷却棟が水につかってしまう
2になると、冷却設備がすべて起動不能になりますので、メルトダウンの可能性が出てくると思われます。
今、探してみても具体的な数値はネット上にはのってませんでした。
太平洋沿岸にも、3メートルの津波が押し寄せると聞いて、果たして大丈夫だろうかと、昨日は心配してました。
柏崎の地震の際も気になりましたし、地震、台風、津波の時は、これからもずっと心配してしまうと思います。
原子力発電所は、発電を停止してからが勝負。崩壊熱が数パーセント残りますので、この除去に苦労することになります。原子力発電所は、自動で停止しました。(スクラムといいますが)の報道に安心されませんよう。


 私が東電を辞めたのは1995年のことです。以降、この業界とは一切つながりがありませんから、私の知識は当時のまま(というよりも、経年劣化しています)ですから、まともな人間ならば、評価するまでもなく、無理だとわかっていた話です。単に、人間の浅知恵でそのような津波は起きるはずはないと評価していたに過ぎません。

 では、実際に起きてどうなったか。当時のことをきちんと残されたJVJAの録画があります。東大の関村をはじめとして、御用学者、NHKがウソばかり言っていることは、今ならだれの目にも明らかでしょう。

震災時の原発周辺動画から。他の動画も紹介していますので、リンクを是非

 どうでしょうか?今なら、取材記者の話とラジオの報道の意味がしっかりとわかることと思います。私はこの時には、一睡もできませんでした。

 当時の私は、ブログの読者は1日30名ほど、ツイッターはやっておらず、情報の発信方法がわかりませんでした。SNSで、情報発信はしています。以前、BLOGでも紹介してはいますが、再度私の分析を紹介いたします。

2011年03月11日15:35 宮城で震度7
 大地震が起きました。
私は、福島の原子力発電所に勤めていたのですが、その時の評価で、70センチ以上の津波にはどうにも仕方がないという結論でした。
 地震で原子力発電所は、自動的に停止はしますが、崩壊熱が数パーセント残ります。しかも、長期間。
1100MW x 3 x 数パーセント
でも、たいがいの熱量で、海の水で熱交換をしないと炉心の冷却が維持できません。
今回の津波では、5メートル近くになりそうなので、こういった海側のポンプのある建物が、水没してしまったような感じを受けます。
 運転停止だけではなく、その後数週間の監視が必要です。
大丈夫でしょうか。心配です

2011年03月11日20:20
2: 小野 俊一 削除する
非常事態宣言が出されましたね。
私がいるときにはなかった法律です。
あとは、RCICという緊急炉心冷却装置で冷やすしかないと思うのですが、これは数日(あんまり記憶なし)くらいしかもちません。(炉心の蒸気で回すので、電力が必要ありません)
それまでに、どうやって非常用発電機を復旧させるかでしょう。
 まだ、働いていたら、死んでいたでしょうね。。。

2011年03月11日20:23
3: 小野 俊一 削除する
政府、原子力緊急事態宣言を発令
2011.3.11 20:09
 枝野幸男官房長官は11日午後7時40すぎから記者会見し、菅直人首相と全閣僚出席の原子力に関する会議で、東京電力福島第1原子力発電所で原子力対策特別措置法に基づき、「原子力緊急事態宣言」を発令したと発表した。
 ただ枝野氏は「放射能が施設外に漏れている状態ではない。あわてて避難することはなく、落ち着いて情報を得るようにしてほしい」と、付近住民らに冷静な対応を呼びかけた。
 私が今現地にいたら、家族は避難させるでしょう。
現地で働いている知り合いも多いので、心配です。

2011年03月11日21:18
4: xx xx 削除する
原子炉って怖いですね。エリツィン政権の時に港に停泊していた原子力潜水艦が炉心の冷却のための電気料金を滞納したために発電所からの送電を停止されて、海軍の特殊部隊が発電所を占拠して送電を再開させた事件を思い出しました。

2011年03月11日21:39
5: 小野 俊一 削除する
避難勧告が出されました。この大熊町は、医師の方々は、全員記憶があるであおう胎盤早期剥離の産婦人科の事件が起きたところです。
 原子力発電で、私の生きている間に避難勧告が出されるなんて、想像だにしていませんでした。
 自体はかなり緊迫しています。炉心から、水がなくなりますと、いわゆるチャイナ・シンドロームと成り得ます。
 今後の原発新規増設は中止は当然としても、今減算輝度している発電所をどうして行くか、大きな問題がつきつけられました。

2011年03月12日11:05
6: 小野 俊一 削除する
私の勤めていた福島第二原子力発電所でも非常事態宣言。
噂では、重油タンクも流されたとありますので、海水系のポンプが全てお釈迦になり、冷却できない状況と思われます。
福島第一原子力発電所の放射線量を見ますと、
午前3時00分  正門     69 nGy/h  0.001μSv/h未満
    10分  正門     66 nGy/h  0.001μSv/h未満
    20分  正門     69 nGy/h  0.001μSv/h未満
    30分  正門     68 nGy/h  0.001μSv/h未満
    40分  正門     66 nGy/h  0.001μSv/h未満
    50分  正門     64 nGy/h  0.001μSv/h未満
午前4時00分  正門     69 nGy/h  0.001μSv/h未満
    40分  正門    866 nGy/h    −
    50分  正門   1002 nGy/h    −
午前5時00分  正門   1307 nGy/h    −
    10分  正門   1590 nGy/h  0.001μSv/h未満
4時30分くらいに何か起きたようです。

2011年03月12日12:41
7: 小野 俊一 削除する
最悪の事態です。
この格納容器放出弁は、当初設計にはついておらず、シビアアクシデント対策として、私がやめる寸前に増設が決まった弁。いくら何でも、手動と言うことはないでしょうから、電源がいかれたままなのでしょう。
1000年に一度の地震なので、想定外もやむを得ないのでしょう。

2011年03月12日12:59
8: xx xx 削除する
スリーマイル島みたいになっちゃうと怖いですね。。。

2011年03月12日13:21
9: 小野 俊一 削除する
スリーマイルよりひどいと思います。
電源喪失、設備喪失でまともな機器がほとんどなさそうです。
スリーマイルの教訓で作ったシビアアクシデント対策ですが・・・この設備を使うのも想定外。
海からの写真を見せてもらうと、被害の状況がある程度類推できるのですが、どの動画も山側から。
原子力発電所に何かあるときは、地震か津波だろうと思っていましたが、20年たって現実の物になってしまいました。。。

2011年03月12日20:40
10: 小野 俊一 削除する
私が生きている間には、起きないであろうと思っていた事故です。


 事故当初から、公開されている情報と設備の知識だけで、メルトダウンはわかりました。

さらに別の書き込み

2011年03月12日17:04 メルトダウン
 以前務めていた発電所ですので、、、
情報を総合しますと、メルトダウンはすでに起きていると思われます。
まず、非常用発電機の同時故障は、普通はありえません。炉心冷却に重要な機器ですので、確か毎週試運転をしていたはず。
おそらく想定を越える津波で、すべて水没し、使えなくなったものと思われます。
また、最終的に熱交換を行うのは、海水建屋ですので、それも損傷。最終的な熱の除去ができない状況に陥っていると考えるのが妥当でしょう。
非常用電源車をいくら持って行っても、設備がないのですからどうしようもありません。
福島第一1号機は、東京電力が初めて導入した沸騰水型原子炉で、460MWeの今では小型の旧式原子炉です。GEからターンキー(すべてセットされた状態)式で購入。購入当初から、トラブル続きだったと聞きます(まあ、それでその後の改良があるわけですが)
想定津波は1メートル以下ですので、今回のように10メートルを越える津波にはそもそも対応できません。
原子炉の燃料が外部に出ており、(これだけでスリーマイル島の冷却材消失事故と同じ)外部にセシウムも出ているとのことですから、メルトダウンしています。
モニタリングポストも
福島第一原子力発電所の放射線量を見ますと、
午前3時00分  正門     69 nGy/h  0.001μSv/h未満
    10分  正門     66 nGy/h  0.001μSv/h未満
    20分  正門     69 nGy/h  0.001μSv/h未満
    30分  正門     68 nGy/h  0.001μSv/h未満
    40分  正門     66 nGy/h  0.001μSv/h未満
    50分  正門     64 nGy/h  0.001μSv/h未満
午前4時00分  正門     69 nGy/h  0.001μSv/h未満
    40分  正門    866 nGy/h    −
    50分  正門   1002 nGy/h    −
午前5時00分  正門   1307 nGy/h    −
    10分  正門   1590 nGy/h  0.001μSv/h未満
4時30分くらいが、冷却材消失となったと推定。(不自然に報告がずれています)
燃料棒1本でもわずかでも水の外から出ると、そのへんにいる人は即死するレベルの放射能が出ていると言われました。
今は、電源車を消防用ポンプを使って、おそらく海水を格納容器に注入していると思われますが、これが一体いつまで続くか。
 周りで作業している人は、死を覚悟して作業されていると思います。

2011年03月12日17:09
1: onodekita
福島第二発電所(ここに勤務していました)は、海水建屋が海のすぐ近くにあり、海抜はおそらく数メートル
最終的な熱交換器がすべて破損しており、復旧の見込みはありません。
残留熱除去装置、燃料プールの熱除去もできなくなっており、おそらく水を沸騰させて気化熱で熱を取るしかないと思います。幸い、比較的新しいプラントですので、炉心冷却材は喪失はしていないが、蒸気のため格納容器の圧力が上昇し、このため格納容器ベントを初めているとみます。
おそらく数ヶ月といった時間がかかりますので、これも見通しは良くありません。
 私がまだ勤務中でしたら、生命保険を確認して、妻と子供を実家に(九州や西日本)直ちに帰すでしょう。

2011年03月12日17:13
2: **
一号機建家の外壁が見えなくなっているという報道中。

2011年03月12日17:16
3: onodekita
あれは、原子炉格納容器のある建物そのものです。
メルトダウンして、水蒸気爆発してしまったのでしょう。最悪の原子力事故です。
シムシティが本当に起きてしまった・・・

2011年03月12日17:26
4: onodekita
地震があったというので、地盤沈下もしれません。(これも想定外)
燃料プールの上の部分が全部吹き飛んだと思われます。
チェルノブイリのような石棺を作る必要があるでしょう。。。。。。

2011年03月12日18:09
5: onodekita
骨組みは、6階以上です。横からの写真があるとよくわかるのですが、残念ながら報道がありません。
 保安院の説明も要領を得ません。専門家と称する大学教授たちが、現場の判断を引き伸ばして、後出し後出しとなっている印象です。
 そこだけで直下地震が起きることは考えにくいので、やはり爆発が一番考えられるでしょうか。

2011年03月12日18:53
6:****o
すでにメルトダウンしている・・・か!これを国民が知ったらさらに大混乱は必至。だとしても、被爆ということに一番敏感な国であれば政府の強い指導は必要ですね。今回に事故で多くの教訓を得るでしょうが、犠牲は最小限であってほしい。

2011年03月12日19:05
7: *****ン
あわてて地図を確認しました。
本当に恐ろしいことです。
日本にはリーダーシップを取れる人はいないのでしょうか。

2011年03月12日19:38
8: *****っち
現場の作業の方々は本当に大変ですね。
頑張ってほしいが
消防ポンプだけで冷やしきれるのでしょうか。

2011年03月12日20:04
9: **
1.5km離れた地点で1050mSv/hrと言ってました。

2011年03月12日20:14
10: onodekita
原子力内部に入るときの最低単位が、0.01mSvでした。(最初は、remを使ってました)
運転中のタービン建家の最高値で、10-100mSv/hrですから、1050mSv/hrなんて、とんでもない数字です。私は1mSvなんて、あびたことなんてありません。
噂では、菅総理が1.5km圏内に入り、放射線量はr2に反比例しますから、もはや命は覚悟しての行動だと思います。(もちろん、従業員もですが)
消防ポンプ(これは想像です)だけでは無理なので、炉心溶融、爆発となったのだと思います。


これだけでは、情報が拡散しませんので、次のサイトにも投稿しました。私が当時使えたのは、この情報伝達手段でした。The Voice of Japan | 2011-3-12 09:19の投稿
2012031101.jpg

 予測が甘いところもありますが、おおむね間違っていないとは思います。ですから、官邸にいる御用学者は省くとしても、東電の本店技術者がわからないはずはないはずです。事実、メルトダウンは、初日からわかっていたと先日発表しています。
2012031102.jpg

 そして、最悪のシナリオも3月下旬には作っています。
福島第1原子力発電所の不測事態シナリオの素描
 すでにこの最悪事態として想定した被害は、もう既に起きてしまっていると私は評価しています。

 これを知った上で、原発再稼働。許されない話です。

◆関連ブログ
東日本大地震から約1年前(今回の予言?)−重要2011年04月26日
震災時の原発周辺動画2011年11月19日
3月11日のSNS(当時の私的予測内容)2011年05月03日
3月12日の分析(とあるSNSでの私的分析)2011年05月05日
タグ:事故 1F
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2012年03月02日

2012年2月の注目記事

  1. 枯れたツツジと鼻血を出す生徒たち−北九州からのレポート2012.2.7
  2. 血を吐いて亡くなった親方とはだしのゲンの類似点2012.2.14
  3. 1F-2で温度上昇−ホウ酸1トン投入・・上昇部位は、1月上昇箇所と同じ2012.2.8
  4. 気になる症例のまとめ
  5. 静岡−島田市のガレキ試験受け入れとその背景2012.2.16
  6. 福島−子どもの甲状腺にしこり(追加検査なし)2012.1.31
  7. 福島原発事故後の不審な病死(80万アクセス)2011.9.7
  8. 放射能ガレキをばらまく環境省〜本当の目的2012.2.21
  9. 和田誠氏の絵とそのパロディー2012.2.15
  10. 放射能と白血病の増加2012.2.18
  11. 東電時代の思い出
  12. いずれどうせまた世界のどこかで起こるであろう放射能被害に備えて、健康被害の有無を含めた情報を蓄積しておくことは、人類への貢献(福島民報)2012.2.24
  13. やましろ病院での講演会「フクシマの真実と内部被曝」(2012.1.26)2012.1.30
  14. セシウムたばこ−セシウム吸いますか、それともやめますか2011-9-12
  15. 若年死亡(20歳以下)のまとめ2011-12-14
  16. 御用学者の正体 (東工大 有冨…2011.5.20
  17. フクシマの真実と内部被曝−2012.1.29 水俣2012.1.30
  18. 福島第一原発記事
  19. 放射能を必要以上に怖がることは「エセ科学」=カルト宗教-新聞論説から2011.8.29
  20. 放射能の実力試験−推進派からの挑戦状2011.2.26
  21. 内部被曝と外部被曝を「正しく」理解する2011.2.21
  22. Twitterに偽物出現(赤ボット、青ボット)2011.2.5
  23. 未だにセシウム・希ガスを大量に放出し続けているフクシマ2011.1.23
  24. ヨウ素剤−10月まで配布(原発敷地内2011.2.11
  25. 3月12日未明の東電FAXにSPEEDI情報が掲載−政治家は知らなかったと証言2012.2.28
関連ブログ
2012.1月の注目記事
2011.12月の注目記事 2012.01.04
2011.11月の注目記事 2011.12.01
2011.10月の注目記事2011.11.01
2011.9月の注目エントリー2011.10.1
2011.8月の注目エントリー
2011.7月の注目エントリー他2011.8.3
6月の注目エントリー2011.7.2
posted by いんちょう at 23:02| Comment(0) | 日記

2012年03月01日

ガレキ処理に住民の了解は必要ない−日本民主主義人民共和国のショーグン達



ガレキ問題・・日本の今の現状を表しています。民主主義ではなく、強力な中央集権国家のようです。
震災がれき 島田市、本格受け入れへ
今月中にも試験溶融結果受け
「静岡市とも連携を密にしようと申し合わせた」と話す桜井市長(29日、島田市役所で)  震災がれきの受け入れ問題で、試験溶融を行った島田市の桜井勝郎市長は29日、「3月中にも(本格的な)受け入れを表明したい」との意向を明らかにした。ただ、溶融の開始時期については「輸送の問題もあり、国や県と相談する」と述べるにとどまった。
 同日の定例記者会見で明らかにした。桜井市長は、試験溶融での排ガスの放射能濃度など詳細な測定値が3月12〜13日頃に判明するとの見通しを示し、「(溶融施設や最終処分場がある)地元や議会にデータを報告したい」と語った。だが、本格受け入れを決定する際、「地元に了解は求めない」との考えを示した。
 市は、震災がれきの溶融で生じた飛灰について、市内の最終処分場に埋め立て処理する方針。国の指針では、1キロ・グラムあたり8000ベクレル以下であれば最終処分場に埋め立て処理できると定めているが、桜井市長は「(一般ゴミと震災がれきの)混合溶融で生じた飛灰が500ベクレルを超える場合は最終処分場に捨てない」と述べ、独自の判断基準を示した。
 28日に静岡市が試験焼却の実施を表明したことについて、桜井市長は「島田市では一部しか受け入れができず、他の市町の動きが出たことは大変うれしい。そのための一端を果たせたことは満足している」と、感想を述べた。
(2012年3月1日 読売新聞)


 この桜井市長は、産廃業者の元社長。専門ですから、いろいろと計算尽くで動かれているのでしょう。大したものです。市民の利益を一番に考えておられるようですから。

 この記事でちょっと気になる一文があります。
地元に了解は求めない

おかしいですね。こちらのブログでは、このように紹介されています。
テレビ朝日「モーニングバード」の偏向報道に?????から
2012030101.jpg
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 おかしくありませんか。9割の人が賛成しているのならば、地元の了解を正々堂々と求めればいいはずです。だって、みんな諸手を挙げて賛成しているわけですから。この2つの話は明らかに矛盾しています。
 島田市の皆さん、市長は了解を得られないことをよく知っているわけです。こんな小手先の話に騙されてはなりません。

 島田市を田舎のショーグンとすれば、本丸の東京では

がれき処理、「総理はなぜ号令出さないのか」 石原都知事が批判2012.2.28 22:24 [放射能漏れ]
 「がれきの処理は一種の戦。総司令官の総理大臣がなんで大きな号令を出さないのか」。東京都の石原慎太郎知事は28日の都議会本会議での答弁で、がれきの広域処理が進まない実態について、野田佳彦首相をこう批判した。

 石原氏は「被災地の懸命な努力をよそに、政府は致命的にスピード感を欠いている」と指摘。「拒んでうろうろしている地方自治体の首長を叱責して、処理を促すのがあるべき政治家の姿だ」と強調した。都は平成25年度末までに50万トンのがれきを受け入れる方針を打ち出している。

 福島県の観光地が放射性物質についての風評被害に苦しんでいることにも触れ、「次の関東知事会を(同県の)裏磐梯あたりで開催してはどうかと提案するつもりだ」と述べた。

 先の大戦で、関東軍が政府の言うことを全く聞かず、勝手に戦線を拡大していったことすらお忘れになったのでしょうか。その反省に基づき、日本は民主主義国家として生まれ変わったのではありませんか。なぜ、また同じ過ちを繰り返さなければならないのでしょうか。

 ご安心ください。同じ考えのショーグンは、西にもいます。
がれき慎重派に「情けない」 屈辱の日本に失望感 2012.2.22 20:55
 東日本大震災で発生したがれきの処理をめぐり、大阪市の橋下徹市長は22日、市議会民生保健委員会で、がれきの受け入れに慎重な意見が委員から相次いだことを受け、「湾岸戦争のときに金だけ出して世界からばかにされたときの屈辱を思い出す。こんな情けない日本は子孫に残したくない」と痛烈に批判した。
 委員会では 大阪府内の市町村長で唯一、受け入れに前向きな橋下市長に対し、市民の間に不安の声が上がっているとして、委員から「放射能のリスクが回避されないかぎり受け入れることはできない」などと否定的な意見が続出した。

 これに対し、橋下市長は「普通に考えれば府の(放射線量の)受け入れ基準は許容範囲」とした上で、「憲法論議するつもりはないが、世界では人命を救うために自らの命を落としてでも困難に立ち向かっている。日本だけがそれをやらない。震災直後に絆とか支え合いと言っていたのは何だったのか」と訴えた。

放射能ガレキを受け入れるためには、自らの命を押しても構わないそうです。恐ろしい話です。

 では、受け入れを求めているとされている市長はどのように話しているのでしょうか。

復興に向けて 首長に聞く 2012年02月29日
2012030104.jpg
伊達勝身・岩泉町長
 大震災から1年。暮らしを、まちを、どう立て直すのか。各首長に聞く。
【伊達勝身・岩泉町長】
「現地からは納得できないこと多い」
 被災した小本地区の移転先は、駅周辺を候補に用地交渉をしている。近くに三陸沿岸道のインターがあり、交通の要衝だ。

 昨年11月、用地買収に向けて価格設定をしようとしたが、国から待ったがかかった。沿岸道の用地買収に影響するという。県もバラバラに進めると混乱するという。そんな調整で2カ月遅れた。被災者には申し訳ない。
 現場からは納得できないことが多々ある。がれき処理もそうだ。あと2年で片付けるという政府の公約が危ぶまれているというが、無理して早く片付けなくてはいけないんだろうか。山にしておいて10年、20年かけて片付けた方が地元に金が落ち、雇用も発生する
 もともと使ってない土地がいっぱいあり、処理されなくても困らないのに、税金を青天井に使って全国に運び出す必要がどこにあるのか
(略)


 このようにガレキがある市長でさえ、賛成していないのに西と東のショーグン達は、自らの命をなげうってでも受け入れる必要があると力説しています。

 日本ではなく、日本民主主義人民共和国と名前を変えたらいかがですか。

◆関連ブログ
静岡−島田市のガレキ試験受け入れとその背景2012年02月16日
放射能ガレキ−マスコミキャンペーンを開始した環境大臣と東電の類似性2012年02月23日
放射能ガレキをばらまく環境省〜本当の目的2012年02月22日
ガレキ処理−大気被曝過小評価(環境省)2012年02月04日
ガレキ受け入れの要請文−環境省2012年01月24日
posted by いんちょう at 20:24| Comment(22) | 日記

2012年02月05日

Twitterに偽物出現(赤ボット、青ボット)

 何でもありのツイッターですが、私の偽物(bot)まで表れました。

ちなみに、BOTとは
ロボットの略称。
Twitterで自動的につぶやかれるアカウント及びそのプログラムのこと。
ネットワークゲームの自動実行(寝マクロ)のこと。プログラムやその設定、行為そのものも含む。

自動プログラム発言のことをbotと呼びます。

まず、最初に私のプロフィールから(本物)
2012020509.jpg

判明しているのは、以下の二人。
@oonodekiita(通称 赤bot 2012.1.21つぶやき開始)
2012020502.jpg
 この人のツイートは、私の発言ではないものが多く、しかも発言の選択が面白くありません。

@onodekita_bot(通称 青bot 2012.1.27 つぶやき開始)
2012020501.jpg
 まずこの絵をよく見てください。
・白衣の色、
・ネクタイの色
・サングラスの名前−レイバン
これがキーワードになります。しばらく経つと、次のように変更されました。
2012020503.jpg

よくわからないと思いますので、ツイッター版まちがい探し(4つあります)ゲームに変更
2012020504.jpg
 幼稚園児のまちがい探しにぴったりだと思います。

赤ボットには変化はありません。
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青ボットは私のフォローをしていなかったので、その旨指摘しますと早速フォローしてきました。
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 ところで、サングラスはレイバンとうっかりメーカー名を入れてしまったために、ツイッターの方から、このボットは40代の女性ではないかと指摘がありました。(赤ボットは、若い男性ではないかとの分析)もし、若いのならベルソールになるはずだと。そうすると、早速次のようにプロフィールの変更
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 botを名乗りながら、まるで人がやっているように見えるのは私だけでしょうか。

赤ボットについては、高岡先生(@st7q)が活動内容の分析をしています。
@oonodekiitaさん出現以来、2週間の活動です。上の表は総ツイート数、下の表は@返信とRTを除いたものです。ノルマは8〜24時に時間平均2ツイートでしょうか。忠実に、しかし、契約最低限のラインで仕事をこなしている雰囲気です。 http://t.co/MFJ1zX8D
2012020508.jpg

 いやはや、何でもありのネットの世界です。詳しくお知りになりたい方は、このまとめ をご覧ください。

 青ボットは私のツイートを読んでいるもっとも熱心な読者だということは認めます。一体彼らの目的はなんでしょうか?

 なお、青ボットのプロフィールを見ますと、
アカウント作成 2011/05/15
アカウントID 299022035
とあります。この二つの情報から、以前のアカウント名を明らかにできないかと考えています。もし、おわかりになった方がおられましたら、御連絡をお願いいたします。

◆関連ブログ
ネット工作員さん、ご苦労様2011年08月30日
原発ネット情報を取り締まれ!!−政府委託2011年07月15日
タグ:Twitter 工作員
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2011年12月23日

「除染はボランティア」「値上げは権利」・・東電社長

 東電の新社長 西澤俊夫
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長野県出身。1975年京都大学経済学部卒業後、東京電力に入社する。企画部長、企画担当常務などを歴任。
企画畑のエリートで、勝俣恒久の懐刀と言われており、「勝俣-藤原-西沢ライン」[1]と呼ばれる。温厚な人柄として知られ、福島第一原発事故で引責辞職した清水正孝の後継として、2011年6月に社長に就任した。公益社団法人ACジャパンの理事や、社団法人経済企画協会の副会長[2]、日本原燃株式会社の取締役も務める。
(経歴)
1970年3月、長野県松本深志高等学校卒業
1975年3月、京都大学経済学部卒業
1975年4月、東京電力株式会社入社
1992年7月、同社燃料部LNG室課長(LNG担当)
1994年7月、企画部調査課長
1996年8月、企画部企画課長
1997年7月、企画部企画グループマネージャー(副部長)
1999年7月、企画部総括調整グループ(副部長)
2000年3月、多摩支店調布支社長
2001年6月、企画部、電気事業連合会事務局派遣
2005年6月、企画部長
2006年6月、執行役員企画部長


 今世界中でもっとも注目を集めている企業のトップですから、発言には十二分に注意しないといけません。が、自分たちの企業がこの災厄をもたらしているという自覚は全くないようです。

秋場龍一のねごと から
――賠償の対象として今後、除染費用も対象になるかもしれません。
西沢「除染はよく分からない。今、細野環境相が一生懸命、国の予算をとって頂いている。我々も除染の作業のチームへ入ったり、市町村への説明の作業にも一緒に入ったり、ボランティアをしたりと、いろんな形で協力をさせて頂いているが、除染の特別措置法では、国が費用を原子力事業者に請求することができるとなっている。そこは国もどう考えるかっていうのはちょっとこれからだと思うが、どうするかよく考えていく。除染について、本当に地域の方々のお気持ちは分かる。しっかり、我々も国といっしょになってお手伝いできればと思っている」 (朝日新聞デジタル版2011年12月7日)
 この方のブログにきちんと書いてありますが、自分たちが汚染させた土地に対して、無主物と裁判で認めさせ、営業所に電話しても「放射能は危険ではない」と話したりしています。私も、東電の営業所に電話したことがあります。その際に、東電の原発から放射能が出ていることは認めましたが、それ以上のことは一切認めませんでした。放射能被害については、これから国と一丸となって、努力しますといった内容だけです。どうやら、東京電力は自分たちが悪いとは、一切思っていません。そして、もし悪いと認めると裁判で負けてしまう。そう言った考えしかない。だから、全てマニュアルを作っている。そう思わせるに十分な対応でした。
 この社長の言葉にも端的に表れています。自分たちが汚したにもかかわらず、ボランティアで除染してやっている。何という上から目線でしょうか。

 その後、流れたニュース(もうネットからは消えています) 
東電社員ら「除染活動推進員」に12月15日 14時11分
原発事故で広がった放射性物質を取り除く除染活動の態勢を強化するため、環境省は、東京電力の社員ら36人を除染に協力する「活動推進員」に委嘱し、現地での作業に当たってもらうことになりました。
 来月施行される特別措置法で、原子力事業者は国や自治体の行う除染活動に協力することが求められていて、環境省は、事業者の社員らを除染活動推進員に委嘱する制度を作りました。東京電力の社員ら36人が初めての活動推進員になることになり、細野環境大臣が東京電力の西澤社長に通知書を手渡しました。細野大臣が「政府と東京電力に責任がある今回の事故による放射性物質を回収する意味合いがある。協力をお願いしたい」と述べたのに対し、西澤社長は「除染活動が円滑に進むよう、最大限取り組みます」と答えました。除染活動推進員は、除染や放射線量の調査などを2年間行う予定で、36人は、福島県の警戒区域などの4つの町と村で、陸上自衛隊が行っている除染活動に協力するということです。西澤社長は「防護や線量測定をしっかり行ったうえで、安全第一で務めていきたい」と話しました。東京電力では、除染活動推進員とは別に、48人の社員らが除染に参加しているということで、今後も態勢を増やしたいとしています。

 社長が述べたボランティアとは、このことでしょうね。

 そして、出てきたこの話。
東電社長 値上げは当然の対応12月22日 16時55分
東京電力の西澤俊夫社長は、家庭向けの電気料金の値上げを申請したいという方針について「事業者としての権利でも義務でもある。経営が成り立たない状況に陥ることが見通せるときに何もしないのは株主代表訴訟の対象にもなるので、しっかり対応しないといけない」と述べ、東京電力の経営陣としては当然の対応だという考えを示しました。一方、政府との間で検討に入った1兆円規模の公的資金の投入について、西澤社長は「経営破綻を避ける意味では一般的に選択肢にあると思っているが、現時点では公的資金の受け入れについては判断していない」と述べるにとどまりました。

 値上げするのが、権利。ここまで消費者に対して平気で言う企業は、前代未聞。まあ、この精神で無ければ、トップになれない。それが電力会社。このような会社体質をそのままにしておいて、公的資金などの注入していいものでしょうか。必ず、同じことを繰り返します。

さらに、この直前に、次のようなふざけたプレス発表があります。
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 なぜ、このようなプレス発表をする必要があるのでしょう。自分は太陽で、他の者どもはまわりを回っているだけというとんでもない奢りがあるのではないですか。
 われわれは地域独占にさせて、とんでもない化け物を作り上げてしまったようです。

◆関連ブログ
「原発から飛び散った放射性物質は東電の所有物ではない。」2011年11月25日
タグ:T
posted by いんちょう at 21:27| Comment(10) | 日記

2011年12月13日

満身創痍の仏アレバ−原因はフクシマだけ?

仏アレバは、原子力産業界では、世界一の総合大企業です。原発事故当初に訪日した アトミック アン(アン ロヴェルジョン)
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颯爽としたブロンド美人が、海江田産業相と握手をしていたのをご記憶の方も多いでしょう。

原発の仏アレバのCEO交代へ2011年 6月 17日 8:53 JST
 【パリ】フランスのフィヨン首相は16日、同国の原子力大手アレバ社の最高経営責任者(CEO)交代を発表した。原子力発電所をめぐる逆風が強まる中で、最も著名な原発推進論者の1人であるアンヌ・ロベルジョンCEOが退任し、リュク・ウルセル副CEOが後任となる。
 同首相は声明で、ロベルジョン氏がアレバを原発業界の「世界のリーダー」に押し上げたと称賛。その上で、CEO交代は同社トップの「刷新」が必要だったためだとしている。仏政府はアレバ株式の93%を保有している。
 ロベルジョン氏は、政府に続投を認めさせようとテレビ、ラジオなどのメディアで訴えていた。ただ、アレバを総合原発企業に育て上げた同氏はしばしばサルコジ大統領と衝突していた。同氏からのコメントは得られていない。同社はコメントを拒否した。
 同氏は最も有名な原発推進論者の1人として国際的に知られている。しかし、業界筋によれば、原発建設の予算超過、注目されたアブダビ原発の契約を取れなかったこと、さらにはフランスの公益事業会社首脳らとの衝突などが災いして、CEOとしての続投が認められなかったという。
 16日のパリ市場の同社株は、CEO交代のニュースで一時下落したあと反発、前日比0.36ユーロ高の26.40ユーロで終わった。
 原発業界は、福島原発の事故で困難な状況に置かれている。事故発生後、ロベルジョン氏はしばしば日本を訪れ、テレビにも出て原発の必要性を訴えた。
 ウルセル氏はロベルジョン氏の招きで2007年にアレバ入りした。ロベルジョン氏同様に鉱山技師である同氏はそれ以前は、電気機器メーカー、シュネデール・エレクトリックと物流のジオディスに勤務したことがある。アレバでは原子炉事業を担当し、今年1月、マーケティング・国際事業担当の副CEOに就任した。


 日本で売り込みに成功したにもかかわらず、なぜ解任されるのでしょう。なにやらきな臭いにおいがします。そして、マルクールの事故世界中どこをとってみても、核をコントロールできた企業などありはしません。

そして、本日のニュース
仏アレバ株が取引停止、多額の損失計上と人員削減を発表か
【12月12日 AFP】フランス・パリ(Paris)の証券取引所を運営するNYSEユーロネクスト(NYSE Euronext)は12日、仏原子力大手アレバ(Areva)が取引開始直前に行った要請を受け、同日の同社株の取引を停止した。
 アレバは12日中に多額の損失計上と人員削減計画を明らかにするとともに、国際事業の再建に向けた経営戦略を発表するとみられる。
 エリック・ベッソン(Eric Besson)仏産業・エネルギー・デジタル経済担当相は前日の11日、「今週アレバは損失を発表する。かなりの額になる可能性が高い」と発言していた。報道によれば、アレバは多額の特別損失を計上する予定で、結果として10年ぶりの赤字に転落する見通しだ。
 アレバは原発分野で世界をリードする企業だが、東京電力(TEPCO)福島第1原子力発電所事故を受けてドイツなど一部の国で脱原発への転換が起きたことから、原発業界の今後の見通しは陰りをみせていた。
 消息筋は前月AFPに対し、アレバは2015年までに人員を2700人以上、投資額を40%削減して年7億5000万ユーロ(約780億円)以上の経費節減を行う予定だと語っていた。
この報道に対し、アレバとアレバ株の大半を保有するフランス政府は、人員削減の大半は2022年末までに原発を全廃することを決めたドイツでの事業になる可能性が高く、フランス国内の雇用が失われることはないと述べていた。(c)AFP

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NHKのニュース
仏アレバ 原発事故で決算損失計上
12月13日 6時1分
世界最大級の原子力企業、フランスのアレバは、12日、東京電力福島第一原子力発電所の事故などを受けて、原子力事業に影響が出て、2011年の最終損失が最大で日本円で1600億円余りに上る見通しであることを明らかにしました。
フランスのアレバは、原子炉の開発から使用済み核燃料の再処理まで、原子力事業を幅広く行う世界で最大規模の原子力企業です。12日、アレバが行った発表によりますと、2011年の最終損失が最大で16億ユーロ=1600億円余りに上る見通しを明らかにしました。その要因としてアレバは、福島第一原発の事故を受けて世界的に反原発の機運が高まるなかで、原子力事業に影響が出ているほか、フィンランドに建設中の最新鋭の原発「ヨーロッパ加圧水型原子炉」の工期が遅れ、建設費用が当初の予定に比べ大幅に増えたことなどを挙げています。フランスでは11日から12日にかけて、アレバが大幅な人員削減を実施する計画であると複数のメディアが伝え、アレバ側が自社の株価の急落をおそれて証券取引所に取り引きを停止するよう要請する一幕もありましたが、結局この日の発表では、人員削減については一切触れられませんでした。


随分前になりますが、「選択」7月号が アトミック・アンの解任について記事にしていました。
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 世界の原子力業界の最大手「アレバ」が6月、アンヌ・ロベルジョン社長兼CEOの解任という激震に襲われた
(中略)
 世界の原発ビジネスでも、全過程にかかわる総合企業は、アレバだけだ。福島原発事故に関して、ロベルジョン氏が「何でもできる」と胸を張ったように、事故対策も含めたあらゆる業務に関与できるのがアレバの強みだった。
 そんなカリスマ社長を、なぜ仏政府は切ったのか
 米原子力業界筋は、「フランス型核ビジネスモデルの完全な行き詰まり」を最大の原因に挙げる「アレバは創設から8年を経た09年でも、60億ユーロを超える累積債務をかかえていた。フランス政府が9割の株式を保有するのに、社債の格付はトリプルB程度。要するに、儲からない会社だ」と米人業界記者は喝破する。ロベルジョン氏が日本で見せた派手な立ち回りの陰で、会社は深刻な業績不振に喘いでいたのだ。
(中略)
 ウラン供給から核燃料再処理までの一貫サービスと第3世代原子炉EPR開発がその柱だった。
ところが、EPRは国外では、フィンランドに一基、中国に二基の契約を得ただけ。フィンランド・オルキルオト原発のEPR(05年着工)は、現時点で既に工期が4年も遅れ、稼働は当初予定の09年から13年までずれ込んだ。経費は5割増し以上になり09年に5億5千万ユーロ、10年に4億ユーロと連続して年間経常利益を上回る巨額の追加経費を計上した。稼ぎ頭どころか、完全な金食い虫なのだ。
(中略)
「EPRを共同開発するシーメンスのお膝元、ドイツでも脱原発が決まっており、『第3世代原発は本当にできるのか』という悲観論が強まっている」と、在仏邦人記者。フランスの原子力村にかかる暗雲は、社長交代くらいではとうてい吹き払えそうもない。


 フランスのトップ原子力企業の足下が揺らいでいます。この記事を見ますと、フクシマの影響はごく一部であり、それ以外に根深い問題があることを想像させます。マルクールの事故も結局その後うやむや。一部報道では、亡くなられた作業員が鉛の棺に入れられたという噂さえあります。本当か嘘かはわかりませんが、原子力産業の内部は、一般報道からはうかがい知ることができません。とにかく流れてくる報道をつなげる。そして、全体を類推していく。それしかないと思います。幸い、国営企業のところはごく僅か。資本主義の点数をつけるマーケットはどの国ももっています。

ウエスチングハウスを買収した東芝。ロビー活動米国への輸出も好調のようですが、東芝の一人勝ちを許してくれるでしょうか。

■関連ブログ
仏南部マルクールの放射性廃棄物処理施設で爆発事故(閲覧注意・・JCO全身やけど写真あり)2011年09月13日
タグ:O
posted by いんちょう at 16:24| Comment(2) | 日記

2011年12月02日

先ほど当院受診された方へ

 私信となりますが・・

先ほど、当院をご主人、1歳のお子さんと受診された実家が熊本にある方、申し訳ありませんが、いくつか補足しておきたいことがありますので、a00@onodekita.comまで、メールをいただけないでしょうか。
タグ:P
posted by いんちょう at 12:20| Comment(0) | 日記

2011年12月01日

2011年(平成23年)11月の注目記事

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今月まで190万アクセスを越えました。ありがとうございます。
2011年11月にアクセスが多かった記事です。
  1. 東日本女子駅伝参加者は、全面マスクの着用を!!2011-11-07
  2. 気になる症例のまとめ
  3. 3号機の爆発−どう考えても核?(50万アクセス)
  4. 致死量の放射能漏れを認める(3月19日会見より)2011-11-16
  5. 白血病入門(2)初期症状と血液データの読み方 2011/08/23
  6. 福島はまるで別世界・・グリーンピース2011-08-09
  7. 細野環境相2011-11-10
  8. 吉田所長、病気療養のため移動、後任は高橋毅氏2011-11-28
  9. 放射性セシウム除染が困難な理由(70万アクセス)2011/09/01
  10. 東電時代の思い出
  11. オカルトで見る日本の未来2011-10-30
  12. 電気料金をコンビニ支払に変更しよう2011-11-11
  13. 「そんなこと言うのお宅だけですよ。」2011-11-05
  14. 自分の龍は経験を食べて大きくなる−ブータン国王のスピーチ2011-11-19
  15. 「原発から飛び散った放射性物質は東電の所有物ではない。」2011-11-25
  16. 予知能力はあるのか??−オカルト2011-11-21
  17. 冷温停止の定義と現状分析2011-11-13
  18. チェルノブイリ汚染からみるフクシマの地球規模汚染2011-11-12
  19. 奇形動植物のまとめ2011-08-07
  20. 震災時の原発周辺動画2011-11-19
  21. 信じられないのなら、日本国民をやめてもらうしかない。2011-06-28
  22. 全面マスク、汚染拡大を防ぐ必要のある地域2011.9.28
  23. 福島除染ボランティアと入市被爆2011-11-09
  24. 福島原発事故後の不審な病死(80万アクセス)2011-09-07
  25. プロメテウスの罠(朝日新聞)2011-10-15
番外編としてのおすすめ、先月と同じく
NHK仙台放送局からの取材電話2011.9.22
重要だと思っている記事を紹介しています。はじめて、このブログに来られた方は、この記事からお読みください。
今月の海外アクセスは、97カ国から
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■関連ブログ
2011.10月の注目記事2011.11.01
2011.9月の注目エントリー2011.10.1
2011.8月の注目エントリー
2011.7月の注目エントリー他2011.8.3
6月の注目エントリー2011.7.2
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2011年11月29日

NHKスペシャル原発危機_安全神話〜当事者が語る事故(出演者の背景をひもとく)

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NHKスペシャルで、原発安全神話の内容が放送されました。比較的まとまっていると思いますが、出演者たちは、全員他組織に責任をなすりつけています。見ている方は、その無責任な考え方に対して腹が立つでしょうが、まあ、これが全世界の原子力村の実態です。そういった意味で是非見ていただきたく思います。

 再放送予定は、
2011年12月1日(木)  午前0時15分〜1時04分 総合 (30日深夜)
※近畿ブロックは、12月1日(木)午前0時15分〜1時04分 総合テレビ (30日深夜)で本放送。
12月2日(金)午後10時00分〜10時49分 総合テレビ で再放送させていただきます。

ネットに動画がアップされておりましたので、一応紹介させていただきます。おそらく、しばらくしたら消去されるでしょう。

NHKスペシャル_シリ-ズ原発危機_安全神話〜当事者が語る事故 投稿者 gomizeromirai

 ツイッターを見ていて教えてもらったので、途中から見ていました。見ていて、びっくり。東電側の証言者は、ほとんど知っている人たちでした。
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トップバッター 笛木氏(当時 発電部長)
 規制がなければ、大金をかけることはできなかった。自主的というのはない。
ホントですか?前のテレビを見る限り、自主的にしますと言ったのは、電力側のようにしか思えませんが。規制がかかると全部しないといけなくなるから、自主的にと言ったのでは?

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2番手 服部拓也氏(当時 発電部副部長)現 日本原子力産業協会理事
 絶対安全だという今で言う安全神話みたいなものがまかり通っている時だった。そういう意味でおおっぴらに(安全対策を)検討することすらはばかられた。相当安全に対する防御の厚みは熱くしたという風に思ってしまった。「いや もっとこんなことがあるのではないか』という議論が不足していた。
 安全神話には作り手と語り部がいます。語り部はマスコミ、作り手は電力−それもこの東京電力です。この方は、スリーマイル島の事故が起きた時に陣頭指揮を執った当時−原子力技術課長です。なぜ、神話の作り手が、自分の作った神話に騙されてしまうのでしょうか。神話を作りながら、自らも騙される。大したものです。

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3番手 榎本 聡明(当時原子力業務部部長)
直ちに発電所を止めてくれという話もあるでしょう。ですからそう言う大混乱が起こった可能性があると非常に危惧したでしょうね。
 人ごとの発言。自分の決断がこういった災害を招いたとは全く反省しておられないようです。

まとめ見ましょう。私が本店の原子力技術課にいたのは、1993-1995の約2年間

笛木発電部長−服部発電部副部長−武藤原子力技術課長−高橋毅安全グループ副長−T氏 と 私

このグループが運転中プラントのシビアアクシデント対策を担っていました。あとはこれ以外に

建設部長−O建設課長-Y安全グループ副長−Z氏
が建設中プラントの安全を担っていました。

武藤原子力技術課長とはこの方
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高橋毅氏は、新任の福島第一原子力発電所長

 つまり、今回NHKスペシャルに出てきて、証言された方はアクシデントマネジメントをどのようにするかの議論を全て知っているはずなのです。今回のテレビでの発言にウソはありませんね?

■関連ブログ
吉田所長、病気療養のため移動、後任は高橋毅氏2011年11月28日
東電を辞めた理由(1)・・格納容器2011年07月23日
福島第一原子力発電所の事故分析(初投稿。爆発直後)2011年03月13日
posted by いんちょう at 20:34| Comment(9) | 日記

2011年11月25日

「原発から飛び散った放射性物質は東電の所有物ではない。」

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 東京都は、岩手のみならず、放射能に汚染された女川のガレキを「東北の復興のため」と受け入れるようです。そのような素晴らしい言葉を発している人たちが、自分たちの環境のことを全く考えないのはなぜなのでしょうか。このままでは、外国人観光客が来ないばかりか、東京の不動産価格が暴落し、固定資産税も大幅な収入減となり、都市機能が成り立って行かなくなることが分からないのでしょうか?子どもが住めなくなってしまった場所など、何の価値もありませんが・・子どもがいなくなるのは、風評被害だから、そんなことを言うのはけしからんと、人の口に戸を立てるつもりなのでしょう。おそらく。
 国がいくら安全と言っても、人間は正直に放射能に反応します。放射能に権威は全く通用しないことだけは確かです。

AERA最新号から
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東電のトンデモ主張「放射性物質は落ちた土地のもの」

 興味が湧きましたので調べてみました。

まず、報道記事

福島ゴルフ場の仮処分申請却下=「営業可能」と賠償認めず−東京地裁
 東京電力福島第1原発事故でゴルフコースが放射性物質に汚染され、営業できなくなったとして、福島県二本松市のゴルフ場「サンフィールド二本松ゴルフ倶楽部岩代コース」の運営会社など2社が、東電に放射性物質の除去と損害賠償の仮払いを求めた仮処分申請について、東京地裁(福島政幸裁判長)は14日までに、申し立てを却下する決定をした。2社は同日、東京高裁に即時抗告した。
 決定で福島裁判長は、ゴルフ場の土壌や芝が原発事故で汚染されたことは認めたが、「除染方法や廃棄物処理の在り方が確立していない」として、東電に除去を命じることはできないとした。
 さらに、ゴルフ場の地上1メートル地点の放射線量が、文部科学省が子供の屋外活動を制限するよう通知した毎時3.8マイクロシーベルを下回ることから、「営業に支障はない」と判断し、賠償請求も退けた。(2011/11/14-20:08)

 まさしく、トンデモ判決です。政府が内部被曝をとことん無視するために、このような安全基準を持ち出しているのでしょうが、1.3μSv/hrを上回るようであれば、全面マスクが必要なエリアであり、このゴルフ場でプレーするには、放射能防護服を着て、全面マスクをするしかありません。
 どこかの裁判長のように、東芝にでも就職する気でしょうか。この福島政幸裁判長は・・・ 
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 もっと詳しい内容が、atom-tokyoさんのブログに紹介してありました。朝日新聞のプロメテウス
朝日新聞に連載されてる〜「プロメテウスの罠」〜の欄から「無主物の責任」とは?!
放射能は誰のものか?この夏、それが裁判所で争われた。
8月、福島第一原発から45キロ離れた二本松市のゴルフ場が東京電力に、汚染の除去を求めて仮処分を東京地裁に申し立てた。「事故の後、ゴルフコースからは毎時2〜3マイクロシーベルトの高い放射線量が検出されるようになり、営業に障害が出ている。責任者の東電が除染をすべきである。」
対する東電は、こう主張した。「原発から飛び散った放射性物質は東電の所有物ではない。したがって、東電は除染に責任をもたない。」
答弁書で東電は放射性物質を「もともと無主物であったと考えるのが実態に即している」としている。無主物とは、漂う霧や海で泳ぐ魚のように誰のものでもないと言う意味だ。つまり、東電としては、飛び散った放射性物質を所有しているとは考えていない。したがって検出された放射性物質は責任者がいないと主張する。さらに答弁書は続ける。「所有権を観念し得るとしても、既にその放射性物質はゴルフ場の土地に符合しているはずである。つまり、債務者(東電)が放射性物質を所有しているわけではない。」
飛び散ってしまった放射性物質は、もう他人の土地にくっついたのだから、自分たちのものではない・・・そんな主張だ。
決定は10月31日に下された。
裁判所は東電に除染を求めたゴルフ場の訴えを退けた。ゴルフ場の代表取締役は、東電の「無主物」という言葉に腹がおさまらない。「そんな理屈が世間でとおりますか?!無責任きわまりない。従業員は全員耳を疑いました」7月開催予定だった「福島オープンゴルフ」の予選会もなくなってしまった。通常は年間3万人のお客でにぎわってるはずだ。地元の従業員17人も9月いっぱいで退職してもらった。「東北地方でも3本の指に入るコースといわれてるんです。本当に悔しい。除染さえしてもらえればいつでも営業できるのに」
東電は「個別の事案には回答できない」(広報部)と取材には応じていない。


 まあ、見事な主張です。このような凡例がまかり通るならば、全ての公害裁判は無罪。もちろん、水俣病も無罪となるでしょう。あまりにもトンデモ判決過ぎて、論評する気さえ失せます。裁判官もですが、このような主張を堂々と述べる東京電力−このような会社を存続させるのは、本当に公益にかなうことなのでしょうか。
 東電の建物に排泄物をつけたあとに、こういいましょう。
「所有権を観念し得るとしても、既にその排泄物は東電の土地に符合しているはずである。つまり、私が排泄物を所有しているわけではない。」

 もっとも、除染するように東電に命じたところで、何の変わりもありません。放射能の除染が不可能なことは、既に米国、ソビエトが証明してくれています。
■関連ブログ
放射能と人体(5)環境放射能は内部被曝の指標2011年11月20日
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posted by いんちょう at 21:04| Comment(12) | 日記

2011年11月19日

震災時の原発周辺動画

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 現地の記録映像です。何度見ても迫力があります。ブックマークとしておいておきます。JVJA(ビジュアルジャーナリスト協会)の決死のレポートです。







■関連ブログ
もぬけの殻となっていた双葉厚生病院−その時なにが・・(100万アクセス)2011年09月20日
2011/3/13 高濃度汚染地区の迫真動画・・早過ぎたレポート2011年08月22日
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2011年11月16日

致死量の放射能漏れを認める(3月19日会見より)

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 フクシマで駅伝が行われ、ガレキが東京都で燃やされ、チェルノブイリの経験には目をつぶり、ありとあらゆる考えられない行為が進められています。全体の指揮をだれが執り、だれが責任を持っているのかさえ、はっきりしません。先の大戦のような状況に陥っています。局地戦のみ。全体でどう撤退し、どう国を続けて運営していくつもりなのでしょうか。

 さて、もう大したことがないと思われている放射能ですが、東電は3月19日に致死量の放射能が出たことを認めています。その記事
The moment nuclear plant chief WEPT as Japanese finally admit that radiation leak is serious enough to kill people
2011111603.jpg
この写真で泣かれている方は、小森さん。私が発電所から、本店に転勤となった時の発電課長です。クールで、頭も良く、現場も非常に的確に把握されていました。現在は、福島第一安定化センター所長です。全く表に出てきておりませんが、いったいどんな仕事をされておられるのでしょうか。武藤さんと並んで、切れ者なのは確かです。正直な方なので、このような発言をされたのだと思います。

この日本語訳(@OB_Liさんから)
原発事故を起こした東京電力のトップが泣き崩れた。日本が遂に、オーバーヒートした原子炉から漏れ出ている放射性物質と燃料棒が、周辺住民の生命を奪うに十分な量である事を認識したからだ。原子力安全保安院は、今回の原子力災害をIAEAが定める「放射線による死者が出る」レベル5と認めた。
関係者は、原発から漏れ出している放射線量を最大限に考慮し、レベルを引き上げたと語った。また、3%分の燃料が収納されている福島第一原発の3基が相当の破損をしており、原子炉核が部分的にメルトダウンを起こしていると示唆した。
東電幹部の小森あきお氏は福島第一原発に関する簡単な記者会見の後に泣き崩れ、政府高官もまた、津波による災害と原発事故による影響で手も足も出ない状況である事を認めた。
高官は放射能漏れがどれだけ深刻なものであったかを、もっと早い段階で認めるべきだったと語った。
枝野幸男官房長官は「想定外の規模の地震と津波が日本を襲い、率直に言うと、災害危機管理計画では網羅しきれていない事が、今回の災害により起こった。今思えば、状況と情報分析をより迅速に行い、それらをより速く届ける事が出来た筈だ」と語った。
原子力専門家は、日本は事故を矮小化してると、ここ数日言い続けている。
1979年、アメリカ合衆国ペンシルバニア州スリーマイル島で起きた原発事故と同じレベルである事が公式発表されたが、史上最悪の原発事故は1986年に起きたチェルノブイリ原発での爆発事故とされている。
原子力安全保安院の西山英彦氏もまた、原発事故を起こした原子炉の事故収束ができるかどうかわからないと認めた。「放水作業により、火事が見えなくなったものの、事故が収束したとはまだ言えない」と述べた。しかし、菅直人首相は、日本はこの大惨事を乗り越えるとし、「一から日本を再建する。これまでの歴史の中で、小さな島国である日本が奇跡的な経済発展を遂げてきた。国民の皆様に感謝します。そして、そうやって今の日本ができた。」と、報道会見で述べた。
これは、オーバーヒートした燃料棒が巨大な原子炉建屋の壁から外部に向かってむき出しになっている写真を見せられる前の事である。


 この記事が出た時に私はようやく、一歩進んだと思ったのですが・・・

実はこの記事は、日本国内の新聞(熊日)には見あたりません。

同じ会見の日本語記事はこちら。

福島第一原発「廃炉」検討 東電常務が福島で謝罪会見2011/03/18 21:34
東日本大震災2
 東京電力の小森明生常務は18日、福島市内の福島県災害対策本部で記者会見し、福島第1原子力発電所の爆発や放射能漏れ事故について「このような事態を招き痛恨の極みです。福島県民におわびします」と県民に初めて謝罪した。
 小森常務は、福島第1原発の廃炉について「幹部と議論したことはないが、今後はそういうことも含めて検討していく」と述べた。
 放射能汚染への不安と怒りが福島県民には広がっているが、「厳しい状況が続いているが、あらゆる手だてを講じて、安全確保に努めたい」と事態収束に全力を尽くす構えを表明した。
 放射能汚染を避けるために、避難所を転々としている周辺住民に向けて「誠に申し訳ない」と涙ながらに謝罪。今後の補償については「国と相談して考えていく」と語った。
 今後、原発事業の継続に関しては「経営判断があり、今答えられない」とした。
 記者団からは「原発の安全性をPRしてきたのは正しかったか」「福島県民に希望はあるのか」といった質問が相次いだが、「イエスかノーかで答えられない」と言葉を失っていた。

2011111604.jpg
泣き崩れた顔ではなく、このような写真しか使っていません。明らかな情報操作と言えるでしょう。

 実際、英文の報道がただしかったのは、その後の状況を見る限り明らかです。いつまで、国民を欺き続けるのですか。

■関連ブログ
ついにレベル72011年04月12日
福島原発の現場から・・2011年08月18日
福島第一安定化センター所長2011年07月02日
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posted by いんちょう at 21:21| Comment(11) | 日記

2011年10月17日

昨日は医師会当番医

 医師会では、私はまだまだひよっこなので、最近はずっと日曜日夕方の当番医が続いています。土曜日には確認の電話をもらっていたのですが、本日はすっかり忘れており、20分ほどたってから病院から督促の電話がありました。
 医師は必ずいなければならないので、こういうポカは非常に迷惑をかけます。朝からいい天気で、ちょっと散歩に出かけて、図書館に行ったりと優雅な1日を過ごしていたため、すっかり忘れていました。
 医師会病院の方にはご迷惑をおかけいたしましたこと、お詫び申し上げます。

さて、診察の方と言えば18時35分〜23時。全部で20名ほどの来院でした。
20時頃にピークがあり、7人ほどでしたが、それ以外はそうでもなく。症状としては熱発が多く、変わった疾患はなかったような気がします。インフルエンザもなし。(まだ、あまり検査をしていませんが)

 小児は相変わらず多かったようですが、それでも今までの中では一番閑散としてました。

 空き時間は、

を読んでいました。(図書館で借りました)被災当時に広島逓信病院長であった蜂谷道彦氏の詳細な日記風の記録です。内部被曝とはわからないまま、診療にあたっている様子がよくわかります。
 最近は、肥田先生や橋爪さんと言った原爆体験者の話を書き留めた本をよく読んでいます。なにもわからないまま経験されていますので、その文章には真実があります。そして、私にはこれから日本に起こるであろう災厄の警告になるだろうと思っているからです。
 このような本が出版されていながら全く読むことをせず、東京電力の原子力につとめてしまった自分の浅はかさを本当に痛感しています。こんなにも非人道的なひどい兵器とおなじ放射能をつくる工場に勤めていたのですから。。

 小学校の頃はかなり本を読む方でしたが、最近はあまり読まなくなっていました。わたしが買い集めてきている本は、右下の本棚(ブクログ)に紹介しています。ほとんどが原発関係の本ですし、全て読んでしまったわけではありませんが、いずれもおすすめです。
 インターネットで手軽に知識を得るのはいいのですが、紙の本に優るものはありません。今年の秋は、読書の秋にしようかと思っています。
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posted by いんちょう at 00:11| Comment(0) | 日記

2011年10月14日

福島健康基本調査問診から読み解く

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(注意−商用利用は固く禁じます。放射能に関するいかなる商品についても、私は推奨しません。)

 ブログ、twitterをやっているからと思いますが、ぽつぽつといろいろな情報をいただいています。なかなか、反映することがいつも申し訳なく思っています。

さて、今回は福島の方から送っていただいた、「県民健康管理調査」これを見ますと、なにを考えているのかがよくわかりますので、ここに紹介します。

表紙・・調査対象は、3月11日に福島県内に居住していた人
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・・各個人に推定被曝量が送付されるとのことですから、これから出る設問は、被曝量算定に必要な項目であるのは、間違いありません。

3月25日までは、一日刻みです。おそらく、ここまでは大量の放射性物質放出があったという評価でしょう。そして、それは通勤、通学時間が必要なほど、なのでしょう。
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それを裏付ける記事
原発避難地域の見直し本格検討 放射線量の新基準設定へ2011年4月7日1時10分
放射線の積算量の測定を始めた先月23日以降、福島第一原発から約30キロ離れた浪江町の積算量は約11.63ミリシーベルト、飯舘村は約6.83ミリシーベルト。24時間屋外にいるとの仮定に基づくため、屋内にいる時間を勘案すれば実際の積算量はより低くなるという。

 3月23日までは累積被曝の測定すらされていません。なぜでしょうか?
ご丁寧になにがあったかの表まであります。
2011101403.jpg2011101404.jpg

木造、鉄筋コンクリート、などで被曝量が違うようです。外部放射線がいかに強かったのかが伺えます。
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驚きは、次の調査
家庭菜園の場合は、どのくらいの被曝があったかの大きな決定ポイントになるようです。食品の種類まで書くようになっていますから、そこはおおきく関係するんでしょうね。食べ物の写真を撮っていれば、正確に書けると思いますが・・
 さらに家畜の牛乳まで。・・・危険性を熟知していると思われるのですが、家庭菜園の植物に対して、なにか注意喚起でもあったのでしょうか?調査だけしているような印象を受けますが・・
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さらに次
・水道、井戸水、ミネラルウォーターと分けているところを見ますと、水道には放射性物質が含まれていたんでしょうか?私にはよくわかりませんが。
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そして、送付先
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 これらのアンケートから、被曝線量を測定する。・・なんだ、色々わかってるんじゃないかと思うのは私だけでしょうか。関連ブログのうち、フィルムバッジを持つということ(放射線管理の長い手)は、是非お読みになってみてください。

 そして、福島の方はこの資料を提出する際には必ず、コピーを取っておかれますように。

 また、福島医科大の方には、この資料から被曝推定をする算定根拠を公開していただければと思います。

■関連ブログ
累積被爆問題(計画的避難区域)2011年04月13日
フィルムバッジを持つということ(放射線管理の長い手)2011年06月25日
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posted by いんちょう at 21:48| Comment(13) | 日記

2011年10月08日

祖母のおなかの中で、自分の種ができている(発生第3週・・妊娠5週)

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の第7版から

●原始生殖細胞
 男女両性の成熟生殖細胞は、原始生殖細胞の直接の子孫であると考えられ、ヒトの胚子では発生第3週末(妊娠第5週)に卵黄嚢壁に出現する(図1−7)。これらの細胞はアメーバ運動により卵黄嚢から発生地家をの生殖巣(原始生殖腺)へと移動し、胎生の第4週末か、あるいは第5週の初めに原始生殖巣に到達する。
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 子孫を残す細胞は、妊娠のごくごく初期(妊娠第5週)に分化しているのです。

祖母のおなか − 母の胎生期(母の妊娠第5週) − 自分の細胞のもと(原始生殖細胞)

 発生学は、医学部二年生で勉強しました。想像以上に早い時期に次世代にいのちをつなぐ細胞が、できているのを知り、大変感動した覚えがあります。

 妊婦のお母さん、あなたのおなかの中には自分の孫になる細胞がすでに役割を与えられ、じっとその時をまっているのですよ。
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