東京電力が、一年以上前の事故当時の動画をようやく公開しました。最初はないと言っていたにもかかわらず、いろいろあってようやく出てきました。これは、飛行機事故のブラックボックスと同じ。世界中に関係する問題ですから、もはや東電の所有物ではありません。公開するしないというよりも、この動画は世界の財産です。すべて、英語で公開しなければならない性質のものです。
この免震重要棟ができたのは、
2010年7月です。このような最新鋭の情報機器を作っていながら、なぜ手動の録画方式なのか。そして、また音声のみ削除できる機能がついているのはなぜか。この工事を請け負った会社の仕様書を確かめれば、誰がウソをついているのか直ちにわかるはずです。そしてまた、7日足らずでハードディスクがいっぱいになるものでしょうか。こんなにも画質が悪い録画でなぜたった3−4日しかフルで録画できないのか。疑問が残るところです。動画はふざけた形で始まります。
どうやら、2Fで取った録画、本店で取った録画は、音声がなぜかしら抜けるそうです。一体何のためのテレビ会議なんでしょうか。議事録を作るためにも絶対に必要なはずなのに、そんなことしか考えていない。この程度の危機管理能力の会社には、原発を操作する資格がないのはあきらかでしょう。

これでは何の検証もできません。まったく何の検証もです。
この時の実際の爆発映像
吉田「本店大変大変